英米ロックが百花繚乱の様相を呈していた70年代。

世界的に流行した新型ウイルスは食物連鎖で多様な生物に感染し、爆発的な数の死者をもたらした。

生まれながらになぜか不幸を引き寄せてしまう光太郎。引っ込み思案で心を開くことができず、親しい友人もいない。

伊豆諸島の東端の須栄島。高校生の打保椰々子は島民たちからなぜか“呪われた美少女”として避けられていた。

真野萌奈美、いたって普通の高校2年生…だったはずなのに、突然現れた男が身辺警護をするという。

カナダでの休暇からもどる途中、山火事に遭遇したクイーン父子。

鮮やかな犯行のあとには、必ず闇の悪事が暴かれる!これぞ平成のねずみ小僧か、はたまた単なる盗人か!?神出鬼没の伝説の窃盗犯、その名は“山猫”。

浅草の仲見世通りから少し外れると、懐かしい雰囲気の和菓子屋が見えてくる。

絶海の孤島・鬼界ガ島で神意に背きし者、ある時は蒼白く光り続ける死体となり、ある時は業火に包まれ死体となる。

奇妙な城がたたずむ孤島に招かれた10人の男女。

春休みの別荘で、本村弘樹の妻と8歳の息子がベランダから転落死する事件が起こる。

古い知り合いに年始の挨拶をするという絶対城に連れられ、礼音は人里離れた屋敷を訪れる。

若手イケメン俳優の五十嵐海里は、ねつ造スキャンダルで活動休止に追い込まれてしまう。

“駅近!便利!絶対安心!!”お悩み事、全て解決致します。池袋西口徒歩5分、怪しげなビル。

福井の田舎から祇園へ出てきた一花。どこかどんくさい少女で、やっと仕込みから舞妓になれたばかり。

奇妙で凄惨な自死事件が続いた。被害者たちは、かつて自分が行った殺人と同じ手口で命を絶っていく。

15歳のとき、ある組織から「先導者」として認可された“わたし”。

世界の全ての記憶が集まった〈神の記憶〉に情報通信保安庁警備部の精鋭たちが挑む――! 脳とコンピュータを接続するブレイン・マシン・インターフェイス、通称BMIが一般化している近未来。

真夏の京都で起こった美人染織作家絞殺事件。その影にちらつく連続婦女暴行犯と20年前の真実。

旗本家の次男・角次郎は、縁あって舂米屋に入り婿した。

あやかし事件が集う店・遠鳴堂。そこで暮らすことになった明は、怪異に近づくことで自身に眠る退魔の力を目覚めさせつつあった。

殺し合う者たちを結ぶ「赤い糸」を見る少年、楠見朝生。そして、朝生と結ばれている少女、水木しげ子さん。

東京谷中に居を構える白藤晴には、骨董品と浅からぬ因縁があった。そんな彼のもとに持ち込まれた骨董贋作にかかわるトラブル。

江戸は神田で外科医を営む梶浦風尹(ふういん)は、職人達の人気者。

女子高吹奏楽部の生徒たちが、放課後の練習中に一斉に姿を消した! 生徒たちが気がつくと、そこは現実社会とは似て非なる、ある法則に乗っ取られた謎の孤島だった――!?

