婚約者に結婚の延期を告げられた女、新しい恋を失ったシングルマザー、彼氏の代役をさせられた大学生、永遠を信じない実業家。

三年間もセックスレスじゃなかったら―大人の恋愛と官能の世界。

恋人の降一を事故で亡くした志保。その車を運転していた降一の親友・五十嵐。

川本麻由はかつての恋人によるDVで心に傷を負い、生きることに臆病になっていた。

直木賞受賞第一作! すれ違う大人の恋愛を繊細に描く、全六篇の作品集。

女性の体に嫌悪感を覚える元恋人の冠くん。冠くんと別れ、半ばやけでつき合った遊び人の藤井。

かつて子役だった沙良は、芸能界で伸び悩んでいた。

法科大学院生の笠井修吾は同級生の館林景織子に、衝撃の過去を告白される。

もう一度だけ亡くなったあの人に会えるとしたら、あなたは何を伝えますか? 死者との再会を叶える使者「ツナグ」。

筑波に住む中学三年生の黒江は、研究者をしている母との二人暮らし。両親の離婚以来、家庭に居場所を見つけられずにいた。

東京・池袋で男の刺殺体が発見された。警視庁池袋署刑事課長の本宮は、捜査の過程で捜査一課長からある密旨を受ける。

きっかけは本当につまらないことだった。穏やかな暮らしを揺さぶった、彼の突然の暴力。

コンクール入賞者ツアーのはざま、亜夜とマサルとなぜか塵が二人の恩師・綿貫先生の墓参りをする「祝祭と掃苔」。

顔に目立つ大きなアザがある大学院生のアイコ、二十四歳。

夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が逮捕された。

こうして書棚の秘密は私とＢ、 二人だけのものになった―― ハリウッド俳優Ｂの泊まった部屋からは、決まって一冊の本が抜き取られていた。

「久々に、派手なペテン仕掛けるぞ」 詐欺師から足を洗い、実演販売士として生きる道を選んだ武沢竹夫に、 訳ありの中学生・キョウからとんでもない依頼が。

きみはなぜ、まぶたを閉じて生きると決めたの―― 共に生きながら、今は遠く離れてしまった「わたし」と「ぼく」。

世界はうつろい、大切なものさえ変わってゆく??それでも一緒にいたいよ。 ワガママで思いこみが激しい、女子力全開の華子。

「お遍路さん」を迎える場所として道後温泉にある架空の宿「さぎのや」。

僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて…。

転校した中学で、クラスメイトとは距離をおく多感な少女・七緒と出会った雪子。

無二の親友は確定死刑囚だった――。司法の裁きと救済の意味を問う、哀切の社会派ミステリ! 囚人に仏道を説く教誨師の顕真。

真綿荘に集う人々の恋はどれもままならない。

仲良しのまま破局してしまった真琴と哲、メタボな針谷にちょっかいを出す美少女の一紗、誰にも言えない思いを抱きしめる瑛子。

その場所に行けば、大事な記憶に出会える――。 恩田陸の世界を彷徨する奇跡の全18話を収録した短編集。

ひとがなんと言おうと、わたしはそれを我慢しない。日常の小さな抵抗の物語。

『三匹の子豚』が朝ドラで大ヒットした斉川亜樹。鳴かず飛ばずの時代からようやく抜け出し、忙しくも穏やかな生活を送っていた。

長年行方不明だった義兄の登場。 崩れ始める、平穏だった家族関係。

謎のカギを握るのは一枚のメモと高層マンション!?奈々川駅前の高層マンション“グレースタワー”最上階の部屋が暴力団の事務所になっている―。

あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。

埼玉で小五女子が失踪。県警の奈良も捜査に入る。

刑事たちの執念の捜査×容疑者の壮絶な孤独――。犯罪小説の最高峰、ここに誕生! 東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年。

あなたは何から逃げたいですか? 映画原作『犯罪小説集』とあわせてシリーズ累計20万部突破! 著者のライフワーク第2弾 「もう、逮捕でもなんでもしてくれんね」 高校卒業後、地元の北九州を出て職を転々としてきた福地秀明。

作家デビュー30年×実業之日本社創業125周年 貫井徳郎文庫作品 連続刊行プロジェクト 第３弾　 貫井徳郎史上 最も切なく 悲しい誘拐事件 スリルと感動のどんでん返しミステリ！ 警視庁を震撼させた 世紀の誘拐事件の真実とは？ 元警察官の辰司が、隅田

わたしが人殺しになったのは、この街のせい――。

継承される血と野望。

医者の妻の神野由香里は夫の浮気と不妊に悩んでいたが、ある日突然失踪。海で遺体となり発見される。

名探偵は肩にいる!? 不可解連続殺人の謎 三津木六兵には秘密がある。

シリーズ累計20万部のラブコメミステリ! 泥棒一家、警察一家、探偵一家の運命が交差して、新たな物語がはじまる――。

舞踏家の父と暮らす朔は、物語を書くのが好きな十二歳。

やり手経営者と、カソリックの神父。美しい女性に惹き寄せられる、対照的な二人の男。

「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性が気になって仕方のない〈わたし〉は、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で彼女が働きだすよう誘導し……。

Iターンプロジェクト担当公務員が直面するのは、 過疎地のリアルと、風変わりな「謎」――。

小説家・萱野千紘の前にあらわれた編集者・柴田は悪魔のような男だった―。過去に性的な傷をかかえる女性作家。

婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。 その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。

わたしがまだ時折、自殺願望に取り付かれていた頃、サラちゃんは殺された── 新人脚本家の甲斐千尋は、新進気鋭の映画監督長谷部香から、新作の相談を受けた。

刑務所、そこはシャバ以上に濃厚な人間関係が渦巻く、更生の最後の砦――。

小学三年生の詩穂と紗江子は親友同士だったが、紗江子の母の若い再婚相手である義父と詩穂の母が失踪、駆け落ちと見られていた。

コアラマスク連続殺人事件勃発。

あなたと生きる、その痛みごと。

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者」。

朝霞、新座、志木。家庭を持ってもこのへんに住む元女子たち。

親子の救済、老人の覚醒、過去の自分との出会い、仲良しロボットとの別れ……淡く美しい希望が灯る。

金も仕事も住処も失った元エリート・溝端了 衛は20年ぶりに故郷に帰る。

恩人の命令は、思いがけないものだった。 不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。