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舟を編む
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舟を編むの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全559件 221~240 12/28ページ
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「辞書の編纂」という今までにないジャンルをコンセプトにした小説。アニメから見たので、確認しながら読みました。時の流れを早く感じましたが、面白かったです。アニメは小説通りになるのか。それも楽しみです。 | ||||
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「マルサの女」や「おくりびと」など、めずらしい、普段は知ることのできない「お仕事」の現場を舞台にしたストーリーはどれもおもしろいが、辞書製作の現場、という目のつけどころがすばらしい。玄武書房の新館と旧館という対比もリアリティがある。登場人物がやや類型的なのと、香具矢がなぜ馬締のようなタイプの男性を選ぶのか、やや説得力に欠けるのが惜しまれるが、やはり最後の松本先生の手紙には泣かされるし、読後感はとてもすがすがしい。 | ||||
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ライトノベルもそれなりに読んだことがありますが、この作品はライトノベルなのかそうでないのかよく分かりませんでした。 ライトノベルというか、受け狙いの文章で滑っているような…多分ここで笑わせたいんだろうなあ、というのはわかるんですけど、いちいち外していて、余計と思う文章が多いからなのか、読みにくくはないのに物語に入り込めませんでした。 なんとなく物語が続いていくのでこちらも文字を追いますが、途中から好奇心が刺激されず苦痛になってきたのでやめちゃいました。 | ||||
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文芸作家がスカスカした作品を書いてラノベ風にしてみた、とりとめのない話。 途中につまらない恋愛要素が入ると知ってたら読まなかったなー。 全体的散漫で、割と時間の無駄でした。アニメ化前に一応チェックしただけです。駄作でしたね、 | ||||
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辞書を造ることを題材にした面白い設定の小説でした。若干、恋愛も入ったが、これは必要性があるのか感じられませんでした。辞書を造る仕事が凄く面白いように描かれていた訳は、主人公のキャラクターによる所が大きいです。 | ||||
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辞書を作るというストーリにひかれて読み始めました。 天地明察みたいな内容を期待していたのですが、それよりも大分軽い話でした。 軽い話は好きではないのですが、全体のテーマとのバランスがあまりよくないという印象でした。 まあ、辞書を作るというのはきっと地味な作業で、それ自体、面白く作るのは大変だと思います。 最後まで興味を持って読むことができたので、それなりに楽しむことはできました。 | ||||
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TVでやっていたのを見て、こりゃ中々面白い、日本映画も隅に置けないと感心したのだが、もとは小説だと知って読んでみたところ、予想に違わずこっちの方が面白かった。ただしヒロインの香久矢については当然ながら映像のほうが具体的で、可愛くて綺麗である。 テーマが辞書だから材料は「言葉」である。言葉の料理は文章にしかできない。この小説の冒頭もダジャレで始まる。 犬。そこに居るのに“いぬ” 例えば「はしる」と「かける」。(この本ではアガルとノボル) 「走り回る」と「駆け回る」は同じようだが同じではない。「天駆ける」とは言うが「天走る」とは言わない。「橋をかける」とはいうが「橋をはしる」とは言わない。「カケル」は架ける、駆ける、掛ける、賭ける、欠ける、と展開し更に、懸る、罹る、係り、関わる、と展開する。 「カケル」と言う共通項はあるが、意味は異なる。「カケル」とは何で、そこからどのように派生したか。 