ツリーハウス
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平凡な人たちの壮大な人生が描かれていて読みごたえがありました。 | ||||
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家族観て、どうやって作られていくのか。 自分と他の人の家族について、思春期過ぎたころに、何かしら、感じるものがあるのは、わかるけど。それをこうして文学を通して考えたりできるのは、今の自分の世代だから、かもしれない。 戦前、戦中、戦後の生活の中をどうやって生きてきたか、これももう、文学の中でしか触れれなくなってきている。学校教育の中でいくら学んでも、得ることはなかった、生きるための、生きることへの、生きることそのものを、読んで感じることができる、そんな作品でした。 3世代の、それぞれの物語があって、生き様があって、それは縦に重なることもあり。家族って、そうなのかなって、感じながら読んでいました。 だから、20年後(自分に孫がいるかも知れない頃?)にもう一回読んだら、また違う感じ方をするのかなと。 | ||||
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新宿の小さな中華料理店を開業した老人が死亡する。一時期ははやった店も今は営業不振。 何の特徴もないこの店と同じく、その家族たちも覇気がないというか希望がないというか、真面目に 働くという人間もいない。だが、亡くなった老人の妻が「帰りたい」と言った一言で、この家族の 歴史探索が始まることになる。開業者の老夫婦は満州で知り合って結婚するが、夫は兵役や 色々なものから逃げて人生を生き抜いてきた男。子供や孫もいろいろな意味でまっとうに生きて いるとはいいがたい人間ばかり。悪人ではない。だが、厳しく言うなら人生の敗者とでもいうような 人間たち。昔住んでいた老婆の中国旅行に付き合う孫の良嗣の目から見る家族の有りよう。幸せの 形が色々あるように家族の形もいろいろあっていいじゃないか。昭和平成の大事件も絡ませながら 時代を描いている作品でもある。なかなか読み応えのある作品だった。 | ||||
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どんな生き方でも良い と背中を支えられるような気持ちにさせてくれる しかし逆にあなたのその生き方でほんとに良いのか、とも問いかけられているような不思議な物語でした | ||||
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角田光代さんは、現代と昔を交互に描いて物語を紡いでいくのが得意な作家さんなんだな、と前に読んだ『対岸の彼女』もそうだったこともあり思いました。昭和、平成と日本であったことも私もほとんど見聞きしたことで懐かしさと共感がありました。新宿西口の近くに浄水場が昔あったことは、たまたま、少し前にテレビで見ていたので(あの辺りの中華やさん)となんとなくわかった気になったりしました。 若いかたなのに満州での戦時中、戦後のこともしっかり書かれていてさすがだな、と感心しました。 戦後はもちろん、高度成長の時も親は子どもにそうかまわずに仕事に邁進していた人たちが多かったのでは この家族は、でもバラバラみたいだけど姉弟とかをみんな思いやっているし、そんなに悪くはないですよね。 | ||||
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