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マークスの山
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【この小説が収録されている参考書籍】
マークスの山の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全271件 121~140 7/14ページ
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上巻はあっという間に読めてこの作家すごい面白いと思って、ハイテンションで下巻突入。なんだあれ結末。誰が納得できんの。最後はやっつけ仕事ですか?とりあえずこうしとけばいいや的な。点と点、最終的に線になりません。拙い表現で悪いですが、点と点の辺りを大きくスプレーで塗り潰したう感じ、それは線ではないよ。後半最後は本当にドン引きです。直木賞ってこんなもんなの!? | ||||
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やたら「鑑」って文字がでてくるが、日常に使う言葉じゃないと 思うし、意味がわかりません。 | ||||
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やたら「鑑」って文字がでてくるが、日常に使う言葉じゃないと 思うし、意味がわかりません。 | ||||
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感想は、ひとことで表すなら、壮大。 女性とは思えない文章の力強さに圧倒され、ぐいぐいのめりこんでいった。 犯人は分かっていて、それを追う警視庁の合田警部補が主人公になり、 彼を取り巻く警察内部の複雑な人間関係、組織というものの真の姿、 非常に緻密に構成された人間ドラマがとても読み応えがあった。 これだけ沢山の人物達の複雑な人間関係を描きながらも内容は薄っぺらくなく、 むしろものすごく重厚でかつリアリティがあり、とにかく凄いのひと言。 精神異常者の犯人であるがゆえに殺人の動機や彼の心情がはっきりしなかった点だけ 不満と言えば不満ですが、ミステリーだと思わなければ納得はできる。 そしてラスト、ようやく「そこ」にたどり着いた彼と合田達警察の心中、それまでの各々の人生、 全てがひとつに繋がり眼前に迫ってくるときは涙を流さずにはいられません。 警察が、そして読み手である自分が追っていたのは、一体何だったのか? 久々に、読み終えた瞬間にまた最初から読み返したくなった作品。 | ||||
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感想は、ひとことで表すなら、壮大。 女性とは思えない文章の力強さに圧倒され、ぐいぐいのめりこんでいった。 犯人は分かっていて、それを追う警視庁の合田警部補が主人公になり、 彼を取り巻く警察内部の複雑な人間関係、組織というものの真の姿、 非常に緻密に構成された人間ドラマがとても読み応えがあった。 これだけ沢山の人物達の複雑な人間関係を描きながらも内容は薄っぺらくなく、 むしろものすごく重厚でかつリアリティがあり、とにかく凄いのひと言。 精神異常者の犯人であるがゆえに殺人の動機や彼の心情がはっきりしなかった点だけ 不満と言えば不満ですが、ミステリーだと思わなければ納得はできる。 そしてラスト、ようやく「そこ」にたどり着いた彼と合田達警察の心中、それまでの各々の人生、 全てがひとつに繋がり眼前に迫ってくるときは涙を流さずにはいられません。 警察が、そして読み手である自分が追っていたのは、一体何だったのか? 久々に、読み終えた瞬間にまた最初から読み返したくなった作品。 | ||||
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文体が極度に重い、固い。内容も複雑で理解しがたい。高村さんの小説は現代の日本の小説としては一、二を争うほど読みにくい。内容は私には全く面白くなかった。高村さんの本はアイディアは娯楽小説なのに文章は全く一般向けではない。難解な文章だから編集者や賞の選考者は好きなのかもしれない。 | ||||
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殺人鬼マ−クスによる連続猟奇殺人。 その影に潜むもう一つの事件。 捜査を行う警察内部でも、密告なら内部闘争やら複雑。 官僚や人物の生い立ちなどなど、 とにかくリアルなんだけど、それでもしっかりロマンを感じさせる高村薫の代表作です。 ミステリ好きはゼヒ。 | ||||
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1 最近、読み始めました。以前に読んだ「半落ち」、 「砂の器」「マネーロンダリング」と似た感動 を覚えました。 2 執筆の時期の前後はわかりませんが、こころ の問題への関心が高まっている現代的な作品だと 思いました。 | ||||
