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対岸の彼女
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対岸の彼女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全357件 81~100 5/18ページ
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俗世間のいざこざを拡大して繊細に書き上げた小説。よくある人間関係のいざこざが小説内でも展開されているから共感しやすいし、入り込みやすい。ギスギスしたところだけではなく、人間の綺麗な部分にも触れていて、素直に感動を誘った。2つの物語が同時に展開していて、どのように繋がっていくのかとてもワクワクしてページをめくった。そんな調子で読んでいたら、あっという間に最後のページだった。ごく自然に繋がって最後には一つのまとまった小説として完成していて、この技巧を凝らした作品に脱帽した。 | ||||
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話にどんどん引き込まれていって面白い。 立場の違う女性同士の関係の話にありがちな単なるドロドロ劇とは違う 互いに絡み影響し合う女性の生き方について考えさせる作品 女性作家でなければ書けないでしょう 主婦の小夜子は自分で選んだ男性と結婚したのなら 夫に不満があるのなら溜め込み続けず その場で伝えられるようになろうよ!と思った 働くことに生きがいを感じる前にね! そんな関係も築けず、主婦だから子供がいるから、夫にこう言われたから とか主婦の立場の不平を嘆いててもしょうがない 葵と熱海に出掛けたにも関わらず(泊まり前提)、気が変わって 今日は帰ると言い出す気の使えなさ、 結局家庭持ちだからと独り身にはその大変さはわからないと 夫の存在を盾にする嫌らしさを感じ 自分で自分を縛りつけてるのは小夜子自身じゃんって思いました。 そして仕事の方針や職場の人への不満で短期間ですぐ仕事を辞めてしまうのなら 夫に「所詮主婦の仕事だ」と軽んじられることを言われても仕方ないよなと思いました。 って女性として小夜子へ意気地なさにちょっとイラッとして ☆は4つにしようと思ったけど 最後の最後で本当に自分の意志で一歩足を踏み出した (最初の仕事探しのように現状の居場所のなさからの逃避でなく) その決意と行動に胸がスーッとなり、ちょっとホロッとし、明るい未来を感じ よい読後感になったので☆5つ! | ||||
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女性同士の友情と確執を描いた作品。個人的には、昔は友達だと思っていた人がいたけれど、今はいなくて、社会に出てから、「友達がいたことないんじゃないの?」って思うような女性陣っていうのはけっこういた。そういった意味では、いくつかの視点から書かれたこの作品は、現代女性の現実の問題や現実そのものをうまく描いた作品だな。って思った。感動する!いい話!っていうんじゃないけれど、価値もあるし意味もある作品だと思う。 | ||||
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主人公と私はたぶん同世代のようです。 高校生の頃の 狭い世界で悩んだり 笑ったりしていた頃がザラザラした感覚で思い出されます。大人になったけど、そんなに変わっていないのかも知れないなぁ。 | ||||
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女性の心理描写が巧みで、またメッセージ性もあり、全体としてとても満足のいく作品でした。 | ||||
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面白くてあっという間に読みました。角田さんの他の著書も読んでみたいと思います。 | ||||
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この作品、本当に好きで何度も読んでます。中年女性の時から、中高生の時の回想部分、その雰囲気わかるわ~の連発でした。女性の心、気持ちの流れが細かく書かれていて、深くのめり込んでしまう。角田さんの作品は女性の細やかなダークな部分を上手く言葉にしていて、共感します。 | ||||
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働いている、結婚した、子供が生まれた、環境が変わったら、僕たちは、もう分かり合えないの? 逆に、環境が同じなら、分かり合えるの? いつまでも同じ場所にはいられない。 いつまでも、子供のままではいられないように。 ふたり出会った時、僕たちの間に芽生えた友情は、絆はずっと続くもんだって思った。 でもいつしか、卒業する時が来て、僕たちは、別々の道を歩むことになり、楽しかった記憶も日ごとに薄れゆく。 僕たちは、どこにでも行ける。 どこか遠いところに素晴らしい未来があると、そう思ってた。 でも、どこに行きたいんだろう? 大人になれば、自分で選び、大切な人の為に何かをし、生きたい方向に真っ直ぐに一歩を踏み出せると思ってた。 出会いがあれば、別れもある。 次の出会いが、私を待っている。 でもどうやって、他人とかかわっていけばいいのかが解らない。 だったら、一人でいいもん! でもね、他人との関わりを通してしか学べないこともあるんだよね。 だったら、どうする? 待つの? 待ってちゃダメ! 自分から行くの! | ||||
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女性が書く女性が主人公の小説は、共感を得難いと勝手に思い込み、読まずに放置していた小説でしたが読み終えました。 アラサー世代の女性が女子高生だった頃と現在が交錯していきます。10代の葵の経験が現在の葵を形成していることはわかりましたが、それが葵を強くしたのか弱くしたのかと考えました。 ボク自身も10代の経験や思考が今に繋がっていることもあることからすれば、過去の自分があるからこそ現在の自分があるわけで、結局、過去から目を逸らさない葵は強いのではないかと感じました。 だからこそ小夜子は,自分にない強さを持つ葵に惹かれて戻ったのではないかと思いましたが、そこは妻にもこの本を読んでもらって聞いてみたい部分になります。 | ||||
