1パーセントの教室
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「ただ、それだけでよかったんです」、「おはよう、愚か者。おやすみ、ボクの世界」にハマってこちらも購入。 この作者はなんでもそこそこは書けてしまうから読めるのだろうけど今作はあんまりピンとこなかった。 | ||||
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前の2作品とは違ってラノベっぽい内容でした。 ファンタジー要素があり、恋愛要素があり、そこそこハッピーエンドと言うか…。前の2作品がラノベにしてはぶっ飛んでた(意外だった)感じだったので、置きに行った感じがしてしまいました…残念… 個人的には前の2作品のイヤミス感が好きだったので、ちょっと物足りなかったです。 | ||||
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「死神」と噂される美少女、彼女と親しくなった人は必ず破滅する。そんな物騒な彼女に「恋をしました」と 告白される平凡なボク。彼女曰く、自分が好意を持った人を破滅させているワケではなく、破滅する人を好き になるだけ、だそうですが・・・ボクに破滅を回避する術はあるのか!?という話。ミステリーとオカルトが混 じった変わった話です。でも面白い。 とりあえず、破滅の回避には人の恨みを買わないことから。そこから始めた自身の周囲への調査から、次々に クラスメイト達の秘密を知り、巻き込まれていくボク。彼女も協力し、アドバイスをくれるんだけど、言葉の 端々がとげとげしい(笑)。「誤解しないでくださいね。私の恋心は九十九%が呪いが植え付けた偽りの感情」 これが噂に聞く、現実世界では需要が無さそうな、ツンデレというヤツか!!「土下座しろ。」 派手さはないけれど、繊細な視点から描かれる、ときにコミカル、ときにシリアスで、最後まで楽しめる良作 であったと思います。 | ||||
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書いたままです。大賞受賞者だし文章は良かったのでデビュー作は率直に駄作だったけど、その1冊だけでもなと思い、もう1冊買ってみましたが、結果は惨憺たるものでした。文章は3冊目にしてさらに洗練を見せていますが、そのせいでかえって粗がはっきりと見えるようになってしまっています。 具体的には、謎解きなのに伏線が張られていない(あるいは機能していない)、謎解きなのに単純に後出しの事実がいくつも出てくる、謎解きなのに解かれる謎に読んでてまるで疑問が沸かない。 もうこの時点で内容どうこうのレベルではないのですが、特に最悪の中の最悪なのが、一人称の主人公視点の物語なのに、主人公と読者である僕とで共有する情報に修復不能レベルのズレがあることです。主人公が途中で自分のセリフを隠したり(え、じゃあこれ誰視点の物語なの?)、「実は」と前置きしながら誰も知らなかった事実を話したりするシーンは本当に驚きました。悪い意味でですが。 こういうタイプの粗というのはもはやミスや失点という次元ではなく、単純に作者の人が自分の書いたもの(あるいは他人の書いたもの)をろくに読まず適当に文章を書くから起こるんだと断言できます。全ボツとかならまだしも、編集者が直すにしても限界があると思います。一人称なのに説明文も基本三人称ですし。好みとかそういう以前の問題だと思います。単純に小説ではない。 僕はこの作家の書いたものは今後二度と買いませんが、それ以上に人にも絶対すすめられないです。買わない方がいいです。後悔しかしないので。ゼロ枚の挿絵と、まるで奮わない売上がこの作者の現在位置をよく示してると思います。まじめにイチからやり直してもらいたいです。 | ||||
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第22回電撃小説大賞〈大賞〉を『ただ、それだけでよかったんです』で受賞してデビューされた松村涼哉さんの、第3作です。 内容は、前2作に無かったファンタジックな要素が加味されたミステリー小説になっています。 ある祭の夜、高校のクラスメイト達と地元の伝統的な祭(奇祭)に出かけた主人公・雨ヶ崎誠也は、突然、複数の人の声が頭に流れ込み奇怪な幻覚を見る。 不可解な幻覚に囚われそうになっていた彼を助けたのは、クラスメイトの美少女・日比野明日香だった。 しかし彼女は、好意を抱いた人間を必ず破滅させると噂される人物で、恐ろしいことに、主人公はその場で彼女から「恋をしました、キミに」と告白される。 困惑した主人公・雨ヶ崎だったが、すぐ後日、日比野の「他人の恨みに気を付けて下さい」という忠告通り、クラスの女子のひとりに些細なことで根に持たれていたことを知る。 その一件を皮切りに、主人公は校内で起こる問題を解決しようと動き出す。何故ならそれが自分の〈破滅〉を1日でも先延ばしにする唯一の方法だと、日比野明日香に教えられていたからだった。 しかしやがて、数日前の〈祭〉の夜、一緒に祭へ出かけたクラスの女子のひとりが行方不明になっていることを知る。一体、彼女はどこへ消えたのか・・・? そして〈死神〉と呼ばれる美少女・日比野は、本当に主人公を〈破滅〉へと導くのか・・・。 あとがきでも作者が言うように『これまでとは違うスタイル』の作品になっています。 前作までの暴力的なストーリーや、社会学的な知識を前提にした設定や要素はあまり見られません。 (日本の祭の共同体の紐帯の再確認などの説明は社会学的ですが、小説の設定の補強ほどの役割です) 読みやすいので発売日の昨日に買って、2日で読めました。 デビュー作の『ただそれ』に比べて、かなり読み安い作風と文章になっています。 『ただそれ』がどちらかと言うと純文学(芥川賞作家の中村文則さん等)に接近した作風だとすれば、2作目の『おはよう、愚か者。おやすみ、ボクの世界』はイヤミス、今作はサイコメトラー系のファンタジックな青春ミステリーだと言えると思います。 もし今作の評価が分かれるとしたら、そこかも知れませんね。 今後の松村先生が『ただそれ』の文学的なスタイルに回帰するか、よりライトノベル的な作風へと進むのか、次作がどうなるのか気になります。 松村さんのファンの方は読んでみてください。 (ちなみに本作の『祭』とバフチンの『カーニバル論』は殆ど関係ありません。また前作まではあった作中のイラストが無くなり、ほぼメディアワークス文庫と同じ仕様になっています) | ||||
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