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告白
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告白の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全910件 681~700 35/46ページ
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映画化の予告編を見て興味を持ち読みました。 「娘を殺したのは誰なのか?」と、 犯人を探す話ではなく、犯人を見つけた後、警察にも言わず、 彼女なりの復讐をする話です。 話の展開は早く、一気に数時間で読めました。 いろんな人の角度から語られているので、 一方から見ただけでは気付けない犯罪心理を 見ることができます。 ストーリー的には非現実な展開もありますが、 ラストの展開は、予想外というか、 各自の目的達成の為、関係のない人も巻き込んでいき、 「そこまでするか!」とちょっと怒りを覚えます。 | ||||
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心理状態が健康じゃない時にはあまりお勧め出来ません 暗い………暗すぎる 救いが全く見えない 最初は見えなくとも読み返すうちに希望を見出だせる作品もあるが、私には自信がない ただ私は嫌いじゃないです むしろ好き 文章自体はとても読みやすいと思います 一番感情移入してしまった登場人物の「僕は失敗作なんかじゃない!」 という言葉が頭から離れない | ||||
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現代を感じます。自分のことしか考えてない風潮はまさに現代の縮図。。星5にしたのは皮肉です。 | ||||
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自分の娘を殺された女教師の犯人に対する超ねちっこい復讐キャラクターは かなりいいです。 独白スタイルという設定で、 冷静に淡々と犯人に対する憎悪を語り、復讐を図る第一章のインパクトは最高に楽しめます。 ただ、この本の楽しさはここで終わり、 あとは事件の関係者(全員どっかで見たことのあるような、うっすいキャラクター)が、 色々な問題に、なんか悩んで、なんか苦しんで、なんか考えているだけで、かなりゆるい。 読んでて恥ずかしい気分にさせられる、セリフ、描写も多かったです。 最後にそのゆるさを吹き飛ばす出来事が起こるのですが、 ちょっと展開が強引すぎるかな?という感じ。(嫌いではないですが) 女教師の極悪な心理状態を掘り下げたらもっとよかったのかな? どうなんだろ??? | ||||
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最初も最後も衝撃的です。 途中で読むのを止められません。 ほとんどの方が後味が悪いと言われますが、私はその悪さが少し好きです。 現実では嫌ですが、これは小説です。 現実ではこういうことがないとわかっているので、安心して後味の悪さを余韻として感じています。 | ||||
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一気に読み終わりました。 今迄に無いスタイルで、夢中になって読みました。 久し振りに面白い作品ですね。 題名にピッタリの内容で、有名になるのが良く解ります。 教師の告白から始まり、それぞれの視点で物語が進んで行きます。 絶対にお勧めの一冊です。 | ||||
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母にこの本を買って貰ったのですが、さすが本屋大賞を受賞するだけのことはあって凄く面白い本でした!面白いっていうか、ストーリーがとてもひきこまれて最後までドキドキ感がハンパないです。 最後の最後であー!って感じでした!久しぶりに面白い本を読んだ気がする(^0^) 教育的にどうかと言ってる方もいますが、人間のリアルなんてこんなもんですよ。冷めた言い方ですけど^^; 世の中はキレイゴトばかりじゃないんです。子供を殺されたら復讐してやりたくなるのが親心でしょう(まだ子供ですけど)作者の次回作に期待です^^☆ | ||||
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私は、遅読である。とにかく遅い。たった1頁を読むのに、3日費やすことさえある。 まぁ、それは難解な哲学書とかの場合で、1行を理解するのに、あれこれ考えたりする場合だけれども、それでも、他人と比べてもやはり遅いようである。 ところが、この本、そんな遅読の私でさえ、たまたまテーブルの上に転がっていたのを何気なく手に取り、たった冒頭1行読んだがために、あっというまにこの世界に引きずりこまれていき、たぶん、2, 3時間で読んだ。もしかしたら、それでも遅いのかもしれないが、遅読の私としては驚異的なスピードである。 そして、 わぁ、面白かった!!! という感じには、残念ながら、ならなかった。 うーむ、なんだ、この不快な感じは。。 告白者それぞれに、それぞれもっともらしい言い分がある。 聴いているとふむふむ、そうか、ごもっともだと肯き、もっともだけど、もっともすぎて嘘臭くも感じたり、何言ってんだこいつ、と思いながらも、そっちの方がより現実味があるような気にもなってきたりする。 