■スポンサードリンク


殺戮にいたる病



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

殺戮にいたる病の評価: 3.78/5点 レビュー 610件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.78pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全610件 421~440 22/31ページ
No.190:
(3pt)

気持ちいい気持ち悪さ

気持ち悪い小説が読みたくて買いました。予想通り、気持ちの悪さは丁度良かったです。殺人鬼の変態的思考やその他もろもろはこの手の小説好きにはいいと思います。というか、そこが気になって買う人が普通なんじゃないかと思うんですが、「悪趣味!」と批判してる人は何を思って買ったんでしょうか・・・wホラー映画を見に行って「怖い!」とキレて帰るんでしょうか?
 ただ、レビューに評判だったオチなんですが、それがちょっと雑すぎました。アイデアはいいと思うんですが、正直「え?それでいいの?」みたいな。作者にもうちょっとひねって欲しかったなと思いました。他の方もおっしゃっている通り、トリックというより『説明をしていないだけ』です。それも少しくらいならいいんですが、ここはこういう描写や登場人物達の意見・感想がないのはおかしいだろう・・・と思う所がいくつもあります。しかしながら、ちょっとびっくりさせられたい、気持ち悪いものが読みたいって人にはおすすめです。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.189:
(3pt)

ラストに至る病

面白いんですケド、この作者が普通のサイコスリラー書くはずがないという先入観があって、話半ばでミスリードに気づいてしまいました。
そうすると登場人物が少ないので展開が読めてしまい、ラストもああ、やっぱりと。
ただ後々読み返すと無駄のない計算されたまるでミステリの教科書のような作品であることが分かります。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.188:
(5pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

教科書とも言える珠玉の一品

匂いや感触まで感じられる高い表現力に驚嘆しました。
猟奇的な表現はそれこそ目を覆いたくなるものではありますが、綴られた文字が五感を刺激するという点において、文筆業を目指す者にとって手本となる作品だと思います。
レビューを拝見するにグロさに耐えられず途中で読み止めてしまった方もいるようですが、それこそがこの作品の真骨頂にも思えます。

私自身は稔の存在についても途中で気付いたのですが、そんな事はお構いなしの面白さでした。

心理描写も素晴らしく、それぞれが少しだけ間違いを犯しながらも誰かを守る為に奔走し、やがて些細な失敗が束となって濁流のように押し寄せても、最後の1ページまで己の信ずる道を邁進した結果が読了後の疑問や混乱の後ろに感じられると思います。

無駄なページなんて一切無し。二度読んだ時には鏤められた伏線の多さに何度となく上手く騙された快感に思わずにやけてしまうのではないでしょうか。

叙述トリックとしても手本となり、表現力としても大いに学べ、我孫子武丸先生が丁寧に用意した伏線は後進に真似てもらうようお願いしたい。その結果で、我孫子先生に負けないくらいの作品が生まれてくれれば、と、読み手の私は願ってやみません。

小説とは、白い紙に黒のインクで印字しただけのものです。
娯楽が多岐にわたり、様々な分野が進歩した事で、小説は隅へと追いやられてきました。舞台を観れば生の緊張感を肌で感じられ、映画を観れば美麗な映像と厳選された音楽が楽しめます。ゲームをすれば映画や小説にはない自由さを得られ、例に挙げたもの全てが小説にはない映像と音楽があります。

私は活字離れの一因に上記で挙げた「他娯楽の進化と入手しやすさ」があると思うのですが、小説だからこそ味わえる「人間の持つ想像力の余地」を本作からは得られるのではないかと思います。
最初に挙げたように、咽返る程の血の匂い、徐々に冷たくなっていく感触。
更に柔らかで純朴な優しい歌声、肌とシーツの白さが鮮血で塗り潰されていくという衝撃を、それこそ五感で感じられると思います。
小説特有の、読み手である自分と主人公である蒲生稔の意識が徐々に混濁していく感覚もまた、嫌悪感と「こうはなりたくない」という反発と、ほんの少しの高揚感を得られるのではないでしょうか。
小説の中でくらい、サイコな感覚に耽溺するのも一興だと思いますよ。

岡村孝子さんの「夢をあきらめないで」を聴きながら読めば更に深く没頭できるかも知れません。名曲と合わせて、この一冊を購入してみてはいかがでしょうか。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.187:
(4pt)

謎解き・探偵・推理ものではないが、ミステリー

語りは淡々と。描写はバカ丁寧に。衝動的に起きる事件。
こう言うと推理・サスペンスのように聞こえるが、そういうわけでもない。
重々しい情景が人物たちの『主観』によって次々と展開していくさまは、正に著者の特色のように思う。
犯人は誰か?ではなく、犯人像を読者に想起させるこの物語にきっと誰もが騙されるだろう。
そして僕も騙され、思い込み、先入観を反省した。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.186:
(5pt)

これは面白い!

