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残穢
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残穢の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全306件 201~220 11/16ページ
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| 様々な怪異が意味ありげに連鎖しているので、途中まではこちらも読む手を止められない。 でも途中から、民俗学みたいになって、明治まで遡り祟られた家まで広げすぎた挙句、調査をしていた登場人物でさえ自分の考えに違和感を感じる。虚妄なのではないか。 それに対する答えも否定もなきまま物語は終わる。 読んだ後、私も首を傾げて終わった。 | ||||
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| 怖いといえば怖い…と思います。 首を吊る着物姿の女や床下を這いずって恨み言を言う男など、一つ一つの怪異はなかなかにぞっとするものだし、明治大正の過去にさかのぼっていく流れとその雰囲気は個人的に好みでした。 作者自身の実体験を語るような語り口調も、読み手にリアリティを与えるもので最初のうちは引き込まれました。 しかし全体的に単調で、読んでいて退屈します。ドキドキ、ハラハラするような展開もどんでん返しも無く最後までただ淡々と「報告」が続くだけなので、そういったストーリーを期待して読むとがっかりするのでは。 テーマとなっている「残穢」もいまひとつインパクトに欠けるというか、あれもこれもそれも「残穢」としているせいで「そんなこと言ってたら世の中「残穢」まみれじゃないか…」と飽き飽きしてきます。 そして顔もよく分からない◯◯さんや△△さん、◇◇家や☆☆家が連発するだけでなく、◯◯さんの部屋に以前住んでいた△△さん、その前の◇◇さん、いやそもそもアパートが立つ前の☆☆家と◯△家、いやその前にその土地に建っていた◇△家…といった調子で混乱する上、いつまでたってもクライマックスは訪れず淡々とした報告に終わるので、何だかひたすらたらい回しされた上にうやむやにされた気分になります。 | ||||
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| 「罪穢れ」。よく日本人が口にするその言葉の意味を考えさせられるホラー作品です。著者の力量にグイグイ引き込まれ、一気読みです。 良質なホラー作品を読みたいという人にはオススメです。 近々、映画化もされるようなので期待してます。 | ||||
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| こういう類の体験をして生き残った知人から、随分前にその話をかなり詳しく聞いていたので、個人的にはこの小説はかなりリアルに描かれていると私は感じました。 | ||||
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| 初めに断っておきますが、この本は、いわゆるスプラッタ系のグロい描写はほとんどありません。 でありながら、それ以上の怖さを感じさせる本です。 最初から怖いのではありません。むしろ、淡々とした語り口で話が進んでいきます。 これだったら、そんなに怖くないかも、と思っていると、どんどん怖さの坩堝に嵌まっていきます。 一番の怖さは、救済という形での解決策が提示されないことです。 よくあるホラー本のように、幽霊や怨霊退治役が出ていないからかもしれません。 救いようがない怖さと、これはもしかしたら実話ではないかと思いたくなるリアルな描写が恐怖感を一層駆り立てます。 読後、私が真っ先にしたのは、この本を封印することでした。 家の中に持ち帰りたくなかったため、ビニール袋に入れて、家の外(ポストの中)においてあります。 早く売りに出したいのですが、もう触りたくないほど、怖いです。 | ||||
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| 数多ある、「ホラーもの」と違い、「キャラクター」に頼らない所に 正々堂々な清さを感じる作品。 どうしても「キャラクター」でやると、怖いのは一作目だけで、 (キャラだと、どうしても、ここで「正体」がバレるし・・・・。) その後は「そのキャラ」が一人歩きしてマンネリ化したり、 それを回避しようと「そのキャラに、色々チャレンジ」させたりするも、 結局果ては、パロディのネタにされたと、「ギャグキャラ」 に堕ちてしまうので。(特に洋画に多し)・゜・(ノД`)・゜・ 「キャラ」として具現化がない=その「何」が分からない。 人は得体の知れないもの(分からないもの)に恐怖や不安を 感じ易いものなので。その人の心理を上手くついているΣ(゚д゚lll) でも何より一番怖いのは・・・・。。 「この話は、フィクションだから、絶対大丈夫だよ!」と 100%断言出来ない所に「残穢」の怖さがあると思う。 「もし「呪い」と「残穢」、どっちの方が怖い?」と聞かれたら、 自分は「残穢の方」と答えますね。(T▽T) 「残穢の意味」を知ってしまったから、今まで気にもしなかった、 TVのニュースや新聞の記事などに、敏感になってしまう。 その「事」って、まさか・・・。とか思うようになってしまった・・・。 まさに「世の中、知らない方が良いこともある」ですよねぇ(T▽T) 日本語では、「これ」を「ざんえ」と呼び「残穢」と書くけれど、 世界の国々では「これ」を何と呼び、何と書き、どう伝えられて いるのかとふと思った・・・。(「残穢」の存在しない国なんて無いから) | ||||
