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対岸の彼女
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対岸の彼女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全355件 21~40 2/18ページ
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筆記する難はありませんでした。また宜しくお願い致します。 | ||||
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直木賞レベルからは程遠いように思うが・・・ しかしいい小説であることは否定しない。ただ、面白いかどうかは別問題ですね。 途中までは、テーマが「一期一会」なのかと予想していたものの、そういう話でもなかった。 色々な事情、背景を背負っている人間同士の出会い、相互理解、理解しあえていたと思ったら違っていた・・・とか、しかし最終的には<一方的>かどうか判らないものの、解かりあえたことになる・・・とか。 女脳の世界か? 高校2年生の女の子2人が手を取り合って飛び降り自殺を図るというようなことが希に起こるが、男同士でそんなことをする奴はいない。 その辺の男脳と女脳の違いで、この小説の見え方は全然違ったものになる? しかし知り合いの女性は「この小説、結局何が言いたいの?」と言っていたから、性別は関係ないか・・・。 | ||||
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直木賞作品なので読んでみました。八日目の蝉も色々考えましたがこの作品もどの様に生きていくのか考える作品だと私は思います。 | ||||
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小説を読むことはリラックス効果があると他の本で読み、書店で目に付いたこの本を購入 久しぶりだし通勤電車の中で読もうと思っていましたが、読み始めると寝るギリギリまで読んでいたり、、、 2人の登場人物をそれぞれの視点で(時代は違いますが)描かれており、物語を深く読んだ気がしました。 独身と既婚子持ちのそれぞれの主人公が困難に会いながらも勇敢に立ち向かう姿に勇気をもらいました。 | ||||
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迅速に対応して頂きありがとうございました。 | ||||
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作者とは一歳しかちがわない我輩なので当時の世相、雰囲気、匂い(ディスコとか、カジャグーグーとか)がガンガン伝わってきて泣いてしまいました。 | ||||
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角田光代、という作家は本当に表現の仕方が上手で、いつも吸い込まれるような内容の作品を書くなと思います。 こちらの本も同様です。女世界のリアルな部分を上手に、そして生々しく描かれていると思います。 まるで、自分がその世界の中にいるのでは、と、感じさせるような内容です。 | ||||
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外から見ると何不自由なく普通に生きているように見える人でも、色んなドラマを抱えて生きていんだなぁと思わされた。 学校で、自分の居場所を守るために徒党を組んだり、ママさんグループで少数派の陰口を言ったりするのがとてもリアルに描かれていて面白かった。 | ||||
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女の子なら誰もが通る、学校でのグループ行動や仲間づくり、別れ、外し、などなど、みんなそう思って過ごしてきたよね~とうなずく内容。読むのは退屈ではなかったが、この本から得られる気付きや学びはまだ見つけられていない。 | ||||
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もう会えなくても、葵がナナコから受け取った沢山の感情は、葵の一部になって生き続けるのだなと思った。それはきっとナナコも同様。人生に別れはつきものだけれど、心を交わした瞬間が確かにあったという事実があるだけで本当に幸せなことなのだと思う。 | ||||
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小夜子が働きに出ることに理解がない上微妙にマザコンな夫・修二や、子どもを保育園に預けるのはかわいそうだの二人目はまだかだの嫌味を言う修二の母や、幼稚園近くのレストランに毎日集まっては保育園ママを非難する幼稚園ママたちといった人々の描写はややステレオタイプである。 それ以上にステレオタイプなのは、出版当時の宣伝文句にあったという「専業主婦と独身女の友情は成立するのか?」的なあおり方。 私も実はそういう内容の小説を期待して読み始めたのだが、非常に気持ち良く裏切られた。 勝ち組と負け組の葛藤とかそういうのではない。もっと深く根元的な、なぜ人間同士はこうも、胸苦しくなるほど分かり合えないのか、ということ。 立場が少しでも違えば、目に見えるものが少しでも違ってくれば、少しずつ確実にすれ違っていってしまう心。 とりあえず仕事に逃げることのできる大多数の男性には理解しづらいであろう、女性同士の微妙な心の行き違い。わだかまり。一ミリでもずれると相手を許せなくなってしまう、女性独特(なのかな?)の心理。 一度は葵の会社を辞めた小夜子は、再び葵の事務所兼自宅を訪れる。 「なぜ私たちは年齢を重ねるのか。生活に逃げ込んでドアを閉めるためじゃない、また出会うためだ。出会うことを選ぶためだ。選んだ場所に自分の足で歩いていくためだ」 小夜子と葵はこれからも、立場や考え方の違いからぶつかり合い、再び決別してしまうことになるのかもしれない。けれども、出会わなかったよりは出会って人間同士の関わりあいを持てた方がよい。ドアを閉めて自分(と家族)だけの世界に閉じこもったり、ここではないどこかをやみくもに目指して自分や周りを傷つけるよりは、出会って、出会った人々と汗を流してぶつかり合って生きていくことを小夜子も葵も選択したのである。 周囲と上手くいかない人、上手くいかない自分から目をそらしたい人、には読んでみてほしい。 | ||||
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女性なら共感できるモヤモヤがあって感情移入してしまいサクッと読めた | ||||
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主人公が最後まで好きになれない。 ナナコと葵の話は素敵だが、 小夜子は解釈も行動も身勝手。 面白くて夢中で読んだが、ラストはモヤモヤした。 | ||||
