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対岸の彼女
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対岸の彼女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全355件 1~20 1/18ページ
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あおちんとナナコが過ごした高校時代、それから大人になったあおちんと小夜子との出会い。稀有な出会い、邂逅をこんな物語として紡ぎ出せるってすごいなー。 | ||||
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この作品は ある視点からのテーマをうまくまとめておられるからの高評価なのだと思いますが、既に書かれたレビューにもありましたが 感想は色々になるのではないか、この点はどうなの?あのことはどうなの、と語り合ってみたい気がする作品です。ネタバレはまずいか? 最終場面になって二人が再接近するところの動機がよく分かりませんでしたが、これなどは読者側の人生経験の差でしっくりこないだけなのかなと、解釈しています。これは作品「タラント」では流れ、整合性に違和感なく、このようには感じませんでしたので少しだけ不完全燃焼。当方は高齢男性なので著者の意図や観点に鈍く、指摘が的外れかもしれないのですみません。 | ||||
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二つの人生。その本質は同じだった?いつか「交わる場所」を探し当てることができる人生を感じた。 やはり人生って諦めなければ、良いことあるんだな。感動した。 | ||||
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小説のタイトルや分かりやすいストーリーの進行パターンなどから、結末を予想しながら読み進めていたが、ストーリーの終盤になるとそのような予想が当たることへの興味が登場人物の引力によって消え失せ、気づいたら小説の世界に私は引き込まれていた。 | ||||
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女性は大変だなということと、年齢を重ねるための意味が分かってよかったというお話でした | ||||
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最近ライフステージの異なる友人との関わりに難しさを感じる事があり、何か学びや心があたたかくなることや納得、共感いずれか得られるかなと期待して読みましたが特になかったですね。 先の展開が気になり読みやすくはありますが、ふーん、という感じの終わりでした。 メインの2人の女性に共感できない。 | ||||
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梱包、装丁、綺麗。 | ||||
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物語の主体は2人の女性で、語りは客観的。30代のいまと高校大学時とを往復しながら展開していきます。 どちらが主人公で対岸の彼女は誰かと考えながら読み進めました。女子高生時代の話もいまの彼女たちの状況も自分とは重ならないが、彼女たちそれぞれの心情に共感したり想像したりして没入しました。 今と回想とが終盤でつながり、物語は着地点を得て終わりますが、彼女たちの毎日がこれからも続いていくことを想起させ、困難はあっても前向きに生きていこうとしている彼女たちを思い明るい気持ちになります。 主人公や対岸の彼女が誰なのか、最後になんとなく示されますが、読者により違うかもしれない。読み終わった方と感想を言い合いたいと思いました。 | ||||
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女性社会での生きづらさ、グループでの居心地のわるさや、それでも楽しかった日々。女性なら一度は経験のある「あの感じ」が丁寧に描かれています。自分にせよ他人にせよ、真実を知っているのは本人しかいないのだから、憶測で見えない敵を作って暮らして行くことがいかにくだらないことであるか、もっとさわやかに生きたいなと感じた。 | ||||
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どうにもつまらなくて途中で挫折。 登場人物、設定、心理描写や会話の全てが上っ面を撫でるように浅く、何一つ心に響かなかった。。 オーディブル初挫折。 | ||||
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僕は50代男性で、葵とも小夜子ともまったく共通点がないけど、だからこそ女子同士の付き合いの面倒臭さとか、ちょっとした反応に「こういう感じ方をする人もいるのか」と勉強になりました。ナナコのその後が気になるけど、幸せになっているといいですね。 | ||||
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内容も作家さんのことも知らず、なんとなく読んでみたが初っぱなから小夜子の公園でのママ友のできなさとか、私は独身だがおそらく子供がいたらそうなるであろうと共感しかなく、葵とナナコのとこに至ってはもう胸がえぐられて終始というか、読み終わってからもしばらく涙が止まらなかった。 人と仲良くなることを恐れて常に壁をつくってしまう自分、傷つかないようつい気づかないふりしてしまう自分、人間関係が煩わしいからどこにも属さない、群れない自分と所々重なり合う部分が多く、心をえぐられた。 人はなぜ歳を重ねるのか。 もう少し、人を信じて出会いを大切にしたいと思った。 ナナコが今幸せであることを祈ります。 | ||||