が、やはり、森口先生、私はあなたに同情するが、 あなたは、最初に「私は教育者です」と宣言している。 その「教育者」が、最後に、渡辺と同じレベルにまで降りて、 復讐を遂行してはいけない。私はそう思う。 私は、この救いのない物語が容赦なく進行していくなかで、 あなたが苦悩の果てに何かを見つけ、最後に、救いのような何かが結晶するのだと、 そう期待した。それは、あなたが「私は教育者です」と宣言したからだ。 ところがどうだろう。あなたが苦悩の果てに見たものは、渡辺と同レベルの、救いのない復讐ではないか。 私は実際に自分がこの事件を体験したらどうだろう、と考えてみた。 たぶん、私もあなたと同じことをする。私はそれなりに感情的な人間だ。たぶん、あなたよりも。だからこそ、かえって、あなたには、あのような復讐をして欲しくはなかった。 あなたが、あなたの愛した「世直しやんちゃ先生」から学んだことは何だったのだろう。「生命は大切だ」、それを渡辺にわからせる方法は、苦悩の果てに出した結論は、それで良かったのだろうか。 物語は、現実ではない。それは一つの架空の作り話にすぎないが、この物語を通過した人々が渡辺に、否応なく憎悪の感情を抱き、彼が最も苦しむやり方で復讐することを是とするなら、そんな物語は不要である。単に憎悪を煽るだけ煽り、最後に、最高の復讐を遂げ、最高のカタルシスを得るだけなら、それは本屋大賞的な痛快大衆読本で、はい終わり、それで良い。 しかし、湊かなえはもっと別の結論を考えるべきだった。いや、考えようとした。 考えようとしたが考えつかなった、のではないか。。 遅読の私が、サクサクと2時間弱で読めてしまうような、ただただ面白い、本屋大賞的な危ういテクストを編みたかったなら、湊かなえはこの先、書き手として伸びないだろう。 だが、中島哲也が湊かなえに手を差し延べる。 中島は湊にチャンスを与えているのだ。 彼がこの作品を映画化するなら、私は別の結論があって良いと思う。 私は「復讐しない」、という結論を望んでいるわけでもない。 復讐をしようがしまいが、それは構わない(というと語弊があるかもしれないが)、 観ている人々に、何らかの救いを、登場人物たちの苦悩の果てに、「復讐」というあり方ではない、別のあり方が導きだされるなら、私は、「是」とする。 | ||||
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まずこの本を買われた方には読み方について選択の権利がある。 恐らく第一章のみが作者の書きたかった短編であり、続く第二章と第三章は、書こうと思えば続編が 書ける事に気づいた編集者に勧められ、小説雑誌に掲載。そして単行本発売の為に続く三つの章を 書き下ろした格好になっている。そういった構成の全六章である。 選択と言った意味はここで、第一章だけを読み本を閉じてもよいと言う事。 しかもそれは読者があらゆる無限の創造を巡らせる最高の短編と言える。 続けて読んだ方。その無限の創造を作者が埋める作業を行うことになる。 リアリティは薄れる一方で、各キャラクターも人格分裂したかのように一貫性がなくなり 次第にステレオタイプ化するなかで溜飲が下がるのか、後悔するのか。 まずこの選択があることだけはお伝えしたい。 | ||||
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最近本屋に行くと大々的に宣伝されていたので話の種にくらいの気持ちで読みました。 お金と時間の無駄でした。 文章構成として、語り口調など珍しい技巧を用いている点は評価できますが、とにかく話の構成がひどい。 物語の背景として、エイズ、びっくり財布の仕組みなどについて描こうとするも知識が全くないのか読んでいて呆れた(自分は理工、医学系出身者です) 自分の知らないことを知ったかぶりして書くのはやってはいけないこと。ものすごく不快でした。 苦痛に我慢しながらなんとか最後まで読み進めるも、最後の結びの言葉の行間から『どう?うまくまとめたでしょ。』みたいな感じの著者の得意げな顔が浮かんでしまい、自分自身苦痛で顔を歪めてしまいました。 人間の負の部分を描きたかったのだろうが、小説で実際の事件を引き合いに出したりするのは著者や編集者の倫理観を疑う。 他にもっと書くことあるだろう。 次回作に期待とすら思わない。 糞本の代名詞 | ||||
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最初読み終わった時は、文章的にも内容的にもあまり心に響かず、ただ、センセーショナルな出来事目白押し!!という一点だけで、 「あくまでも娯楽作品」と割り切って片付けていたのですが…。 文庫版の最後に付録?としてあった、この作品の映画監督のインタビューを読んで一変しました。 読者側としては、読んでいる本の文章の中に嘘があるなんて思ってもみないのですが、この本はそれぞれの独白という形で構成されているため、その中に「嘘・偽り・ごまかし」が混ざっていてもそれはそれで成り立つ訳で。 私自身、読んでいて少々ひっかかかった矛盾点というのも何個かあったのですが、作者の未熟さゆえ(ごめんなさい!!)とこれまた勝手に 片付けてしまっていたのが、それ自体が「嘘」だった場合…。 迷宮に入りこんでしまいます…。 これが作者の意図だった場合(そう信じたいのですが)、完敗です。 | ||||
