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殺戮にいたる病
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殺戮にいたる病の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全585件 501~520 26/30ページ
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サイコパスの人間描写が異常に上手い。また、その人間関係についても必要なものを綺麗に書いてある。 こういう人間に興味のある人にはぜひオススメしたい。 某アレについても、それを知ったとき妙に心にしっくりくるものがあると思う。 | ||||
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ヤバい…久々にヒットもヒット、あわやサク越えのサイクルヒット。犯人が捕まるところから始まるこの物語の魅力。勿論、残虐な殺害シーン、官能小説ばりの性描写も素晴らしいが、やはりラストに待っているどんでん返しのオチには恐れ入りました。探偵役、犯人、その家族の三つの視点が入り混じり、少々戸惑うかも知れないが、その全てが伏線となった、綾辻氏の『館シリーズ』や星新一氏の作品によく見受けられる俗にいう“映像化できない小説”。読み終わってすぐ最初のページから読み返したのはコレが初めてかも(笑) | ||||
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騙された。 事前にレビューを読んで、流れはわかってはいたものの「騙された」 完璧なまでの、ミスリード! 最終の展開で「え??」と、思わず声に出た。 みなさんのレビューで、散々「どんでん返し」という言葉を聞いてたので いつ来るか、いつ来るか…。 どこかに付箋がないか…。 探り々、読み進めたのに、騙された。 リストマニアのリストに、筆頭で上げられる小説であるのも頷ける。 文章が読みやすく、すいすいと引き込まれて行く。 途中で「ん?」となる部分も若干はあったので 今思うと、この本は 何もしらない状態で読むのが一番なのだと思う。 しかし、レビューを読まないと この本には出会ってなかったので その点は感謝したい。 犯人の心の闇が、怖い。 そして、こんな闇を持った人間が 傍にいても きっと気づかないと思うと、もっと怖い。 残酷な描写は目を覆いたくはなるが、この話には必要だと納得。 本人には当然のことなのだ。 自分がどれだけのことをしているのかさえ、感知していない。 ただ「愛」が必要なだけなのだから。 結末がわかった時点で、もう一度読むべきかもしれない。 何も知らない人に、何も言わずに薦めたい。 そして、こっそりほくそ笑む。 そう思える本だ。 | ||||
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非常に良く出来ている。わかっていても気持ちよくだまされた。気持ちよく落とされた。最後の最後まで引き付けられて、いきなり落とされる快感。ストーリーに強引さはなく、読者は思わぬところで「ストン」と落とし穴に落とされるように引っかかる。文章も巧みで、抑制が効いているために余計にスリルが増す。非の打ち所がないほどうまいミステリーなのだが、これは読み手を選ぶ。なぜなら、猟奇的な殺人事件が連続して起きるのだが、その描写の凄まじいこと。その「おぞましさ」と冷たい筆運びがこのミステリーの「上手さ」のひとつには違いないのだが、子どもには間違っても読ませられない。そこまで詳細に変質者を、その行動を描写しなくても・・・その男は始めての殺人を犯したことにより、その快感に溺れるようになり同じような殺人を繰り返す。一方、ある家庭の主婦は自分の息子の行動に違和感を持ち始め、息子が殺人を犯し始めたと疑いを抱く。感情に任せて殺人を繰り返す男と、息子が殺人を犯したことを確信し始める母親。そこに絡む被害者の妹と元警官。それぞれの行動が少しずつある一点に向かって収束し始める。そこで読者が目にするのは驚くべき真実だった。これは間違いなく叙述トリックの傑作だ。ただ、かーなーり気持ち悪いけど。 | ||||
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驚きの結末ではある。が、そこに至るまでの背景の描き方が不十分なのか、納得感が得られない。複雑性を排除し、結末に向けての直球勝負ということなのか。なぜ「殺戮にいたる病」が発症したのか、なぜ真相を知っていた人物がいたのか、なぜなぜ が気になるところ。都会のど真ん中に、突然、ゴジラがあらわれました ぐらいの唐突さ。執拗な猟奇的な殺人描写も、不必要に感じる。真相の衝撃度を高める演出だったのかもしれないが。面白くないわけではないが、賞賛まではいかないなぁ。 | ||||
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破綻しているとは思わないが、不自然かな〜ごく個人的に熱中できない点・容子(おばあ)の存在を消しすぎ(アンフェア)・稔の会話と各被害者の会話内容、四十すぎのおっさんとする会話か?・信一の行動が挙動不審、こいつはこいつで怪しい・雅子が生理的に無理、本気で気持ち悪い・話自体がおもしろくない良かった点・教授の話と人柄は興味深く読めました | ||||
