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マークスの山
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【この小説が収録されている参考書籍】
マークスの山の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全271件 261~271 14/14ページ
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ストーリーや人物の設定はよく、進行速度もほどよい。 マークスが何をやらかすのか、不安を持たされる展開もよい。 しかしながら、高村薫の著作全般に言えるのだが、文章や描写が ガチガチに硬いのが難点。 必要のない箇所を、硬い形容で延々と綴る悪い癖がこの作者にはある。 それも、鋼鉄の硬さではなく、圧縮ゴムの如く硬い骨付き肉の塊といった感じで、 途中でホトホトいやになってくる。 最後の数十ページなどは、話のケリはついているのだから もう読まなくてもいいような内容が意味なく続く。 最後の最後でまたまたドッと疲れた。 | ||||
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ストーリーや人物の設定はよく、進行速度もほどよい。マークスが何をやらかすのか、不安を持たされる展開もよい。しかしながら、高村薫の著作全般に言えるのだが、文章や描写がガチガチに硬いのが難点。必要のない箇所を、硬い形容で延々と綴る悪い癖がこの作者にはある。それも、鋼鉄の硬さではなく、圧縮ゴムの如く硬い骨付き肉の塊といった感じで、途中でホトホトいやになってくる。最後の数十ページなどは、話のケリはついているのだからもう読まなくてもいいような内容が意味なく続く。最後の最後でまたまたドッと疲れた。 | ||||
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高村薫氏のことを、女王様、と呼ぶそうだ。なるほど、と思う。一度読んだら、一度彼女の世界にふれてしまったら、もう最後までついていくしか無い。かくいう私もほとんど病気のようなもので、ハードカバーと文庫の二種類を持っていなければ気が済まない。そりゃそうだ。我らが女王様は、加筆修正の鬼なのだ。文庫になるときの、恐ろしいくらいの全面改稿。彼女の本が文庫になるというのは、ほとんど新刊が読めると同義だ。そして。やはり泣いた。むしろ、ハードカバーよりも、泣いた。まったく新しい感動の涙だ。わかっているのに、懲りずに泣いた。これだから、”女王様”にはかなわない。 | ||||
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高村薫氏のことを、女王様、と呼ぶそうだ。なるほど、と思う。 一度読んだら、一度彼女の世界にふれてしまったら、 もう最後までついていくしか無い。 かくいう私もほとんど病気のようなもので、 ハードカバーと文庫の二種類を持っていなければ気が済まない。 そりゃそうだ。我らが女王様は、加筆修正の鬼なのだ。文庫になるときの、恐ろしいくらいの全面改稿。 彼女の本が文庫になるというのは、ほとんど新刊が読めると同義だ。そして。 やはり泣いた。むしろ、ハードカバーよりも、泣いた。 まったく新しい感動の涙だ。わかっているのに、懲りずに泣いた。これだから、”女王様”にはかなわない。 | ||||
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初めて読んだ時の衝撃は忘れられません。一気に読破してしまいました。高村薫は天才だ!とつくづく思いました。(初めは男性かと思ってました)文庫本では手直しがしてあるのでしょうか?もう一度じっくり読んでみたいです。「照柿」「レディジョーカー」もいいけど、本書の合田刑事がやはり一番新鮮で素敵だと思います。 | ||||
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初めて読んだ時の衝撃は忘れられません。一気に読破してしまいました。高村薫は天才だ!とつくづく思いました。(初めは男性かと思ってました)文庫本では手直しがしてあるのでしょうか?もう一度じっくり読んでみたいです。「照柿」「レディジョーカー」もいいけど、本書の合田刑事がやはり一番新鮮で素敵だと思います。 | ||||
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高村薫の代表作で、93年の直木賞受賞作の待望の文庫化です。日本の警察小説を代表する傑作であり、作者の筆力、作品の密度に圧倒されます。連続殺人犯「マークス」と、元組員、法務省の高官という、一見つながりのない被害者から犯人を追う合田警部補。それぞれの心の闇が、見事に描かれています。作者本人は、直木賞受賞の弁で、「この作品はミステリーではなく小説だ」とおっしゃっていますが、この作品を読まずして、ミステリーは語れないと思います。もしまだ読んでいない方は、是非読んでください。私個人の評価では星5個では足りません。初読から10年たっても、マイベストです。余談ですが、合田警部補の活躍は、翌年の(賛否が分かれた)「照柿」に続きます。 | ||||
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いわずとしれた、高村薫の代表作で、93年の直木賞受賞作です。この他、94年版このミスと93年の文春で第1位を獲得、週刊文春二十世紀傑作ミステリーベスト10(2001年)でも3位を獲得しました。連続殺人犯「マークス」と、つながりのない被害者から犯人を追う合田警部補らの活躍を描く警察小説の傑作で、著者の他の作品と同様、追う者・追われる者それぞれの心の闇が、見事に描かれています。すでに呼んだ人はもちろん、まだこの小説を読んだことがない方は、絶対に読むべきだと思います。作品の好きずきは人それぞれだと思いますが、この作品を読まずして、ミステリーは語れません。(もっとも、作者本人によると、この作品はミステリーではなく小説だそうですが・・・) | ||||
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いわずとしれた、高村薫の代表作で、93年の直木賞受賞作です。この他、94年版このミスと93年の文春で第1位を獲得、週刊文春二十世紀傑作ミステリーベスト10(2001年)でも3位を獲得しました。連続殺人犯「マークス」と、つながりのない被害者から犯人を追う合田警部補らの活躍を描く警察小説の傑作で、著者の他の作品と同様、追う者・追われる者それぞれの心の闇が、見事に描かれています。すでに呼んだ人はもちろん、まだこの小説を読んだことがない方は、絶対に読むべきだと思います。作品の好きずきは人それぞれだと思いますが、この作品を読まずして、ミステリーは語れません。(もっとも、作者本人によると、この作品はミステリーではなく小説だそうですが・・・) | ||||
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このジャンルの本を読むのは初めてだったが、著者の世界に簡単に引きずり込まれた。事件の見た目と真相に生じたずれ、警察内部での葛藤と競争、心理学的な切り口などに加え、合田刑事とその周りの人間関係がときには魅力的、ときには醜く描かれている。ページを先にめくりたい、という衝動を常に感じると同時に、複雑なストーリーに頭がついていかず、前のページに行きつ戻りつ。読んでいるうち、本の世界に完全に没頭してしまっていた。読みどころが満載で、魅力的なストーリーだ。 | ||||
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私が高村薫と出会ったのはこの本だった。彼女に囚われたのも。 最初から主人公マークスでさえも冷静に描く文章に惹かれた。情念たっぷりで、必要以上に登場人物を追い詰めているようなのに、硬質で乾いた触感。 そしてもう一人の主人公合田雄一郎の手でさらに、荒涼としていながらも切ないラストへと導かれる。文章一語一句を踏みしめて登りたい、困難であってもたどり着きたい、まさに険しい冬山のような作品だと思う。 | ||||
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