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イノセント・デイズ
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イノセント・デイズの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全228件 21~40 2/12ページ
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| 作者が題材としているテーマの重さに対して、この作品のリアリティのなさは大きな欠陥である。故に読後感が、小学生が背伸びして書いた作文のように寒々しいものであった。重いテーマを扱いたいなら、もっとリサーチして作者なりに理解を深めて書いた方が良い。 | ||||
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| この本を読むのには覚悟が必要だ。どんな覚悟かというと例えば10kMマラソンするような覚悟とか、 或いは東京国立博物館の国宝展を観に行くときのような覚悟とかだ。 要するに本気で読まないとこの本は(作者は)本気で書いてきているので、力負けしてしまう。 内容:ある死刑判決を受けた女性主人公田中幸乃、30歳。元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺した罪。 彼女は死刑を宣告される。死刑執行のその日のオープニングから物語は幸乃の生い立ちにさかのぼり始める。 凶行の背景に何があったのか。産科医、義姉、中学時代の親友、元恋人の友人など彼女の人生に関わった人。 その追想から浮かび上がるマスコミ報道の虚妄、そして意外な真実と哀れな幸乃の人生。 「ああ無常」と「湊かなえ」を足して2で割らずに掛けてしまったような本だ。 はっきり言ってしんどい、辛い、楽しくない。でも、読み進めずにはいられない。 そこに、この本の作者の心髄がある。辛くとも読め!という圧が頁から吹き寄せてくる・・・・ 前回、名古屋闇サイト殺人事件の「いつかの夏」を読んだ繋がりで手に取ったこの本だが、このコンボは 実に適切であり、それゆえズシン、と腹の堪えた。 是非、自分に続き挑戦されたい方は心身を整えて覚悟して面してくださいませ。 最後に、本書は新潮文庫で読まれることをお勧めする、文庫版にのみ辻村深月さんの、いい解説が 寄せられている。疲れたメンタルをいたわり、共に長い距離を走り終えた同士の共感といったものを 与えてくれる。この解説だけでも、何度も読み返してしまった。それだけの価値がある。 | ||||
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| 初作家、初読です。はっきり言って内容は重めです。重くて、悲しくて、心が痛くなる話なのですが、主人公の人生に1度でも触れてしまうと、最後まで見届けたくなるそんなお話です。全部フィクションである事を祈るばかりです。。 | ||||
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| 絶望。理不尽。夢中で読みました。 嫌われ松子の一生を彷彿とさせる、圧倒的なやるせなさ。 何を感じるか?年齢やその人の経験にとよると思います。 是非、読んでみてもらいたい一冊です。 | ||||
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| きつい作品でした。 何度も途中でやめようかと思いました。 いじめ、病気、殺人、別れ… 嫌な話が続きました。 そして、最後もハッピーエンドではありません。 しかし、それでも、生きることの素晴らしさを伝えてくれていると思いました。 素晴らしいと思いました。 ありがとうございます。 | ||||
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| 女の子が、ただただ可哀想な展開でした。 | ||||
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| 読みやすい。最後まで、勢いよく読めた。 【以下ネタバレ】 最後、間に合え、間に合え…と顔に力を入れて読んでしまった。でも間に合わなくてよかったのかな…。なんともせつない話。 | ||||
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| 最初から引き込まれた。辛いやめたいと思いながら最後まで読んだ。辛い。 | ||||
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| 図書館で一読して驚愕の末購入しました。 これはただ一人の人間の行く末に非ず、現在息をしている総ての人間を悩ます傲慢さ(人間臭さ)の集大成だと思いました。 誰もが保身に生き、誰もが生きる為に自身を肯定化しようともがく、人間臭さが詰まった作品だと思います。 | ||||
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| この物語には2つのテーマがある。 ①冤罪 ②人の愛 私は②のテーマに強く惹かれた。人から必要とされない=誰からも愛されていないという孤独感。でもこの主人公のように、全く愛されていない人なんてこの世にいない。どんな家庭環境にいたとしても、愛されていた瞬間はあったはず。家族以外でも。ごく短い間でも。愛されていてもその人に伝わらなかったら、その人は愛されてないと思うだろうし、その人が愛を受け取らなかったらそれも同じ。 愛されることで自己肯定感というのが生まれるが、この主人公は究極に自分を否定している。生きながらも、生きるのを諦めながら生きている姿は、またそれも罪なのかもしれない。 | ||||
