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残穢
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残穢の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全300件 181~200 10/15ページ
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主人公たちが身近な怪異について調べ、過去の悲劇に触れ、怪異の原因と法則を考え分析する、そういった話と受け取りました。残穢は私にとってはパズルみたいでした。終わらないパズル。 これから読む方には、ぜひ紙とペンを用意し、小説を読みながら地図を書く、登場人物の名前とその人物に起こった出来事を書く。 これをやった方がいいです。読み終わったあと後悔しました。 もう一度、誰に何が起こり、原因は何だったのか、法則を考えなきゃいけない。原因と結果を突き詰めたい方にはこの読み方がオススメです。 完全な答えは出ないかもしれないけど、後から「あれの原因は何だったっけ?」ってなって、やっぱり読み返さなきゃいけなくなる。恐れられている本書ですが、どうせ読むなら謎解きをする気持ちで隅から隅まで味わいましょう。「私」のように。 | ||||
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映画の予告を知って、原作を読んで見たくて、いてもたってもいられず購入しました。 グイグイ引き込まれるとはこういう事を言うのかというほど興味深かったです 次の日、早く仕事から帰って読むのが待ちきれなかったです | ||||
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作者のスタンスは私自身の考えに近く、幽霊も祟りも信じていません。 それでも幽霊を信じていない多くの合理主義者でも「ついている」「縁がある」「運がいい」という非合理な言葉を大真面目に口にします。そこには理屈を超えた、現象と現象を結び付ける合理的説明のつかない「何か」が存在するのでしょうか。それとも存在しない「何か」を見てしまおうとする本能的なものが人には備わっているのでしょうか。 骨身に染みついた懐疑主義がゆえに「これには何か意味がある」という結論に飛びつくことを嫌う作者は、通常このての本では、すぐに霊的現象と判断せざるをえないような現象の連続に対しても、意味があるように見えるがゆえに、あえて制動がかかります。 この点は、「これはどう見ても霊現象だろう」ととらえたい読者にとっては、非常にもどかしく感じるかもしれません。 また、ドキュメンタリーとして、あえて淡々と記載している点が、プラスにもマイナスにも働いています。 ドキュメンタリータッチで書かれた本書には、実在する人物や映画作品などがとりあげられており、その中のひとつとして、清水崇監督の「呪怨」について触れられていて、私自身の恐怖体験を思い出しました。 以前、「呪怨」が映画化される前、口コミで怖い怖いと評判だったビデオバージョンを、まだDVDが出回る前のVHSで鑑賞しおわり、ああ怖かったと思いながら、ビデオデッキからVHSテープを取り出そうとした瞬間、これまで調子のよかったビデオデッキがキュルキュルと異音をあげて突然故障した時の恐怖を、本書を読んでいて思い出しました。 本書を部屋で読んでいると何度か背後でコトリと音がします。 カーテンを閉めた窓の外のベランダでも何やらギギギと音がしています。 本書によって感染した「穢れ」のせいでしょうか・・・。 | ||||
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作家さんの名前は知っていて、今回初めて読みましたがつまらない。 最初は悪くないかな、と思ったが 同じような調査話を「繰り返す」「長い」で3分の1で飽きて終了。 ネタバレ読んでみても怖くない。 キャチコピーに騙された、買って失敗。 | ||||
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読み始めるとジワジワ怖くなってきてしまいには本当に手が震えました。 読むのをやめれば良いのに続きが気になって読み進めてしまうのです。 読めば読むほど怖くなって、そして止まらなくなります。 そして、後半を一気に読み終わったのですが。 この本が普通じゃない気がして嫌悪感と寒気を覚えました。 夜中にふと目覚めるとどうしても本の裏表紙が目に入ってしまい、 本の内容を思い出したて身体が震えてしまうのです。 まるでこの本自体が残穢を持っているような気がします。 ですので、母親に読み終わった本をプレゼントしました。 その後、母も私と同じ様子になっているそうです。 この本は家に置いとくと精神衛生上良くないので図書館で読むことお勧めします。 | ||||
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映画化されるので先に原作を読みました。 序盤はとても怖いのですが、次第にそうでもなくなります。 何というか作者の宗教観が伝わるないようでした。 | ||||
