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対岸の彼女
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対岸の彼女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全357件 21~40 2/18ページ
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だれでもそれまでに経験したことを通して性格が形作られていく。若い頃、衝動的になってしまう危うさも、それを純粋なものだと信じて疑わないことも、どれも楽しさや達成感、焦燥感、悲壮感につながっていったが、私にとっては大事な経験だった。定年間近な私は最近やっと自分を見つめ直すことができたばかりだが、自分を強く生きれば良いんだと自覚できてからは幸せである。多分同じように向かい合った葵だから、その振る舞いや言葉の根っこには優しさを感じ、心を打たれた。 | ||||
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この著者の本は短編小説を幾つか読んだことがあるのだが、正直なところ、あまりピンとこなかった。 しかし、この「対岸の彼女」はけっこうおもしろかった。 そうではあるのだが、心に残るものはあまりないかな、という感じもする。 「君たちは今が世界」(朝比奈あすか、角川文庫)と、少しだが内容が重なる印象を受けた。 「対岸の彼女」のほうが先に出た本のようだけど。 言葉の間違い(誤用)がけっこう多いと感じた。 たとえば「ひとつ返事で市街地まで連れていってくれるのか」(291ページ)。正しくは「二つ返事」だろう。 ほかにも、間違いがかなりあると思った(メモしているわけではないから、子細には覚えていない)。 間違いがあると、その先を読むのが、ちょっと嫌になる。この本は、最後まで読み通したけれど。 出版社の人もきちんとチェックをしたほうがよいのではないだろうか。 | ||||
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筆記する難はありませんでした。また宜しくお願い致します。 | ||||
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直木賞レベルからは程遠いように思うが・・・ しかしいい小説であることは否定しない。ただ、面白いかどうかは別問題ですね。 途中までは、テーマが「一期一会」なのかと予想していたものの、そういう話でもなかった。 色々な事情、背景を背負っている人間同士の出会い、相互理解、理解しあえていたと思ったら違っていた・・・とか、しかし最終的には<一方的>かどうか判らないものの、解かりあえたことになる・・・とか。 女脳の世界か? 高校2年生の女の子2人が手を取り合って飛び降り自殺を図るというようなことが希に起こるが、男同士でそんなことをする奴はいない。 その辺の男脳と女脳の違いで、この小説の見え方は全然違ったものになる? しかし知り合いの女性は「この小説、結局何が言いたいの?」と言っていたから、性別は関係ないか・・・。 | ||||
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直木賞作品なので読んでみました。八日目の蝉も色々考えましたがこの作品もどの様に生きていくのか考える作品だと私は思います。 | ||||
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小説を読むことはリラックス効果があると他の本で読み、書店で目に付いたこの本を購入 久しぶりだし通勤電車の中で読もうと思っていましたが、読み始めると寝るギリギリまで読んでいたり、、、 2人の登場人物をそれぞれの視点で(時代は違いますが)描かれており、物語を深く読んだ気がしました。 独身と既婚子持ちのそれぞれの主人公が困難に会いながらも勇敢に立ち向かう姿に勇気をもらいました。 | ||||
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迅速に対応して頂きありがとうございました。 | ||||
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作者とは一歳しかちがわない我輩なので当時の世相、雰囲気、匂い(ディスコとか、カジャグーグーとか)がガンガン伝わってきて泣いてしまいました。 | ||||
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角田光代、という作家は本当に表現の仕方が上手で、いつも吸い込まれるような内容の作品を書くなと思います。 こちらの本も同様です。女世界のリアルな部分を上手に、そして生々しく描かれていると思います。 まるで、自分がその世界の中にいるのでは、と、感じさせるような内容です。 | ||||
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外から見ると何不自由なく普通に生きているように見える人でも、色んなドラマを抱えて生きていんだなぁと思わされた。 学校で、自分の居場所を守るために徒党を組んだり、ママさんグループで少数派の陰口を言ったりするのがとてもリアルに描かれていて面白かった。 | ||||