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1 最近、読み始めました。以前に読んだ「半落ち」、 「砂の器」「マネーロンダリング」と似た感動 を覚えました。 2 執筆の時期の前後はわかりませんが、こころ の問題への関心が高まっている現代的な作品だと 思いました。 | ||||
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高村薫は初めて読んだ作家だが、警察や地検の組織内部の描写や山の描写などは、ハードボイルドを思わせる冷静沈着ぶりで、女流作家なのに文体は非常に男性的(、というのが適当か分からないが、リアルで一部の隙もない感じ)で驚いた。 名門大学山岳部が過去に葬ったはずの「暗い山」が捜査当局の鋭いメスによって切り刻まれるあたりは背筋が凍りつくような感覚がし、先を読むのが怖くなるが、それでも一気に読めてしまう。 凶悪な事件の連続で救いもなく進行する物語のなかで、主人公合田刑事を筆頭に警視庁捜査一課七係の個性溢れる現場刑事たちが「暗い山」に挑んでいく姿勢、その潔さのみが救いだった。 また終盤は、山(に登る)とは何か、について改めて考えさせられる。 ぜひこの著者の他の作品も読んでみたい。 | ||||
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高村薫は初めて読んだ作家だが、警察や地検の組織内部の描写や山の描写などは、ハードボイルドを思わせる冷静沈着ぶりで、女流作家なのに文体は非常に男性的(、というのが適当か分からないが、リアルで一部の隙もない感じ)で驚いた。 名門大学山岳部が過去に葬ったはずの「暗い山」が捜査当局の鋭いメスによって切り刻まれるあたりは背筋が凍りつくような感覚がし、先を読むのが怖くなるが、それでも一気に読めてしまう。 凶悪な事件の連続で救いもなく進行する物語のなかで、主人公合田刑事を筆頭に警視庁捜査一課七係の個性溢れる現場刑事たちが「暗い山」に挑んでいく姿勢、その潔さのみが救いだった。 また終盤は、山(に登る)とは何か、について改めて考えさせられる。 ぜひこの著者の他の作品も読んでみたい。 | ||||
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単行本でも1ページが2段作りで400ページ以上ある本作。 これほどの厚さの本を読むのは久しぶりだったが、非常に楽しく読書出来た。 狂気の連続殺人犯、マークス。社会の第一線で働く被害者。そしてその裏に潜むもう一つの犯罪。 山の影。 刑事モノだけれど、勧善懲悪ではなく描写も非常に細かいので、紹介文にもある通り圧倒的にリアル。そこが面白かったです。 ラストまで読み終わった時には、自分もこの本を通じて、一つの大きな山を登ったような気持ちになれました。 ミステリー、サスペンスが好きな方は是非。 | ||||
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全面改稿された文庫版では、不条理の象徴であったマークスを人間化して説明と描写を重ねる度、ただのグロテスクなモンスターに成り下がらせてしまった。文学的には、少々・・・かな?間違い無くハードカバーをお勧めします。ハードカバーは星七個。 | ||||
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全面改稿された文庫版では、不条理の象徴であったマークスを人間化して説明と描写を重ねる度、ただのグロテスクなモンスターに成り下がらせてしまった。文学的には、少々・・・かな?間違い無くハードカバーをお勧めします。ハードカバーは星七個。 | ||||
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雪山を舞台にした大変読み応えがあるおすすめ小説です。 雄大な自然の情景とは裏腹に、極めて複雑かつ単純な人間心理をうまく描写しております。 全ての謎が解かれたとき、辺り一面が一斉に雪融けした感じがしました。 | ||||
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雪山を舞台にした大変読み応えがあるおすすめ小説です。 雄大な自然の情景とは裏腹に、極めて複雑かつ単純な人間心理をうまく描写しております。 全ての謎が解かれたとき、辺り一面が一斉に雪融けした感じがしました。 | ||||