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第132回直木三十五賞受賞作品で,おすすめコーナーにあったので読んでみました!2人の女性の人生を描いた物語。 「女性は結婚して子育てをするもの」という風潮がある中で、普通とされる結婚して子供がいる女性と独身で自分の会社を持つ対極な2人。 まず、過去と未来を行き来する構成が斬新で面白かったです! それも対極を表しているのかなぁと思いました。 歳をとるにつれてライフステージが変わって、その度に関わる人が変わって、今まであった人間関係が薄れていくことは決して普通なことなのに,それを寂しく感じてしまう。 だけど、その思い出があるから今があるんだよと言ってくれているようでした。 過去があるから今の自分がいる。今の自分を大切にしよう。そう思わせてくれる物語です | ||||
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角田光代さんの本は2冊目です。スカッとする話なのかと思っていたので、女特有のネチネチ感にフラストレーション溜まりました。 話は面白いので、女特有のベッタリした友情に共感できる方におすすめです。 | ||||
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あおちんとナナコのパートが好き。 再会のシーンは泣ける。ふたりを抱きしめたくなる。 小夜子のパートはあまり好きではなかった。 海でのことや、過去の事件を知ったことで葵に対して一気に、疑心から蔑視に至る所はほんとに嫌悪する。 ・・・思い直して前に進むラストはよかった。 ナナコはのん(能年玲奈ちゃん)のイメージ。 別の女優さんでドラマ化したようですが、のんちゃんでやって欲しかったな。 | ||||
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主題が興味深く、共感できるかもと思い購入。節々にすごく共感できる人も多いんじゃないかと思う。女性の心情の解像度が高いので、特に子供がいる全男性に読んでほしい。自分も、特に前半の小夜子には共感した。人間の嫌な面も含めて。イヤな描写や救われない場面も多い。葵の描写に通ずるところで、もうどうすることもできない過去を思い出して、心がギュッとなる。 本作で1番救われない少女だったナナコがどうなったのか、気になった。 そこに触れない美学もあるが、少し救いがほしかったので3.5寄りの星4。 最後の森絵都さんの解説が素晴らしかった。 なるほどそういう構造だったのね、と理解でき、「自分も前に進もうと」の一文に、辛さもある納得しかねる部分もある、でも収束に向かった物語を、ポジティブに捉えることができた。 | ||||
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森に眠る魚が面白かったので、すぐに同じ作家さんの著書を探して読んだのですが、期待を上回る作品でした。 50代専業主婦ですが、小夜子が働き始める描写に、自分も今からでも何か出来るのでは無いかと勇気を貰いながらものんびり読み進みましたが、葵の少女時代の場面から急に惹き込まれ、2人の逃避行からは一気に目を離せなくなりました。 葵の少女時代に特に感情移入し、ナナコに会いたくて会いたくて後半は泣きっぱなしでした。 小夜子の、思っても口に出さずに仕舞っておく時があるところ、、自分とは正反対なので何だか憧れというか見習いたいなぁと変に感心しながら読んでいました。 読後、三人の女性がとっても愛おしくなりました。 でもやっぱりナナコと再会出来なかったのが切なくて、思い出しては泣けて来る。 レビューに詰まらなかったと書いている方も見受けられ驚いています。 まさに人それぞれ何ですね。 作者の方と年齢が近いせいか、、主人公たちの青春時代のディテールが、ディスコのバイキングとかオキシドールとか、オリーブとか、いちいち懐かしくて世代ドンピシャな自分はそれも楽しめました。 | ||||
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女同士分かり合えないと相手との関係性につまずいた時、本棚から取り出して読みたくなる小説です。温かい気持ちになり、買ってよかったと思います。 | ||||
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だれでもそれまでに経験したことを通して性格が形作られていく。若い頃、衝動的になってしまう危うさも、それを純粋なものだと信じて疑わないことも、どれも楽しさや達成感、焦燥感、悲壮感につながっていったが、私にとっては大事な経験だった。定年間近な私は最近やっと自分を見つめ直すことができたばかりだが、自分を強く生きれば良いんだと自覚できてからは幸せである。多分同じように向かい合った葵だから、その振る舞いや言葉の根っこには優しさを感じ、心を打たれた。 | ||||
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この著者の本は短編小説を幾つか読んだことがあるのだが、正直なところ、あまりピンとこなかった。 しかし、この「対岸の彼女」はけっこうおもしろかった。 そうではあるのだが、心に残るものはあまりないかな、という感じもする。 「君たちは今が世界」(朝比奈あすか、角川文庫)と、少しだが内容が重なる印象を受けた。 「対岸の彼女」のほうが先に出た本のようだけど。 言葉の間違い(誤用)がけっこう多いと感じた。 たとえば「ひとつ返事で市街地まで連れていってくれるのか」(291ページ)。正しくは「二つ返事」だろう。 ほかにも、間違いがかなりあると思った(メモしているわけではないから、子細には覚えていない)。 間違いがあると、その先を読むのが、ちょっと嫌になる。この本は、最後まで読み通したけれど。 出版社の人もきちんとチェックをしたほうがよいのではないだろうか。 | ||||
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