クイズ番組なら面白いが、一々そんなことを考えて言葉を使う人はいないし、そんなものが何の役に立つのか、やっている本人にもわからない。ただ無意識のうちに連想と疑問が生まれて、そう考えてしまうだけの話である。当然そんな話に付き合ってくれる人もおらず、一人“妄想”にふけることになる。 一冊の辞書を作るには10年以上かかる。どこの世界でもそれほどの年月をかけるプロジェクトなどそう滅多にあるものでは無く、言葉の採取から始まって、紙の選定、スペースの調整、校正と、僕の知らないモノづくりだが、最近のデジタル化で辞書も様変わりをしてしまった。場所も取らず、重さもない。検索も容易で改定も自由である。机上版の辞書などもう売れないのだろう。しかし、そうであれば辞書には新たな使命がある。コトバとは「事の端」であり、その間には多くの空間が広がっている。言って見れば宇宙空間の星のような存在だが、その空間を繋いでいる重力を、今の辞書は表現しきれない。分子構造のような立体的な辞書が出来れば、僕たちの言語感覚は大きく変わるだろう。そいう辞書を誰か創ってくれないだろうか。 | ||||
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とにかく読みやすく、ほのぼのしている小説でした。文科系主人公ですが辞書製作のシーンはとても熱かったです。 でも、ラノベみたいという低評価レビューもなんとなくわかります。文体や雰囲気は違うのですがアニメ映えしそうな小説だと思います | ||||
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三浦さんの小説は、この作品で本屋大賞を取った時に、じゃあ いくつか読んでみるかと、ポラリスとか読んでみましたが、それほど ではありませんでした。ま、80点かな。程度。 ともあれ、文庫になったし、古本にも出てきたしってんで手に取って それでも読み始めるのにちょっと時間がかかったのですが。 舞台は神保町。とある出版社の辞書編集部。荒木さんと松本先生。 この二人に加わったのが、とある変人馬締さん。二階建ての御下宿の 二階に住んで、一階を自分の書棚にしてしまう。 この三人が紡ぐ、辞書編纂の15年。 西岡さん、佐々木さん、岸部さん。香具矢さん。タケさん。 かかわる人たちのキャラクターから、エピソード。 やがて出来上がる大渡海なる辞書は、編まれる船のごとく。 「有限の時間しか持たない人間が、広く深い言葉の海に力を合わせて 漕ぎ出していく。こわいけれど、楽しい。やめたくないと思う。真理に 迫るためにいつまでだってこの舟に乗りつづけていたい。」 「二人は手を取り合い、声を上げて涙を流した。悲しみに押しつぶ されそうな肺に、何とかして空気を取り入れようとでもいうように。」 「気がつくと馬締は嗚咽していた。香具矢さんのまえでなさけない。 そう思っても、涙と獣のようなうなり声とがあとからあとからあふれ、 止められなかった。」 まだまだ引用したい文章が満載です。 だいとかいって聞いて、大都会を歌いだした馬締君の辞書にささげた 15年。支えた香具矢さんの15年。松本先生と荒木さんの時間。 波紋と波紋が重なり合って、お互いに干渉することはありませんが、 高くなる。シンクロする。そして過ぎ去っていく美しさ。 点数をつけるレベルでしょうか。あえて、100点の三乗。 あの思ったままの文章をぶつけていた三浦さんの成長の姿。 名作です。 読まないとそんな作品です。 | ||||
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正直何が書きたかったのか?と言う疑問が湧いてきます。 「辞書編纂」というテーマに対して、 時系列で作業が進行していきますが、 その流れのなかで、ライト感覚で人間模様が描かれています。 残念ながら、「辞書編纂」という作業紹介というか 職業紹介レベルにとどまっています。 人間を描くことについて雑ですね。 とってつけたというか、思いつきで描いたという 印象しか与えてくれません。 馬締(まじめ)と香具矢(かぐや)の馴初めや、 岸辺の恋にしても、肝心な「人を好きになる動機・ 恋に落ちる瞬間」というものが 描かれず、なんとなく始まります。 馬締と香具矢の二人の仲を取り持ったと云っていい 重要な人物であるタケおばあさんと猫のトラの死など、 思い出したように昔話で語られるのみ。 さらには、馬締と香具矢は結婚したようですが、 香具矢は旧姓で板前として仕事をし、 どうやら二人には子どももいないようで、 「察してください」という雰囲気です。 