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対岸の彼女



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【この小説が収録されている参考書籍】
対岸の彼女
対岸の彼女 (文春文庫)

対岸の彼女の評価: 4.24/5点 レビュー 355件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.24pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全41件 1~20 1/3ページ
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No.41:
(3pt)

綺麗に送られてきた。

梱包、装丁、綺麗。
対岸の彼女Amazon書評・レビュー:対岸の彼女より
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No.40:
(3pt)

言葉の誤用は直したほうがよい

この著者の本は短編小説を幾つか読んだことがあるのだが、正直なところ、あまりピンとこなかった。
しかし、この「対岸の彼女」はけっこうおもしろかった。
そうではあるのだが、心に残るものはあまりないかな、という感じもする。

「君たちは今が世界」(朝比奈あすか、角川文庫)と、少しだが内容が重なる印象を受けた。
「対岸の彼女」のほうが先に出た本のようだけど。

言葉の間違い(誤用)がけっこう多いと感じた。
たとえば「ひとつ返事で市街地まで連れていってくれるのか」(291ページ)。正しくは「二つ返事」だろう。
ほかにも、間違いがかなりあると思った(メモしているわけではないから、子細には覚えていない)。
間違いがあると、その先を読むのが、ちょっと嫌になる。この本は、最後まで読み通したけれど。
出版社の人もきちんとチェックをしたほうがよいのではないだろうか。
対岸の彼女Amazon書評・レビュー:対岸の彼女より
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No.39:
(3pt)

リアルな描写が本当に上手

角田光代、という作家は本当に表現の仕方が上手で、いつも吸い込まれるような内容の作品を書くなと思います。
こちらの本も同様です。女世界のリアルな部分を上手に、そして生々しく描かれていると思います。
まるで、自分がその世界の中にいるのでは、と、感じさせるような内容です。
対岸の彼女Amazon書評・レビュー:対岸の彼女より
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No.38:
(3pt)

女の子が学校で感じる気持ち

女の子なら誰もが通る、学校でのグループ行動や仲間づくり、別れ、外し、などなど、みんなそう思って過ごしてきたよね~とうなずく内容。読むのは退屈ではなかったが、この本から得られる気付きや学びはまだ見つけられていない。
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No.37:
(3pt)

友だちなんていなくてよくね?

角田と書いて「かくた」と読む、角田光代さんの本です。この人の本ははじめてですね。
子どもを産んで、働こうとしている小夜子が、ひょんなことから葵という女性実業家の経営する会社に入り、部屋の掃除の仕事を請け負う仕事をすることになる。
その、小夜子の視点からの物語と、
葵の女子高校での、ナナコとの物語、すなわち葵視点の物語が、二つ、並行してすすんでいく構成になっています。

葵の女子校は、いじめがあったりするのですが、ナナコはどこか超然としていて、葵とも仲良くなっていく、という展開なのですが、
田舎の女子校の閉塞感、特に駄目学校での閉塞感が、以下のように語られていて、うまいなぁ、と感じさせます。

高校卒業後ほとんどの生徒が、やりたいことも定まらないまま、しかし働きたくないという理由だけで専門学校か近隣の短大に進み、同じ顔ぶれでつるみ続け、文句ばかり言い連ねることを覚え、何も学ばないままそこも卒業し、合コンやナンパで知り合った土地の男と結婚していく。そんな図式が、この町に住んでまだ一年と少ししかたっていない葵にも理解できた。多くの卒業生がたどった経路を、自分たちも遠からずなぞることになるとだれもがうすうす知っている。わかりすぎる未来に対して、早くも惓んでしまった空気が高校二年になってから色濃く流れはじめた。小学生のようないじめをするほど幼稚ではないが、けれど何かむしゃくしゃする、人を見下し順列をつけ優位に立ちたい。そんな気分が、どこにも出口を見つけられないまま鬱積していっているように、葵には感じられた。(115㌻)

僕も、茨城県のビーバップハイスクールで、バリバリの閉塞感が漂っていた高校でしたから、この閉塞感というか、息詰まる感じが、よくわかるんですよね。
田舎って、田舎で完結できちゃうレールがあって、それに乗ると、とても楽なんだけど、でも、つまらん一生になる、という側面もあったりして、それへ反発したいけど、でも東京なんかに出る理由もないし、東京で通用するほどじゃないことは、自分でもよくわかっていて、でも、こんな田舎から出て行きたいけど、出ていって、自分一人の腕一本で成り上がれる自信もないし…という、
出て行きたいんだけど、出て行けない、という二律背反的な苦悩っての?
まあでも、大人になってみると、そんなん、出てみたらええやん、意外と通用したりするで、と思わないではない、
そういうちっちゃい悩みだけど、当人にとっては、大きな悩み、そういう思春期の悩み、というのが、よく表現されているんですよね。

