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火刑法廷



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火刑法廷の評価: 6.36/10点 レビュー 11件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.36pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全11件 1~11 1/1ページ
No.11:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(2pt)

読むのに半年もかかってしまった。

ジョン・ディクスン・カーとは趣味が合わないことがしばしばだったが、本作はどうだっただろうか。結論から言えば、全く興味の湧かないものではなかったが、しかし話があまりにも退屈すぎる。まとめ上げられれば100ページで終わらせられることを冗長にやっているようにしか思えなかった。
結末にこの上ない意外性があったことでプラス1点。

陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.10:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

火刑法廷の感想


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氣學師
S90TRJAH
No.9:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

設定がいい

偶然手に入れた100年以上前の毒殺魔の写真が自分の妻にそっくりという設定で、しかもこのタイトル、古典ミステリーファンにはなんとも言えないワクワクする設定。再読とはいえ、あらすじは忘れており、初読と同じように読むことができました。オカルトをそうでないように解決しておいて、また最後にはオカルトっぽく終わらせる手法はさすが。でも改めて読んでみて感じるのは、作品のレベルとしてはやはり今の作家のレベルの方が遥かに高いと思いました。

タッキー
KURC2DIQ
No.8:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

序盤と終盤は面白かったが中盤が退屈すぎる……

・数十年前に断頭台に送られ処刑された毒殺魔「マリー・ドーブリー」の写真を見て語り手は驚愕する。彼女は彼の妻と同じ顔を持っていた……
・ある富豪が毒殺された夜。彼の部屋から謎のドレス姿の女の姿が現れ、壁に向かって幽霊のように消えた……
・事件の真相の追究のため、毒殺された死体の墓を夜中暴くと、完全に密閉された空間であるそこから死体が消えていた……

ホラーな謎がいきなり三連発で最初の100ページは「これは面白くなりそうだ」と期待したのですが、そこから約150ページはグダグダと話が進まない退屈な展開でくじけそうになりました。
再び面白くなったのは探偵役のゴーダン・クロスがようやく登場してからでしたね。

消えた女の姿のトリックも、消えた死体のトリックも正直今読むと物足りなかったです。
細かい部分はともかく両方「まぁこんな感じなんだろうな」と薄々見当がついてしまい、その通りだった感じです。

ただ終盤に入っての怒涛の展開と真相には驚かされました。

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

よくわかりません

名作とされていますが、その理由がわかりません。

わたろう
0BCEGGR4
No.6:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

傑作!ただしかしすぐには勧められない!

カーのベストを募ると必ず選出される本書は実はノンシリーズの1冊。

出版社の編集員が作家ゴーダン・クロスの書いた実在の毒殺魔ブランヴィリエ夫人の物語を読み、そこに付せられた肖像画と自分の妻とのあまりの近似性に驚愕する。それ以来、妻がブランヴィリエ夫人の生まれ変わりであることを示唆する噂と奇妙な事件が彼の身の回りに起こる。

『緑のカプセルの謎』でも書いたが、カーは密室物と同じくらい毒殺物を著しており、本書もその1冊。今気づいたが後年読んだ『死が二人をわかつまで』と非常によく似たシチュエーションである。但し私の中ではこちらの方が評価は上。
もしかしたら本書を読んでもそれほど驚かない人もいるかもしれない。この趣向を取り入れた設定の作品は今たくさんあるからだ。しかしこれこそがそれらの作品の祖だと考えればかなりエポックメイキングな作品であることに気づくだろう。つまりポーが開祖としたミステリ、つまり人外の闇の部分に論理の光を照らして人智の物とするという新しい文学形態にさらにその形態を下敷きにして新たなるスタイルを確立したとまで云っても過言ではない。
特に読まれる方は全編に散りばめられた台詞や仕掛けに留意してもらいたい。出来れば結末を知った上で読めば、カーが含ませた数々のダブルミーニングに気づくはずだ。本書は例えば、列車に乗っているときに遭遇する進行方向から見る広告と逆方向から見る広告が角度によって全く違っている看板のようだと云えば解ってもらえるだろうか?

ただし、ではカーのお勧めは?と未読の方に問われて、この作品を推奨するのはいささか抵抗がある。なぜならば本書はカーがこのような作品を書いたことに大きな意義があるからだ。HM卿、フェル博士シリーズなどを数多く著してきたカーだからこそ本作が光るのだ。
ぜひとも読んでいただきたい傑作だが、ぜひともそれまでにカーの作品を何点か当たっていただきたい。素直に勧められないこのもどかしさをどうか理解して欲しい。

Tetchy
WHOKS60S
No.5:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

横溝正史的な?

かなり昔の作品だったのですね、読み終わってから気付きました。
内容がかなり複雑に絡み、その上外国の建物がなかなか想像できず苦労しながらの読破でした。

難しい小説だったと思いながら、でも、昔のミステリー小説って、ただ単に謎を解く、或いは犯人を推理する・・・だけに終わらず、その他の知識も必要だったな~と。
サラサラと読める軽いミステリーもストレス解消や暇つぶしにはなります。
でも、たまにはじっくりと本と格闘するのもいいかも?

ももか
3UKDKR1P
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

火刑法廷の感想


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松千代
5ZZMYCZT
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

火刑法廷の感想

カー初体験。怪奇風味の本格ミステリーですが、個人的な好みでは微妙な感じ。
出だしから不可能な密室状況、不可解で不穏な雰囲気が続き、真相がかなり気になる展開でした。終盤に出て来る探偵役とその謎解き、そして解決。なるほど素晴らしい、と思った後で最終章。これは、うーん。続きはネタバレで。

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なおひろ
R1UV05YV
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

火刑法廷の感想

カーの作品の中ではこれが一番とされているのが通説です。当事にはこういったオカルト的な要素は違和感なく、また新鮮でもあったのでしょう。埋められた死体が消えた謎。覗き見た部屋のなかには古めかしい洋服を着た女がいて埋められた壁のドアから出て行き部屋から消えた。このふたつの謎がメインのストーリーです。そしてこれだけではなく、マークの友人エドワードの妻マリーにそっくりな女性の写真が預かった原稿の中にあったが、写真の女性マリー・ドブレーは1861年殺人罪によりギロチン刑に処されている。しかし、その写真はどうみても妻マリーに見える。こういった不思議な話を織り交ぜて死んだ当主マーク・マイルズの甥マーク・デスパードが、その友人エドワード、トムたちと事件解決に動き回る様子が描かれている。しかし、話を膨らませているのは登場人物たちの多彩な個性とその役割です。謎解きの部分を忘れるほど個性的な人たちの様子が上手く描かれています。けっこうストーリーテラーとしての一面もカーには感じます。読んでいて気付いたのは島田荘司です。彼の原点はこれだなと思いました。さて、肝心のメイン・トリックふたつですが、いまどきのミステリを数多く読んでいる身としては「フーン」としか云えません。これは残念なことですが古典の宿命でしょう。当事の人たちはどうだったのでしょうか、アッと驚くトリックだったのでしょうか。それにしても解決後のエピローグはどうなのでしょう。「火刑法廷」という本のタイトルはその意味だったのでしょうか。自分的にはオカルト的な要素が入った内容のものは余り好みではないので、残念ながらとても面白かったとはいえない気分です。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)
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火刑法廷の感想

翻訳物はどうも読書に苦労するのが辛い所です。それでも名のある作品なので最後まで頑張りました。結果、読んでよかったです。
ミステリーとオカルトの融合と呼ばれる作品だけあって、雰囲気も仕掛けも面白いです。ネタバレを読んでさらに驚いた作品でした。


jom
GUZPXBJJ

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