大学生の遠近綸人は気になる美少女、青河幸の気を引くために「謎」追う。

東京の山間部、タンポポの咲き誇る廃牧場のサイロで、空中で刺殺されたとしか思えない異様な死体が発見された。

あの世とこの世の狭間を漂う「入日村」に、やよいという少女が村長候補としてやってきた。

大学卒業後、地元で働いていた紗耶加は、やりがいを見つけられず息苦しい毎日を過ごすなか、思いきって東京に行くことを決心する。

神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。

ひょんなことから、三億円を盗み、分け合うことになった男女五人。共犯関係の彼らは、しかし互いの名前さえ知らない―。

ニューギニアから復員してきた金田一耕助の探偵事務所に、没落の一途を辿る名門・柳條家の息子月光が相談にやってきた。

浅見光彦は、気鋭の美人ピアニスト三郷夕鶴から相談を持ちかけられる。

39歳の開業医・川辺。妻は勤務医。

中毒死事件で店を畳んだふぐ料理店。

江戸川区内の交番に勤務する山中のモットーは、地元の住民と仲良くすること。

1971年。スペインとフランスの国境地帯バスク。

2005年。

作家の成田は轢き逃げで息子を失い、続けて妻に自殺されてしまう。

ボーレンスフルトの閘門で、全裸女性の絞殺死体が見つかった。

警視庁捜査一課所属、自称酒豪、宮藤希美。彼女には奇癖があった。

「このおっさんが父さんを殺したんだ!」広島でおきた殺人事件の裁判、被害者の息子の叫びもむなしく、被告人は無罪となった。

偽りの終末世界で繰り広げられるリアルな"偽装"サスペンス! 「世界はゾンビに汚染された」 ゾンビの襲撃から逃れるため、真鍋和也と恋人の深雪たちは街外れのホームセンターに立て籠もっていた。