物語後半で、馬締が香具矢に対し、 「うん、君の観察眼は『いつも』なかなかすごい」 などと賞賛するのですが、前例がないため もうひとつピンと来ません。 また、「血潮」という言葉の処理に際して、 大学生のバイトを含め編集部一同一致団結し、合宿作業が行われますが、 各社辞書編集者で語りぐさ(なんで?)になるようです。 しかし、これまで馬締の他部署・他社編集者との交渉・交流シーンなどの描写がなく、 大学生アルバイトとの交流シーンも一切ないので、 「何を勝手に盛り上がっているのか、さっぱりわからない?」 と云う有様です。 人間を描くということに関して、根拠の提示や伏線がなく、 「こういうキャラだから、こういう雰囲気だから、こういう行動しそうだよね」 という刷り込み(おしつけ)で、物語を展開されてしまい 正直これを小説と言ってよいのか分からないレベルです。 端的に言えば、辞書編纂リポートをちょっと物語風に 纏めてみましたという「書物」です。 | ||||
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ことばを大切にしている方は気に入る一冊です。 博多~大阪の新幹線の中で一気に読めました。 | ||||
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疲れた会社帰りの電車内で読むにはもってこい、良い意味でライトだから。 逆に休日の自宅ではあまり読みたくないかも、平日の会社を思い出しちゃうから。 「下町ロケット」の辞書作成版、という感じです。 ・登場する人物は皆なんらか闇を抱えている。 でも、辞書作成を通じて自我を取り戻していく。 ・好きなことを仕事にすることが、幸せである。 ・「壁と卵」なら、卵をとる。 そんな人にお勧めです。 | ||||
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本文より 「 言葉ではなかなか伝わらない、 通じあえないことに焦れて、 だけど結局は、 心を映した不器用な言葉を、 勇気をもって差しだすほかない。 相手が受け止めてくれるよう願って。 」 前編を通じて、このような心地よい表現が多いです。 言葉を多く知っていても 相手に伝えることの難しさ 私は言葉を多く知らないので 余計に難しいようですが・・・ 本編では、 出版社に勤める主人公が 社運のかかった辞書をつくることとなり 成長していく姿も書かれていますが 大事をなすには、やはり沢山の協力者が必要なようです。 私のやっている仕事も 要所要所でいろんな方の力添えがあってなりたっていますが 忙しすぎるとそんな当たり前で大事なことを 忘れてしまうことがあります。 もっと謙虚に日々反省し 沢山の協力者を得て 大事(小事も)を成し遂げたいと感じました。 | ||||
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きっと好きだからと、娘にすすめられて買ってみました。 とても面白く読ませていただきましたが、ぜいたくをいえば言葉の世界や、 サラリーマンの世界、学者さんの世界をもうちょっと追求していただけたらなあと思いました。 どこか、ファンタジックな少女漫画を思わせる展開でしたね。 でも、これくらいがライトで読みやすくていいのかもしれませんね。 | ||||
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辞書編纂とは目の付け所がいい、面白くならないわけがない。 との期待はみごと外れた。胸ときめく発見がない。 もちろん、それがなければダメということはない。小説だから物語のできがよければそれでいいのだが、作家に辞書とくれば言葉の世界に直接踏み込まざるをえないだろう。誰もが期待する。 で、実際踏み込んでいる。 結果を言えば、作家を職業とする人が日ごろから言葉に注意を払っていて(そのはず)これではガッカリ、そんなレベルの内容だ。 物語りのほうはどうかというと、これがまたもっと低レベル。ご都合主義と前時代的類型と平均的感傷と子供にも解るだけが取り得の貧弱ギャグと手柄顔のお手軽表現、それらを副材として捏ね上げた子供の落書き漫画並みライトノベルで、その点は『まほろ駅前多田便利軒』と同じだ。 解説ばかりでタバコのケムリほどにも結ばない人物像、顔ぶれ賑やかな割には隣町の昼間のざわめきほどにしかない人間存在感、結果当然奥行き皆無の登場人物たち、花見宴会後のゴミクズ並みに無駄な描写、何の緊張ももたらさない井戸端会議的会話、日常判断力さえ疑いたくなる設定、きわめつけが魅力のかけらもない文章、全てまほろ駅とおんなじだ。 