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| ネットで怖い小説の1位だったので購入した。どこが怖いのか全く分かりませんでした。 私の想像力が足りないのか?深夜の暗い部屋で読んだほうが良かったのか?効果音が無かったからか? 怖くなかっただけでなく、ストーリーの主旨もよく分からず。語りが怖い目に合うわけでも登場人物が悲惨な最期を遂げるわけでもなく淡々と話はすすむ。怪異の元凶が分かって終わる。え?それだけ?・・・いかんですわ。 文章は上手。くどいけど。十二国記は大好きだが、この本はまったく琴線に触れなかったですね。中古で購入したけど金返せと思いましたとさ。あ~ | ||||
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| じわじわと起こる不思議な体験・・・徐々に謎に迫るドキドキ感。 映画化されるようですが、やはり小説が一番楽しめるような気がします。 見えない恐怖をジワジワと体験して欲しいです。 | ||||
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| ネタバレありです。 その土地、またその土地に関わった物・人、あるいは怪談話そのものを媒体として穢れが伝染していく。遡れば穢れのある土地なんて珍しいものではなく、伝染する過程で二重三重にと穢れが残っていく。その穢れが人のよくない部分に触れ、また穢れは色濃くなっていく……。 と、怪談の仕組みを調査しながら穢れの仕組みを明らかにしていく過程はとても怖かったです。穢れを残した人物の一人一人のエピソードが生々しく、また穢れに影響された人物のエピソードもおどろおどろしかったです。現実とフィクションの境界を曖昧にしたドキュメンタリー風のタッチも、結末として何かしらの解決を提示しないのも良かったです。 ただ、奥山家探索のあたりから、怪談ものとして怖さを際立たせるに適したスケールを少し逸脱してしまったのか、リアリティが半減したように思えました。最後の廃墟探索で訪れた家屋の悲惨さは身震いしましたが、兼吉家までで滲み出ていた"身近にある怖さ"からは少し離れてしまったような気がします。(主観的に気になった程度ですので評価は文句なしの★5ですが) 「怪談そのものが穢れている場合がある」と警告を受けながら奥山家の話を聞くあたりは背筋がゾクゾクしました。読みなれている人からしたらメタ的な効果を狙いすぎだと思われるのかもしれませんが、もし奥山怪談を受けて主人公にも穢れが移った強い描写があったのなら、しばらくは寝られそうにありませんでした…。 | ||||
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| すごく怖いとの触れ込みでしたが、全然怖くなかったです。 筆者に手紙を寄越した女性フリーライターの引っ越し先の部屋での怪異現象。 なぜこんな現象が?と二人で謎を探っていき、たどり着いた先は・・と言う話です。 ホラー小説ではありませんが、ルポとして読めば面白いと思います。 こういう事ってあるかもね、と思わせるものがありますね。 | ||||
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| ホラー、ミステリ好きには物足りないと思います。まったく怖くないです。 小野先生独特の、序盤の淡々とした感じがずっと続いて終わる感じで、最後の数ページでもまだ期待して待っていたのですが、そのまま普通に終わってしまいました。 | ||||
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| とあるマンションの一室、誰もいないはずの和室から、ときおりかすかに聞こえる、ぶらさがった着物の裾が畳を摺るような音。 過去に、娘の結婚式の当日に、礼装のまま首をくくった母親がいたらしい。 その怪異現象の謎をとくために、筆者らが地域の古老などの記憶や古い資料を頼りに、その地で何が起きたのか、過去をさかのぼって調べてゆく。 陰惨な事件が起きた旧家の歴史を逆からたどる。するとまた、その過去にはまた別の家族の没落の顛末が明らかになる。 この小説のもっとも恐ろしいのは、怪異現象ではなく、人生の没落の連鎖が、執拗なまでに過去にむかって反復してえがかれていること。 人間の歴史は没落の連鎖であることを実感する。自分自身もそこから免れられない。 どうあがいてもなるようにしかならないという無力感を伴う人生観が同伴者になること。 それがこの小説のもっともおそろしくて、もっともおもしろいところ。 | ||||
