バーチャル人狼ゲーム 今夜僕は君を吊る
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
バーチャル人狼ゲーム 今夜僕は君を吊るの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
結論からいうと 新規読者は『扉の外』『殺戮ゲームの館』あたりを先に読みましょう。別に続編というわけではないですが、この作品から入る必要も特に無いです。 土橋作品の読者は継続して読みましょう。『殺戮ゲームの館』を少し薄味にして違う風味にした感じです。 全体的には『扉の外』『殺戮ゲームの館』などと同じクローズドサークル。開始30%くらいまではもう何度読んだ展開かと斜め読みにならざるを得ない。その分、というわけではないが終盤の盛り上がりは良かった。あとエピローグの冒頭の伏線も綺麗に貼られていた。 人狼ゲーム自体にあまり馴染みが無いので本来的にどうあるべきなのかわからないが、土橋真二郎の作品はたいていルールが事前に明確にはなっておらず、登場人物が不明瞭なルール自体に翻弄されていく、というタイプの作品が多い。そのため、ゲーム小説としてのロジカルな展開を期待すると「フェアじゃない」といった感想になるので新規読者の場合は注意。フェアな論理展開を楽しむものではなく、ゲーム小説的な枠組みで達成される"土橋節"なるものを楽しむのが吉です。 現行の処刑タロットシリーズがライトな短編シリーズなのでバランスを取ってる感じがする。というか電撃文庫でここまで露骨に人が死んでたっけ?人が死ぬのはメディアファクトリーの方でやっている認識だったけど。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シンプルな人狼ゲームに追加ルールをいれたデスゲームもの。 そのミステリー過程を楽しむ小説です。途中のルールパートはともかく、要所や結末あたりはいかにも土橋さんらしいもの。 悪く言うと、過去作品と類似していて特徴が弱いです。よくいうと、とっつきやすいので、初心者でも読みやすいことでしょう。 土橋さんはここ最近は新規読者少ない感じだから、そこを増やすためのでしょうか。 話は一応結末ついています。まあデスゲームものなので、ここから続きもできるでしょうが。 結末にもやもやするという人もいると思うので、続きも悪くないと思います。土橋さんの過去作品ファンとしては、そろそろシリーズ通しての組織を追いつめるとか、そういう展開もみたいので。 この作品の追加ルールの「共有音」がけっこう厄介なルールです。こんなルールなくても似たプレイはできますが、システムのフォローがないと綻びがでたり、できる人間が限られます。役職をかたるのに都合がいいルールです。 たとえば、「狼」と「占い師」が共有者で、現実で恋人とかだったりすると、占い師が狼をかばい嘘をつき続けることも容易になります。 まあ通常のゲームだとランダムで選ばれるでしょうが、村人ふたりが共有者になるとゲームが動かなく、シンプルになるため、こんなデスゲームだと、はめるために「役職もち」のだれかが共有者になるだろうというのは予想できるのですが。 また、このてのデスゲームは現実の人間関係がもちこまれるので、それが解法のひとつになる可能性がある反面、複雑化する欠点もあります。占い師が憎い相手を「狼」にしたてあげるとか。そういう可能性とかを考えながら、人狼は誰か?を予想しながら読むと楽しめます。 ネタバレというか、最後どちらの手を高坂はとったか。 根拠ないので、私の勘なんですが。土橋作品の主人公は必ずしも倫理的でないのと、ゲーム好きのくせに、ここぞというときで感情的判断したりします。この作品の高坂もかなり感情に負けた判断しています。 高坂はどちらのほうと親しかったか。「この性格をかえてあげたい」と口にしたほうにより好意がかたむいていたのではないか?だから、そちらを助けたんじゃないかと私は思っています。ただ、感情で判断するタイプだからこそ、その場でブレて反対選ぶ可能性もあります。 私からすると、最後の最後に条件出してきた狼は信用に値しないので、自分の生存からすると助けるのはありえませんが。 何せ、狼を生き残らした場合、最後の一人まで殺される可能性もあるわけで。狼しか確認できないルールなんて、殺されてもいい覚悟でないと聞く気になれません。問題なのは、主人公の高坂がその可能性から、死にたくて、狼側を選択した可能性もあるわけで。 だから「死ぬ気だったのにいきのこり、決断できないからこそ」あのラストの可能性もあります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
土橋先生お得意のゲームもの。何かと流行りの人狼ゲームをベースにしながら様々な独自なエッセンスが入っている。先生の作品が好きならば損はしないと思います。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 3件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|