また、葵にしても、小夜子にしても、周りと同調できないというか、要は「友達がいない」という悩みがあったりするんですよね。
そういう悩みが、この小説では通底に流れている気がしました。
葵は、社会人になって、女社長になって、若い男のセフレの木原もいて、友達もたくさんいるように思えるんだけど、でも、実はココロを許せる友達はいないんですよね。
つきあったり、絡んだりしてくれる人はいるけど、でも、本当の、心の友はいない。
これは、小夜子も同様で、小夜子の子どもも、友達がいなかったりして、それは自分の血を引いているからでは、なんて悩んだりしています。
そういうことが、次の葵のセリフで、さらっと描かれたりしています。

「私はさ、まわりに子どもがいないから、成長過程に及ぼす影響とかそういうのはわかんない、けどさ、ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、うんと大事な気が、今になってするんだよね」(97㌻)

最近の若い人を見ていると、ツイッターのフォロワーで友達百人いるで、とか、「友達いるで」「充実してんねん」ということをアピールしがちですけど、
でも、僕みたいに友達がいない、という人間だっているわけでね。
というか、友達なんて、いなくていいんですよね。むしろ、邪魔。
人間、究極は一人じゃないですか。
でも、そういうのって、寂しくて、惨めだ、という、世間の思い込みがあって、
「友達はたくさんいたほうがいい」という圧力があるものなのですが、
そういうことで苦悩する登場人物たち、というのが、この小説の根底にあるように感じました。
でも、よく考えれば、本当に、ありのままをさらけだせる「友達」なんて、そんなに簡単にできるもんじゃないし、
生涯に一人でもできれば、御の字というものでしょう。
僕なんて、友達いませんからね。
でも、世間では「友達がいないやつはクズ」みたいな同調圧力があって、それがとてもうざいこと山の如しでして、
そういうことに対して、この小説はアンチテーゼをたてている感じがしました。

また、子育ても、親は努力しても、子供はわかってくれないとか、
そういうことの切なさというのが、よく描かれていると感じました。

さらっと読み終えることができて、なかなか面白い本だと思いました。
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No.36:
(3pt)

強い心のつながり

葵とナナコの友情以上の強い心のつながりが田舎の景色と共に描かれていて、どこか懐かしく切ない不思議な気分にさせる。
あらすじで、結婚しているものとしていない女性はどこかで分かり合えなくなる、というのが主題のように描かれていたけど、そこはこの物語の重点じゃない気がした。結婚とか子供の有無とかじゃなく、人と人との脆い関係性や、そのなかででも離れたくないと強く思う人に出会うことの儚さがよく描かれていた。
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No.35:
(3pt)

なんのために歳を重ねるのか

誰しもが共感できる過去の深い絆と時間が経過することによる絆の風化。一方で、環境が変化する人生の中で、その時々で求める出逢いは変化すること、それを受け容れてその中に歓びを見出すことこそ、歳を重ねる理由であるということを受け取った。
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No.34:
(3pt)

対岸の彼女

女の人を区別するのは女の人だ。既婚と未婚、働く女と家事をする女、子のいる女といない女。立場が違うということは、ときに女同士を決裂させる。
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No.33:
(3pt)

女同士

ナナコは葵より厳しい環境で育っていて、葵は親が色々配慮して察してくれる環境。
ナナコのその後がどうなったのか?私は気になりました。
葵さんは今で言えば発達障害ADHD的な要素を感じてしまいました。だからこその人間的な魅力や欠点が描かれていました。
昔流行った公園デビューという言葉を思い出しました。
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No.32:
(3pt)

さよこがとっても角田さん

オーディブルで拝聴。
これを読む前にオーディブルの文学チャンネルで角田さんのインタビューをきいたが、さよこがとっても著者の角田さんでした。人が苦手だと引き下がってしまう人に寄り添う作品です。
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No.31:
(3pt)