睡眠時間削って、一気に読みました。
最後は「えっっっ!」とびっくり衝撃でした。

ただエロいですね、友達や親に進めていいのかちょっと悩みます。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.185:
(4pt)

描写は残酷。ラストは秀逸。

ラストの驚きで言えば、優良などんでん返し小説。
一度よんだら、忘れられないので、驚きを求めるなら
二度とは読まないだろうが、純粋に面白かった。
残酷描写がお嫌いな方にはおすすめできないけれど、
騙された感は清々しい、面白い小説。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.184:
(3pt)

気持ち悪かった

この作品は作者の一番の作品というふれ込みでしたので読んでみました。かなりのオカルトと遺体を切りきざむ描写が
気持ち悪いです。最後のページの部分もこれまた気持ち悪いです。ただし、父親=息子という設定については、最後まで見事に騙されてしまい、作者の才能を感じました。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.183:
(2pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

ずるい

※レビューにネタバレがあります故、読む前に見るのはお控えください。

私は叙述トリックが好きです。
著者の言葉にもありましたが、トリックを理解した時のあの世界が再構築されていく感覚。
ことに上質な叙述トリックに騙されたときの爽快感は格別なものがあると思います。

しかしこの作品に関していえば、読了後の感想は「ずるい」の一点でした。

叙述トリックというものは、まあある程度のずるさが不可欠ではありましょう。
しかしながら本書はそのずるさを履き違えていると、そう思えてなりません。

オチを見たときに私に過ぎった考えは、「あれ? なら息子息子いってたのは何で……?」というものでしたが、
なんのことはない、その回答は「登場人物の勘違い」である、と。
あんなに長々と心情やっておいてそりゃないですよ。

三人称である人物の勘違いを描写するのは構いませんが、
本書ではそれが神視点で心情までガッツリと、しかもそれが物語の多くを占めているという。
主人公キャクターの頭の悪さまで想定しろだとか、ちょっと汚いんじゃないでしょうか。

本書はたとえるなら、ある推理小説の探偵役をびっくりするほどお馬鹿にして話を進め、話の最後に真相だけを書くような、そんな小説に近いでしょう。

「欺かれる」ことと「勘違い」は全く別のものです。
そこへの理解が本書には足りないと思いました。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.182:
(2pt)

【ねたばれ?】気持ちわるいw

購入作品の関連覧に現れるので、ついでに読んでおこうかと手にしてみた作品。
母親の思い違いを延々と刷り込まされるので、ほぼ皆ダマされると思います。

解説には”著者の傑作”的な話が展開されますが、ラストシーンの悪夢の様な場面は本当に「ナイ」。
あんな場面を描き出す物語を”傑作”と言われて嬉しいだろうか?
私が作家なら、思いついても絶対書きたくない。
そもそも、この入れ替わりプロットなら、他にもっと魅力的なモチーフでいけそうな気がするのだが・・・。
この手の作品は「もう1度読みたくなる」が常套句ですが、今作だけは「2度目はない」なと思った。
他レビュー見るとそうでもないようですが。

修羅場描写にそれなり耐性あるつもりでしたが、今作の摘出シーンには軽く吐き気が・・・。
それから、岡村孝子さんのある曲に、とんでもないイメージがついてしまうので
岡村さんファンは絶対読むの禁止!
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.181:
(5pt)

最後に感心

物語そのものも読み応えがあり楽しめた。
最後に、「先入観のずれ」が明かされて本格ミステリーで味わうような感心をえることができる。
ある意味、爽快感みたいな。でも、ページを戻って読み直してみたくなるような。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.180:
(5pt)

よい。

思っていたよりきれいで、梱包もしっかりしていました。
早く着いたのでありがたかったです。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.179:
(3pt)

トリック以外が面白くない…

私はこの小説のグロさに、あまり不快感を抱きませんでした。元々どんな内容でも読めてしまうタイプです。しかし、グロさを考慮しなくても、話が単調で面白くないです。その上トリックもわかりやすく出来ています。ハサミ男や葉桜のように、いつくかの話を絡めて書いてあれば、また評価が違ったかもしれません。この小説は読者を騙そうとする以外に、何もありませんでした。もう少し深みが欲しかったです。しかしトリック自体は面白いものだと思います。読む価値はあります。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.178:
(4pt)

「人間を描かない」新本格の一つの到達点

「新本格」というと、綾辻行人が「十角館の殺人」の冒頭で登場人物に語らせているように、「社会派」の人間を描くミステリーに対して、パズル的要素をもったミステリーこそが面白い、という主張の元の作品群となっている。
 そこで「人間を描けていない」といった批判が初期にはあったが、逆に「人間を描くつもりはない」と言う作家もいた。(このミスのバックナンバーあたりで作家のインタビューを見れば、そういうのは見つかると思う)

