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対岸の彼女
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対岸の彼女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全355件 61~80 4/18ページ
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この本に共感できるのは、理不尽にも誰かに徹底的に嫌われて、 でもその状況と自分をしっかりと見つめた人かもしれない。 何度も文中で繰り返されるナナコのセリフ、『私、大切じゃ無いものって本当にどうでもいいの…』は、そんな経験をした人たちの言葉でもあると思います。 リアル過ぎて苦しかったです。Audibleで無ければ読了出来なかったと思います。でも深く入り込めて感動しました。 | ||||
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ナナコは葵より厳しい環境で育っていて、葵は親が色々配慮して察してくれる環境。 ナナコのその後がどうなったのか?私は気になりました。 葵さんは今で言えば発達障害ADHD的な要素を感じてしまいました。だからこその人間的な魅力や欠点が描かれていました。 昔流行った公園デビューという言葉を思い出しました。 | ||||
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オーディブルで拝聴。 これを読む前にオーディブルの文学チャンネルで角田さんのインタビューをきいたが、さよこがとっても著者の角田さんでした。人が苦手だと引き下がってしまう人に寄り添う作品です。 | ||||
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二つの話が平行して進みます。ミステリーではないので謎解きとか伏線回収といった要素がないのは理解しつつも、最後に過去と現在がぶつかる時にもう少しインパクトが欲しかった。 とはいえ、登場人物の気持ちや、自然風景の描写が丁寧なので、つっかえたり引っかかったりせずスラスラと読める本でした。 | ||||
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深く繋がれる友達を求めて、裏切られる度、自分に失望して、もう表面的な付き合いでいい、一人でいい…と思ってる自分に小夜子が重なりました。 「なぜ私たちは年齢を重ねるのか 。また出会うためだ 。出会うことを選ぶためだ 」という小夜子の言葉が心に響きました。 | ||||
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つまらないの一言。夢もなけりゃ哀愁もない、テーマが暗い、だけど、暗さも中途半端。大人の女性として、この本から得るものも何一つ見つからない。掃除の話なんて現実的過ぎて読みたくもなかった。いや、現実の方がもっともっと非現実的で楽しいよ。本を読むなら別世界に行きたい私には向いてなかったのかな。 | ||||
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内容:娘の育児に辟易している専業主婦の小夜子は、普段の生活を改善しようと、小さい会社に就職し、そこで社長の葵と出会う。物語は小夜子の日々の生活と、葵の高校生時代の話しが交互に展開されながら進んでいく。葵には、高校時代、親友と家出しその子と自殺未遂した過去があった。互いのバックグラウンドは大きく違うものの、二人は共感しあいながら、切磋琢磨してくっていう話しです。 感想:とても読みやすく内容に引き込まれました。特に二人の話しが交互に登場しながらも、最後には一つにまとまっていく展開が、楽しかったです。ただ読書後、結局、この話って、何を言いたいんだっけ?という感じが残ってしまいました。暗い過去をもつ女社長と、育児ノイローゼ気味の母親の話という印象しか残りませんでした。 | ||||
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ページの途中で大きな折れ1か所 小さな折れ10ページ分くらいありました。 これで非常に良いというのでしょうか? | ||||
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文字を追うごとにいろんななつかしい景色、匂い、人間関係などが思い出されてきて 甘酸っぱいような気分になったり、ふと読み進めるのをやめて感慨にふけったり、 自分がいまいる立ち位置を確認する作業になりました。 | ||||
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女同士の友情があまりにもリアルに描かれていて、心がヒリヒリとしました。 登場人物が本当に、みんな生きているようです。 自分も女として、いや女だからこそ、女は怖いなあと改めて思いました。 でも、この主人公のように、前に進まないといけないな。 | ||||
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家庭の煩わしさから距離を置こうと職を求めた主婦。彼女の雇い主である同い年の独身女性社長。境遇の違う二人は出会い、互いに認め合って近しくなる。だが、近づくほどに一見ベストな関係は綻びをみせて...という展開。 様々な制約のある大人になってから真の友情を育むという難しさがあらわされている。主婦の今と、社長の過去が交互に語られるという物語の進め方は、その先の興味を掻き立ててくれる。 社長の少女時代のエピソードは、ずずんと響く濃いい内容だね。ラストは分かってはいるのでだが清々しい気分になる。【直木賞】 | ||||
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登場人物全てに重なる人が周りにいて、その立場を『ありえるだろうな。』 自分に関しては『そうだな。』と思う一冊でした。少し前の本なのに目の前にあるように息づかいまでを感じ、共感しました。 いろんな意味で結婚前に見ておけばよかったかもしれません。 この一冊を読み終わった後に、福祉国家で、男女平等。専業主婦が二%のスウェーデンの旅番組を見てて、この本が翻訳されてスウェーデン本屋の本棚にあったらなって、くすりと笑ってしまいました。 | ||||