裁判中継が娯楽となり、そこから誕生した裁判アイドル(裁ドル)グループCSB法廷8も、今や人気絶頂。

池袋署管内で、病院勤務のソーシャルワーカーが殺された。

ご縁を結ぶうさぎと青年の心温まる物語、ライバル(?)も登場の第2巻です。

「既に現われているんだよ、静湖の運命の人は」飲み友達・繁蔵のよく当たる占いを胸に留めつつ、平戸藩の元藩主・松浦静山の娘・静湖姫は、独り身のままもうすぐ三十二歳。

ノルウェーの研究都市でFBI捜査官・ビルは不可思議な事件に遭遇。屋敷の主人は氷漬けの密室で凍死していた。

激動の時代が過ぎ、文明開化の音がそこかしこから聞こえても、未だ江戸時代は続いていた。

はるか江戸時代の寛政年間に“守護六家”から分かれた“芳輝一派”。

ある総合商社のお荷物部署。毎夜経費で飲み食いを繰り返すという噂から、人は彼らを「グルメ課」と呼ぶ…。

日本に西洋文明の波が押し寄せる中、谷崎は陰翳によって生かされる美しさこそ「日本の美」であると説いた。

強大な帝国・東乎瑠にのまれていく故郷を守るため、絶望的な戦いを繰り広げた戦士団“独角”。

不思議な犬たちと出会ってから、その身に異変が起きていたヴァン。

拝み屋を営む著者が、これまで一度も最後まで語ることも記録に残すことも許されなかった、忌まわしき怪異譚をここに開陳。

拝み屋を営む著者が、これまで一度も最後まで語ることも記録に残すことも許されなかった、忌まわしき怪異譚をここに開陳。

時は中世―王族と貴族が覇権を争う絶対階級のこの世界では、身体に刻まれた烙印によって主従が決まるという残酷な理が存在する。

1号車と7号車にパノラマラウンジカーを備えている、サロンエクスプレス踊り子。

路上のくじ引きで一等賞を当て、異世界に飛ばされた斉藤夕月(34歳・無職)。

過去に負い目を抱えた人々に巧みに迫る、正体不明の復讐代行業者。

希少な『透明標本』を所蔵する孤島の博物館を訪問した9人の男女。そこには『悪魔』が展示されているという。

特殊部隊「スティル・ブルー」に出撃命令が下った。出撃先は1945年沖縄のとある小さな島。

その女を、入れてはいけない。入れれば最後、家はたちまち食い尽くされる。

お宝鑑定番組でテレビカメラを回していた桃井初音は、出品された江戸時代の人相書に不思議な引力を感じる。

内閣情報調査室の磯貝竜一は、国際都市形成構想の視察で沖縄を訪れた。

犯罪傾向の数値が高い者を“潜在犯”として事前に捕らえることで、世界の幸福は保証されたはずだった。

西暦2112年。人間の心理・性格的傾向を数値化し、犯罪係数が上昇すると“潜在犯”として捕らえられるようになった世界。

惑星アルチアまであと六日。

仕事を辞め、幼い頃に暮らした街に帰ってきた亜樹。

女子高生のマユリはストーカーに悩み、親友に相談する。

頭部がない死体、胴体がない死体、右手がない死体…。遺体の一部が持ち去られる猟奇殺人事件が6件連続して発生した。

SMバーでM嬢として働くミチは薬とアルコール漬けの日々を送っていた。

――この男、凄いんです。

このたび晴れて大学生となり、独り暮らしを始めることになった僕―御城彼方が紹介された物件は、東京都狭間区幽落町の古いアパートだった。

写真家志望の大学生・相羽慎吾。卒業制作間近、彼女の夏美と出かけた山里で、古びたよろず屋「たけ屋」を見付ける。

御広敷に務める伊賀者が大奥で何者かに襲われた。

余命幾ばくもないおしんの心残りは、非業の死をとげた妹のひとり娘のこと。

19世紀英国―女性の権利拡張に燃えるお転婆お嬢様アイルは、その逸脱した行動によって、ついに女学院を退学になってしまった。

いじめられていた少年が仮面マスクをして中学校にやってきた。

浅見光彦は本人が知らない間に企画された34歳の誕生日パーティに際し、ドイツ出身の美人バイオリニストに頼まれともに丹波篠山へ赴く。

ドイツと日本、二つの国で次々に見つかる新事実、「遺譜」に記されていた内容とは? 第二次世界大戦当時から現代へと綿々と続く「盟約」を護り続ける者と、それを狙う者。

祖父の臨終の際、孫娘の有紀子は「決して弾いてはならない」という「送別のソナタ」と題する楽譜を託される。

隠したはずの「送別のソナタ」が、持ち出されていることが分かった有紀子。

何の変哲もない家で、主婦の死体が発見された。

伝説の武器商人モーリスの最後の商品、小型核兵器が行方不明に。

サービスエリアで大型観光バスが消失――暴力団の捜査で大阪へ向かった特捜刑事・香月功は、奇妙な事件に遭遇した。

名門・烏丸(からすま)家の第27代当主となった18歳の花頴(かえい)。

2020年夏季五輪の開催地が東京に決定したその日、警視庁東京五輪対策室が発足した。

ニューヨークの有名博物館からルパンが盗んだ宝石。それは「世界を変える」宝石だった。

妻を亡くした元刑事の奥野は、かつての上司から指示を受け北の僻地にある別荘の管理人を務めることになる。

1945年、鹿児島県・知覧特攻基地。死地に赴く若き特攻隊員の戦闘機に、ひたむきに向き合う整備兵がいた。

あああ―悲哀に満ちた泣き声とともに箱の中から現れる妖怪・箱女。

草食男子大学生、森司に訪れた試練。それは簿記の試験と、美少女こよみへの片想いを妨害する昔なじみ(男)。

夏休みに七日間戦争を戦った東中1年2組。メンバーはまだまだくすぶってはいられない。

大企業の訴訟を専門に扱い年収一億円以上を稼ぐ高級弁護士が巨大な権力と出会う時、運命の歯車が回り始める。

タクシードライバーの磐田速人は、ある日「入日村」に迷い込む。そこは河童や天狗などの妖が闊歩する不思議な場所だった。

美術大学に入学した内気な男子、道郎は、おかしな先輩・桧垣に誘われてホラー映画を作ることに。

皮肉屋の青年・叶義は幼い頃、あやかしの神隠しに遭って以来、いかなるものも“視えないものはない”という。

「奈緒。わたし、可愛い?」京本奈緒は、嘘が嫌いだ。

新宿に事務所を開くまるなげ堂は、報酬さえもらえれば犯罪スレスレのことでさえ引き受ける少しばかりイリーガルな便利屋。