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高村氏が警察小説の体裁を借りて、個人と組織の関係、個人の社会からの隔絶感、社会の上層部の腐敗ぶりと矮小性を骨太の筆致で描いたもの。合田刑事シリーズの初作でもある。 犯人マークス及びその背景にあるマークス・グループに対する警察の対応、本庁と所轄署の確執、所轄署間の縄張り意識、署内の班・個人の競争心、捜査に圧力を掛ける裏の巨大な権力。ルーチン的とは言え、高村氏のいつもの「まるで見て来たかのような」精緻な描写によって、事件の緊迫感、人間模様の複雑さ、刑事達の焦燥感、運命の皮肉などが読者の胸に迫る。 しかし、私は犯人マークスを周期的記憶喪失症という特異な病人に設定している事に違和感を覚えた。犯人の社会からの隔絶性が精神疾患から来るというのでは、お手軽過ぎて、小説の深みが薄れてしまう。 また、次のような疑問が残るのである。 (1) 小学四年生の時には発症していた犯人が、人並みの知性を持ち得るのか ? (2) 犯行時、犯人は「暗い山」に差し掛かっており、その状態で恐喝・連続殺人を計画・実行し得たのか ? 些細な点だが、「林原」に対して「リンバラ」というルビを振らないのはアンフェアであろう。尚、markには"傷跡"という意味もあり、犯人の精神的損傷及びマークス・グループの過去の事件のメタファーとして、「マークスの山」という題名が小説の意匠を巧みに象徴している点には感心した。 | ||||
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高村氏が警察小説の体裁を借りて、個人と組織の関係、個人の社会からの隔絶感、社会の上層部の腐敗ぶりと矮小性を骨太の筆致で描いたもの。合田刑事シリーズの初作でもある。 犯人マークス及びその背景にあるマークス・グループに対する警察の対応、本庁と所轄署の確執、所轄署間の縄張り意識、署内の班・個人の競争心、捜査に圧力を掛ける裏の巨大な権力。ルーチン的とは言え、高村氏のいつもの「まるで見て来たかのような」精緻な描写によって、事件の緊迫感、人間模様の複雑さ、刑事達の焦燥感、運命の皮肉などが読者の胸に迫る。 しかし、私は犯人マークスを周期的記憶喪失症という特異な病人に設定している事に違和感を覚えた。犯人の社会からの隔絶性が精神疾患から来るというのでは、お手軽過ぎて、小説の深みが薄れてしまう。 また、次のような疑問が残るのである。 (1) 小学四年生の時には発症していた犯人が、人並みの知性を持ち得るのか ? (2) 犯行時、犯人は「暗い山」に差し掛かっており、その状態で恐喝・連続殺人を計画・実行し得たのか ? 些細な点だが、「林原」に対して「リンバラ」というルビを振らないのはアンフェアであろう。尚、markには"傷跡"という意味もあり、犯人の精神的損傷及びマークス・グループの過去の事件のメタファーとして、「マークスの山」という題名が小説の意匠を巧みに象徴している点には感心した。 | ||||
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3年周期で、曰く「明るい山」と「暗い山」の全く別の人格になってしまう精神障害を持つ「マークス」こと水沢裕之が犯す連続殺人、それを追いかける合田警部補。 水沢裕之が狙うのは、全て暁成大学OBでしかも蛍雪山岳会と何らかの関係を持っている。 違う時期に起きた事件との関連性は? 暁成大学OBが守ろうとしている秘密は? ストーリー、情景描写、人物描写も優れており、ぐいぐい惹き込まれていきます。 非常に優れた作品であることに間違いは無いのですが、敢えて難を言うとすれば、暁成大学OBが、守ろうとしていた秘密−その事件−の動機に必然性が感じられないことです。 尚、「マークス」(MARKS)とは、暁成大学の登山仲間5人組みの頭文字を取ったものですが、「R」が林原(リンバラ)から来ているというのが違和感が有りました。 確かに「R」で始まる苗字は少ないでしょうが、例えば「力石」の方が一般的にはポピュラーです。 作者が敢えて特殊な苗字を選択したのかもしれませんが...。 | ||||
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3年周期で、曰く「明るい山」と「暗い山」の全く別の人格になってしまう精神障害を持つ「マークス」こと水沢裕之が犯す連続殺人、それを追いかける合田警部補。 水沢裕之が狙うのは、全て暁成大学OBでしかも蛍雪山岳会と何らかの関係を持っている。 違う時期に起きた事件との関連性は? 暁成大学OBが守ろうとしている秘密は? ストーリー、情景描写、人物描写も優れており、ぐいぐい惹き込まれていきます。 非常に優れた作品であることに間違いは無いのですが、敢えて難を言うとすれば、暁成大学OBが、守ろうとしていた秘密−その事件−の動機に必然性が感じられないことです。 尚、「マークス」(MARKS)とは、暁成大学の登山仲間5人組みの頭文字を取ったものですが、「R」が林原(リンバラ)から来ているというのが違和感が有りました。 確かに「R」で始まる苗字は少ないでしょうが、例えば「力石」の方が一般的にはポピュラーです。 作者が敢えて特殊な苗字を選択したのかもしれませんが...。 | ||||
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