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殺戮にいたる病
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殺戮にいたる病の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全585件 241~260 13/30ページ
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無理があるよ、そのオチは… ラストで犯人が明かされても、え、じゃああの時のあのやりとりは何だったの?だったらあのシーンは何だったの?最後をそう持って行きたかったのなら、もう少し細かい伏線張ってないとその結末に持って行くの無理がなくないかい? と、まぁ、頭が???マークがいっぱいになりました…。 確かにそんな人物が本当の犯人だったって言われたら、読者は驚くには驚くけど……… 繰り返すけど、伏線をもうちょっと張っておくとか、衝撃の結末の後、エピローグ等でもう少しきちんと説明して欲しい。 そんな終わり方、ただ読者をええーっ!!って言わせたいだけでしょ?って思ってしまう。 存在をそれまで匂わす事すらされてなかった雅子の息子のおばあちゃんと、読者が雅子の息子は稔だと思って行動を追っていたのに、ラスト1ページになってから稔というのは息子ではなかったんだよーと明かされる事で、息子像が突然ぼやけて、 そんな二人がラストに急に登場しても…トリックに騙されたというよりも、唐突過ぎます。 そういえばあの時ああ思って読んでたけど、実は違ってたんだね!とかいう明快な 騙された感はありませんでした。 どうなるどうなると引っ張っといて、ラスト、それはないんじゃない?と思ってしまいました。 雅子の息子は父親が病的殺人鬼だといつ気づいて、どう調べて、気づかれずに跡付けてホテルへ乗り込んだんだろう? 父親が庭に埋めたものを自分の部屋に持ち込んでいたのを雅子が見つけた?母親が部屋を探ってることに息子は気づかなかったのか?? 子供達二人、大学生になるまで普通の家族の普通の父親として暮らしてきて、今になって突然殺人し始めたってこと?それまで異常性や異常行動の衝動が全く起きなかったの?それにしたら最初の殺人を犯してしまったきっかけやエピソード浅くない? と、あれこれ頭に沸き起こる疑問・疑問・疑問… 私の読解力が無いだけかもしれませんが(-_-;) 女性として、いかにただの作り話にしても許しがたい腹立ち(作品中のキャラクターと、その産みの親の作者にさえも)を覚える内容なので、ラストの辻褄が合ってるのかどうかとか、どこでトリックとされるものに自分が騙されたのかを確かめるためにもう一度読み返す…気になるのには、しばらく時間置いてからじゃないと無理かなー。 うーん。 個人的感想ですので、ファンの方やお気を悪くされた方、ごめんなさい。 | ||||
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どんでん返しの本が好きなので中古本で購入しました。 一日で読み終わりました。はっきりいって、女性が読む小説では無いと思います。 エロやグロはもちろん、殺害方法に至る所まで事細かく表現されており読む途中で吐き気がおきました。感受性豊かで繊細な女性には読むことをおすすめできません。 読んですぐ手元に置いておきたくなくて古本屋に売りに行ったほどです。 | ||||
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丁寧に読まないと錯覚のまま最後まで行くと思いますが、それも当然かと思う「巧みさ」です。作家の力量ですね、と思いました。どんでん返しの極みでした。 | ||||
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"そんな時、彼は決まって途方に暮れた。自分が何をするべきなのか、まるで見当がつかなかった。それが何か分かったのは、最初の殺人を犯してからだった。"1992年発刊の本書は、東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーを描いた叙述ミステリ傑作。 個人的には、最近ミステリにはまりつつある事から、まわりで軒並み評価の高い本書も手にとりました。 さて、そんな本書は冒頭のエピローグで猟奇的殺人の犯人"蒲生稔"が逮捕される。という驚きの場面から始まり、蒲生稔、息子が犯罪者と疑いだす蒲生雅子、そして事件に巻き込まれていく引退した元刑事の樋口の【3人の語り手によって過去に遡って事件が語られていく】のですが。 最初に感じたのは、バブル時代ど真ん中の1989年に起きた東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件を連想させるかのような、死体を凌辱し、遺体の一部を切り取っては自身の性的満足の為に持ち帰る犯人"蒲生稔"の【異常性への嫌悪感でしょうか】率直にいって描写も含めてかなり人を選ぶのではないかと思いました。 一方で、このままあっさり終わるのか?と思っていたら、ラスト数ページで作者に第一章の始まりの文章"蒲生雅子が、自分の息子が犯罪者なのではないかと疑い始めたのは"から既にミスリードされていた事に気づき"ああ!やられた!"と驚かされ、真相がわかった上でもう一度読み直すと【随所に何度も叙述トリックがしかけられていた】のに気づき感心してしまいました。 猟奇的な描写が大丈夫なミステリ好きな方へ。また『十番館の殺人』や『ハサミ男』叙述トリックの傑作小説が好きな方にもオススメ。 | ||||