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リアルな女性の人間関係が見えた気がした。 自分が抱えている心のモヤモヤは 誰にでもある事なのだと思ったら安心できた。 友達や家族にいくら愚痴ってもスッキリしなかった なんとも言えない不安不満を 自分でなんとか出来そうな気がしてきた。 人生たいしたものじゃないけど 意外と悪くないのかもしれないと思う。 それぞれが色んな事情の中で生きているんだから 表面的な事で判断するのはやめようと思った。 愚痴批判自慢をして自分を守らなくても もう大丈夫なんだと分かった。 | ||||
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いじめがある時の空気感。色々とわかりやすく丁寧に書かれています。 1日ですぐに読めました。子供にお薦めしようと思い買ったこの本ですが中学生の子に読ますのはどうなんでしょう? 心情がわかるのかな。少し考えてから渡したいと思います。 | ||||
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女性の友情について、そして人生でぶつかる問題について生々しく描かれていて、一気に読むことができた。 | ||||
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同じ大学を出た二人の女性は偶然数年後に雇用主と従業員という形で知り合う。 寿退社をした後、内の世界にいた小夜子と大学の旅行をきっかけに会社を立ち上げ、外の世界で生きてきた葵はお互いを信用しあって掃除の仕事をし始める。 出会うことがなかった「対岸」にいるふたりがお互いの生活の悩みを知っていくうちに、葵の高校時代の事件を知ることになっていく。 物語としては葵の過去と現在を交互に繰り返しながら進んでいく。 高校時代の子供っぽさと危なさを同時に持った葵(とナナコ)の、その年齢では如何にもならない苦しい悩みに考えさせることの多い作品であった。 132回の直木賞受賞作である。 2017.8.17 読了48冊目 | ||||
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言ってしまえばそれだけだけど、他人への憧れ、専業主婦の苦労、旦那の無理解なんかが詰まっていて、色々考えさせられた。 事前に想像してたほど重い話ではなく、一気に読め一応ハッピーエンドで終わる。 個人的にはナナコとの再会があればなとも思った。 | ||||
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一方は結婚せず、仕事をバリバリこなす女性、もう一方は結婚しながらも、子育てに苦戦する女性。 そんな対局にいる彼女2人があるきっかけで出合い、お互いにないものを感じ、成長していきます。 大人になると、どうしても頑固になり、新しい事に挑戦しなくなる傾向があります。 どうせ自分には出来ない、〇〇が出来るのは、あの人だから、と諦めます。 でも、本書は、人が変わるには年齢がいくつになってからでも遅くはない事に気付かせてくれます。 人生を前向きに頑張っていく勇気がもらえました。 | ||||
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対岸が、何を意味するのか?ておもったところ、読んではっきりしました。すごく深く、いい話でした。 | ||||
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年齢を問わず、女の友情をとても繊細に忠実に表現されている本です。 ラストは鼻と目頭がツーンとしてしまいます。感情表現がとてもリアルなので物語の中に入り込みたい人にはオススメです。 | ||||
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200件を越えるレビューのある本。期待して読んだが、感情移入しにくい本でした。女の子の世界で、派閥・カースト・いじめがあったなんて意外でした。人と深い関係になれない2人が、偶然出会う。わかりあえたと思ったのに、やっぱり駄目っ、別れが。でも、電話がきっかけで関係修復になる。 私も友達が少ない。いやっ60歳近い今、友だちといえる人はいない。 いまからでも、親友といえる人との出会いを求めて一歩踏み出すべきなのかもしれない。 | ||||
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自分の中で確固たる大切にしているものがあれば、集団の中でどんなに孤独を感じたり、仲間外れになったりしても、強く生きていけるのだ。 誰かと一緒に行動しなくても。その大切なことは人それぞれ違う。どんな些細なことでも。 人生の中で一時の親友との何気ない会話だったり。心と心が通じたという実感でさえも。そういう大切なものになり得るのではないかと。自分にとって燦然と輝いている思い出が人を強くするのだと思う。葵にとってナナコと過ごした高校時代のキラキラして楽しかった思い出が。 | ||||
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心中までするような仲になっておいて、最後は引っ越して連絡もなく音信不通。探すでもなく時間の流れに身を任せる… 私は読んでいて、小夜子の事よりも葵とナナコの関係の話の方に魅力は感じたのですが…最後があまりにもがっかりすぎて。 ナナコの気持ちも、何もかも不透明なままだった。葵はナナコ、ナナコとずっと言っていたけれど… ナナコにとって葵はそうでもなかった…?相手が変わっているかもしれないから怖いとはあったけれど、腑に落ちず。 そしてよくわからない理由で決別しておいて、最終小夜子と葵がまた距離を近くするのが理解できなかったです。 離れたら離れっぱなしではないかなあ…?と。まして理由が理由なだけに。 女性同士の「あるある」と思う部分もありましたが、どうでもいい登場人物の多さと話の内容の煮え切らなさ… 読み終わっても納得できないこの感じで、☆2にしました | ||||
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