心情描写が丁寧な一冊

二つの話が平行して進みます。ミステリーではないので謎解きとか伏線回収といった要素がないのは理解しつつも、最後に過去と現在がぶつかる時にもう少しインパクトが欲しかった。
とはいえ、登場人物の気持ちや、自然風景の描写が丁寧なので、つっかえたり引っかかったりせずスラスラと読める本でした。
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No.30:
(3pt)

読みやすい本です

内容:娘の育児に辟易している専業主婦の小夜子は、普段の生活を改善しようと、小さい会社に就職し、そこで社長の葵と出会う。物語は小夜子の日々の生活と、葵の高校生時代の話しが交互に展開されながら進んでいく。葵には、高校時代、親友と家出しその子と自殺未遂した過去があった。互いのバックグラウンドは大きく違うものの、二人は共感しあいながら、切磋琢磨してくっていう話しです。
感想:とても読みやすく内容に引き込まれました。特に二人の話しが交互に登場しながらも、最後には一つにまとまっていく展開が、楽しかったです。ただ読書後、結局、この話って、何を言いたいんだっけ?という感じが残ってしまいました。暗い過去をもつ女社長と、育児ノイローゼ気味の母親の話という印象しか残りませんでした。
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No.29:
(3pt)

直木賞?

すみません。一通り読みましたがあまり・・・・ もう一回読み直してみます。
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No.28:
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すごくいい

対岸が、何を意味するのか?ておもったところ、読んではっきりしました。すごく深く、いい話でした。
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No.27:
(3pt)

有名な本みたいですが

200件を越えるレビューのある本。期待して読んだが、感情移入しにくい本でした。女の子の世界で、派閥・カースト・いじめがあったなんて意外でした。人と深い関係になれない2人が、偶然出会う。わかりあえたと思ったのに、やっぱり駄目っ、別れが。でも、電話がきっかけで関係修復になる。
私も友達が少ない。いやっ60歳近い今、友だちといえる人はいない。 いまからでも、親友といえる人との出会いを求めて一歩踏み出すべきなのかもしれない。
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No.26:
(3pt)

ぱーっとよめる

読んでいるときは面白いが、読んだ後はすぐに内容を忘れてしまう、そんな物語。
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No.25:
(3pt)

鋤柄治子

作品にワクワク感がないし、それなりに読むけれど読了した後何も残らない
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No.24:
(3pt)

女という生き物を考えさせられた

読みやすい文体だが、女性主人公ということで
あまり物語に入っていけなかったが、
葵の過去が明らかになるにつれて引き込まれた。
女という生き物は、いくつになっても変わらないのだ、と妙なことを考えてしまった。
海外旅行のエピソードがよかった。
葵の変化が無理なく読めた。
女という生き物はずっと対岸同士にいているものなのかもしれない。
二股に分かれた川ではわかれ橋のある川では一時ともにすごす。

ただ、個人的な好みで★みっつ。
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No.23:
(3pt)

評価が難しい

実は七年くらい前に読もうとして、「なんだ、女の生きづらさとかそういうあれか」と思って放置していたのだが今回読んで、葵とナナコの再会のところで不覚にも泣いてしまい星五つつけようとしたのだが、待て待てしばし待てしばし、と一日置いて考えた。というのは、この泣き方は「一杯のかけそば」で泣くのに似ているなと思ったからである。特にひそかにナナコと会わせるお父さんの造形とか。
 葵とナナコの話が中心だが、その観察者になっている小夜子はなぜ必要なのか。これは、葵とナナコの話に奥行きを持たせるためと考えてもいいし、葵という起業家の過去が謎になっている構造と見てもいい。しかし、小夜子のバックグラウンドが、ぼやかされてはいないか。横浜あたりの中高一貫校つまりフェリスから、日本女子大あたりへ行ったと思しいが、小夜子の両親が全然出てこない。いい家の娘らしいのに、なんで姑がいる結婚をしたのか。また結婚したころは舅だっていたはずだ。そのへんが分からないのである。また葵と小夜子は文学部へ行ったというわりに、教養的バックグラウンドが出てこない。大衆を相手とする直木賞作品の宿命なのであろうか。
対岸の彼女Amazon書評・レビュー:対岸の彼女より
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No.22:
(3pt)

どっちがいいとかではない。

専業主婦とキャリアウーマン、どっちがいいとかそーいう事ではなくて自分の選んだ道を充実させて楽しんで生きたいように生きる事の大切さを感じました。
対岸の彼女Amazon書評・レビュー:対岸の彼女より
4163235108

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