日村誠司が代貸を務める阿岐本組は、所帯は小さいが、世の中からはみ出た若い者を抱えて、天下に恥じない任侠道を貫いてきた。

『密室蒐集家』で第13回本格ミステリ大賞を射止めた著者がミステリ人生のすべてを 賭けて贈る渾身作。

東京と秋田で、トリカブトによる毒殺事件が発生。手口に一貫性がなく、同一犯か複数犯か絞れず捜査は難航していた。

世間師“せけんし”―世情に通じて、巧みに世渡りする人。世なれて悪賢い人。

急行する捜査車両、轟く銃声。過去の事件が次々と連鎖し、驚愕のクライマックスへ!比類なき疾走感で描く緊迫の40時間。

国に棄てられし男たちよ、中国の暴虐に立ち向かえ! 最注目作家の最強ヒーロー誕生! 人民解放軍の生体実験で数千人が村ごと消滅――。

顔に目立つ大きなアザがある大学院生のアイコ、二十四歳。

今度の舞台は浜松&那覇! 音楽隊が奏でる至福の日常ミステリ! 陸海空自衛隊合同コンサートに出演するため浜松へやって来た佳音たちは、ある物をバスに隠してリハーサルへ向かう。

あるシェアハウスに住む、厄介者たちの物語。 悪と正義、法と社会、加害者と被害者……。

お家取り潰し、勘定所幹部更迭を断行した勘定吟味役・荻原重秀。次いで企てたのが御法度の金銀改鋳。

オーバー・チューリング・クリーチャ(OTC)が現実宇宙の解像度を上げ始め、人類がこちら側へと退転してからしばらく―。

日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作家が、人間の存在理由に迫る! 突然失踪した父。

昭和三十九年十月―。オリンピックに沸く東京を舞台に、ミステリーの最前線を走る七人の思惑が交錯する。

昭和三十九年十月―。オリンピックに沸く東京を舞台に、ミステリーの最前線を走る七人の思惑が交錯する。

殺人者は極刑に処すべきだ。親は子の罪の責任を負うべきだ。

神奈川県警が劇場型捜査を展開した「バッドマン事件」から半年。 巻島史彦警視は、誘拐事件の捜査を任された。

東京都藍出市で、幼稚園児の遺体が発見された。被害者は死後に性的暴行を加えられていた。

すべての探偵行為を禁止する法律が成立した日本で、探偵を目指す17歳の空閑純は、失踪した母親が消息を絶った九州の深影村を訪れる。

清朝末期。大英帝国の新興資本は、市場を求め中国進出を企てていた。

憂国の士・林則徐が推す阿片厳禁論は動揺する道光帝の心を掴み、彼は地方官吏から欽差大臣に抜擢される。

憂国の士・林則徐が推す阿片厳禁論は動揺する道光帝の心を掴み、彼は地方官吏から欽差大臣に抜擢される。

繁華街のカラオケボックスに集う四人の男。めいめいに殺意を抱えた彼らの、今日は結団式だった。

賀茂川と高野川が合流する鴨川デルタ。瓶賀流が目撃したのは濁流に呑み込まれる友人、龍樹落花の姿だった。

料理自慢の坊主が、「がんもどき」ならぬ「つるもどき」という料理をつくったらしい。

事務所に来ない。最愛の婚約者との挙式の相談もすっぽかした。

海の見える市立図書館で司書として働く31歳の本田。

ペナン島で改修を終えた東方交易第三の帆船ベンガル号が、その勇姿を上海に見せ、多国籍の仲間が揃った。

小学5年生のときに東日本大震災に遭い、離ればなれになった幼馴染の6人。

電気風呂が売りの銭湯で起きた殺人の謎を描く、デビュー作の本格ミステリ「電気風呂の怪死事件」。

体育会系な文芸編集者の娘&定年間際の高校国語教師の父が挑むのは、出版界に秘められた《日常の謎》! □「応募してませんよ、わたしは」 新人賞最終選考に残った候補者からの思いがけない一言は?(夢の風車) □「実は、扱いに困っている手紙がありましてね」 あ