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| 母親から引き継いだ意識を失う奇病ゆえに家族との生活を奪われ、その後はどこを切っても不幸と描かれた断面が出てくる真っ黒な金太郎あめのような人生。30歳という短さに終わらせたのは彼女自身だった。関わる時代時代の男女に蔑まれたり利用されたり。その理由は整形を繰り返してしまうことに象徴される自己肯定感の低さゆえに違いない。これでもかと2度も濡れ衣を自らまとう。彼女の無実を照明しようと動いたのは家族ではない彼女に引き込まれる3人の男性たち。金太郎あめの終わりになる9月12日静かに逝くシーンここが結局の見どころとなるだろう。身勝手に「死にたかった」と手を染める殺人者が存在するがこの小説はその類ではない。桜が散るように消えていくイノセンス「純粋な」命を惜別の情で見送る新米刑務官と共に体験することになるだろう。 | ||||
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| もやもやしました。 ネタバレ注意。 最後まで主人公が報われるのか報ないのか、ドキドキしながら楽しめました。残りページ少ないけど大丈夫?!って感じで読み進めてました。報われたかどうかは人それぞれな結末。 ストーリーは無駄だと思えるような経緯話にマンネリしたり、もっと踏み込んで描写してほしいなと思ったり、個人的な要望が浮き沈みしていました。 結末を知ったあとの感想。 周囲の人の弱さが主人公を悲劇へと導いたのでは?と憤りすら感じました。そりゃ年齢も幼くて未熟だった部分の登場人物もいるけどさ。みんながみんな主人公だけのことを考えて生きている訳じゃないんだけどね。 救ってほしかったなぁともやもやしました。 | ||||
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| 読後感は、複雑。 雪乃の虚偽は誰一人として救っていないし、 必要ともされていない。 | ||||
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| 実際に、刑事裁判に関わったけど、警察の捜査や裁判では、真実が分からないのは事実。 それは、関わった人全てが事実全てを話さないから。映像化されましたが、そちらもよく出来てます。 | ||||
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| 一人の女性に対して関係者が語っていくスタイル。話は面白かったし、構成も良かったですが所々スッキリしませんでした。 以下ネタバレ スッキリしなかった部分 ・なぜ慎ちゃんは幸乃にあそこまで執着するのか? ・幸乃はなぜ慎ちゃんに対して反応したのか ・事実が判明したのに覆ることはなかったのか 等… とりあえず犯罪した奴らや暴力奮ってた奴らがお咎め無しなのが1番スッキリしなかった。 いくら自分でやりましたって言っても調べるのが警察なんじゃないのか?弁護士も無能すぎないか? | ||||
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| サラッとした終わり方が好みでした。交差する人の想いの描写が絶妙で、優しい文章だと感じました。星1つのマイナスは、少し複雑に絡まってるのが分かりにくい部分があったためです。 丁寧な内容なので、とても面白かった。 | ||||
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| 途中で閉じたけど、改めて開いてからは、一気に読みました。 辛くなる…。 | ||||
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| この本を読んだ人の殆どが、幸乃に幸せになって欲しくなると思う。 優しくして、助けてあげたくなる人も居ると思う。 本当に幸乃を一生必要として、離れていかない覚悟がなければ、その同情はかえって彼女を傷付けてしまうのにも関わらず。 だいたいの人は出会いと別れを繰り返す事に慣れて大人になっていく。 友達と仲違いして離れたり、恋人と別れたりは、胸を掻き毟る位に辛いが、いつかは傷も癒えて、自分の人生を大切に生きていける。 幸乃は幸か不幸か(彼女が置かれた環境下では不幸な特性でしかなかったが)無垢で愛情深く、それ故に無防備過ぎた。 相手が自分を本当に大切にしてくれているか、自分が全身全霊をかけても良い相手か、ジャッジする事なく愛情を傾けてしまう。 そのたびに、こちら側は幸乃を助けたくなったり、理不尽な相手に憤りを感じたりする。 本中に出てきた幸乃を支援したいと申し出た大方の連中同様に、安っぽい正義感では幸乃の気持ちを動かせないのは当然なのに。 例え相手が『慎ちゃん』でも、幸乃にもう一度は無かったんでしょう。 慎ちゃんの言葉に決心がぐらつきそうになっても、当然死ぬのが怖くても、それよりも誰かを全霊で信じて、また見捨てられる事の方が怖くてしかたなかったんでしょう。 ヒカルの様に、幸乃もまた母になるまで生きていれば、人生は変わったのにと思ってしまう。 | ||||
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| 確かにぐいぐいと引き込まれて、読ませる力のある小説だと思う。しかし、読み進めば進むほど、違和感が増して来て、どうにも感情がついていかない。色んな人物が出てきて心理描写が多くなされるのに、入り込めない。複数のレビューに書かれているように、主人公がここまでの心情に至る過程が不自然。幼馴染の男性、元彼の友人、それぞれが必死に行動しているのはわかるが、その心理描写も響いてこなかった。 作者は死刑廃止論者なのか。それがこの小説の主題であるなら、切り口がずれている気がする。 最後まで救いのない物語であり、主人公に感情移入ができないため消化不良の読後感となった。 | ||||
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| 幸福な幼少期、スクールカースト、貧困、いじめ、共依存。「明かされる真実」さえも既視感しかなかった。 文章も拙い、というか粗いので、小説を読んだというよりもあらすじを読まされたというような読後感。 この程度で感動できるのは無知な子どもだけだと思う。そういえば、無闇矢鱈にお涙頂戴のところも文章表現にこだわりがないところも、昔流行った携帯小説と似ているかもしれない。 イノセントな女の生涯を読みたいのであれば、遠藤周作の『わたしが・棄てた・女』をお勧めします。 結論、まともな大人が読むものではありません。 | ||||
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