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女の子なら誰もが通る、学校でのグループ行動や仲間づくり、別れ、外し、などなど、みんなそう思って過ごしてきたよね~とうなずく内容。読むのは退屈ではなかったが、この本から得られる気付きや学びはまだ見つけられていない。 | ||||
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もう会えなくても、葵がナナコから受け取った沢山の感情は、葵の一部になって生き続けるのだなと思った。それはきっとナナコも同様。人生に別れはつきものだけれど、心を交わした瞬間が確かにあったという事実があるだけで本当に幸せなことなのだと思う。 | ||||
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小夜子が働きに出ることに理解がない上微妙にマザコンな夫・修二や、子どもを保育園に預けるのはかわいそうだの二人目はまだかだの嫌味を言う修二の母や、幼稚園近くのレストランに毎日集まっては保育園ママを非難する幼稚園ママたちといった人々の描写はややステレオタイプである。 それ以上にステレオタイプなのは、出版当時の宣伝文句にあったという「専業主婦と独身女の友情は成立するのか?」的なあおり方。 私も実はそういう内容の小説を期待して読み始めたのだが、非常に気持ち良く裏切られた。 勝ち組と負け組の葛藤とかそういうのではない。もっと深く根元的な、なぜ人間同士はこうも、胸苦しくなるほど分かり合えないのか、ということ。 立場が少しでも違えば、目に見えるものが少しでも違ってくれば、少しずつ確実にすれ違っていってしまう心。 とりあえず仕事に逃げることのできる大多数の男性には理解しづらいであろう、女性同士の微妙な心の行き違い。わだかまり。一ミリでもずれると相手を許せなくなってしまう、女性独特(なのかな?)の心理。 一度は葵の会社を辞めた小夜子は、再び葵の事務所兼自宅を訪れる。 「なぜ私たちは年齢を重ねるのか。生活に逃げ込んでドアを閉めるためじゃない、また出会うためだ。出会うことを選ぶためだ。選んだ場所に自分の足で歩いていくためだ」 小夜子と葵はこれからも、立場や考え方の違いからぶつかり合い、再び決別してしまうことになるのかもしれない。けれども、出会わなかったよりは出会って人間同士の関わりあいを持てた方がよい。ドアを閉めて自分(と家族)だけの世界に閉じこもったり、ここではないどこかをやみくもに目指して自分や周りを傷つけるよりは、出会って、出会った人々と汗を流してぶつかり合って生きていくことを小夜子も葵も選択したのである。 周囲と上手くいかない人、上手くいかない自分から目をそらしたい人、には読んでみてほしい。 | ||||
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女性なら共感できるモヤモヤがあって感情移入してしまいサクッと読めた | ||||
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主人公が最後まで好きになれない。 ナナコと葵の話は素敵だが、 小夜子は解釈も行動も身勝手。 面白くて夢中で読んだが、ラストはモヤモヤした。 | ||||
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小夜子と葵二人の女性の友情を描く、物語に、角田光代の素晴らしい感性がほとばしる傑作。 | ||||
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2007年に小説だが、30代の女性に今読んでほしい。 思春期の経験は大人になってもかけがえないのないものとして心に残っている。 それは大人になっても深く、残るものである。 小学校、中学、高校、大学と、人のライフステージとともに付き合う人は変わっていく。 その出会った人との関わりは消え、また新たな人と出会う。 結婚する人、しない人。 独身、既婚者 なんだか、もう、会えないな。 向こう側とこちら側。 自然と離れる。 ナナコの言葉で、一人でも大丈夫だと思えるもの。 私には一人で大丈夫だと思えるなにかにらまだ会えてない。 | ||||
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私も34歳で主人公たちと同年代のため、心に締め付けられるような思いがした。 若い頃、永遠だと思っていた純粋な思いも、いつか諦めたり虚無だと受け入れないといけない現実…。 非常にリアル。 | ||||
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女性を視点に書いた門田さんの作品は鋭いと思います。公園デビューから始まる専業主婦の視点、主婦として働くという視点など考えさせられました。 | ||||
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梱包も丁寧で良かった | ||||
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