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残穢
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残穢の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全306件 221~240 12/16ページ
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| 余りにも・・つまらん。 一体いつまで我慢して読み続けたら怖くなるんだろうと、最後まで頑張ったが… そのまま終わってしまいました。 | ||||
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| ホラー小説家である主人公のもとに送られてきた怪談話。内容はリビングの後の和室でさっさっと 擦るような音がする。それを発端に2001年から2008年まで7年も費やして大の大人が寄ってたかって 調査をする。 よくもまぁ仕事もあるのにマンションや団地の住人はおろか、土地の歴史を調べると嘯いてまで 過去に住んでいた人や知人、寺の住職や神社の管理者、以前建っていた家や工場の長屋の住人を 大学の後輩や先輩の作家も巻き込んで調べ上げて分かったのが、首を吊った女、嬰児殺し、 精神異常の男、炭坑で死んだ人々、およびそれに関するであろう現象。 登場人物は色々あったけどみんな元気です。終わり。 図書館で借りて読んだのですがお金を出して読んだならそちらの方が恐怖ですね。 他のレビューでヤマはあるがオチは無しとありますが、ヤマもありませんよ。 近所に住む○○さんの証言、以前住んでいた△△さんの証言、古くからその土地を 知る××さんの証言とどんどん年代を遡る。 それが最初から終わりまで延々と続く。だらだらした文章で中々読み進めない。 半分まで読んで飽きてどうしようもなかったが、最後は何かどんでん返しがあり 大変な恐怖を味わえる……そう期待して最後まで読んで裏切られた。 元凶は明治から大正時代に九州某所にあった炭坑であると推察される。 だがその話を聞いたり読んだりするだけで祟られるそうだ。だから詳しくは書けない。 興ざめである。 それなら最初から書かなければ良い。書くなら腹を括って書くべし。 | ||||
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| 穢れは残る、そして伝播する。 この世には決して触れてはいけない領域があるのだ。 ・・・・・ 作者(小野不由美)を思わせる主人公が思わぬことから関わってしまった強い伝播力を持つ「穢れ」とその顛末を私小説風ドキュメント体裁で描く怪異小説である。 劇的な展開は少なく読み進めるに従って淡々と(物語上の)事件や事実が積み重なっていく。それらは関連性がありそうではあるが、そうとは言い切れないもどかしさがある。読み手は主人公と同じように虚実の間で宙ぶらりんになっていくのだ。だが「穢れ」は確実に主人公周辺をじわじわと侵食しているようにも読み取れるのである。 この辺り、それぞれの出来事の描写が実に怖い。 私は読み進めるのを躊躇するほど怖かった。 過去一度でも「不可解」な出来事に遭遇した経験がある方なら判るであろう。自分なりに「虚妄」であると合理的に判断分類して記憶の片隅に押し込めたはずの「あれ」が皮膚感覚(鳥肌等)を伴って蘇ってくるのである。時には笑い話(異化)にしてまで忘れようとした「不可解」な体験が私にもあるのだ。 今も書きながら鳥肌である。 ある意味読み手を選ぶ作品だとは思う。ただ選ばれなかった方は幸せかもしれない。 何故なら、この物語は全て「実」であるかも、と思い始めなくて済むからだ。 ・・・・・ 「穢れ」は媒介を介しても伝播するのである。 | ||||
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| 今まで読んだことなかったのですが、ホラー作家としてはそこそこ有名な方らしく、且つ山本周五郎賞受賞!映画化もされるということで、興味本位で読んで見た。 ある土地の因果を現在から大正時代に遡っているいくスタイルは、なかなか新鮮で面白かったが、最後はしりつぼみな感じで終わり、正直「えっ、こんなオチ!」と思ってしまった。 このレビューをみていると小野作品は他の方が面白いらしいので、他の小野作品も今後読んでみたい。 今回のは凄く期待外れで残念。(期待が大きかっただけに) | ||||
