死まで139歩



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初公開日(参考)2021年12月
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長編小説

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死まで139歩 (ハヤカワ・ミステリ(1974))

2021年12月02日 死まで139歩 (ハヤカワ・ミステリ(1974))

暗号のような言葉を残しロンドンの夜に消えた女。毎日手紙を運ぶ謎めいた仕事に雇われた男――ツイスト博士のもとに舞い込んだこのふたつの事件には「しゃがれ声」の怪人が登場する共通点があった。調査に乗り出した博士は、怪人の電話に導かれ、無数の靴に埋もれた郊外の異様な屋敷へとたどり着く。そして、埋葬されたはずの屋敷の主人の死体が密室の中に出現し……不可能状況下で起きた異常な怪事の真相とは? 名探偵〈ツイスト博士〉シリーズの中でも屈指と謳われた傑作長篇がついに邦訳。解説/法月綸太郎(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

死まで139歩の総合評価:8.29/10点レビュー 7件。Cランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(6pt)

死まで139歩の感想


▼以下、ネタバレ感想

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氣學師
S90TRJAH
No.1:
(6pt)

不可解を重ねて最後は快刀乱麻の本格派密室ミステリー

フランスのディクスン・カーとして知られる(知らなかったが)アルテの1994年の作品。幽霊や怪人が登場する密室事件を名推理で解き明かす、名探偵・ツイスト博士シリーズの一作である。
ロンドン警視庁のハースト警部とツイスト博士のもとに「毎日、不審な手紙を届ける奇妙な仕事を頼まれた」という失業者と、「暗号のような言葉を残して美女が消えた」という青年が相談に来た。どちらも「しゃがれ声の男」が登場することに気づいたツイスト博士は調査に乗り出し、しゃがれ声の男からの電話でロンドン郊外の小さな村の無人の屋敷に導かれた。そこは5年前に偏屈な老人が孤独死した屋敷で、幽霊が出るとの噂があり、屋内には無数の古靴が並べられていた。しかも室内には埋葬されたはずの元住人の死体があった。ドアも窓も内側から施錠され、積み重なった5年分の埃はどこも乱れていなかった。死体は空中を飛んで来たのか? 幾重にも重なる密室の謎を、ツイスト博士は「哲学的思考」で解いていく…。
ありえないような動機と手段の犯罪で、本格謎解きミステリーのファンにはおススメできるが、現在の社会性が強いミステリーを読んできている読者には物足りないだろう。読者を選ぶ作品である。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5:
(5pt)

ポールアルテ!

古典好きの私ですが、最近の作者の中ではお気に入りの作者です。
本が出版されるとほぼ購入しています。
死まで139歩 (ハヤカワ・ミステリ(1974))Amazon書評・レビュー:死まで139歩 (ハヤカワ・ミステリ(1974))より
4150019746
No.4:
(3pt)

うーん

カーと比較してるけどカーには到底及ばないかな。
ブライディなんて特に存在意義ないしね。言っちゃえばネヴィルも。

舞台が19世紀中葉、イギリスってことで★3つ
死まで139歩 (ハヤカワ・ミステリ(1974))Amazon書評・レビュー:死まで139歩 (ハヤカワ・ミステリ(1974))より
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No.3:
(5pt)

旺盛なサービス精神&巧みなプロットは健在

ツイスト博士シリーズの翻訳は12年ぶりとのことで、復活はうれしい限り。

本作は、密室に忽然と出現した死体や靴蒐集狂など魅力狂な謎を軸に、ユーモアやロマンスを適度に交えながらサスペンスフルに展開され、氏のサービス精神には感服するばかり。

ただ、大風呂敷を広げるサービス満点の作風にやや見過されているような気がするが、実に巧みなプロットの持ち主なのではないか。

長編としては短めの中に、無駄を排した濃密で理路整然としたプロットを構築していると感じる。
類まれなる才能だと思うのだが。

とはいえ、個人的には「赤髭王の呪い」、「第四の扉」、「狂人の部屋」の方が好みではあるが、翻訳が読めたことに感謝を込めて☆5つです。
死まで139歩 (ハヤカワ・ミステリ(1974))Amazon書評・レビュー:死まで139歩 (ハヤカワ・ミステリ(1974))より
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No.2:
(5pt)

一気読みの快作・傑作

掘り返された墓地から消えた死体は、ドアも窓も内側から施錠されたうえ、五年間の封印で積もったホコリのうえに足跡一つ見られない、死体の男の家のなかに忽然と姿をあらわした…。施錠とホコリの堆積という二重の密室の謎を中心に、連続する宝石窃盗事件、白紙の封筒を毎日一日かけて同じ場所に配達するため雇われた者たち、靴だらけの家、墓地から聞こえる不気味な声…、これでもかと不可解な事件、謎、手がかりをとっ散らかして広げてみせた大風呂敷を、さて、どうスッキリたたみ上げてくれますやらという興味で、最後まで一気に読まされてしまった。「こんなこと現実にやるヤツいる?」なんて野暮は言うなかれ。虚構の世界の虚構のリアリティというものを認めて楽しめば、派手派手しい謎のマシンガンから哀切さのにじむラストまで、よく考え抜かれ構築されたミステリと膝をうてる快作・傑作になっている。
死まで139歩 (ハヤカワ・ミステリ(1974))Amazon書評・レビュー:死まで139歩 (ハヤカワ・ミステリ(1974))より
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No.1:
(5pt)

曰く言い難いエンディングに快哉を叫ぶ

ポール・アルテを読むのは、「第四の扉」(2018/9月)以来になります。私は、遮二無二本格ミステリを読むほどの読み手ではありません(笑)。「死まで139歩」(ポール・アルテ ハヤカワ・ミステリ)を一気に読み終えました。
 1940年代末。探偵は、アラン・ツイスト博士。舞台は、英国、ピッチフォード村。
 予測できない、ビザーレな出来事が立て続けに起こります。窃盗事件。殺人事件。取り外された雨どい。密室に置かれた墓から掘り出された死体。まっさらな埃。聞こえる墓の下からの声。しゃがれ声の男。謎の窃盗団。気がふれてしまった老人。そして、数多くの靴。靴。靴。
 二つのメカニカルなトリックを超えて、何とも哲学的で、パセティックで、曰く言い難いエンディングに快哉を叫ぶ。
 あとは、法月綸太郎氏の解説をゆっくりと楽しみたいと思います。
死まで139歩 (ハヤカワ・ミステリ(1974))Amazon書評・レビュー:死まで139歩 (ハヤカワ・ミステリ(1974))より
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