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実は1人目を殺した辺りから蒲生稔氏に何気に恋愛感情に近いモノを持ってしまったのですがwその時の彼は、多分作者が読者にミスリードさせたかった「彼」です。そんな私に対して作者はあまりにも正直過ぎた。「蒲生稔」についての描写が(?)って言うか・・・まぁ幾らミスリードさせたいからと言って、虚偽を書くのは読者に対してフェアではないので、仕方無いっちゃ、仕方無いんだけど☆2人目の被害者えりかと逢った辺りで私的に「ええ〜っ??これは私の稔じゃないよ??」等と思わず声をあげてしまいそうな文章があり、もの凄く違和感を憶えてしまったのですw一度違和感を憶えてしまうともぉその後も「違う、違う、これは絶対おかしい」と思ってしまい・・・ネタバレになるのであまり言えませんが、蒲生稔は"あの人"なんだろうなって。そう思うと、1人目を殺して「ちょっとイイかも?w」と思った蒲生稔の「これは頂けないw」と、思った"アレ"についても納得か・・・と思ったりwなので後は自分の考えが正しいのかの確認作業になってしまった。−★1つ。も〜少し後の方まで上手に騙してくれてもヨカッタかなあ・・・。そんな確認作業の中で、蒲生稔が殺した女達と愛し合うくだりは結構好きだったのに、1番長く1番充実したマキとの夜について、たった2行で終わらせてしまった点について−★1つ、ですw | ||||
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トリック以前の問題で小説としてあまりに稚拙。被害者妹、元刑事の行動とその原理が安っぽ過ぎ。警察やバーテンダーも変。(ただの「水割り」で注文する人も人ですが、それに「アーリータイムス」で応じるバーテンって一体)ジュブナイル小説ぢゃあるまいし、……なのですかこれ??加えて言うならあんなナンパはマニュアル本の中でしか成立しません。(笑)▼トリックをネタを考えると更に噴飯。 | ||||
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以前から本屋で気になっていたので電車の移動中(3時間半くらい)で読みました。読んでて気持ちのよいものではありませんが、ラストは完全にだまされました。叙述トリックでは『葉桜・・・』『弁護側の証人』より唖然度はありました。 | ||||
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騙された。つーか、これは騙されたというのか…映像化してほしいが、間違いなく映像化できない作品 | ||||
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高評価の皆さんのコメントと同じく、最後で度肝を抜かれる作品です。ただ、殺人…と言うか、その後の遺体損壊の描写がかなり詳細でドギツイので、スプラッタ系やグロい話が苦手な方には絶対にオススメ出来ません。あと、何か食べながらとか、食事の前後も止めた方がいいと思います(汗)皆さんが既に語ってくださっているので、その他細かい事は省略しますが…この作品を読んだ方は、絶対に人にラストを話してはいけません(笑)実は読んだのは大分昔なんですが、また読み返してみたくなりました。ただ、この作品を読んでから、岡村孝子さんのあの歌が凄〜く怖くなっちゃいました(^^;) もう普通の感覚じゃ聴けないなぁ…。 | ||||
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オリジナルは1992年9月リリース。文庫化は1996年11月15日リリース。日本の『叙述トリック』の代表作にあげられることが多いので読んでみた。で、多くの読者が評価している『叙述トリック』については正直ガッカリしてしまった。アガサ・クリスティーの『アクロイド殺し』に代表されるような『本格叙述トリック』にはほど遠いというのが正直な感想である。むしろ感心したのはくどいくらいに詳細・時系列的な登場人物の心理描写だった。本作のタイトルは当然セーレン・キルケゴールの『死に至る病』を意識してのものだろうと思ったが、冒頭からキルケゴールの引用が登場し、作者の我孫子氏は京都大学文学部哲学科の出身ということで、人間の深層心理の描き方が実に『専門的』である。そこは確かにスゴイ、と思った。 | ||||
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読後感はともかくとして、ミステリとしては秀逸。3人の視点によるザッピングと、章立てを使った巧い仕掛けを施している。これはこの作者がよく使う手法なので、読みながら情報を整理することは可能。 故意かどうかわからないが、違和感を感じる表現もあるので、注意深く読めば惑わされることはないだろう。 ☆をひとつ差し引いているのは、終盤、結末に向けて加速する中で、ちょっと雑になったような感じを受けたからだ。そのためにラストの衝撃が薄れてしまっている。 | ||||
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このレビューを書く直前まで、雅子の外見ににちびまる子ちゃんのお母さんのようなパーマ頭のオバチャンなイメージを抱いていました。しかし、ふと思うのです。物凄い美人で驚異的な若々しさを誇っていたなら、一連の言動に対する印象も全く異なる。活字作品の醍醐味ですね。さて、本作品について申し上げれば、どうしても読破直後に読み返したくなる心理が働きます。克明に稔逮捕までの軌跡が記されているにも関わらず、私はまんまとしてやられた幸せ者でしてね。嬉かったですねぇ。ニヤけながら、直ぐに読み返しましたよ。 追伸:雅子に無理矢理グラタンを食べさせられた蒲生家の長女の愛ちゃん……出番が殆ど無かったので、相当に精神が病んでしまった彼女視点のドギツイ続編なんかを思わず期待してしまうのでした。 | ||||