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昔読んだ屍鬼もそうでしたがこの著者の作品は序盤の進行がだらだらと遅く物語が面白くなるまでが非常に手間がかかっている印象があります 屍鬼はその後の展開が面白かったので壮大な前振りと割り切って良かったのですがこの作品は最後まで特に怖くも面白くもないまま終劇を迎えてしまいがっかりしました、実録風の書き方がこれほど緩慢としてつまらないとは・・・ 屍鬼の冒頭から100数十ページのだらだらとした展開がラストまで続くと言えばわかる方はわかるでしょうか 関連があるショート集が掲載されている鬼談百景を読むだけで十分だと思います | ||||
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物語の中に出てくる複数の怪談は、「自分の身にも起きたらどうしよう」と想像すると怖くなったけど、物語自体はそんなに怖くないです。大きなヤマ場もないし、最後まで淡々と進む印象でした。 ただ、元々悪霊シリーズなど小野不由美さんの作品が大好きで、小野さん自身が体験した出来事をドキュメンタリーとして読んでいるような感覚が新鮮で楽しめました。 あと人物名がものすごく多いので次読むときは相関図を書きながら読みたいと思います。 | ||||
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小野不由美さんが実話怪談の世界に足を踏み入れてたなんて、ぜんぜん知らなかった。これは並みの怪談ではあるまい、と東京テレポート駅構内の書店の平台からゲット。 読んで納得、すんごい不思議な話でした。いままでにも、感染する呪い、伝播する穢れをテーマにした怪談はあったけれど、この物語に登場する穢れには、死者の思いがぜんぜんこもっていない。インフルエンザのウイルスのように、感染者の思いとは無関係に広がっていく、物理的かつ無指向性の汚染なのだ。 疫学者さながらの主人公の探索行は、やがて私たちの周囲に幾重にも積み重なった穢れの姿を明らかにしていく。その穢れの積層に対して、あなたは、総毛立つ恐怖を感じるか、こみ上げる吐き気を感じるか。 何も感じないのなら幸い。あなたには、楽しいエンタテイメントの世界が待っている。 しかし、この本に染みついた穢れに気づいた人は、あきらめていただきたい。あなたの心は、すでに芯まで穢れてしまったのだから。 | ||||
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何だか持っているのが嫌で、読み終えてから友達にあげました。 ホラーでは無いけど、薄気味悪い後味の悪い感じです。 決して面白くない訳ではなく、読み終えてから手元に置きたくない薄気味悪さが残ります。 | ||||
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今までのと違った感じ(ドキュメンタリーホラー?)で、面白かった。この後も小野不由美の本を読みたくなった。とりあえず「屍鬼」を買いました。 | ||||
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小野不由美さんの本初めて読みましたが、内容よりまず言い回しがくどいなぁと辟易しました。 でも怖ければいいかと我慢して読み進めましたが、土地の来歴や関係者を7年近く探し回ってましたが、「そんなの法務局で閉鎖謄本まで見れば明治時代まで載ってるじゃん…」と突っ込みどころ満載でルポとして読んでも冷めました。 最終的に九州に元凶の家があることを突き止めてそこは廃墟なわけですが、固定資産税誰が払ってるの?誰かが払ってるから私有地として行政が放置してるんだよね?とこれまた現実感がなく、土地の来歴にまつわる怪談ならばその辺もうちょっとリアリティもたせて欲しかったです。 | ||||
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何を怖がれば良いのか全くわかりませんでした。 この世に残る穢れ(ケガレ、不浄)というテーマはごくごくありふれたものであり、文章の技法という点でも大変平凡。まるで新聞を読んでいるかのようで、まるっきり時間の無駄でした。 時間の無駄で済めばまだマシですが、代々京都の地に住まい、日常の中でそうしたケガレ的なモノと当たり前に接してきた私からすると、真摯に対峙すべきものを商売のネタに使われたようで、大変不快でした。今後この方の作品を読むことは無いと思います。 | ||||
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小野不由美さんの本を読むのは初めてですが アニメで屍鬼、ゴーストハントを観て興味をもち怖そうなので買いましたがつまらなかったです。時々ゾッとしてのめり込むシーンはあり期待をこめて読み続けましたが、あと少しのところでリタイアしてしまいました。 | ||||