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再度書きます。ネタバレ有り、です。 叙述トリック物と知った上で読み、最後の最後までそのトリックは見抜けなかった。自分はトリックにすっかり騙される方が読後感が良いので、本書でもトリックが見抜けなかったのは良かったが、最後の最後の文章でトリックがわかっても、「やられたっ!」と言った感が無かったので、☆二つ。 また評価が低いのは、作者がこのオチだけで文章を組み立てたのかな?と思える程、人物描写に重みが無い事。 確かに違和感は有る。大学生(稔)がブリーフ履くのかな?とか。しかし、オチがわかると逆に何故大学生(稔)がブリーフなのかがわかってくる。そうなると、幾らルックスが良いと言っても、どうして15、6の女の子に大学生(稔)がオジンと呼ばれるのか?とか、そもそも殺害された女性と大学生(稔)の年齢差を知ると、ストーリーに無理が有り過ぎる。くどいが幾らルックスが良いとしても、だ。 更に、元刑事。これは元刑事が元刑事として動いているだけだが、何故自分の娘くらいの女性に二度もモテるのか?定年退職した元刑事が20代のルックスの良い女性から肉体関係を求められるのは、本書のストーリーに何の関係も無い。 40代のおっさんがいとも簡単にナンパに成功したり、60代の男性が20代の女性に恋愛感情を持たれ、更にその妹にまで恋愛感情を持たれる。作者は何か劣等感を持っているのかと邪推したくなるような設定だと感じた。 | ||||
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物語の構成が見事でもう一度読みたくなりました。 | ||||
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アマゾンのレビューの数がすごい。僕が読んだのは古い表紙の第55刷だが、現在は新装版も出ているし、1992年に単行本化されて以来の人気作であることがうかがえる。 古い作品だから、と笑って済ませばよいのかもしれないが、明らかに性的マイノリティへの差別と偏見を助長する表現が2カ所ほどある。異常性愛の一例や傾向として同性愛が挙げられているのだ(P135とP191)。 同性愛は病気ではない。1991年にはしかるべき指摘を受け、広辞苑の同性愛の説明から「異常性欲」という文言も削除されている。だから当時のプロファイリング的にも本書の記述は不適切であり、差別と闘う人たちの努力を嘲笑うものだ。新装版でそれが改められているかは未確認だけれど、僕が読んだ第55刷ではイキていた。 さて、ミステリとしては…残念ながら僕は先にアマゾンでネタバレのレビューを読んでしまったので、途中で真犯人が分かった。これはこれで、なんだか悔しい。まあ何も考えずに読んじゃった自分が悪いのだが、短い文章でしれっと重要なことを書いているレビューがまさかトップにあるとは。そんな輩もいるから今後は気をつけよう。 | ||||
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とってもおもしろかったです。一度読んで、絶対にもう一度読み直したくなる本。 | ||||
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いわゆる叙述トリックものは山程読んできたのだけれど、これは再読。 やや無理な記述があるような気がしたが、 全体としては及第点のできの叙述トリックものだと思う。 | ||||
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ただただ、気持ち悪かったです。 もちろん、作者の思惑通りだと思います。 結婚して、誰かの妻であり母である存在として読んだら、 もっと気持ち悪かったと思う。 父親の、息子の部分を見せつけられるのは 本当に気持ち悪い。 男の人は、いくつになってもマザコンなんだなと。 父親になんてきっとなれないんだろうなーとおもって読みました。 絶対結婚しない笑笑 | ||||
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殺人事件を乗り越えて登場人物たちが成長・変化することもなく、トリックのためのトリックのような小手先の叙述によるミスリーディングされたからといって、誰が喜ぶのだろうか?「ハサミ男」と同じようだが、あちらは逮捕をまぬがれた真犯人の独白など、小説として面白いし描写などでの古びがない。二階堂黎人と著者は小説家としてスキルが低い。新本格の戦犯だったと本作を読んで改めて思った。 | ||||