ぼくの名前は佐々井彩矢。背は低い。

ゆるされている。世界と調和している。

高座に上がった先輩が、突然演目を差し替えた理由とは?水泳部と水球部の抗争になぜかオチケン(落語研究会)が関わることに?大学入学早々、落語にまったく興味がないのに、廃部寸前のオチケンに入部させられた越智健一。

都内でフリーカメラマン永井俊誘拐事件が発生した。犯人からの要求はなく、3日後に無事保護された。

人生には幾度となくこう思う瞬間があります。——あの時、あちら側を選んでいたら―—。

魔犬の呪いで妹を失った三きょうだいは、ママと一緒にパパが残してくれた別荘に移り住む。

バツイチになったのを機に、学校司書として働きはじめた詩織。

江戸は下町、本所のおけら長屋。出会いがあれば、別れもある。

社長から休暇取得を厳命された爽香は、部下のあやめたちと温泉旅行の計画を立てる。そんな折、恩師・河村布子から相談が。

国内外の観光客で賑わう浅草に聳える高層ホテル。その警備室に、不審な男から“殺人予告”の電話があった。

福栄銀行の預金係・安川信吾は、現金五百万円を横領、ホステスの啓子と逃亡する。

北アルプス・槍ケ岳の観光開発をめぐり、鎬を削る若きエリート―国井、村越、弓場。

航空自衛隊航空中央音楽隊でアルトサックスを担当する鳴瀬佳音は、ちょっぴりドジだけど憎めない女性隊員。

イケメン出張料理人の助手として、仕事に恋に大わらわ――悩めるアラサー女子の奮闘と成長を歳時記に沿った折々の料理とともに描く。

『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』をテーマに中井英夫、小栗虫太郎、都筑道夫、山田正紀らが描いた傑作ミステリ7編! 『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』をテーマとして、7人の作家が紡いだ、傑作ミステリー。

元「怪盗紳士」が隠居として暮らし、非番の日にご近所の相談ごとで引っ張りだこの若手刑事も住む花咲小路商店街。

15年前、ある地方都市のマンションで男が撲殺される事件が起こった。凶器は金属バット。

「髑髏本尊殺人事件」の解決から二年。辻村凪子は新聞記者の夫と京都で暮らしている。

城南大学病院は衝撃に震えた。生後三日の女児が新生児室から連れ去られたのだ。

宮部みゆきの壮大にしてお気楽なＲＰＧファンタジー、いよいよ最終章！ ついにボツコニアンと魔王の謎があきらかに！ そして、予想をはるかに上回る感動のクライマックスがあなたを待っている！（はず・笑）

清涼な山中で行うトレイルラン。人気のスポーツに没頭する青年は山に潜む危険をまだ知らなかった―「ランナーズハイ」。

谷中のレトロな街並みの中で、三代続くカメラ屋「今宮写真機店」。

鋳掛け屋の太兵衛が死に、葬式になぜか東町奉行所与力が弔問にやってきた。かつて太兵衛は東町奉行所の付同心をしていたという。

道林学園２年生の園川智三は、クラスメートである百灯瀬七姫の家を訪れる。

仕事の成功、円満な家庭―ただ、幸せになりたいだけだった。

名門譜代大名の堀田正信が幕府に上申書を提出した。内容は痛烈な幕政批判。

子会社・東京セントラル証券に出向した半沢直樹に、ＩＴ企業買収の案件が転がり込んだ。

報酬は一億円。大明寺と名乗る人物にそう声をかけられた六人の男女。

取り調べの可視化と効率化を目指して新設された“特殊取調対策班”。

仲良し4人組で作った秘密基地。誰も知らないその場所に、少年たちは毎日のように入り浸っていた。

能登七尾の畠山家に仕える武士の家に生まれた信春は、10歳で長谷川家の養子になる。

敵対していた信長が没して不安から解放された等伯だが、その後も永徳を頭とする狩野派との対立、心の師・千利休の自刃、息子の死など、たび重なる悲劇に見舞われる。

日村誠司が代貸を務める阿岐本組は、今時珍しく任侠道をわきまえたヤクザ。

「おまえはちがうから。この家から出ていくことを考えろ」三年前に急逝した兄・雄一と最後に交わした言葉。

夢破れ、失意のドン底だった女子が出会ったのは、落語! 勢いで弟子入りし、青葉亭かりんという名で懸命に修行する中、ある日、寄席で一人だけ全く笑わないおばさんを見つける。

