ひとつ海のパラスアテナ
- 百合 (27)
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『広大な海原を疾走する双胴船と、それを操るメッセンジャーの少女』という明確なコンセプトを持ったエンターテイメント作品。水没した世界に浮かぶフロートの島々でかろうじて人類が生き延びている様を、リアルに描いている。 海洋冒険物として、世界観、設定がしっかりしていて入り込むことができた。 過酷な海と自然の猛威。そして、強烈なサバイバル描写が素晴らしい。描写が的確で臨場感に溢れています。 一章は衝撃の連続。最初にあれだけの盛り場を持ってくると、目が離せなくなる。このあとどうなってしまうんだろう……と、先を知りたくなるパワーを持っていました。 オウムガエルのキーちゃんの使い方は秀逸で、見事に泣かされました。「たくさん生きろ」というシンプルな言葉にぐっときた。「生きること」これがこの作品の大きなテーマだと思う。 主人公が対照的な少女二人というのも、インパクトがありました。どちらもキャラクターの魅力がしっかりあって良かったです。厳しい環境下に置かれているにもかかわらず、明るく逞しく動き回る主人公たちが可愛らしい。二人のお喋りもほのぼのして和みます。 ただ、漂流記ゆえか、中盤なかなか物語の山場が出来ない点はちょっと残念。 「いついつまでに何かをしなくてはならない!」という切迫した条件が無く、漂流期間中も妙にのんびりした感じが漂っている。それが味でもあるのだけれど、その分ストーリーの推進力が弱まっているのは否めない。 終盤はドキドキハラハラでした。女の子でありながら、海賊のアジトからタカを救い出そうとするアキには、少し勇気をもらえた気がします。でも、ちょっとがんばりすぎかな……。ジブリ映画とかなら1人でどうにかできる気もするけど……。あと、ドリル氏が登場するところとか……色々ご都合展開に感じました。 ラストは強引なところもありましたが、総じてよくまとまっていると思います。 | ||||
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正直言って見所は世界全体が海という世界観しかない。 キャラクターはラノベにしては弱いし、百合は取ってつけた程度。ストーリーは前半はまだしも、中盤はだれるし、後半に至ってはご都合主義のオンパレード。盛り上げたいのは伝わってくるが、戦闘経験もないズブの素人たる主人公にメタルギアの真似事をされても全然ワクワクしない。そして挙げ句の果てには死ぬ死ぬ詐欺、いやに頁を割き過ぎて白けた。最後なんて詰め込み過ぎで駆け足の二重苦。主人公の成長シーンに頁を割かないから、バトルでの活躍は二重人格を疑った。 世界観の見せ方や情景描写は上手いのに、構成や演出が弱くて下手なので世界観に振り回されている印象を受ける。なまじ真面目そうなテーマを扱える物語ではなかった、何故ならご都合主義的展開を多用するから。 最後に、翠星のガルガンティアの監督が推薦文を寄せているが、えらい違いだ。それでふと思ったが、今作のラストは海賊とのバトルではなく船でのレース対決にでもすれば良かったのではないか。それこそ紅の豚みたく。 これなら戦闘経験の有無は関係ないし、何より主人公の強みを活かせる。尚且つ男への恐怖心もやりようによっては介入させずにできるので二重人格を疑うこともない。 この作者は地力を鍛えて、エンターテイメントとエゴを両立させれば化ける筈、ぜひ頑張ってほしい。 | ||||
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冒険活劇だというので、あまり百合度には期待してなかったのですが、 すっごく熱くてゆるくないガールズラブストーリーでした。 | ||||
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100ページぐらいまでの内容なら星5でもおかしくないぐらいに面白かったです。否応なく自然と向きあわなければいけない世界観の中でその美しさと厳しさがしっかりと描かれています。よくも悪くも主人公は単純な人間で、それゆえ彼女の一挙手一投足を見逃すまいと物語に引き込まれます。 ただ、後半からはよくあるラノベレベルです。またあまりにも都合よくというか、推理もので証拠と証人と動機が一気にでてくるような急展開です。そこを今後どうするかだと思います。 前半星5、後半星2、2巻以降へ期待を込めて星3という評価にしました。 | ||||
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読んだ感想は「面白かった♪」です。 内容を要約すると、 舞台は、数百年(数十年?)後の地球。 地表のほぼ全てが海に覆われた世界に生きる、 「ヒロイン「アキ」の、出会いと別れの物語」 です。 物語は、アキと相棒のキーちゃんが、愛挺のパラス号で旅立った直後に嵐に遭い、漂流するところから始まります。 その後、フロート(浮遊ゴミの固まり)に漂着するが、パラス号が流されてしまい、アキはフロートでサバイバルすることに・・・ その後、相棒のキーちゃんとの悲しい別れ、後の親友となるタカと(表題の)「パラスアテナ」との出会いを経て、アキとタカの冒険が始まります。 アキとタカのお互いを思いやる気持ちや、守られるだけだったアキが、タカを守るために出す勇気。 健気なアキはもちろん、タカの根の優しさにも、途中で涙が出そうになりました(^^;) 最期はアキとタカの別れで終わってますが、 「悲しさより、再会が楽しみ」 という終わり方なので、次巻以降が楽しみです(^^) 悲しい出来事も多々ありますが、微笑ましい(感動できる)出来事はそれ以上あり、お勧めできる作品です。 ちなみに、他の方が言うように船に関する専門用語がたくさん出てきますが、「くどい」という程ではないと思います。 むしろ、船に関する知識が得られると思えば、かえって楽しめると思いますよ(^^) | ||||
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