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残穢
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残穢の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全300件 161~180 9/15ページ
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読み始めは、その辺の短編ホラーの集合体のよう。 が、一話一話はつながっており、 主人公は小説家で、著者の分身のように語る。 小野不由美らしく、ラストに向かって、残り1,2割でドカンとくる展開。 難解なので、2回読んだ後、映画を見て、更にもう一回読んで、 やっと「ああ、そうだったのか」と思えたのだった。 本は、あまりに淡々と進み、怖いとは、さほど感じないのだが、 ストーリー作りの丁寧な感じ、流石でした。 ちなみに、映画の方が、映像でストレートに入るのと、 原作にはない描写があり、怖い。 | ||||
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怖くなかった理由は、主人公の立てた仮説が都合良すぎで、不勉強にも感じたから。 つまり物語の進行に付き合うほどの説得力がなかった。(理論武装はあった。) 古来伝承の延喜式のセンセーショナルな部分のみを借りているのだが、 やたらと日頃、感染や汚染といった事象にのみに反応が高い人には、受けがいい小説かもしれない。 私はホラー小説に科学的根拠は求めないが、物語作りにおいての整合性は大事だと思う。 本作が地味だとか、調査レポート風な進行であることが退屈という声もあるが、 そこに関しては面白く読めた。霊的現象の描写や加減も及第点だ。 この小説は怖い人、怖くなかった人、両方いても不思議はない。そういう題材だ。 しかし蛇足かもしれないが、書物としてはあまり行儀の良いものだとは思わなかった。 | ||||
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大変面白く、そして大変怖ろしかったです。 ひとりの部屋で寝る前に読むと後悔します。 今まで気にならなかった部屋のきしみ、水の音、すべてが気になるようになります。 これを読んでいる間、寝る前に消したはずの廊下の電気が ふと気づくとまた点いていたりしました。怖いのでもうそのまま寝ましたが……。 子供の頃のような、ひとりで寝るのが怖いという感覚を思い出させる本でした。 | ||||
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だからなに?という感じ、説明が長すぎてどこが怖いのかわからない。 頭もごちゃるし、正直飽きた。 苦痛で読み終えました | ||||
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キャッチコピーや映画の宣伝、レビュー、また小野不由美さんの作品なので夜1人でトイレに行けなくなるくらいの怖い本だと思い、それを求めて購入しました。…この本は手元に置くのも怖いという人と、全然怖くなかったという人の意見に二分されていて、自分は残念ながら後者でした。ネタバレになりますが、死穢が怪異として伝播していくのには確かに背筋が寒くなる気がしますが、今現在の怪異の元を辿ると明治や大正時代の自殺や殺人、しかも遠方、と言われてもピンと来ないというか。最初はマンションの一室の異音から話が始まるのですが、数ヶ月数年前でなく物凄く遡って自殺された方がおられたので、そんなに長く穢れが残るのか??と。全く無関係な所に怪異として顕れるより、その場所その物などに執着や未練があって怪異が顕れる方が怖いような…?と思いました。読後、え?これで終わり…?と思い皆様のレビューを読み、あーその死穢の伝播が自分に無関係でもされてる事に怖く感じるのか…と思い、言われてみれば。。とそこでこの本の怖さを納得しました。そして人物がこんがらがりましたが、こんがらがったままでも何とか不都合なく読み終えられました。 | ||||
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ニコニコ動画で鬼談百景の動画を見て、 とても怖かったし面白かったので興味を持ちました。色んな人が、 この作品をすすめていましたので、 とても期待して読み始めました。 読後。何でしょう、 この迫力。何とも言えない怖さ。 じわじわくるんです。 久々に部屋の中で一人いるのが怖く感じました。個人的に一番怖かったのは台所で、ある人が遭遇した怪異です。 あと、平山夢明さんが出てきたのはテンション上がりました。 | ||||
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この作品は作家(著者)が読者から送られてきた体験談を元にしながら、あるマンションと団地で起きた怪異を語るという形態を取っています。 「〇〇さんによれば〇〇だという」「〇〇さんは確認してみたのだ」など第三者目線でその土地に誰が越してきたのかや怪異が起きた状況が語られます。伝聞形式ですね。 一歩引いた形で語られるのですが、土地の歴史やそこに歴代住んでいた人、体験した怪異など全てにおいて説明くさい。読んでいて全然感情移入できないというか臨場感がないというか。 例えばこれが「リング」など主人公が体験した形の小説であれば、読者と主人公が同じ目線になり、この怪異がどこから来るのか? 自分の身に何が起こるのか? 井戸の底に何が眠るのかなど恐怖を感じながら引き込まれるわけですが、「残穢」ではそれが全くありません。 小野不由美さんの作品「屍鬼」もそうでしたが、自分で作った舞台(街の歴史や配置などの設定)の説明にウエイトを置きすぎていて物語としての面白みに欠けています。 小説を書く上でしっかりとした舞台を作ることは大切ですが、それをわざわざ全部読者に説明口調で叩き込まなくても〜と感じました。読んでいて興がそがれます。 「黒い家」「リング」のような没入感は期待できません。怪異の内容は、稲川淳二さんや福澤徹三さんのお話には遠く及びません。 | ||||
