英国紳士の名画大作戦 チャーリー・モルデカイ1



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    初公開日(参考)2014年12月
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    長編小説

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    チャーリー・モルデカイ (1) 英国紳士の名画大作戦 (角川文庫)

    2014年12月25日 チャーリー・モルデカイ (1) 英国紳士の名画大作戦 (角川文庫)

    マドリードで盗まれたゴヤの名画。イギリスで捜査を担当する臨時主任警視のマートランドは、学友の画商チャーリー・モルデカイを訪ね手がかりを得る。ナショナル・ギャラリー、ターナー作品の裏に隠された一枚の写真。石油王クランプフのビンテージ・カーを、外交封印のもとにアメリカに運ぶ仕事を引き受けたモルデカイだが、マートランドに弱みを握られ汚れ仕事を押しつけられ―。 (「BOOK」データベースより)




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    No.6:
    (4pt)

    楽しみがいっぱい

    ジョニーデップの映画の原作という事で購入しましたが、1972年の作品!日本ではほとんど翻訳紹介されていなかった小説。作者ボンフィリオリ氏が、画商であり博識でユニーク、生きた時代も戦前から冷戦時代のイギリス、なので、色々なことが想像・推測され、イギリスや欧米の様々なことを味わいたい人には興味尽きません。ボンフィリオリ氏自身14歳の時に戦争の空襲で母上とお兄さんをなくされたそう。戦後は7年間くらい英国陸軍勤務。そういう人ながら、美術のプロ、お酒が好きで美食家。また美術が専門ならば当たり前かもしれませんが文学・歴史もよく読んでいて詳しい。また、英国車や銃にも詳しい。
    しかも主人公は結構めそめそ弱虫っぽくて、ボンフィリオリ氏も美術の造詣深いから、そういう感性の部分も表に出すかどうかは別として、おありでしょう。また、イギリスという国は階級社会で、上流は気品とかプライドがすごいけど、下層階級もいじめられてきた意地がある感じで、プライドがすごいし、下品な感性が逆に下層階級のプライドを支えている、というようなところがあって、主人公モルデカイ氏はそういうプライドたる下品、を結構これでもか!と書き表すので、下品が耐えられない方にはいやかもしれないけど、人間様々居て、上品だけじゃ済まないのがこの世界、と腹を括っている考えの人には、豪快で面白いと思います!
    ジョックという最強の、元不良だったような用心棒が、またいかついナイスガイで、モルデカイ氏と最高のいいコンビです!
    また、同級生が特別捜査権限班の警視になっているのですが、モルデカイ氏を電気を使って拷問したりするわけですが、あの戦後の冷戦時代のイギリスなら、スパイ戦がものすごいことになっていたから、一般人でないその立場の人なら、驚くようなえぐいシチュエーションが何でもあり、だったろうなー、と思います。日本は当時、もう戦争は二度とないのだ、やらないのだ、という信念のもと無邪気に純粋に戦後復興から高度経済成長へと励んでいたわけですから、あのナチスが吹き荒れて人の心が荒れ果て追い詰められて裏切りが横行したヨーロッパを経験した人たちの、次は東西冷戦に引き継がれた陰惨な裏の政治的駆け引き、特に捨て駒スパイのような人々が直面していた暴力など、まったく想像するしかない世界です。(この第1巻を読む限り、モルデカイはたまたま巻き込まれた感じで、スパイではもちろんありませんが。)
    ボンフィリオリ氏自身ユダヤ系という事で、高い窓から椅子ごと突き落とす、とか(ナチスにユダヤ人はそれをやられました)、ユダヤ系オーストリア人女性の賢さ、美しさ、とか(ジョハナというヒロイン。ナチス時代ユダヤ系オーストリア人女性は大変で、賢く脱出しなければサバイバルできなかったはず。その知性と気品を受け継ぐ、という意味。ただしこちらの上流階級も、迫害されて祖国を終われ、いまや下品のプライドも持ち合わせているよう。)、考えてみればヨーロッパの歴史的に深い、様々な推測と味わいが出てきます。
    アメリカにも行って南部を車で移動するので、南部の保守的な暴力とかも出てきますが、全体的にタフな話のわりに、主人公本人の語り口の性格による、めそめそしてるくせにシニカルで明るい哲学のせいか、めちゃおかしいというか、爆笑もするような、この時代の作品としてどこにもないようなユニークな読み物。
    とにかく、一度読んだくらいでは、自分の教養の足りなさも含めて、理解と味わいが十分ではないので、好きなら、ちょっと色々調べながらでも、何回も楽しめる読み物です!!!
    十分理解してからでないと、何とも言えないけど、ジョニー・デップの映画の方は、大分、色々変えてあるところがありますが。2015年の、しかも小説じゃなくて映画なわけだから、あんな冷戦時代の暴力を、おちゃらけモードの映画の中に、まともに入れられるわけもないでしょうが・・・だからロシア、とか出さなきゃいけないのかも、ですが、果たしてあんな風に変えたのは、どうだったのかなー、とは思うところです。とにかく、原作はちょっとどこにもないような、面白さ、ユニークさ。作者の個性のなせる業なのだろう。
    英国の詩人やいろんな人の言葉から、各章が始まっていく発想の仕方も好きです。きっちり筋書きを組み立てて書いた、というよりも、だいたいの骨格の中に、詩的インスピレーションを生き生きとさせて、作者本人ワクワクしながら、書いた、という感じがします。
    チャーリー・モルデカイ (1) 英国紳士の名画大作戦 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:チャーリー・モルデカイ (1) 英国紳士の名画大作戦 (角川文庫)より
    4041017858
    No.5:
    (4pt)

    斬新なハード?ボイルドのような

    いかにも英国、知識階級であれば教養とみなされるような知識、また画商ならではの絵画への深い造詣とその一方のむちゃくちゃぶりがすごく楽しく。西洋の美術に興味のない方には少々受け入れがたいと思いますが、個人的にはこの数年で最も楽しめました。映画となるとこの猥雑さ、スノッブさをどれだけ表現できるのかな、と期待半分、怖さ半分で見てません。
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    No.4:
    (2pt)

    意味不明のジョークが多すぎ。

    意味不明のジョークが多すぎて、ストーリーが判らなくなる時も。
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    No.3:
    (1pt)

    驚くべき日本語

    元の文章の雰囲気を出そうとしているのだろうが、日本語としては実に読みづらい文章だ。
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    4041017858
    No.2:
    (2pt)

    放埓ではあるが英国圏フルの教養足りない読者でした

    一番苦労したのは翻訳者だと思う。「注」でカバーしてくれているもののシェークスピア、ワーズワースなど英国詩人、小説など古典からの引用や(たぶん)英語ではおもしろいのであろう皮肉、言い回し、比喩などが残念ながら日本語で読む限り半分も理解できなかった。

    実は原作からではなく映画から観るほうがよほど面白いのかもしれない。(この時点で映画は未鑑ですが・・・)ミステリーとしても名画を手に入れたくだりはなぜか詳しく書かれておらず、トリックといえるほどの引っ掛けもなかった。

    文庫本で300Pほどなので「1+2」=上巻、「3+4」=下巻の2巻構成のほうが買いやすいし読みやすい気がしてならない。
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