猛暑の八月、東京で謎の死体遺棄事件が露見した。連続強盗事件で逮捕された相澤直樹が、「桧原村に死体を埋めた」と突然告白。

幻のミステリ作品群に再び光を当てるべく発刊され、ミステリーファンの皆様にご好評を頂いている「ミステリ珍本シリーズ」。

「六甲山に小さな別荘があるんだ。きみと同い年のひとり息子がいるので、きっといい遊び相手になる。

昭和63年、広島。

鎌倉の豪邸に住む資産家・竹宮家の書庫から発見された、〈木蓮文書=マグノリア・ドキュメント〉。

1944年6月、ノルマンディー上陸作戦が僕らの初陣だった。

昭和六年九月十八日、満州事変勃発。

“妻が自分の夢を応援してくれません。

外科医を辞め、内科医としての修業を積むべく、天医会総合病院の門を叩いた小鳥遊優は、そこで運命的な出会いを果たす。

本も結婚します。出産だって、します。

過激な暴力と破壊的な権力で裏の世界を牛耳る半グレ集団、武蔵野連合。

甘美で、繊細。壮大で、ぼんくら。

三雲華(みくも・はな)は恋人の桜庭和馬(さくらば・かずま)の家に挨拶に行くこととなった。

とある国の政府転覆を命じられた機密工作員。

空港近くのホテル。人々の笑い声は、包丁を持った元ハウスキーパーの青年、香取純一の侵入で悲鳴に変わる。

“あたしは自分の家族が好きだ。

「顰衆」との一件で、『妖怪学』への意識が変わった絶対城。

元イケメン俳優で料理人見習いの海里が働く定食屋「ばんめし屋」に、海里の兄の友人で刑事の涼彦がやってきた。

迷惑な110番への対策として、警視庁が設けた“低緊急性警察通報用電話対策係”に配属された新人巡査のかおりはてんてこ舞いな日々。

あの世とこの世の狭間にある黄昏のまち・幽落町にも冬がやってきた。

「賭けをしませんか?」と受話器の向こうの女は言った。 「十二歳の夏、あなたは初鹿野さんに恋をしました。

腐乱自殺死体の爆発事件を皮切りに、続々と起こる異常な自殺事件。

アウトローの刑事ばかりが集められた、警視庁刑事部捜査零課。そこに所属する音無レイカは、驚くべき才能をもつ女性刑事だった。

天才発掘師・西原無量が手がけることになった長崎県南島原市、日野江城下のキリシタン遺跡から、天正遣欧少年使節団ゆかりとみられる黄金の十字架が出土する。

声の色が見える僕は、透明な君に恋をした。

「この想いをあなたに伝えることをお許しください」―。夏休み、海釣りに出かけた皆人達は奇妙な恋文が入った小瓶を拾う。

「この想いをあなたに伝えることをお許しください」―。夏休み、海釣りに出かけた皆人達は奇妙な恋文が入った小瓶を拾う。

大奥での騒動を収束させた矢切良衛は、御広敷医師から、常勤を免じられる寄合医師へと出世した。

天使のような笑顔を浮かべると、出会う者はみな思わず「可愛い!」と声を上げてしまう。

売れない舞台役者・加納慎策は、内閣総理大臣・真垣統一郎に瓜二つの容姿とそ精緻なものまね芸で、ファンの間やネット上で密かに話題を集めていた。

戦う相手は殿でも、ましてや将軍家でもない。――神君家康公だ。

人の心の動きを香りとして感じる力を持つ香乃。

人の心の動きを香りとして感じる力を持つ香乃。

売れないシナリオライターだった大多の毎日は、人気女優あやめの主演ドラマを手掛けることで、一転する。