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調査内容を淡々と報告していくだけの文章で中盤位から飽きてきた。雰囲気を盛り上げる為に、夜中に間接照明の下で読んでも恐怖感は無し…。登場人物が多すぎて頭の中でごっちゃになるので、相関図や地図を描いて読もうとしたが面倒くさくてやめた。面白ければその作業も楽しかったはず。 | ||||
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私は怖く感じなかった。幽霊が現れてどうのこうのって感じではなく、得体の知れない何かに向かって徐々に近づいていく恐怖感か。情景を思い浮かべながら読んだが、田舎の私には都会の人々の動きなど関係なさすぎた。 | ||||
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主人公の立てた仮説が立証されたような状況証拠の積み重ねがあり、果たしてミステリーの核心に近い所までたどり着く。 だが裏を返せば、その仮説をそのまま利用して、もし仮に日本中で一斉に「お祓い」を執り行うとする。 そうすればごく短期間のうちにこの国のかなりの数の自殺者や殺人事件を減らすことができると、冗談みたいな効能を私は想像してしまう。 お祓い如きで穢を阻止できないのであれば、そもそも触穢に関する規定そのものが無力となり、この作品の仮説そのものが説得力を失う。 そう考えてしまうと怖くない。創作物は妄想の産物であれ、読者を説得させる道理は最低限必要だからだ。 切り口は良かった。彼らの手間のかかる調査もそうだし、現象を客観的に捉えて怪異の謎を解くという主人公の態度にも乗れる。 地域社会のあり方の変遷に触れてみたり、なぜ怪談はどれも似るのかを考察してみたり、なによりも心霊現象の表現も上手である。 結末のあっさり感と読後のねっとり感が印象的で、大人のためのアトラクションといった風味である。 しかしながら前述のように、魅力的な題材とも思える「触穢」、その仕組みの一部を都合よく取り出して無理矢理に 心霊エンターテイメントと結びつけるために、本作では苦心して理論武装(言い訳)をしている部分が散見される。 だから良作なのか駄作なのか私は判断に困っている。 しかし良くも悪くも、この作品が人間とりわけ日本人の恐怖心の源泉を正確に狙い撃ちしたことは確かである。 | ||||
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小野不由美さん、好きなんですよね。 十二国記もゴーストハントシリーズも、本当にわくわく引き込まれて読みました。 先日映画「残穢」を観たので鬼談百景とともにこちらを購入。 正直、映画もあまり怖くも面白くもなかったんですよ。 でも映像では描かれなかった下地や背景、細かい説明が本ならあるのかなと思って。 結果、映画の方が100倍よかったです・・・・ 鬼談百景については、ホラー雑誌に載ってる読者の怖い体験投稿コーナーそのまま。 そういう狙いなんでしょうね。 そういうものとして読めばいいですけど、小野不由美さんのストーリーを期待すると肩すかしの本でした。 こちら、残穢。 つまらないです。 とにかく登場人物というか、証言をする人数が多く、エピソードも多いので、映画を観たからなんとかついていけたものの、本だけならごちゃごちゃになるところです。 で、なにが書かれてるかというと、霊現象と思われるものに遭遇した話をひたすら探しているだけ。 もともとの帯が畳をこする音がする、という久保さんと筆者、いくらなんでもこだわりすぎじゃありません? 引っ越して現象がなくなったらもういいじゃないですか。 そんな大したことないことを隣近所まで巻き込んで7年ですか・・・・はあ・・・・ 久保さん、絶対ご近所でおかしな人認定されてますよ。 小井戸さんもわからない。 地上げにあったとき、なぜ飛びついて家を離れなかったんです? 霊現象が起こる家にしがみついた理由は? お金出してもらって引っ越しで万事解決ですよ。 結局筆者の家の電気系統のこともスルーですよね? とにかく読むのが苦痛で、なかなか進みませんでした。 でも「小野不由美さんだから、このまま終わるはずはない。絶対すごいラストが待ってる!」の期待のもと読み進めましたが・・・・残念です。 触れてはいけないものがある。 すべての減少は虚妄(思い込み)かもしれない。 そう言いたいのかなとは思いましたが、あまりにも長くてくどくて山もオチもありませんでした。 がっかりです。 小野不由美さんの他の本に期待します。 | ||||
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恐いと評判だし、映画化したので読んでみたけど・・・どこが恐い?最初からつまらなかったけど、その内と読んでみたけど全然恐くない!!むしろつまらなかった。残念です。 | ||||
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ミステリーでもなく、怪談話でもなく、なんなんでしょうね。 地縛霊にまつわる話なんでしょうが、まったく宗教じみてない。 どんどん不可思議現象に関して、何が原因なのかを紐解いていくだけの話。 いったいどこまで遡るんや〜と止めたくなるくらい 「一般人がそこまで頑張れるか?」と疑問に思いますが、意外とのめり込んで 一気に読めました。 ノンフィクションのようにわざと描かれてますが、意味があるのかな? フィクションなのかノンフィクションなのか最後まで分かりませんでした。 なんかその辺がモヤモヤしたところですね。 | ||||