 ネタバレで書くが、この作品の犯人については、それこそ宮崎勤らのような殺人者と比べてみて、何のコンプレックスも、女への恨みもなく社会的な成功者で、かつ、年齢などの点でも現実とは違ったものとなっている。良い意味でリアリティがないのだ。
 そのため、猟奇趣味に走っている殺人の場面にしろ、作り物という感じがあり、比較的安心して読める読み物になっている。安易に女性をホテルに連れ込めるくらいのイケメンという設定なのも生きている。ピカレスクロマンだな。

 そのあたりのバランス感覚にしろ、殺人者の独白と刑事側の交互の章立てで続く文章からの、叙述ミステリーにしろ、これはこれで「新本格」の一つの到達点だな、という感じがした。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.177:
(4pt)

ミステリをほとんど読んだことない者でも、楽しめる

今更ながら読みました。
ミステリという物をふんだんあまり読まないので、明確な違和に気づくことなく、最後の最後に素直に騙されました。
前情報で「すごい」だとか「これは騙される」という話を聞いていたので、そこそこ注意深く読んでいたのですが、最後であっけなく、
なるほどな、と思わされました。
これが俗にいう叙述トリックと言う奴なんだと。

読んでる途中の微かな違和感と言うか、あれ? と思う部分があるんだけど、
それが全てが最後の数行で種明かしされるような感じです。
そこまでの持って生き方も上手いし、退屈させません。
なにしろ読みやすく、とても上手に構成されている小説なのでお勧めです。

ただちょっと、その最後の数行で、僕の様にひねくれてる人なんかは、ずるい! それはなんかずるい! と思ってしまう人も居るかも。
僕なんかはちょっとそう感じてしまった。もちろんこういう小説は、そのような言葉遊び的トリックを楽しむものなんだろうけれど。

でも巷の評価に値する小説だと思うので、興味がある方は是非読んでみる事をお勧めします。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.176:
(2pt)

トリックとはいうけれどねぇ、疑問じゃない?

ただの言葉遊び。

その結果に至るトリック、方法ではありません。

だから、最後の1ページで~!とかで済んでしまいます。

こういうのがミステリー小説だ、と思われてしまいますね。

内容はキモいシーンが多いので注意です。

参考までに、【江戸川乱歩】をオススメしますよ。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.175:
(4pt)

映画になりそう

エグいけどスピード感あるし、今の時代あるかもしれないと思えば、止まらず読みました。けれど、最後の落ちが今一つ理解力のない私でした。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.174:
(3pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

エンタテインメントとしては普通

叙述トリック+サイコ・ホラー物です

トリックに関しては、驚嘆させられました
が、しかし不自然な点もあり素直に「最高!」とは思えず
言葉遊びが好きなミステリマニア向け

ホラーに関してはエログロであることは確かですが
被害者の描写が少なすぎ感情移入できない
従って「可哀想」「ひどい」といった感情は起こらず
ただただ淡々と犯行の様子が記述されるだけで
読み進めるのが億劫でもあります
良いテンポで挿入されるギリシア神話の引用で
何とか間を持たせている感じ

また、エログロに刺激を求める方にとっても
2014年現在、ネットにはもっと過激な画像が氾濫しており
少々物足りないかと感じました。

携帯電話が無い為緊急の連絡が壁への伝言であったりと
作品の古さを感じさせる点も気になりました
読書量の多い方は気にならないのでしょうが

あと、犯人の動機は精神分析まんまって事ですかね
今更?という感じがしてしまいました

エンタテインメントを求める方には正直オススメしません。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.173:
(3pt)

気持ち悪い

ぐろいのが好きな人にはおすすめですが、気持ち悪いです。
特に犯人が気持ち悪い。そして、最後はよくわからないどんでんがえしです。
確かに二度読みしたくなりますが、気持ち悪いので読んでいません。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.172:
(5pt)

ブラボー!スタンディングオベーション!

読み終わったのに、すぐに続けて同じ本を2回も読んだ事に驚いています。

必ずあなたも読み返し虜になる。

そして、読めば読むほどに味が出て、
どんどん虜になる作品。

ただ、これを親しい友人や家族には
お勧めできない事が残念です。

内容がハード。
そして時間軸の使い方や視点が、
本当にさすがですとしか言いようがない。

是非猟奇好きなら読むべき!
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914
No.171:
(5pt)

してやられました。

複数の登場人物の目線から語られるある猟奇事件。
物語は読者の頭の中で再構成され、テレビドラマのように再生されていきます。
そして…

それでは二周目に行ってきます。
殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺戮にいたる病 (講談社ノベルス)より
4061817914

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!