死まで139歩
- 名探偵 (559)
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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フランスのディクスン・カーとして知られる(知らなかったが)アルテの1994年の作品。幽霊や怪人が登場する密室事件を名推理で解き明かす、名探偵・ツイスト博士シリーズの一作である。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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古典好きの私ですが、最近の作者の中ではお気に入りの作者です。 本が出版されるとほぼ購入しています。 | ||||
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カーと比較してるけどカーには到底及ばないかな。 ブライディなんて特に存在意義ないしね。言っちゃえばネヴィルも。 舞台が19世紀中葉、イギリスってことで★3つ | ||||
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ツイスト博士シリーズの翻訳は12年ぶりとのことで、復活はうれしい限り。 本作は、密室に忽然と出現した死体や靴蒐集狂など魅力狂な謎を軸に、ユーモアやロマンスを適度に交えながらサスペンスフルに展開され、氏のサービス精神には感服するばかり。 ただ、大風呂敷を広げるサービス満点の作風にやや見過されているような気がするが、実に巧みなプロットの持ち主なのではないか。 長編としては短めの中に、無駄を排した濃密で理路整然としたプロットを構築していると感じる。 類まれなる才能だと思うのだが。 とはいえ、個人的には「赤髭王の呪い」、「第四の扉」、「狂人の部屋」の方が好みではあるが、翻訳が読めたことに感謝を込めて☆5つです。 | ||||
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掘り返された墓地から消えた死体は、ドアも窓も内側から施錠されたうえ、五年間の封印で積もったホコリのうえに足跡一つ見られない、死体の男の家のなかに忽然と姿をあらわした…。施錠とホコリの堆積という二重の密室の謎を中心に、連続する宝石窃盗事件、白紙の封筒を毎日一日かけて同じ場所に配達するため雇われた者たち、靴だらけの家、墓地から聞こえる不気味な声…、これでもかと不可解な事件、謎、手がかりをとっ散らかして広げてみせた大風呂敷を、さて、どうスッキリたたみ上げてくれますやらという興味で、最後まで一気に読まされてしまった。「こんなこと現実にやるヤツいる?」なんて野暮は言うなかれ。虚構の世界の虚構のリアリティというものを認めて楽しめば、派手派手しい謎のマシンガンから哀切さのにじむラストまで、よく考え抜かれ構築されたミステリと膝をうてる快作・傑作になっている。 | ||||
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ポール・アルテを読むのは、「第四の扉」(2018/9月)以来になります。私は、遮二無二本格ミステリを読むほどの読み手ではありません(笑)。「死まで139歩」(ポール・アルテ ハヤカワ・ミステリ)を一気に読み終えました。 1940年代末。探偵は、アラン・ツイスト博士。舞台は、英国、ピッチフォード村。 予測できない、ビザーレな出来事が立て続けに起こります。窃盗事件。殺人事件。取り外された雨どい。密室に置かれた墓から掘り出された死体。まっさらな埃。聞こえる墓の下からの声。しゃがれ声の男。謎の窃盗団。気がふれてしまった老人。そして、数多くの靴。靴。靴。 二つのメカニカルなトリックを超えて、何とも哲学的で、パセティックで、曰く言い難いエンディングに快哉を叫ぶ。 あとは、法月綸太郎氏の解説をゆっくりと楽しみたいと思います。 | ||||
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