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| 小野不由美より心霊現象の描写が上手い作家がいるだろうか。 晴着の女、赤子、謝る男性などなど、もうとにかく怖い。こんな現象が 我が家で起こったらどうしようと息をつめて読んでいく。 恐怖は209p前後、ある登場人物により「語るだけ・書くだけで障りがある ヤバイ怪談もある」と示される点でピークに達した。 が、それ以降が怖くない。あれよあれよという間に、読者の想像力の風船も しぼんでしまった。 怪奇現象の原因を、当初の舞台から遠く離れた一家に求めてしまうのは 怪談として少々飛躍しすぎていると感じてしまったからだろう。 怪異は時を越える・怪異は場所をこえる(人や物を介して移動する)、 この二つの条件に納得できても 両方同時におこるとなんとなく「胡散臭い」「こじつけっぽい」と思ってしまうのだ。 著者ならこの飛躍をうめ、読者を納得させる力技も持っていそうなのだが ここではあえて封印されているのか?なぜこのようなラストにしたのか疑問が残る。 また、登場人物が多いこと、同じ場所を巡って時代が前後することなどで 頭の整理をするのが大変なこともマイナス点の一つ。 営繕かるかやさんの方が余程面白く、怖かった。 | ||||
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| 明確な落ちがない。読み終えて、で、結局、何が言いたいの?と不完全燃焼でした。時間を返してほしい。 | ||||
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| 熱帯夜にどうぞ何の変哲もないマンションで起きる怪異現象を調べるうち、ある因縁が浮かび上がる。かつて、ここでむかえた最期とは。怨みを伴う死は「穢れ」となり、感染は拡大するというのだが、戦慄の傑作ドキュメンタリー・ホラー長編土地の歴史をたどる事故死ある因縁が浮かび上がる。かつて、ここでむかえた最期とは。怨みを伴う死は「穢れ」となり、感染は拡大するというのだが、戦慄の傑作ドキュメンタリー・ホラー長編土地の歴史をたどる大風呂敷でなんかどうなのよねとにごわされる事故死自殺殺人嬰児殺がおきた土地の上のマンションのお部屋で起きる怪異現象大風呂敷でなんかどうなのよねとにごわされた | ||||
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| 描かれる怪異が、基本的に記録に書かれたものからの想像や人づての話だったりするので、全く恐くなく退屈です。 人間ドラマが省かれている点も物足りなさに拍車をかけているし、膨大な量の人名もかなりややこしい。 無惨な死に方をした者の怨念、本書でいうところの穢れが相手を選ばず感染し拡大していくという、どこかで聞いたようなこの設定。 これだと、現代の交通事情を考えれば当然海外にも広がっていく事になるし、日本だけで起こっている現象でもないはずなので、海外で発生したものが日本にも入って来るでしょう。 しかも、仮に人類が誕生して以来続いているものだとすると、自殺、殺人とは桁違いの無惨な大量死が発生する戦争も数限りなく起こっているので、地球上のあらゆる土地がこの穢れに汚染されているという事になります。 広島、長崎、東京などは、人も寄り付かない荒れ地になってるいるのではないかと。 発想が飛躍しすぎているかもしれないけど、一度こう思ってしまうと、ドキュメンタリー形式がかもし出していたリアリティーがとたんに姿を消してしまうのです。 率直に言って、山本周五郎賞受賞作の冠に値する作品ではありません。 もし、他にこの賞にふさわしい作品が無かったが故の今回の受賞だとしたら、日本の文学界の現状に不安を覚えてしまうのは自分だけでしょうか。 | ||||
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| 349ページの長編怪談。七年間の取材をもとにした、ドキュメンタリー風小説。あるマンションで起きた怪奇現象の謎を追う話である。 タイトルの「残穢」とは、無念のおもいを残した死の穢れが一定の場所にとどまることを指す言葉だ。そして、その穢れは、日本古来から「触穢」といって伝播するらしい。なんでも『延喜式』にも載っているそうだ。この穢れが伝播するという考えによって、マンションで起きた怪奇現象の原因が、そのマンション以外の場所から由来したことがわかった。 しかし、この死の穢れの伝播という考えを認めてしまうと、人身事故にあった電車に乗っている人は全員死の穢れを被り、その人たちが会社や学校に行くとそこが穢れてしまうことになるし、人身事故にあった電車が走ると、事故があった駅だけではなく、路線の駅が全部穢れてしまうことになる。そういうことを考えただけでも、穢れの伝播である「触穢」という概念は、古代の人々の移動範囲が狭かった時代の考えだということがわかるだろう。 解説によると、穢れやあるいは恐怖の伝播というテーマは、『呪怨』あたりから、Jホラーに取り入れられたらしい。 | ||||
