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舟を編む
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舟を編むの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全559件 261~280 14/28ページ
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本を読むのはゆっくりなのでまだ途中です。 登場人物の言葉を大切に辞書を作っていく様子、三浦しをんさんのやさしい文章に漂っています。 読み終わってしまいたくない本です。 | ||||
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どの仕事にも、上手くいかないところに醍醐味がある。そこに関わる人々の切なさとやり切れなさ、じんわり訪れる確かな感動が、まぜこぜになって仕事を成立させていることが仕事の旨味と言える。そのまぜこぜ部分を適度に解きほぐしながら巧みに小説仕立てにしている。読みやすさは抜群に良かった。 特に気に入った場面は、残業にまみれるだけでは飽き足らず、会社に一定期間合宿して仕事する泥臭い姿の描写である。ワークライフバランスをまったく無視した著者の踏み込みに拍手を送りたい。家族を犠牲にせざるを得ない状況であっても、家族から応援される人と、家族から逃げられる人がいる。どちらが良い悪いではなく、仕事と家族に対する向き合い方を考えさせられた。 仕事を仕事として成り立たせるには、いつの時代も「できる」ようにならなければ話にならない。どんな業種業界でも、たとえば商品やサービスを調達するには「選ぶ」のは必然である。その「選ぶ」過程の中で、どんな人も会社も、「ほかよりいい何か」を求めるのは自然であるし、「選ばれる」ために人知れず努力を重ねるのもこれまた当然のことである。「穴の空いた辞書を世に送り出すわけにはいかない」という主人公のメッセージは、仕事に対する強烈な責任感とプライドが伝わった。仕事中心の主人公を暖かく支える妻の適度な距離感も好感が持てた。 気持ちの良い読書時間であった。 | ||||
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ヒット作ということで読んだのですが、いまいち流行った理由がわかりません。 劇的な展開もなく、なんとなくずるずると日常が過ぎていくので、どうにも面白くない。 辞書作りの描写はリアリティーがありますが、それ以外はどうも・・・ キャラがあんま魅力的じゃないし。 結局最後のほうはバッドエンドとか期待して読んでいました・・・ さらっと借りて読んで返す。 それで少しでも癒されればいいのではないでしょうか。 | ||||
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辞書編集という地味な世界な話なんだけど、登場人物がすごく個性的でちょっと笑えて。 しをん氏のお仕事小説は知らない世界のことを知ることができてとても興味深いです | ||||
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最近読みました。 登場人物みんな”自分の出来ること”、”自分が出来ること”を考えながら、ひたむきに進んでいく姿に いつの間にか引き付けられている自分がいました。 また、”ここでその台詞かよ~、だめだー涙腺が緩むよ~”、なんてところが多々あり、外では読めないな~なんて勝手に思っています。 自分にも何かしら心底打ち込めるものがあるんじゃないか!って思わせてくれる一冊です。 | ||||
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直木賞受賞作、「まほろ駅前多田便利軒」と本作を読みました。他のレビューにもあるとおり、ハリボテのようなキャラに付き合うだけで疲れました。何でコレが本屋大賞、直木賞なのでしようか。 | ||||
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久しぶりに一気読みをしました。それくらい、おもしろかったです。 ただ、前半に比べて、後半の展開が少し物足りない感もありましたが、とにかく楽しんで読めました。 文庫版に初出の「馬締の恋文」も傑作でした。 | ||||
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三浦しをんさんは、文楽や林業など、マイナーな職業に焦点を当てて 作品を作るのが上手いが、今回は辞書編纂。描く人によってはとてつも なくつまらなくなりそうなテーマをしっかりと読ませる内容にまとめて いるのは著者の力量ならでは。 ただ、辞書編纂がいかに困難であるのか、と言う事がもう少し真に 迫る内容で伝わってくるとより臨場感が出た気がする。 馬締が最初から辞書編纂にすっと溶け込み過ぎている事も、もの足りなさ を感じる一因かも知れない。 作品としては面白かっただけに…少し残念です。 | ||||