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| 実話もの怪談が大好きなので寝る前に必ず読んでも特に怖いという思いは残らない私なのですが、この本は読み終わったら「すぐに手元から離したい」と思うほどでした。表面的には衝撃的に怖い話ではないけれども、本能的に不安にさせられました。自分の住む場所は大丈夫か・・?この本から伝染しないのか・・? 欲を言えばもっと北九州にまつわる話を知りたかったです。でも知ったらもっと怖かったか・・・ もちろん読後すぐに売りに行きました。 | ||||
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| 話の展開がくどく長い。過去を振り返って行く展開なんだか、半分くらいの分量でいい。 怖さが後に残るので、ホデイーブロー的なホラー小説。 | ||||
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| 怖かったですが、小野不由美の小説は合わないようです。もう言い回しがくどくて 読むのがめんどくさくなってきます。 | ||||
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| 一度読んだだけですが、あまりの怖さに耐えられません。 大好きな小野不由美さんには大変申し訳ないですが、今週末にでも古本屋に売りに行きます…。 この本を手元に置いておくのは、あまりにも怖いから。 天井を見上げるのが怖い。 水道管を直視できない。 隣の部屋が怖い。 隙間が怖い。 私が住んでいる土地に、どんな歴史が刻まれてきたのかを考えるだけで怖い。 もちろん長い長い人類の歴史を考えると、そりゃ色々な事が起きているのは当然だよねと思いつつ…。 そっか。 「色々あったんだ」。 そこに気付かされてしまいました。 ああ嫌だ。 こんな事を考えなきゃいいのに、どうしても頭をよぎるのは良くない想像ばかりです。 確かに、この本は賛否両論だろうと思います。 いやむしろ、ハマらない方が良かったかも…。 私のように妄想癖がある人には、決してお勧めできません。 | ||||
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| 怪異現象の内容や、ストーリーの内容事態はそこそこ面白く、先が気になるのでなんとか読み進めることはできますが、 全体的に文書にまとまりがなく、読みづらい印象受けました。なので正直読んでて苦痛です。 あと、家の並びや入れ替わった住人の相関図など、わざわざ文で書かずに図を挿入する等の工夫があった方が、余計な文も省ける上に読み手にも分かりやすいので良かったのではと思います。 | ||||
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| 作家の私と、投稿者との交流と取材を通して展開するストーリー。 前半はまったく進展なくグダグダと進みますが、 中盤はいかにもなホラー系へと展開、 後半にかけての怒涛の展開はさすがは小野氏。 たいへん楽しませてもらいました。 こういう作品もいいですが、 十二国記の新しい話が読みたいです、個人的に。 | ||||
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| 怪異の原因が少しずつ見えてくる前半-中盤は、知らない土地に住んでいる一人暮らしの部屋では読みたくないと思っていた。が、後半場所が移ったらあまり怖くない。場所が重要ではなく、「モノ」で移動してきたからか。その物がどうして原因になったのか、その理由が「ヤバい家にあったから」というのがちょっと期待と違った。なぜその物が穢れの移動を可能にしたのか、その物がかなり重要なのかと思っていたが、最後は全然違う方向に行っていた(家の探索とか)。それに移動後はなんで物媒体ではなく土地、あるいは人媒体になったのかよくわからなかった。二重三重に感染するならなぜ同時に出ないのか、等色々消化不良になる作品だな、と思った。 | ||||
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| パンチのあるキャッチコピーに、背筋がゾーッとするようなホラーを期待して購入したのですが、この本怖いですか?いくら待っても怖いシーンが訪れないので、、読み進めるのが苦痛になりました。死んだ人にいちいち「あーだこーだ」と理由を付けていたら、死者の霊魂でパンク状態です。もうこの手のホラーは古い感じがします。 | ||||
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