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靴に棲む老婆
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【この小説が収録されている参考書籍】
靴に棲む老婆の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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子供のころあかね書房の少年少女世界推理文学全集でエジプト十字架の秘密と同時によみました。今回よみなおしてみましたが、まあ放送禁止用語連発でたいへん。瘋癲病院とかいったいなんだよ、って感じ。 そもそもエラリーが凶器の拳銃の管理しっかりしていれば連続殺人おきないだろ、まずお前が第一容疑者だ。 探偵が欠点をもった生の人間として画ががれるようになってきたのが推理小説の進歩なんですね | ||||
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クイーンの小説は、皮肉たっぷりで衒学的な文体と台詞を噛みしめる楽しさがあると思っている。だけど、この小説は何か「急いだ」感じがする。シナリオや舞台風などの味付けの実験はしているものの、同じようなくるった一家を書いた『Yの悲劇』ほど文章の重みは無いし、内容についても『Y』ほどくるった血の悲劇を掘り下げていない。名探偵の皮肉やひけらかしがいつものように冴えていないのも残念だ。 この小説は気軽に笑いながらくるった一家やエラリー探偵の活躍を楽しめばいいのだと思う。 それにしても、犯人が〇〇だったとしても、友人の嫁さんになるはずだった女をちゃっかり自分の美人秘書に据えているエラリー自身が一番の知能的確信犯な気がする。無意識にそういうことをしてしまう所も、この探偵のチャームポイントではあるんだけれど…… | ||||
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設定も含め、『Yの悲劇』を思い出したが、あれほどの作品ではない。十年ぐらいまでに読んだ時も読みにくかったが、再読してみても、あまり変わらない。発表年を見ると、『災厄の町』と『フォックス家の殺人』の間だが、この2作の方がはるかに読みやすかった。それと、この2作ほど時代を反映しているわけでもない。また、ヒロインともいうべきシーラ(ニッキー・ポーター)も、イマイチ。ほかの作品にも次々に魅力的な女性が登場し、エラリーの心に波紋を起こしているが、本作では、特にその効果も感じられない。 見立て連続殺人と異様な雰囲気の館ということを加味して、★3つとした。 | ||||
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