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着眼点は面白いし、辞書作りに関して著者は非常によくリサーチしたと思うのだけど、辞書作りの苦労に関して同じような表現が何度も出てくるし、辞書作りの大変さを描くために本当に描きたいことがぼやけてしまっていると思う。辞書作りと登場人物の心情、両方をちょっとずつ紹介している感じ(特に中盤以降)でどっちつかずな展開になっている気がする。登場人物が活かし切れていない。登場人物のさんは必要!?序盤で役割を担うもののそれ以降は名前と言動が触れられているだけで全くキャラ立ちしていない。さんと××さんを足して2で割ればちょうど良いのでは…と思ったり。 登場人物に特徴を持たせているようで描写が非常に表面的なので、読みながら感情移入できない。主人公もヒロインも素敵な人のはずなのにいくら読み進めても肩透かしをくらった気になる。 唯一、西岡さんの心情変化に関しては引き込まれるところがあり、もうちょっと他の登場人物に関しても繊細な心の動きを描写して欲しかった。 | ||||
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他の方のレビューにもありましたが、私も本屋大賞を勘違いしていたようです。読書離れが進んでいると言われる昨今、まずはラノベからという事なのでしょうか。 立派なタイトルと辞書作りという設定(これさえ独創ではないと他の方のレビューで知りました。)の割に、読み初めてすぐ、文章がスムーズでなく稚拙なので、あれ?と思いましたが、結局全てがそのレベルだったので、最初の一文でほぼ決まる説は本当だとわかりました。 キャラ設定はギャグマンガのよう。特にステレオタイプの「下町」キャラはこち亀のパクリみたい。ボロボロの下宿を営む「気の良い」、語尾が常に「~だよ」の「タケ」おばあさんは、本来は中央区と千代田区、文京区、港区、台東区の一部(上級武士の屋敷街以外)位でしかない「下町」を場末と勘違いしてる田舎(「山の手」含む)者のよくある誤解の結晶で慣れっこだが、かぐやという名の板前志望で寡黙で黒髪美女の孫に至ってはまさにこち亀。 テーマの一つである「女は、男の容姿も能力も一切気にせず、自分をいかに大切にしてくれるかだけで選ぶのが本能」というのも、女である作者の考えとは到底思えず、男ウケするよう編集部から指示されたとしか思えません。その前提で理想の男とされる主人公も、私には図々しい男としか思えない。27歳にもなってあまりに気が利かないのは、素朴というより、図々しいだけではないか?ビジネス上の身なりもわきまえないのは相手に失礼だし、大手出版社勤務の高給取りでありながら、格安下宿一部屋分の賃料で、勝手にワンフロア分の他の空き部屋まで本で占拠するなんてもはや犯罪だし、空いた口が塞がらない。タケ婆さんが本当の下町人なら、こういう図々しい人間を一番嫌うはずだ。でも確かに世知辛い現代では、女性も、皆が憧れる様な男と縁が無かった場合の現実的な妥協策としては、浮気も絶対しなそうな、多少の人の迷惑より倹約を優先するような男を選ぶのかな?という気もするから、そこだけリアルかもしれない。 読書を勧めるタテマエは、教養とか感受性とか視野を広げる事だと思うが、こういうステレオタイプの短絡的な小説は逆効果としか思えないので、売らんかなの本屋大賞も罪なものだと思った。 | ||||
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気の遠くなる時間が費やされる辞書作りの中,昔から,そして新しく生まれる人の物語. うだつの上がらなかった主人公が,言葉の世界に大きく吸い寄せられていく姿をはじめ, 先輩社員の葛藤や疎外感とそこからの脱却には,時に主人公以上に入り込んでしまうなど, オンラインや電子辞書が普及した今,紙の質にまでこだわり,言葉を追い求める彼らの姿は, 手書きでもメールでも,そこにあるのは言葉ということを思い出さされ,強く印象に残ります. ただ,全体的に駆け足のようにも思え,ヒロインが告白への返事をした後の…だったり, 中盤,一気に十数年も飛ばされてしまう展開には,いささか違和感を覚えてしまうところ. 特に,大事な人のために奔走しながら,かなわずに大きく失望するくだりなどは扱いが弱く, その後,あっさり次の場面に移る様子には余韻すら味わえず,物足りなさが残ってしまいます. また,文庫版の巻末には,主人公が書いた作中にも登場する恋文が収められていますが, 読者の『想像の余地』と言いますか,すべてを見せてしまうのはいささか無粋なのでは…. | ||||
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言葉って奥が深いし、生き物だと思った。辞書なんて、と思っていたけどこうやって人の手で作られているのだと、辞書を見る目が変わったと思う。 | ||||
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三浦しをんの小説を読むのは2回目。陸上部を丁寧に取材して執筆した『風が強く吹いている』は元陸上部だったこともあり大変感動し、また清涼感の残る文体にとても好感を持った。編集の仕事に携わっている自分としては、今回の辞書編集部をテーマにした本書は必ず読まねばと思っていた。本屋大賞もとったからなおさら……と思いつつ、結局文庫化されてからの読破となってしまった。『風が強く吹いている』は確か長編だったが本書はサクっと読める分量。後半に読み進めるに従って世界観に浸ることができた。正直、前半は多少物足りず『風・・・』のほうが面白かったなと思ってしまった。が、クライマックスは締切前の編集部の臨場感に感動せずにはいれなかった。改めて日々大変な編集作業と前向きに向き合う気持ちにさせてくれた。感謝。 | ||||