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「手放したい」というレビューが気になり早速書店で購入しました。 最初は盛り上がりのあるホラーなのかと思っていたので途中まで行っても余り展開が無く、読むスピードが落ちていて後半でこの物語の芯の部分が明るみになり読み終わった後には、今までのホラー小説で味わった事の無い恐怖がありました。 まるで小説の第三者のような気分になります。 他人事ではない恐怖、大変おもしろかったです。 | ||||
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初めて小野不由美さんの著作を読んだものです。 普段、ホラー小説を読むこともありませんが、 知人があまりに恐ろしいと言うので読んでみました。 最初から最後まで、あまり一人で読みたくないな、と思わせる不穏な空気に満ちており 全編高い緊張感と、 ドキュメント風ならではのリアリティを持って嫌な気配が迫ってきます。 恐怖のピークが高いのではなく、 読了してもなお普段の生活に忍び寄ってくる 後味の悪い何かを残されていく、そんな作品でした。 少なとも著者の狙いは、多くの読者に避けがたく伝播していくと思います。 登場人物の多さについて行けず、 途中何度も振り返るうちに、 やや作品への没入感を削がれてしまったことが残念でした。 書籍事態を早く手放したくなる、という批評はよく理解できます。 本から、不穏なものが発しているような気がしてしまうのですよね。 | ||||
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このレビュー欄で「捨てたいくらい怖い!」という感想を見て、この本に興味を持ちました。 実際の読了後の感想は、こんなものか〜なんて思っていました。 確かに不気味な話だったけどそこまで怖くはないな。捨てたくなる理由はわかったし気持ちもわかる。私もいつかは友達にあげて怖がらせてやろうかな。 そんな風に考える余裕もありました。 ですが、この本の真の恐ろしさは文字の中にはありません。 本の中で語られた数々の怪異は、話者がそう綴ったように、ありふれた違和感やそれが肥大したものです。 関係ないとは思っていても、似たようなことが身近に起こった時、この本のことが思い出されるのです。 残穢を信じるわけではありませんが、もうこの気分を味わいたくないので、出来るだけ早く捨てて忘れようと思います。 | ||||
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実に面白かった。 ただし、友人曰く「先に最後を読むのはホラーの読み方としちゃ」と、どうも安全弁つきで読んでたのだが。 何かを疑問に思って、どんどん時代と空間をさかのぼっていくという物語は、それがホラーであれミステリであれ、やはり面白い。 そして一方で、「あれ、昔住んでたマンション、しょっちゅう枕元を何か通っていった気がしたよな」「隣やたらと変わってたな」「あれ?」と思って苦笑したり、現在の住処に何の土地事情も無いのに安心したり。 | ||||
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映画の宣伝を見て本書を購入した。ホラーものは、はじめて読んだ。「穢れ」が気になった。小野さんは「穢れ」についてどのような見解をもっているのだろうか。歴史における「穢れ」の問題は、研究が進んでいるところである。私は、教育関係に関心をもつものである。小学校高学年から上の世代で「穢れがうつる」「穢れがある」と子ども間のいじめにつながる混乱のリスクを考えているのかの見解を聞きたい。また、私は長崎かrら福岡市にに転居した。その私も北九州方面の「トンネル」や「ダム」の話は実際の場の検討はつく。閑話休題、小野不由美さんに問いたい。「部落差別」と「穢れ」の問題についてどう考えているのか。映画のHPに「穢れ診断」といういい加減なものがあるこ知っているのか(「いい加減といったのは私は、実際やってみての意見~小野さんもやってみたら?)やはり、。この作品「穢れ」がいじめ」を助長する可能性を危惧する。小野さんはどう考えているのか。活字は、一人歩きします。 小野さんのコメントを聞きたい。 | ||||
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このストーリーを怖いと感じるためには、「ここに書かれている考え方が本当だとしたら、つまり・・」と自分の身の回りに置き換える想像力が必要だと思います。 少なくとも私はそういう想像力を現実味を持って働かせることができなかったので、読後感は「本当かわからない、興味深い調査資料を読んだ」にとどまりました。 また、調査の過程で苗字だけ登場する「○○さん」「○○家」が多すぎるため混乱しやすく、それぞれの区画の歴史を自分で表にしたい衝動に駆られました。 | ||||
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非常に面白かったです。 十二国記新作長編より、先に出版されて、どんなもんかな、と思っておりました。 映画も見ましたがじゃっかん小説とは設定が異なります。 絶叫するようなホラーをのぞんでいる方にとっては、肩透かしのようだとおもいます。 今回は、ジワジワとくる、後味の悪さのあるようなホラーです。 心霊現象ももちろんありますが、それよりは人間の恨みの怖さという方が正しいかなと思います。 呪怨や着信ありとかそういったものとはまったく別物と考えていいと思います。 小野さんが散りばめた伏線を徐々に回収していき、暴かれる真実。 小野ファンにとってはたまらないと思います。 | ||||
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