著者は解説と技巧で登場人物の人間的奥行きつまり魅力が出せると思っているふうなのにちょっと驚く。 解説のかたまりが小説になるならそこらじゅう小説家だらけだ。初歩の心得だと思うが、現実を考えてみても見当がつくだろう。魅力ある言動に人は惹かれるが、一言ご本尊がそれに解説を加えたらどうなるか。途端に幻滅、ほの見えた魅力も木っ端みじんだ。小説だとて人間心理は共通だ。というより小説に向き合うときこそ心理は純化先鋭化する。 技巧というほどのこともないが、出だしで酷いマイナスイメージを植えておいてやがて歯の浮くプラスイメージへ持って行く、というのがおはこパターンのように見えるがどうだろう。 その落差の大きさが読者をたらしこむと信じているのなら、9割外れ1割当たりだろう。 落差の大きさに魅力が比例して従いてくるわけではない。デタラメに大きいと、行き着くところは精神疾患か。 当たり1割も著者力量次第だ。万人に万能の宝刀でないことはまほろ駅とこの作品が嫌というほど証明している。 しつこい解説とこの手法でゴリゴリ押しても、魅力は描けないと言い切れる。せいぜい支離滅裂の情緒不安定人間にしかならない。 結局は魅力ある人物の顔を表情を息づかいを、著者が頭の中に捉えているかどうか、それに尽きよう。要は人間観察力だが、ヒントとなりうる人物の1人も過去身近にしたことがないなどはありえないだろうに。 用語センスを言うなら、プロがこんなに不用意に月並み言葉に月並み形容に月並み事情に月並み結論に飛びついていいのかと思う。ひょっとしたらネット文章に影響されてのことか。まさか作家たる者が、とは思うが心もとない。 言葉の神秘の一端でもと、頑張って喰らいついた力も尽き、224頁で投げ出した。文字のゴミ捨て場を漁っている気分だ。 だから感想は対象をその頁までに限ってのものだが、但し辞書編纂関連と言葉に触れていそうな部分は一応最後まで拾い読みした上での、自信をもっての失望だ。 結局評価できるのは目のつけどころのよさだけだった。もったいない。 トップクラスとは言わずも、もう三段四段格上の作家がこのテーマで口直しを書いてくれればまた飛びつくが。 星2つは、長編ごくろうさま代1つ、西岡が中世文学教授を脅す場面の3頁ほどが作中唯一読めるレベルなのをよしとする1つ、足して2です。 | ||||
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辞書編集という地味な仕事をする地味な人の話。 でも、言葉への愛情やこだわりがすっごく伝わってきてます。 私自身も言葉の大事さを理解しているつもりですが、 この本を読んで改めて言葉のありがたさが分かったような気がします。 | ||||
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長い年月をかけて編さんされる辞書と、それにまつわる人々の話。 辞書の編さんにあたり、多くの人々の人生や辞書にかける想いや情熱など、長い時間経過とともに移り行く環境の変化と、徐々に編さん作業が進む話に心が温まります。 資本主義のこの国にあって、薄利多売や利益優先の会社の方針もある中、多くの苦難を乗り越え、時間の変遷とともに完成する辞書の意義を改めて考えさせられました。 非常によかったです。 涙も出ました。 個人的な満足度は100点満点中83点です。 (^-^)> | ||||
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辞書編纂作業の大変さや思いいれが大変慈愛深く描かれていて一気に読みきってしまいました。 | ||||
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非常に興味深く、温かい気持ちで、そしてぐいぐい引き込まれながら読了しました。 評判は聞いていましたが、実際に読んでみて、本屋大賞受賞作ということに納得しました。 | ||||
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登場人物の辞書にかける情熱を通じて、自分の想いを伝えるために「言葉」をどう紡いでいくのか、その大切さを感じました。 また、その言葉はときには目の前の大切な人だけではなく、時間を越えて後世につないでいくことができる、人類にかけがえのない財産なのだなと感じ、もっと言葉を使ってまわりの大切な人たちと接していきたい、そう感じさせる一冊でした。 | ||||
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