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小夜子と葵二人の女性の友情を描く、物語に、角田光代の素晴らしい感性がほとばしる傑作。 | ||||
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2007年に小説だが、30代の女性に今読んでほしい。 思春期の経験は大人になってもかけがえないのないものとして心に残っている。 それは大人になっても深く、残るものである。 小学校、中学、高校、大学と、人のライフステージとともに付き合う人は変わっていく。 その出会った人との関わりは消え、また新たな人と出会う。 結婚する人、しない人。 独身、既婚者 なんだか、もう、会えないな。 向こう側とこちら側。 自然と離れる。 ナナコの言葉で、一人でも大丈夫だと思えるもの。 私には一人で大丈夫だと思えるなにかにらまだ会えてない。 | ||||
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私も34歳で主人公たちと同年代のため、心に締め付けられるような思いがした。 若い頃、永遠だと思っていた純粋な思いも、いつか諦めたり虚無だと受け入れないといけない現実…。 非常にリアル。 | ||||
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女性を視点に書いた門田さんの作品は鋭いと思います。公園デビューから始まる専業主婦の視点、主婦として働くという視点など考えさせられました。 | ||||
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梱包も丁寧で良かった | ||||
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角田と書いて「かくた」と読む、角田光代さんの本です。この人の本ははじめてですね。 子どもを産んで、働こうとしている小夜子が、ひょんなことから葵という女性実業家の経営する会社に入り、部屋の掃除の仕事を請け負う仕事をすることになる。 その、小夜子の視点からの物語と、 葵の女子高校での、ナナコとの物語、すなわち葵視点の物語が、二つ、並行してすすんでいく構成になっています。 葵の女子校は、いじめがあったりするのですが、ナナコはどこか超然としていて、葵とも仲良くなっていく、という展開なのですが、 田舎の女子校の閉塞感、特に駄目学校での閉塞感が、以下のように語られていて、うまいなぁ、と感じさせます。 高校卒業後ほとんどの生徒が、やりたいことも定まらないまま、しかし働きたくないという理由だけで専門学校か近隣の短大に進み、同じ顔ぶれでつるみ続け、文句ばかり言い連ねることを覚え、何も学ばないままそこも卒業し、合コンやナンパで知り合った土地の男と結婚していく。そんな図式が、この町に住んでまだ一年と少ししかたっていない葵にも理解できた。多くの卒業生がたどった経路を、自分たちも遠からずなぞることになるとだれもがうすうす知っている。わかりすぎる未来に対して、早くも惓んでしまった空気が高校二年になってから色濃く流れはじめた。小学生のようないじめをするほど幼稚ではないが、けれど何かむしゃくしゃする、人を見下し順列をつけ優位に立ちたい。そんな気分が、どこにも出口を見つけられないまま鬱積していっているように、葵には感じられた。(115㌻) 僕も、茨城県のビーバップハイスクールで、バリバリの閉塞感が漂っていた高校でしたから、この閉塞感というか、息詰まる感じが、よくわかるんですよね。 田舎って、田舎で完結できちゃうレールがあって、それに乗ると、とても楽なんだけど、でも、つまらん一生になる、という側面もあったりして、それへ反発したいけど、でも東京なんかに出る理由もないし、東京で通用するほどじゃないことは、自分でもよくわかっていて、でも、こんな田舎から出て行きたいけど、出ていって、自分一人の腕一本で成り上がれる自信もないし…という、 出て行きたいんだけど、出て行けない、という二律背反的な苦悩っての? まあでも、大人になってみると、そんなん、出てみたらええやん、意外と通用したりするで、と思わないではない、 そういうちっちゃい悩みだけど、当人にとっては、大きな悩み、そういう思春期の悩み、というのが、よく表現されているんですよね。 また、葵にしても、小夜子にしても、周りと同調できないというか、要は「友達がいない」という悩みがあったりするんですよね。 そういう悩みが、この小説では通底に流れている気がしました。 葵は、社会人になって、女社長になって、若い男のセフレの木原もいて、友達もたくさんいるように思えるんだけど、でも、実はココロを許せる友達はいないんですよね。 つきあったり、絡んだりしてくれる人はいるけど、でも、本当の、心の友はいない。 これは、小夜子も同様で、小夜子の子どもも、友達がいなかったりして、それは自分の血を引いているからでは、なんて悩んだりしています。 そういうことが、次の葵のセリフで、さらっと描かれたりしています。 「私はさ、まわりに子どもがいないから、成長過程に及ぼす影響とかそういうのはわかんない、けどさ、ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、うんと大事な気が、今になってするんだよね」(97㌻) 最近の若い人を見ていると、ツイッターのフォロワーで友達百人いるで、とか、「友達いるで」「充実してんねん」ということをアピールしがちですけど、 でも、僕みたいに友達がいない、という人間だっているわけでね。 というか、友達なんて、いなくていいんですよね。むしろ、邪魔。 人間、究極は一人じゃないですか。 でも、そういうのって、寂しくて、惨めだ、という、世間の思い込みがあって、 「友達はたくさんいたほうがいい」という圧力があるものなのですが、 そういうことで苦悩する登場人物たち、というのが、この小説の根底にあるように感じました。 でも、よく考えれば、本当に、ありのままをさらけだせる「友達」なんて、そんなに簡単にできるもんじゃないし、 生涯に一人でもできれば、御の字というものでしょう。 僕なんて、友達いませんからね。 でも、世間では「友達がいないやつはクズ」みたいな同調圧力があって、それがとてもうざいこと山の如しでして、 そういうことに対して、この小説はアンチテーゼをたてている感じがしました。 また、子育ても、親は努力しても、子供はわかってくれないとか、 そういうことの切なさというのが、よく描かれていると感じました。 さらっと読み終えることができて、なかなか面白い本だと思いました。 | ||||
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女同士の微妙な心の動きがすごく面白かった。繰り返し読みたくなる本。 | ||||
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