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| ミステリー好きなので、この異常事態の根っこは何なの?と謎を追っていく過程がおもしろかった。 ただ、穢れがウイルスの感染のように伝染していく、といったような話があったように思うが、これは逆ではないか、と思った。 感染症の要因がわからない昔の人が、感染症で次々に、死者に近い人から亡くなっていくのを目の当たりにして、穢れが伝染していく、と説明づけたのでは ないかと思う。そりゃ、感染症にかかった人と一緒に食事をとったら感染しやすいわね。 忌引きが、なぜ「忌引き」と呼ばれるのか、この本を読んでわかったよ。忌まわしいということか。 遺族をいたわって、だと思っていたら、周りに感染させないためだったとは。 現代では、遺族をいたわって、という意味合いでしょうけれども。お通夜や葬式から帰った後の塩も、なくなりつつあるし。 | ||||
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| あまり怖くなかったとか、氏の他の作品の方が面白いとの声もあるが、私はこれは読んでいてリアルに、背筋がゾッとした。まるでノンフィクションのように、坦々とストーリーが展開してゆく。逆にそこがリアルで、もともと霊だとか、怨念だとか信じていない私でも、このような事ってあるかもと思えてきた。夜一人ぼっちで(妻が旅行で不在なんです。)読み始めたが、三分の一ほどで怖くなって止めて、酒飲んだ。で朝起きて、続きを読んだが、昼間でもなんか厭な感じに。タイトルの「残穢」の意味もよく理解出来ました。 | ||||
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| 読み進めるにつれ、この話の肝である「穢」が拡散しすぎて、「怖い」より「やっかいだなぁ」と思いだし、それと同時に、ホラーというよりはドキュメンタリー小説を読んでるような気分になった。登場人物も多すぎですしね。でも、確かにこれを映像化したらどこまでも怖くできそうな気もする。ただ、最終的に「始まり」とされた事件も、実はさらに以前の穢れから派生したものかもしれませんね。なんであそこでケリがついたのかが不思議でした。底なし沼のように得体のしれない過去をにおわせた方が不気味なのに。ってか、日本って古代から穢れの文化があるわけで、その頃からの転移を考えたら、とうのむかしに国全体が穢れに沈んでますよね。 | ||||
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| 作者の他作品である十二国記のファンで、他の作品を読みたくて、図書館でたまたま手に取った作品がこれでした。 作者の元へ霊障(というのでしょうか)が起こるという投書があり、これを調査していくというストーリーです。 内容がホラーということは知ってはいたのですが、読み始めると、そのままそばに置くのが怖くなり(とはいえ、 読み進めるのも怖いというのはありましたが)読み続けました。 読んだ後、夜トイレにいけない、とかの後遺症はありませんでしたが、引越しの際に、お祓いが必要だなと思って います。 | ||||
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| 元来、この手の作品は、ジャンルとして好みではない ・・・ と言うか、告白すれば「夜、寝るのが怖くなる」ので手に取ることは稀ですが、本作品については、ジャーナリスティックなノンフィクション志向というジャンルの好みが、「寝るのが怖くなる」という問題を完全に押さえ込みました。それ程、堪能できました。 ジャーナリストのように、じっくりと丁寧に事実(?)を追って行く主人公。日本の戦前戦後史を重ねたストーリー展開。怪談(と言って良いのか)をこうした手法で書き上げた著者の技量に脱帽という感じです。嗚呼、今夜も眠れそうにない。 | ||||
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| レビューを見て購入しました。 夜中に読んでても怖くないどころか、、、 つまんなくて、何度も寝てしまった(-_-;) 定価で購入していたら、暴れている所です(^_^;) | ||||
