暗闇坂の人喰いの木

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初版刊行(参考)
種別
長編
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9,875回
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9
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118
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あらすじ

1994年06月06日 暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫)

さらし首の名所・暗闇坂にそそり立つ樹齢2000年の大楠。この巨木が次々に人間を呑み込んだ? 近寄る人間たちを狂気に駆り立てる大楠の謎とは何か? 信じられぬ怪事件の数々に名探偵・御手洗潔が挑戦する。だが真相に迫る御手洗も恐怖にふるえるほど、事件は凄惨を極めた。本格ミステリーの騎手が全力投球する傑作。(「BOOK」データベースより)

評判

暗闇坂の人喰いの木の評価:

5.89/10点 レビュー 9件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点5.89pt

暗闇坂の人喰いの木の総合評価:

7.46/10点 レビュー 54件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全5件 1〜5 1/1ページ
No.5
(7pt)

エンターテイメントとしては傑作、ミステリとしては駄作の評価が難しい作品

「人を殺して喰らう」という噂がある巨大な楠の生える豪邸にて起きた怪死事件に御手洗が挑むという、横溝御大っぽいタイトルの通りオカルトホラーテイストが漂う『御手洗潔シリーズ』第五弾。
このシリーズはまず五作目まで全てカラーの異なる作品というのが凄いですね。

現在進行形の連続殺人事件と平行して戦前から残る人食い楠にまつわる怪死事件の謎に挑み、殺人事件だけでなく暗号解読や、はたまた飛行機に乗って舞台を海外のスコットランドに移すなど、非常にもりだくさんな内容で、分量がかなりありながら中だるみ一切なしの大作です。

真相を解明すればそれで良しとはしない、御手洗の単に変人なだけではない人間的な器の大きさが感じられることや、ヒロインのエレナの魅力などもあり(最初はあまり印象が良くないですが、徐々に奥ゆかしさや健気さが感じられるのがいいですね)
単純に「娯楽作品」としてのストーリーの面白さなら、ホラーテイストに加えてこれまでの同シリーズのいい所取りをしたような作品で、『占星術殺人事件』よりずっと面白いと言ってしまってもいいと思いました。
ただ、トリックの出来ですとか真相のロジックについては粗や不満点が多く、推理小説としては今までの同シリーズで一番出来が悪いと感じました。


▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.4
(7pt)

暗闇坂の人喰いの木の感想


▼以下、ネタバレ感想

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カミーテル
MCFS6K6O
No.3
(8pt)

横溝風?

まず題名からして横溝正史へのオマージュという感じだし、ジェイムズ・ペインの地下室は明らかに乱歩のエログロ趣味を意識したもの。この作品を以ってして島田は本格の巨匠として名を残すことに挑戦したのか?
そうだとすればこの一作が未来永劫読み継がれていく名作だとは思わないが、面白かったのは事実。
しかしメインのトリックが大掛かりであればあるほど、陳腐な印象を受けるのが現代の本格である。その一点のみで10点をつけられないのがどうにも勿体無い。

Tetchy
WHOKS60S
No.2
(7pt)

暗闇坂の人喰いの木の感想

作品全体の世界観や雰囲気は、代表作「占星術殺人事件」を上回るおどろおどろしさがあっていいですね。
中心に不気味な大楠の存在を配置して、次から次へと謎が増えていく。
奇想天外な回収が御大の作品の常なのは覚悟の上だが、最初に明かされた「巨人の家」の謎の解明には唸らされた。
これぞ島田荘司と言える大技トリックに、「これは、これは、期待できる(久々に)」そう思った。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
No.1
(7pt)

暗闇坂の人喰いの木の感想

これもトリックが凄かった!女優のレオナも登場して、シリーズに幅が出てきました。

ジャム
RXFFIEA1

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.45
(2pt)

こういうのが本格派?

これってあり?本格推理小説のトリックとしては疑問符がつく。思わせぶり、どろどろしい物語の後、何か裏切られたような読後感。この作者の作品は2冊しか読んでないけど、『占星術殺人事件』が素晴らしかっただけにがっかりしました。
改訂完全版 暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 改訂完全版 暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫)より
4065227631
No.44
(5pt)

横溝正史風のタイトルもトリック

冗長に思える素人くさい手記にしろ、
島田作品はトリックに満ちている。
全部しっかり読み込んで、ようやく謎に挑戦する権利を得るみたいなもの。
人間の悪意と自然現象がリンクして超常現象を起こすというのは島田さんの十八番だけど、
そうか、ここまできたかと感銘を受けました。
改訂完全版 暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 改訂完全版 暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫)より
4065227631
No.43
(3pt)

面白かった、けど

こういうのありなんですか?
なんかしっくりこない。
途中まで書いたけどまとめきれずに全部放り投げたと言われた方が納得できました。
改訂完全版 暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 改訂完全版 暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫)より
4065227631
No.42
(5pt)

面白かった。

不気味でグロテスクな話だったけど、事件の謎にぐいぐい引き込まれた。
話自体は長いけど、会話が多いのでそれほど時間がかからず楽に読めた。
改訂完全版 暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 改訂完全版 暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫)より
4065227631
No.41
(5pt)

【ネタバレ無し】御手洗さんの人間的魅力があふれ出た作品

私は、名作でも初出が古い本については完全改訂版が出版された本を優先的に読むようにしています。調べた限りコチラは初出1990年10月。偶然にもこの本にある流れと同じ、① 占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社文庫) 、
② 改訂完全版 斜め屋敷の犯罪 (講談社文庫)
の順に読んできて幸運でした。

とても魅力的な怪奇性を帯びた事件。好奇心を刺激してやまない設定と展開を含む迫力ある文体によりさらに際立つ謎と気味の悪さ。次の展開を知りたくて・・・私が読むのが遅いこともあるのですが・・・何時間も読んでしまいます。演出のためとはいえ、これを載せるのか、と二度見してしまうほどリアルな写真も恐い。歴史によって人間も含めてあらゆる対象への価値観が変わっていくことがわかります。

偶然の要素があることや作品内にも書かれているように謎の場面が残ってしまったことがもしかしたら完成度に疑問を生じさせる印象を読者に与えるかもしれないけれど、それでも事件はもちろん、奇抜だが論理的な真相にも説得力はあるように私には感じました。

石岡さんとほぼ同じ思考をする私自身に複雑な気持ちになりましたが(笑)、これまでで御手洗さんの人間的魅力を最も感じた作品でした。信念ある愛を感じました。
終局がステレオタイプでないところがとても好き。

次は解説おススメの続編「水晶のピラミッド」を読もうかしら。・・・でもまだ、これを記載時点(2024年1月28日現在)で完全改訂版ではないんですよね。
改訂完全版 暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 改訂完全版 暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫)より
4065227631

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