トリックスターズM(改稿版)
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特殊設定ミステリシリーズの第四弾。 毎回手を変え品を変え、様々な物語が展開されてきたけれど、今回の趣向は「犯人が先にわかっており、一体いつ、どこで犯行が行われるのか?」という謎。謎解き自体はやや小粒ながらも工夫があってぴりりと辛く、何より主人公の内面的成長が確かな手触りでもって描かれており、いよいよ迎えるクライマックスへ否応なく期待が高まった。 巻末に短編が収録されており、こちらはいわゆる「日常の謎」を扱っている。小粋な伏線と回収がばっちり決まった良作で、本編で足りなかったロジックの楽しさがきっちりと味わえ、嬉しい驚きがあった。 | ||||
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周の友達で、氷魚ちゃんが一番好きなので、それもよかったです。 周の設定を生かしつつミステリとして成立させようという難しい試み でした。一巻からの周の転機ともなっていますが、同時に一巻で 提示されたキャラクター達の状況とその変化に向けての一つの回答 でもあったんじゃないかと。周はすべてを諦めていたけれど、自分の 力なども受け入れて行く決意をしたし、その上での決断もした。氷魚 ちゃんも含めた友達のグループはずっと変わらないことが幸せだったけれど、 変わることも受け入れて彼女はその先を決めている。シリーズとして いろいろな方向で変化していく話でもあったと思いました。 | ||||
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これまでのように流されるのではなく、自らの意思で選択し行動した、天乃原周の本当の意味での魔術師デビューとなる事件。 そして、行動しなかった後悔を抱き続けて来た犯人と、行動して変えることを覚え始めた名探偵見習いの邂逅と見ることが出来よう。 事件を未然に防ぐという、古今東西の名探偵が望みながらも容易に実現できないことが、未来視をキーワードに描かれる。 今回はトリック自体は魔術的ではないことも、これまでのシリーズとは少し違う。 | ||||
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学園祭初日終了後、佐杏の研究室で元ゼミ生たちと雑魚寝した周は、 その翌朝、まどろみのなかで、犯行予告とでも言うべき予知夢を見る。 その夢は、被害者の視点で紡がれていたため、被害者が 誰かはわからなかったが、犯人の顔は見ることができた。 今までの経験上被害者は、周にとってごく近しい人間 ――凛々子たち五人――である可能性がきわめて高い。 ――犯人はわかっている。 問題は“いつ”“どこ”で“誰”が 被害者かだ――。 自らの『未来視』という能力に向き合う決心をした周は、コスプレをした 人々で賑わう『マスカレイド』の会場で、未来を変えるべく、犯行現場と なるはずの場所を探し始めるが。 《被害者探し》を主眼にした倒叙サスペンス的趣向の本作。 レッド・へリング(最有力被害者候補)に読者の目を引きつけようとする作者の誤導が あからさまなので、勘の良い読者なら、逆に、真相が見えやすいかもしれませんが、 サスペンスの“お約束”の演出と捉えれば、わかっていても惹きこまれてしまいます。 シリーズ中、最も短い本作ですが、ミステリとしての趣向がユニークであるだけ でなく、語り手である周の、克己と再生の物語として、非常によくできています。 | ||||
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トリックスターズは全て読みました。 この巻が一番良かった。 特に最後が。 とはいえトリックスターズ自体はそんなに面白い作品ではないですけれど。 その中では一番良かった、という意味です。 ぶっちゃけ、初巻とこの巻以外は読まなくていいでしょう。 | ||||
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