1919年、英国領インド。赴任したばかりのウィンダム警部は、英国人高官が殺害された事件の捜査の指揮をとる。

1921年12月、英領カルカッタ。

インドが共和国になる寸前の1949年12月31日。外交官のジェームズ卿が殺された。

1892年インド、ボンベイ。

19世紀、七月革命直後のパリで、下院議員の息子が夜会のさなか、突如身を投げて死んだ。

イギリスの引退者用施設、クーパーズ・チェイス。

インドのスラムに住む9歳のジャイ。

小説講師として才能のない生徒の面倒を見る作家ジェイコブ。

22年前から二年ごとに起こる、事故や自殺に見せかけた事件現場には必ず塩が残されていることに特捜部Qは気づいた。

「われわれの契約は、これで終わりだ」探偵ホーソーンに、彼が主人公のミステリを書くのに耐えかねて、わたし、作家のホロヴィッツはこう告げた。

世界最大のミステリ文学賞エドガー賞最優秀長篇賞受賞作 太平洋戦争迫るハワイ、香港、そして日本。

ふとしたことで人を殺し、その隠蔽という共同作業を経て夫婦円満となった「わたし」と妻。

ニューヨーク州、キャッツキル山地の山あいにそびえる“ホテル・ネヴァーシンク”。

独自の理論に基づいて、探偵小説黄金時代に一冊の短篇集『ホワイトの殺人事件集』を刊行し、その後、故郷から離れて小島に隠棲する作家グラント・マカリスター。

オーストラリアの田舎町で牧師が銃を乱射し、五人を殺して射殺された事件が発生した。

高級住宅街で女性が殺害された。刑事マックスは、被害者の夫の刑事弁護士プルイットに疑いをかける。

母が亡くなり、叔母の住むジャマイカ館に身を寄せることになったメアリー。

1936年、ロンドン。高名な心理学者リーズ博士が、自宅の書斎で何者かに殺されているのが発見された。

獄中でユゴーの『レ・ミゼラブル』と出会い、犯罪をやめ警察官となったメルチョールは、カタルーニャ州郊外の町テラ・アルタで、富豪夫妻殺人事件の捜査に当たる。

青年は隠すしかなかった。自身に黒人の血が流れていることを。

ニューヨークきっての探偵リリアン・ペンテコスト。そしてわたしは、元サーカス団員の助手のウィロージーン・パーカー。

ボーディは田舎町で暮らす15歳の少年。父を亡くし母親と寂しい日々を送っている。

バラバラ死体に付いた謎の文字列の紙片。ポー刑事は事件の背後に潜む黒幕〈キュレーター〉と対峙する。

19世紀の偉大なる名探偵シャーロック・ホームズがもし、ビクトリア朝時代の英国人ではなく、清末の時代に生きた中国人だったとしたら……。

かつて老執事が奇怪な死を遂げた“幽霊屋敷”ことロングウッド・ハウス。

霧に包まれたエーランド島で、幼い少年が行方不明になった。

ミステリー専門書店の店主マルコムのもとに、FBI捜査官が訪れる。

ラルヴィク警察の警部ヴィリアム・ヴィスティングが、失踪したカタリーナ・ハウゲンの行方を追い始めて二十四年がたっていた。

これは伝説的作家の短編の見立て殺人なのか? ――イギリスの中等学校タルガース校の旧館は、かつてヴィクトリア朝時代の作家ホランドの邸宅だった。

ドイツ犯罪小説最優秀作品シリーズ、初邦訳 名門フンボルト大学の法学部を出ながら、破産寸前の法律事務所を共同経営する弁護士ヨアヒム・フェルナウ。

パリの路地裏でストリッパーの連続猟奇殺人が起こる。

『メインテーマは殺人』の刊行まであと3ヵ月。

メディア界の要人がチャーターしたプライベートジェット機が大西洋上に墜落。

暗号のような言葉を残しロンドンの夜に消えた女。

真面目な看護師コレデはうんざりしていた。美貌の妹アヨオラが、今日もまたその彼氏を殺してしまったのだ。

ある朝、ヴィスティングの自宅の郵便箱に差出人不明の封書が届く。

還暦をとうに過ぎながらも組織一の殺し屋として名を轟かすオルソ。

凄腕の殺し屋マイケルは、ガールフレンドのエレナの妊娠を機に、組織を抜けようと誓った。

精神分析医のアナ・フォックスは、夫と娘と生活を別にして、ニューヨークの高級住宅街の屋敷に十カ月も一人こもって暮らしていた。

西アフリカの国ガーナ。そこではサカワ・ボーイズと呼ばれる少年たちが集団でインターネット詐欺を行っていた。

【北欧ミステリの最高峰 「ガラスの鍵」賞受賞作! 】 その手紙は、ビンに収められたまま何年間も海中にあり、引き揚げられてからもすっかり忘れ去られていた。

名探偵エラリイ・クイーン、最大の事件の幕が開く。

フィデルマは、単身巡礼の船旅に出ていた。修道女としての人生に疑問を抱いていたのだ。

「ガラスの鍵」賞、英国推理作家(CWA)協会賞、スウェーデン推理作家アカデミー賞の3冠に輝いた傑作! エーランド島に移住し、双子の灯台を望む屋敷に住みはじめたヨアキムとその家族。

三冠受賞！ 「ガラスの鍵」賞、マルティン・ベック賞、ゴールデン・リボルバー賞 証拠捏造疑惑をかけられた刑事は、名誉をかけて事件の真実を探る。

マリアと漣は大規模な希少動植物密売ルートの捜査中、得意取引先に不動産王ヒューがいることを掴む。

舞台は戦後ロンドン。戦時中にスパイ活動のスキルを得たアイリスと、人の内面を見抜く優れた目を持つ上流階級出身のグウェン。

〈木曜殺人クラブ〉のエリザベスは、元夫で英国のスパイのダグラスと再会する。

1985年11月、ネブラスカ州ガンスラム。鹿狩りの季節を迎えた田舎町で、女子高生ペギーが失踪した。

ドイツの富豪の跡継ぎが惨殺された。捜査にあたるのは過去の事件で心身に傷を負い、復帰したばかりのニエマンス警部。

現役時代、わたしはメンフィス市の殺人課の刑事として、犯罪者を追っていた。

デンマークの僻地に住む一家。ほぼ自給自足の幸せな暮らしは、クリスマスに起きた事件を境に一変する。

カペスタン率いる特別捜査班に舞い込んだ今度の事件の被害者は、なんと彼女の義父だった。

バージニア州郊外の町、ミラクル・クリーク。

英国人が建築し、代々の主が非業の死を遂げたグレイブルック荘。

『三人の名探偵のための事件』『死の扉』の 英国黄金期本格の巨匠、待望の第6長篇登場。