森に眠る魚



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    森に眠る魚
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    初公開日(参考)2008年11月
    分類

    長編小説

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    森に眠る魚

    2008年11月30日 森に眠る魚

    東京の文教地区の町で出会った5人の母親。育児を通してしだいに心を許しあうが、いつしかその関係性は変容していた。―あの人たちと離れればいい。なぜ私を置いてゆくの。そうだ、終わらせなきゃ。心の声は幾重にもせめぎあい、壊れた日々の亀裂へと追いつめられてゆく。 (「BOOK」データベースより)




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    森に眠る魚の総合評価:7.74/10点レビュー 108件。Bランク


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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (8pt)

    助け合うはずだったのに・・・

    2007年〜08年、「小説推理」に連載された作品。現実にあったお受験殺人事件に触発されたと思われる、母親たちの不安な人間関係を描いたミステリー仕立ての心理劇である。
    同じ幼稚園に通う子供たちのママ友3人と、少し年上、少し年下の2人を加えた5人の専業主婦たち。ちょっとしたきっかけで仲良くなり、お互いの違いを認め合い、助け合いながらずっと付合って行くつもりでいたのだが、子どもの小学校をどうするかをきっかけに泥沼のような人間関係に陥って行く。誰もが特別な悪意を持って行動した訳ではないのに、かすかに感じた違和感から修復できない亀裂が広がってしまう。とかく、女性、特に専業主婦にありがちなパターンとして扱われるが、これは何も主婦に限ったことではなく、組織に属する男性、年配者の間でも容易に起こることである。作者は、その苦さや苦しさを実に丁寧に、分かりやすく描写し、読者を共感の輪の中に引き込んで行く。おそらく誰もが、登場人物の誰彼に、部分的であっても感情移入せざるを得なくなるだろう。
    犯人探しや謎の解明ではなく、心理的な緊張感を前面に出したサスペンスとして、ミステリーファン以外の方にもオススメしたい。

    iisan
    927253Y1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.107:
    (5pt)

    誰彼もが歪んでみえる

    角田さんらしい本だな,という感想。けれど今回はママ友と受験。
    人をとてもよく観察しているというより,人の心根を残酷に人間の嫌らしさ,嫉妬心をよく描かれている。こういう斜め目線が面白くてハマる。根本的な社交辞令や、歪んだ関係を書かせたら彼女は抜群に上手い。
    森に眠る魚Amazon書評・レビュー:森に眠る魚より
    4575236497
    No.106:
    (3pt)

    徹頭徹尾、子供がないがしろにされてて笑うしかない

    終始、母親の心の問題で子供がないがしろにされてて、グロテスクさに笑うしかない。
    お受験とかしてる母親はこういうもんなんだろう。
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    4575236497
    No.105:
    (5pt)

    本当の幸せとは

    中高時代は所属するグループで、大学時代は就職先で、社会人になれば結婚するしない、結婚相手のスペックで、その後も子の有り無し、子の進学先などで…女性という生き物は多かれ少なかれ、仲良くしていても同性同士で比較し、無意識に優劣をつけてしまうところがあるかもしれません。SNSが発達した現代は、比較材料がいくらでも手に入ってしまいます。
    でも、表向きは"わたし"より幸せそうに見える"あの人"を、本当に幸せと決めつけ羨む必要があるのか、女性としてそんなことを考えさせられる本でした。
    それぞれが抱える事情など、他人には分からないものです。表面的な部分のみを見て比較し、焦ったり妬んだりすることがどれだけ愚かしいことか、改めて教えられたような気がします。
    お子様のいるいないに関わらず、全ての女性におすすめしたい一冊です。
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    4575236497
    No.104:
    (5pt)

    状態良かったです

    カバーも全体的に状態が良く、とても良い買い物が出来ました。これからもお世話になりたいと思っています。ありがとうございました。
    森に眠る魚Amazon書評・レビュー:森に眠る魚より
    4575236497
    No.103:
    (4pt)

    リアルでは居ないタイプの人もいる

    かおりと千花は文京地区のお受験ママとして普通に存在する。
    内心「こいつ」と思うこともあるだろうが実際は揉めない。
    表層のプロというか、うわべを上手く見せかけることに長けている。

    まゆこみたいな人とはそもそも交わらないし、打ち解けない。

    容子の不器用な感じも、女の人のグループからは弾かれがちです。

    瞳みたいな人は幼稚園にいます。実は宗教に没頭してます、みたいな

    読解力不足で、後半錯乱状態になってるのが誰なのか分からなかった。

    女の人、特に専業になって空洞化した母親同士のしょうもない友情ごっこと
    その心理描写のネガティブなところは、とてもよく描かれており
    面白かったです。
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    4575236497



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