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様々な怪異が意味ありげに連鎖しているので、途中まではこちらも読む手を止められない。 でも途中から、民俗学みたいになって、明治まで遡り祟られた家まで広げすぎた挙句、調査をしていた登場人物でさえ自分の考えに違和感を感じる。虚妄なのではないか。 それに対する答えも否定もなきまま物語は終わる。 読んだ後、私も首を傾げて終わった。 | ||||
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怖いといえば怖い…と思います。 首を吊る着物姿の女や床下を這いずって恨み言を言う男など、一つ一つの怪異はなかなかにぞっとするものだし、明治大正の過去にさかのぼっていく流れとその雰囲気は個人的に好みでした。 作者自身の実体験を語るような語り口調も、読み手にリアリティを与えるもので最初のうちは引き込まれました。 しかし全体的に単調で、読んでいて退屈します。ドキドキ、ハラハラするような展開もどんでん返しも無く最後までただ淡々と「報告」が続くだけなので、そういったストーリーを期待して読むとがっかりするのでは。 テーマとなっている「残穢」もいまひとつインパクトに欠けるというか、あれもこれもそれも「残穢」としているせいで「そんなこと言ってたら世の中「残穢」まみれじゃないか…」と飽き飽きしてきます。 そして顔もよく分からない◯◯さんや△△さん、◇◇家や☆☆家が連発するだけでなく、◯◯さんの部屋に以前住んでいた△△さん、その前の◇◇さん、いやそもそもアパートが立つ前の☆☆家と◯△家、いやその前にその土地に建っていた◇△家…といった調子で混乱する上、いつまでたってもクライマックスは訪れず淡々とした報告に終わるので、何だかひたすらたらい回しされた上にうやむやにされた気分になります。 | ||||
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「罪穢れ」。よく日本人が口にするその言葉の意味を考えさせられるホラー作品です。著者の力量にグイグイ引き込まれ、一気読みです。 良質なホラー作品を読みたいという人にはオススメです。 近々、映画化もされるようなので期待してます。 | ||||
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こういう類の体験をして生き残った知人から、随分前にその話をかなり詳しく聞いていたので、個人的にはこの小説はかなりリアルに描かれていると私は感じました。 | ||||
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初めに断っておきますが、この本は、いわゆるスプラッタ系のグロい描写はほとんどありません。 でありながら、それ以上の怖さを感じさせる本です。 最初から怖いのではありません。むしろ、淡々とした語り口で話が進んでいきます。 これだったら、そんなに怖くないかも、と思っていると、どんどん怖さの坩堝に嵌まっていきます。 一番の怖さは、救済という形での解決策が提示されないことです。 よくあるホラー本のように、幽霊や怨霊退治役が出ていないからかもしれません。 救いようがない怖さと、これはもしかしたら実話ではないかと思いたくなるリアルな描写が恐怖感を一層駆り立てます。 読後、私が真っ先にしたのは、この本を封印することでした。 家の中に持ち帰りたくなかったため、ビニール袋に入れて、家の外(ポストの中)においてあります。 早く売りに出したいのですが、もう触りたくないほど、怖いです。 | ||||
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数多ある、「ホラーもの」と違い、「キャラクター」に頼らない所に 正々堂々な清さを感じる作品。 どうしても「キャラクター」でやると、怖いのは一作目だけで、 (キャラだと、どうしても、ここで「正体」がバレるし・・・・。) その後は「そのキャラ」が一人歩きしてマンネリ化したり、 それを回避しようと「そのキャラに、色々チャレンジ」させたりするも、 結局果ては、パロディのネタにされたと、「ギャグキャラ」 に堕ちてしまうので。(特に洋画に多し)・゜・(ノД`)・゜・ 「キャラ」として具現化がない=その「何」が分からない。 人は得体の知れないもの(分からないもの)に恐怖や不安を 感じ易いものなので。その人の心理を上手くついているΣ(゚д゚lll) でも何より一番怖いのは・・・・。。 「この話は、フィクションだから、絶対大丈夫だよ!」と 100%断言出来ない所に「残穢」の怖さがあると思う。 「もし「呪い」と「残穢」、どっちの方が怖い?」と聞かれたら、 自分は「残穢の方」と答えますね。(T▽T) 「残穢の意味」を知ってしまったから、今まで気にもしなかった、 TVのニュースや新聞の記事などに、敏感になってしまう。 その「事」って、まさか・・・。とか思うようになってしまった・・・。 まさに「世の中、知らない方が良いこともある」ですよねぇ(T▽T) 日本語では、「これ」を「ざんえ」と呼び「残穢」と書くけれど、 世界の国々では「これ」を何と呼び、何と書き、どう伝えられて いるのかとふと思った・・・。(「残穢」の存在しない国なんて無いから) | ||||
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