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仕事を面白いものにするか、つまらないものにするか、それを分ける大きなものの一つは、「自分の仕事に誇りを持てるかどうか」ということだろう。 本作を読んでそのことを改めて感じさせられた。 「仕事を面白ものにするかどうか」と書いたが「人生」と言い換えてもいい。 人生をよりよいものにするために、仕事に誇りを持とう。 そう、『大渡海』を創るのにかかわった人たちを見てそう思わされた。 | ||||
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設定から受ける印象とは違って読みやすい。 ついスマートフォンで検索してしまうけど辞書を引いていた学生時代を思い出した。 電子辞書しか知らない今の学生はかわいそうなのかもしれないね。 | ||||
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なんかこう、社内釣りとかデジサイでしつこく宣伝されてて、頭に残っていた。 そのせいで、書店でありえないくらい山積みになってた文庫を、勢いで購入。 結論。最初からドラマ化映画にするつもりで書いただろという内容。 現代的という言い方でもいいかもしれない。 厳しく言うと軽薄。 読み始め直後に映画のヴィジュアルみちゃったのも悪かったか? どんなぼろくしてもイケメンなアニキの息子が主役じゃ、なにひとつ引き立たねえな。と一気に期待値半減してしまった。 内容に戻る。辞書の編集とか、題材としては新鮮だったが、そこにかかわる人間のすごくたくさんの人間模様かといえば、べつにそうでもない。(ものすごくたくさんの人がかかわる とかなんとか言っておきながら!) 結局ごく一部の簡単な人生模様。辞書の編集とかもうどうでもいい。もじどおり造船の話でもよかっただろぐらいの話。しかも全員の身の回りの移り変わりとかが売りになりそうなもんなのに、中盤で書くのを完全に放棄している片手落ち。 でもまあ、それなりに面白かったし、辞書の編集というものの存在を、世に知らしめる役割は果たせそうだ。 しかし、最後の付録はないわ。ただのワル乗り。アニメじゃないんだから・・・。 | ||||
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この本を読んで初めて、国語辞典の編纂という仕事がわかった。もちろん今まで国語辞典にはお世話になってきましたが、国語辞典を作るということがどういうことなのか。ここまで大変なのか。ということなどなど。それに非常に時間がかかる作業。考えてみるとよくわかることだが、その言葉の意味をその言葉を使わずに説明する。しかも、その言葉の意味は人それぞれニュアンスが違うこともよくあるし、地域性もある。それを一語一語確かめながら、国語辞典をというものを作るあげる。膨大な作業の連続。しかもゴールが遠い。 しかし、この本の作者が巧みなのは、非常に単調で息のながい、国語辞典の編纂作業を実に人物の描写などを取り入れながら、飽きさせなく書いているところだ。それほどスリリングな展開はもちろんないけれど。編集部に配属される若手編集員の恋愛など。とにかくおもしろくよみました。 | ||||
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一気読みです。 辞書の裏側を知れる本です。 スポ根ならぬ辞書根もの??! ま、皆さんの票どうり、やや軽めです。 私は面白いと思いました。 | ||||
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辞書作りという興味深い作品なので前々から読みたいと思い購入しましたが期待はずれです。内容が薄く読むのが苦痛になりました。賞をとった作品だそうですが理解できません。 | ||||
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『本屋大賞受賞作』の待ちに待った文庫化! なんと真っ直ぐな小説だろうか。辞書の編纂という面白いテーマと魅力的な登場人物、難しい仕事に真摯に向き合う直向きさ…一気に読み終えた。 読み終えてみると『舟を編む』というタイトルが秀逸であることに気付く。毎日、何気なく使っている多くの言葉。その多くの言葉の一つ一つに大きな意味と役割がある。だからこそ、言葉の海に漕ぎ出すための舟が必要となる。言葉の大海原を乗りこなすための舟は手作りであるからこその意義があるのだ。そんな事を考えながら、久しぶりに本を読む楽しみを味わった作品だった。 文庫特典として、主人公の馬締光也が、香具矢に宛てた恋文を全文収録。 蛇足ながら、本書に度々登場する『大言海』を単身で編纂した大槻玄沢の偉業たるや! | ||||
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