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すみません。一通り読みましたがあまり・・・・ もう一回読み直してみます。 | ||||
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角田光代さんの小説を読むのは「八日目の蝉」に次いで二冊目ですが、この作品も面白かったです。 この作品の中で描かれる登場人物ですが、けっして安易に良い人には描きません。 高校時代のクラスメートもママ友も職場の仲間も、ついこの間まで親しく接していた友人や知り合いがほんの些細なきっかけで、ある日突然手のひらを返して牙をむいてくる様子など、リアリティがあり過ぎなくらいリアリティがあると感じました。 小夜子と葵、葵と魚子(なおこ)の二組の女性の友情を、時間を前後しながら描いていますが、高校生の時の葵と会社を経営する今の葵がなかなか同じ女性に感じられなかったです。 どちらかというと、昔の葵は今の小夜子のような女の子だったのではないかと思いながらこの作品を読んでいました。 葵が今に至るまでに何があって、どう成長して今のような考え方や生き方をする女性になったのか、そこが気になりながら読みました。 小夜子が専業主婦から仕事をするようになる動機が、生活費を稼ぐためではなく、娘の社会性の欠如を心配して保育園に入れたいがためである点とか、小夜子の夫がマザコンでどう考えても尊敬も愛情も感じることもできなさそうなのに、どうして唯の一度も離婚を考えないのかとか、多少不自然さを感じて引っかかる部分もなくはなかったです。 ただ非常に内向的で人付き合いのヘタな小夜子の性格を考えれば、あり得ないことではないかもしれないですが。 | ||||
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学生の事件の理由 その後の生活 過去と現在の時空に なんの接点もなかあたのか? 始まらずに終わらない。 | ||||
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これを面白いと思う読者がいるのが不思議です。この登場人物と同じような問題を抱えた読者、つまり30〜40代の女性の一部では、実生活を背景として共感を持ち得る、という意味で関心を引く可能性があるのかも知れません。男性読者でこの作品を最後まで集中力を維持して読み通せる人はいないのでは・・ 欠点は ・主登場人物、小夜子が魅力的でなく、全く感情移入出来ない ・すぐに周囲に嫌悪感を抱く小夜子に不快感が生じる ・全ての登場人物の描写が甘く、その像(外観、性格など)がイメージ出来ない ・ストーリーがあまりに単調・・最後の数ページを見せ場にしたかったのであろうが、それすら盛り上がりに欠ける ・これらの欠点を補うには、①文芸臭の薫り高くする、②哲学的要素を含む、などですが、この作品にはこれらも全くありません ・表現があまりに幼稚である などなど、書ききれません。 よほど暇な人以外にはお薦め出来ません。 | ||||
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今更ながら読みました。角田さんの作品の中では一番好きです。 見せ方が上手で、一気に引き込まれます。 時系列がバラバラであるにもかかわらず、そのときそのときの空気感をしっかりと感じさせてくれます。 コントラストを描いて交錯する彼女たちの運命に、共感することもあり、 ささいな発言にハッとさせられることもあり。 作中ではしばしばつらい出来事が起こるのですが、読後感はしっとりとした良いものになりました。 彼女たちの成長や変化がそうさせてくれたのでしょうか。 とにかく、非常に面白い作品です。 | ||||
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子供の頃の話 現在の話 2つのストーリーが交互に進んでいくが、どちらもおもしろく久々に読書が進んだ本だった。 角田さんの本はいくつか読んだことがあるが、今のところベストです。 | ||||
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俗世間のいざこざを拡大して繊細に書き上げた小説。よくある人間関係のいざこざが小説内でも展開されているから共感しやすいし、入り込みやすい。ギスギスしたところだけではなく、人間の綺麗な部分にも触れていて、素直に感動を誘った。2つの物語が同時に展開していて、どのように繋がっていくのかとてもワクワクしてページをめくった。そんな調子で読んでいたら、あっという間に最後のページだった。ごく自然に繋がって最後には一つのまとまった小説として完成していて、この技巧を凝らした作品に脱帽した。 | ||||
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話にどんどん引き込まれていって面白い。 立場の違う女性同士の関係の話にありがちな単なるドロドロ劇とは違う 互いに絡み影響し合う女性の生き方について考えさせる作品 女性作家でなければ書けないでしょう 主婦の小夜子は自分で選んだ男性と結婚したのなら 夫に不満があるのなら溜め込み続けず その場で伝えられるようになろうよ!と思った 働くことに生きがいを感じる前にね! そんな関係も築けず、主婦だから子供がいるから、夫にこう言われたから とか主婦の立場の不平を嘆いててもしょうがない 葵と熱海に出掛けたにも関わらず(泊まり前提)、気が変わって 今日は帰ると言い出す気の使えなさ、 結局家庭持ちだからと独り身にはその大変さはわからないと 夫の存在を盾にする嫌らしさを感じ 自分で自分を縛りつけてるのは小夜子自身じゃんって思いました。 そして仕事の方針や職場の人への不満で短期間ですぐ仕事を辞めてしまうのなら 夫に「所詮主婦の仕事だ」と軽んじられることを言われても仕方ないよなと思いました。 って女性として小夜子へ意気地なさにちょっとイラッとして ☆は4つにしようと思ったけど 最後の最後で本当に自分の意志で一歩足を踏み出した (最初の仕事探しのように現状の居場所のなさからの逃避でなく) その決意と行動に胸がスーッとなり、ちょっとホロッとし、明るい未来を感じ よい読後感になったので☆5つ! | ||||
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