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我孫子武丸といえば「本格推理もの」が有名な作家さん。少なくとも僕はこのイメージが真っ先に浮かぶため、社会派ミステリを書くとは珍しいと思って読んでみたが……。 ラスト1ページのどんでん返しには、驚きを通り越して放心してしまった。自分が信じていたものがすべて覆されたとき、こうも恐ろしい脱力感に包まれるとは。今も手を震わせながらレビューを書いている。 もちろん350ページを最後まで読ませるほどだから、どんでん返し以外にも見どころはある。 その最たる例は、戦々恐々とするグロテスク描写と、繊細な心理描写の対比であろう。 フロイトの「エディプスコンプレックス」を軸とした犯罪心理学により、異常性愛のメカニズムを解き明かそうとする。 むろん20年以上昔の作品であるため、現在の心理学とはいくぶん距離があるが、常人離れした論理によって解剖される異常心理には、タナトス的興味を惹きつけられるに違いない。 また、本作は警部・犯人・母親(大嘘)という3人の視点でストーリーが進行するのだが、彼らが等しく「病んだ人間」である点も、スリルが引き立てられる。 | ||||
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割とホラーとかサスペンスとかミステリに分類されるジャンルの小説が好きなので楽しそうだと思って読んでみたが猟奇の部分に特化したミステリな気がする。 近いかな?と思う作家さんは大石圭さん。 ただ、最近読んでお気に入りな中山七里さんのようなどんでん返しが待つ豪腕ストーリーテラーでもなければ福澤徹三さんのようなサクサク読めてその中に必要なポイントが凝縮しているような感じでもない……ベタッとした陰湿で嫌な感じがする胸糞悪い雰囲気が終始纏わり付くような感じは読み手が好むか嫌悪するかの分かれるところかな? 個人的にはかなり直接的な描き方をしているのにグロさもインパクトも少し弱いなぁ…と思ってしまいます。 あくまで一回読んだ感じですが、この作家さんの作品は凄く平面的というか立体感に欠ける感じがしましたね。 | ||||
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淡々とお話しが進むものの、飽きる事なく何故か続きが気になり読み進めていくと 思ってもいなかったことになり、本当にゾワっとしました。 今まで色々な物を読んできましたが、この作品ほどゾワっとした物はありませんでした。 人を選ぶ内容かもしれませんが、物凄く面白いお話です。 | ||||
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ミステリーを読んでいて「ここ…気になる…伏線?」などを意識して読み進めていく事が多いのですが、気になる部分は見つからず「おや?」と思いながら、まんまとはめられてしまった。回収する伏線すら気付けなかったので、とりあえず「これが伏線か?」を探し出して追記にて感想を書こうと思います。 | ||||
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読み終わりその熱冷めぬまま続けざまに再び読んで漸く真にその構造を把握した 間違いなく傑作と言える 性的描写も生々しく、殺人者の心中をリアルに映し出している | ||||
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最後に明かされる叙述トリックも、いろいろ読んでるとよくあるパターンなので、グロ無理な人は読んで損した気になるかも。作品全体が単純に気持ち悪いです。 | ||||
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うーん、私の好みでは無かったです。 | ||||
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叙述トリックで300ページを超える紙数騙してきて、丁寧に伏線を回収して心地よいエンディングとなるどころか、デヤすごいトリックだろうと意気揚々ペンを放り投げられた感に悲しみさえ覚えました。中身のあるものは淘汰されずいつの時代にも感動を与えるが、古典になり得ない一冊でした。途中の人情味に★一個。 | ||||
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なので書いて置いてなんですが(笑未読の方は読まないでください。登場人物のキャラクターが良い。面白いテレビドラマのように役者が揃っています。後半は一気にカタルシスに向かう、と思わせて最後に全てを覆す結末が用意されています。再読すると作者目線で楽しめます。あと少しこれでもか、と事件を盛り込んで欲しかったので星は4つです。 | ||||
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