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読もうと思って読んでなかった一冊。 秋の夜のお供に数冊買ったうちの一冊でしたが,本作品が一番面白かった。 グロい表現が,気になるところもありますが,氏が原作を手がけたサウンドノベル「かまいたちの夜」や,同2をプレイしたことがある人なら,このグロさもリアリティを演出する上で不可欠なことが分かると思う。ただ「殺しました」「血が出ました」ではなく,グロさをちゃんと描くことで,犯人の狂気を読者に突きつけるわけです。(その意味では,かまいたちの夜と真逆の演出をしている) そこに気を取られたまま,読み進めると,最後に,トンでもない落ちで,読者を奈落の底に叩きつけてくれます。手法としてはオーソドックスなんだけど,その伏線を伏線と感じさせないのは,氏の力量の成せる技ですね。 | ||||
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あるHPで絶賛されていたので購読しましたが、イマイチでした。猟奇的描写でハマれなかったせいで、最後のどんでん返しも、「え、そういうことか」程度の驚きでガッカリでした。ラストを先に決めて、後から話を考えたんでしょうね。 | ||||
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最後のページを何度も読み返して漸く理解しました。 何故、是ほどまでに理解が追いつかないのか、その答えは作者の絶妙な伏線の張り方にあると思います。 「なるほど」と感心しても、「これは、矛盾しているんじゃないのか?」 と思えることもあるのですが、更に深く考察すると「そういうことか!」と納得してしまいます。 いやはや面白い。 再読の価値有りですが、私は短時間で読み終えたので記憶を頼りにストーリーを最初から追ってみました。 少しネタバレが入りますが 所々に散りばめられたヒントを元にピースを嵌めて行くと、 物語の全てが繋がったときに奇妙な感覚が楽しめます。 最後まで一人称で語られることの無い登場人物が ──どう、行動し何を考えていたのか。 そんな新たなストーリーが生み出されるのです。 再読された方は、まったく同じ小説でまったく新しい物語を読むことができたでしょう。 主観的には少々グロテスクでしたが所々ブラックなジョークがあって笑えてしまったのですが、 どうやら一般的にはかなりハードな内容らしいのでエログロが苦手な方にはお勧めできないでしょうね。 | ||||
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今まで読んだ小説の中で、ラストがとても好きな本。 貫井徳郎の慟哭も、衝撃のラストで 乙一のGOTHとかの暗黒系と同じ(それ以上の)暗黒さ(グロさ)で その2つが1つにまとまった本。個人的にはとても好みです。 書き方もとても読みやすく、一気に読めるはずです。 グロいのがニガテでない方であれば、これはおススメします☆ | ||||
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自分は根っからのゲーマーで、PS2のサウンドノベル「かまいたちの夜2」の、おまけシナリオを見て、我孫子武丸のあまりの馬鹿さ加減に大爆笑し、この人はどんな小説書いてるのだろう?と思い、とりあえず一番売れているこの作品を見てみる事にしました。 さっそく読んでみると…、あれ、作者間違えたかな?と思うほど“グロい”作品でした。 しかし、続きが気になり最後まで読み終わった時…、はい?なにが起こった?と思い、生まれて初めて小説を最初から読み返しました。 2周目を読み終わった時、この作者天才だ。と思い、さっそく、同じゲームをやった友達に、我孫子武丸って、ただのアホなおっさんじゃなかったよ!と報告して、是非読めとすすめた所、活字読むのめんどくさいから、映画もしくはゲーム化したら見ると断られました。その友達は、一生この凄い作品を見ることは出来ないでしょう、何故ならこの作品は、いろんな意味で映像化が不可能ですから。 | ||||
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評判が良いのでこの作品を読んでみましたが…正直なところイマイチというのが感想です。 こういう小説好みには合わず、嫌だからという理由でサクサク読む。ラストを読んで、意味が分からなかったからパソコンで調べて、やっと分かった真相はアレ。 正直なところ「へぇ〜、そうなんですか」としか思いませんでした。 大体こういう小説は好きではありませんでしたし、この小説がこんなイヤらしいと知ったのは本書を読んで初めて知りました。 確かに作者は面白い方法で読者を騙してくれましたが、「もっと他の方法でもこういうの書けたでしょ」って思っても不思議じゃありあません。 デビュー作は面白かったんですけどねぇ…。 | ||||
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