拳の先



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初公開日(参考)2016年03月
分類

長編小説

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拳の先 (文春文庫)

2018年10月06日 拳の先 (文春文庫)

ボクシング専門誌から文芸編集者となった那波田空也は、一度は離れたボクシングの世界へ近づく。かつての花形選手立花に再会して…。(「BOOK」データベースより)




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拳の先の総合評価:8.18/10点レビュー 11件。Bランク


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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.11:
(5pt)

世界タイトル戦の日付に注意

みんな気づいていないのか知らないけど、クライマックスの世界タイトル戦の日付は多くの人の運命を変えた歴史的な日の前日。登場人物たちは、どんな気持ちで「翌日」を迎えたんだろう。ここを読み落としているとこの本の意味がだいぶ変わってしまうので書いておきました。
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No.10:
(5pt)

おもしろかった

空の拳を読み、すぐに本書を買いました。中村航氏のあとがきもよかった。
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No.9:
(5pt)

強さと弱さの物語

続編である。ひょっとすると前作を知らなければこの物語の評価もかわりかねない。というのは、人生の物語だからだ。まさに続編である。前回は女性目線でのボクシング像をみせていただいた、と感じている。今回はボクシングではなくボクサー、いやもっと根源めいたものを伝えるものになっている。勇気をもらえる一冊である。
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No.8:
(4pt)

ノンちゃんを主人公にした次作が楽しみ

連休中読む本がなかったので前から目を付けていたボクシング小説ということで,空の拳を買って一気読み。
続けてこの拳の先を購入して一気読みしました。
ボクシングは漫画,小説,ノンフィクションと取り上げられるスポーツですが,最近のボクシング小説としては百田尚樹のBOXくらいで,ちょっと飢えていたせいか,面白く読めました。
空の拳よりはこちらの方が私には面白かったです。
ただ,ボクシングに興味のない人には面白くないでしょうね。
語り手の空也君はカマッぽすぎるし,立花の自己形成小説としても弱いし。ノンちゃんの物語としても掘り下げ不足。それでも一気に読ませるのは著者の小説家としての力量(文章力)でしょう。
個人的におもしろかったのは,次の3点。
一つは,立花に着いた新しいトレーナーの練習方法です。
基本を徹底的に反復するというのはボクシングのような地味なスポーツで決定的に重要で,この小説ではこの点の描写がかなり深くて,著者は誰をモデルにしたのかと興味が湧きました。
格闘技は,極端な話,技などなくても「戦う」だけならできてしまいます。そして,運動神経と体力で(昔ボブ・サップがアーネストホースとというとても技のあるキックボクサーにK1で勝ってしまったように)勝ってしまうこともあります。でも,それではトップにはいけないのです。
この小説は,優秀なトレーナーとはどういうトレーナーかをよく書き込んでいると思います。同じことをひたすら繰り返してその同じことの精度とスピードと威力を上げていくのがトップを目指すボクサーがとるべき練習方法なのです。
二つ目は,立花がタイのムエタイジムで練習するくだりです。著者もおそらく実際にムエタイジムを見たのでしょう。タイではムエタイ(いわゆるキックボクシング)と国際式ボクシングに垣根がなく,同じジムで練習していますし,ムエタイのチャンピオンが強すぎて賭が成立しなくなったりすると国際式に転向したりすることも珍しくありません。ムエタイジムの練習風景も良く書けています。
三つ目はノンちゃんです。いじめられっ子がボクシングで…という典型的なストーリーにしなかったのは正解だったと思います。実際,子どもがボクシング(や他の格闘技)をちょっと習ったからといっていじめっ子に喧嘩で勝てるようにはなりません。体力差と運動神経の差,気持ちの強さで圧倒されてしまうのです。いじめられっ子がボクシングを習ったら気持ちも体も強くなっていじめっ子をノックアウト,といったステレオティピカルな話にしてないところは好感を持てます。ただし,それならなにもノンちゃんを登場させる意味はないのでは,とも思います。要するに,ノンちゃんにとって,ボクシングを習うことがあまり意味がない,必然性がないのです。
最後に,是非,ノンちゃんを主人公にした第三部を描いてほしいと希望します。
格闘技は,強くなるタイプに,他のスポーツとちょっと違う点があります。普通は運動神経のいい子が競技者として残るのですが,格闘技だけは,運動神経もよくて体力もあり気もめちゃくちゃ強いという「ケンカ十段」的なタイプと,運動神経も鈍くて気も弱いいじめられっ子タイプの両極端が強くなるのです(ここを上手く書いていたのがBOXでした。)。これは,単純に,他の競技と違って,格闘技の場合,自分に才能がないと分かっても,いじめられっ子タイプはやめずに努力を続けるからだろうと思います。もう一つ,運動神経の鈍いタイプの方が不思議に「パンチ力」はあるケースが多いのも面白いところです(例えばキックボクサーの小林聡がそうでした)。ノンちゃんは,肥満児で運動神経が相当鈍そうなので,逆に,基本を徹底的に叩き込めば将来有望なボクサーになります。というわけで,著者には,ノンちゃんを主人公にした(コーチは立花ということで)第三部を期待します。
拳の先 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:拳の先 (文春文庫)より
416791154X
No.7:
(5pt)

まるでドキュメンタリー

ずいぶんとご都合主義から遠いなぁ~。という印象の作品です。
もちろん良い意味で、です。
私自身も現在進行形でボクシングを含む格闘技をかじっておりますので、競技の世界にはご都合主義が存在しないことを知っています。
だからこそ「スゴい作品だなぁ~」としみじみ感じてしまいます。
前作の空の拳が若さや勢いや上昇だとしたら、今作は老いや落ち着きや転換という印象をもちました。
ボクサーも歳を重ねるが、主人公の空也も歳を重ねている。
ドキュメンタリーやルポルタージュ等のノンフィクションを見ているような小説です。
角田さんの小説は毎回丁寧に作られているなぁ~と、いつも思うのですが、今作もとてもとても丁寧な作品です。最初から最後まで丁寧です。
もっと感想を書きたいのですが、この辺にしておきます。
拳の先Amazon書評・レビュー:拳の先より
4163904166



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