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| 死のケガレには強弱があり、強いケガレは人間やもの(家屋や刀)にくっついて強力に伝染するという本作の基本コンセプトは面白い。怪談体験の手紙を送ってきた女性読者と恐怖の怪奇現象の原因を探っていくなかで、著者はこの原則を確認する。 そうして因果をたどり、時代を遡り、著者は最終的にある地方のある一族に起きた陰惨な事件に行き着く。 しかし、その地方在住の作家が登場し、「こちらでは有名な話なんですが、ヤバすぎてそれについて書くことは封印されています、タタリがうつります」と言われたところで、物語を中途半端に終わらせてしまう。大半の読者が「ここまで引っ張ってきて、それはないだろう」と思ったのではないか。 ところで、本書にはレビューがたくさんついているが、ざっと見たところ誰も野坂昭如の小説「骨我身峠死人葛」との近似に触れていないのが不思議だ。単に気づかないだけなのか、それとも・・・ 触れるのはタブーなのか? 「骨我身峠」は、ある小炭坑のオーナー一家が因縁に導かれるように滅んでいく過程を描いた悪夢のような物語だが、たぶんモデルとなる一家・事件があり、野坂はそれに取材してフィクション化したのだろう。地獄を思わせる内容のおぞましさからして、元の事件の奥深さもかなりのものだったと想像される。 「残穢」の描写から判断すると、著者が最後に行き着いたのは「骨我身峠」と同一の場所・一族・事件だったのではないか? この推測が当たっているなら、封印を破り書いたときのタタリは酷いものになるだろう。著者の筆が鈍ったのもわかる気がする・・・ と言いたいところだが、野坂は書いたのだ、著者にも最後まで書いて欲しかった。 一体そこで何があったのか、書いて読者を震え上がらせて欲しかった。 本作をホラーネタの集積に過ぎないと思った私の評価も、それなら違ったはずだ。それとも、これは私の思い過ごしに過ぎないのか? | ||||
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| 私は小野不由美の大ファンで彼女の本はマイナーなゲームエッセイも含めてすべて持っている。 どの本も面白く私の宝物です。 しかし、それでもこの本はおもしろくない 面白く無すぎて全部読めなかった 小野不由美にも外れがある | ||||
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| 昨日アマゾンで購入して今読み終えました。 夏の暑さを紛らわす為にと思い休日に合わせて一気に読みましたが、読書中は余り怖さは感じませんでした。 しかし、相変わらず小野さんの作品は舞台設定がしっかり作りこまれていて没入感があり楽しめました。 作者ご自身がモデルの主人公が自身の読者からの手紙をきっかけに、あるマンションで起こる心霊現象と思われる事象の秘密を探っていくにつれて徐々に詳らかになる本当の恐怖。 この本当の恐怖を知った後こそこの小説の価値があるのだと思います。 読後、私は昔母から聞いた話を思い出しました。それは私の実家は小高い山の斜面の住宅地にありまして、その向かい側の別の小高い丘陵の上にも住宅地があります。昔母が今の土地を購入する時、向かいの住宅地も候補に上がったらしいのですがある「いわく」がその土地にあったので購入を辞めたとのことでした。 何でもそこは疫病患者の遺体や身元不明の遺体を埋葬するような土地だったらしく、その為母は敬遠したとのことでした。もちろんそのことについての真偽は定かではありませんが、どちらにしても日本という国は人が住む場所は限られていてもはや何も無い土地に新たに人が住みつくような場所は少ないでしょう。ですからかつてその土地で何があってもおかしくない訳です。 もちろん今私が住んでいるこの場所でさえも…。 | ||||
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| 怪談、恐怖ものを扱っているのですが、最後がなんとなく曖昧な気がします。 怪奇現象の原因を探っていくストーリーなのですが、途中で(長久保さんの恐怖物を多数読んでいるせいか、)優秀な霊能者に一度視てもらったら、とツッコミを入れたくなります。 読み出すと途中でやめれないので、あまり夜遅くから読み出さない方が良いと思います。 正直、恐怖を感じて夜一人の時、読むのは怖いです。 | ||||
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| 小野不由美先生のホラーワールド全開!! 山本周五郎賞受賞作品です。 この世に未練を残した魂たちが次々と怪奇を起こして行く! 「怪奇は伝染するのか…?」まさに背筋が凍る展開する世界に貴方も足を踏み入れて見ませんか? | ||||
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