女性私立探偵・劉雅弦の元へやってきた女学生・葛令儀。彼女は劉に、友人の岑樹萱を見つけてほしいと依頼する。

テムズ川沿いの高級住宅地リヴァービュー・クロースで、金融業界のやり手がクロスボウの矢を喉に突き立てられて殺された。

1880年、ニューヨーク。

18年前に起きたカルト教団《アルパートンの天使》集団自殺事件の謎……犯罪ノンフィクション作家がつかんだ、衝撃の真相とは!?

不敗の弁護士エイレングラフは言う、 「私の報酬は法外ですが、有罪になったら一銭も支払わなくて結構。

押し花を受け取った著名人が連続で殺される事件が起きた。

1921年冬のアイルランド。

生きるため、他人になりすましてきた“わたし”。

1881年イギリス、エセックスのターングラス館で起こった毒殺事件。

インドが共和国になる寸前の1949年12月31日。外交官のジェームズ卿が殺された。

都会の喧騒を離れ田舎に家を買ったブレイクモア夫妻。そこに、隣人のダンが忠告にやって来る。

故郷の雪山に帰ってきたエリーは、姉と看板猫とともにミステリ好きの集う書店、ブック・シャレーを切り盛りしていた。

「浮かびゆく男」 冒頭を飾るのは、リチャード・マシスンの名作「縮みゆく男」、そしてバックマン名義の自作「痩せゆく男」を想起させる好作品。

1936年、ロンドン。高名な心理学者リーズ博士が、自宅の書斎で何者かに殺されているのが発見された。

1425年、明の皇太子・朱瞻基は遷都を図る皇帝に命じられ、首都の北京から南京へと遣わされる。

クリスマス間近のある夜、湖畔の町で若い司書のジェニファーが殺された。容疑者は交際相手のトラヴィスで、犯行を認めていた。

嵐により陸の孤島となった会員制クラブ。そこに居合わせた私立探偵。

弟の訃報が届いたのは朝食後すぐのことだった。彼は車で何度も轢き殺されたという。

神戸で中国料理店「桃源亭」を経営する華僑・陶展文。 福建で育った彼は、若い頃日本に留学して法律を学んだ。

ジョージア州サヴァナの春の夜、常連客の集まるバーを出たホームレスの青年が殺害され、考古学者である連れの黒人女性が拉致された。

家族思いなエイダンは実は連続殺人犯で、次の獲物、レイチェルを監禁している。

多重人格カップルの友情と淡い恋心と殺人と――。

香港返還まで残り2年に迫った1995年、香港の犯罪組織はニューヨークへと活動の拠点を移そうとしていた。

実は英国政府のエージェントであるレドヴァースの依頼で、夫婦のふりをして豪華客船オリンピック号に乗り込んだジェーン。

1967年末。

喩えようもなく美しい聖歌『ミゼレーレ』と、パリの教会で起きた聖歌隊指揮者の不可解な殺害事件とはいかなる関わりがあるのか？　凶器はいったい何なのか？　遺体の両耳の鼓膜は破られ、付近には子供の足跡が残っていた。

人の心は分かりませんが、 それは虫ですね――。

20世紀初頭。華やかな時代の片隅で生きる売れないオペラ歌手と貧しいお針子―― ある事件が女たちの運命を狂わせる。

100年前から行方が知れなかったハガダーが発見された―連絡を受けた古書鑑定家のハンナは、すぐにサラエボに向かった。

ここはロンドンの集合住宅の一室。女性がひとり。

羊を殺して頓死した男の事件を皮切りに頻発する凶事。

ミッキー・ハラー&ハリー・ボッシュ。

高層ビル建設現場で大型クレーンが倒壊し、作業員が死亡、周囲に多大な損害をもたらした。

町外れで父と孤立して暮らす“変わり者”サリーは6歳までの記憶がない。

取扱注意！ 変な死体×本格ミステリ 作家デビュー30周年記念作品 不謹慎だがガチ本格の死体ミステリ！ 「本格・オブ・ザ・リビングデッド」 夏の山荘で起きた惨劇。

ボーディは田舎町で暮らす15歳の少年。父を亡くし母親と寂しい日々を送っている。

12歳の少年テッドはある日、姉といとこのサリムとともに巨大観覧車ロンドン・アイに乗りに出かけた。

天才法医学者ワルター・スミルノはある晩、女優アスタ・ドゥールの殺害事件に遭遇。

1985年、アイルランドの小さな町。

【名作ミステリ新訳プロジェクト】『Yの悲劇』の事件から十年後。

『セントルイス・ニューズ』のエヴェレットは、事故で重傷を負った同僚の代わりに、その夜死刑になる男へのインタヴュー記事を担当するよう命じられた。

ガラス職人のイヴが首を切り裂かれた父の遺体を発見した。

辣腕の選挙コンサルタントとして鳴らしたシャルテルは、大手広告代理店DDT広報部のアップショーとともに、英連邦から独立間近のアフリカの小国アルバーティア初の国家元首選挙に駆り出される。

先の事件で心に傷を負ったフォーチュン。それでもシンフルは平常どおり――なのに、またもや事件が。

早朝のベルリン大聖堂に深紅の血が降り注ぐ。丸天井の下には女性牧師が吊り下げられていた。

引退した殺し屋のマークは、「暗殺依存症」患者の自助団体に参加し、「二度と人を殺さない」と誓うが、何者かに命を狙われ、襲撃されてしまう。

大学女子寮で学生が惨殺された。犯人を目撃したパメラのもとに、国の反対側からティナが会いに来た。

数百年続く、凄惨なる呪いの戦い――。至高の恐怖と異形の謎に挑め。

神経の不調に悩む女にあてがわれた古い子供部屋。そこには、異様な模様の壁紙が貼られていた…。

ミステリ作家の卵であるアニーは、大叔母の住む村に招かれた。

1980年代、香港。

イアン・プラットは16歳の高校生。霧の濃い水曜の午後、自転車で学校を出たのを最後に消息を絶った。

人生に絶望していた英国人ジョンは、旅先のフランスで自分と瓜ふたつの男ジャンに出会う。

大伯母の最期の言葉は「ヴェネツィア」だった。遺品のスケッチブックと3本の鍵の謎を解くため、キャロラインは水の都へ向かう。

高齢者を口減らしすべく介護施設をつぎつぎ襲撃する若者と、待ち受ける老婦人を描く表題作。

白人の父と黒人の母を持つ私立探偵ネイサンは牧師殺害事件の調査に乗り出す。