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母親としての気持ち・・・ 教師としての立場・・・ 第一章の驚愕のラスト なんともいえない読後・・ でも何度でも読んでしまうこの気持ちは何だ・・ | ||||
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皆さんが仰る通り、「聖職者」の完成度は高いと思います。普段あまりミステリを読まないわたしでも躓くことなくすらすらと読める構成力、展開力が素晴らしいと思いました。あのオチ(HIV)への批判がかなり見受けられますが、実際もしあなたの前にHIVに感染した方が現れたら…?と考えたらわかると思います。息を止めるとかそんなに差別されてしまう今の世の中は恐ろしいなと感じました。また愛美ちゃんが亡くなったことを知ったときのクラスの生徒や直輝の母、修哉の継母の反応のほうが恐ろしく感じました。好奇の目を平気で向ける人々には末恐ろしいなと。たくさんの闇が浮き彫りになった問題提起小説です松さんの森口先生が見たいので映画は見に行くつもりです。 | ||||
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映画化が決まり,主人公が松たか子だと言うことで,ようやく読んでみた。 主人公に松さんを重ねることで、抑制の効いた語りがイメージさせるようになった。 そうしてみると、モノローグの塊が良く理解できるのだ。 最初と最後の主人公の語りが全てを始め、締めくくるのだけれども、そこに至るまでのサイドストーリーが全体を収めることになるのだと思う。 映画は現実ではなく、場面場面に切り取りにしか過ぎない。 それでも原作の世界を知ることで、理解できることがあると思う。 一気に読んでしまえることが,難点かもしれない。 | ||||
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第一章は個人的には事件の様子を事細かに知ることができとても良かったと思います。しかし、次からは長々しい話が多過ぎて少し読みあきてくる場面も多々ありました。映画化されたようなのですが、Rー15になったらしく、確かに少し陰湿過ぎて子供には読ませたくないなという部分もありました。 | ||||
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この作者さんは、よく人間見てるなーて、思いますね、私個人の意見では、大変面白いのですが、この本を読んで、まねしようとする人が出て来ないかが、少し心配になったので星は、4つにさせていただきました。なお、読むさいには、かなり、暴力的な内容になっているので、苦手なひとは、ご注意ください。 | ||||
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この小説は、数人の独白形式の文章で成り立っている。 最初、その日を限りに退職を決意した女教師の告白で幕を開ける。 この女教師の子供が、何者かにより死に至らしめられたことが発端で。この物語は始まる。 読み始めた当初は、この教師が完全なる善であり、完全なる被害者と誤解してしまうが、はたしてそうなのか? その後、この事件に関係した数人の、一人称による文体で進められることのなる、この物語の根底には、 エゴ、言い訳、自己に対する甘えが渦巻いている。 以前読んだ、カ−ネギ−の”人を動かす”の冒頭に書かれていた文章。 ”殺人者でさえ、自分を悪いとは思っていない”と言うものが頭を掠める。 コミュニケ−ションが苦手で、自分本位な現代人にとって、モラルと言うものも主観なんだなと言うのが、この小説を読んだ第一の感動になった。 モラルと言うものは、社会生活におき、普遍性を持ち、共有するもののはずである。 しかし、家族をも含む社会全体において、意志の疎通が失われた現在、モラル、正義感までもが主観に頼っている恐怖が生まれてきているようだ。 家族や、親子関係の崩壊により生み出されるのは、プライドばかりが高く、自己中心的で、第三者の気持ちを分かろうともしない、モンスタ−。 そして、そのモンスタ−は決して強くないガラスの心臓しか持ち得ない。 問題に対しても、逃げの姿勢しか取れない。そして、被害者意識だけが先走る。 現代、この物語も、フィクションではすまないかもしれない | ||||
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賛否両論のようですが…何の先入観も、過剰な期待も持たずに読んだ為か、淡々と、それでいて興味深く、数時間で読み終えました。事件の客観的な真実・事実は一つ。しかし、それに対する複数の主要人物のそれぞれの視点からの独白によれば、全く色の異なる主観的な風景が浮かび上がってくる対比の面白さが感じられました。細かい難を言えば、批判的なレビューに共感出来る点も多々ありますが、あくまで、フィクションなので、内容の善悪や正否を裁く必要は無いかと…。この作品を読んだ複数の友人達が、口々に「考えさせられた」「面白かった」と言うのは、いずれの友人も『母親』という立場だからかもしれません。我が子を深く愛していたからこその怒りや憎しみに変換された母性愛や、愛情過多による盲目的な母性愛、母性愛の重圧に絡めとられて見失った自己、母性愛の欠乏による飢餓感や深い孤独感等、『母親の愛情』という共通点による心の誤作動がなんとも哀しく、たとえ自己中心的な価値観と思える登場人物達でも、何故こうまで追い詰められたのか?何が大切なのか?を考えさせてくれた一冊だったと思います。『八日目の蝉』や浦沢直樹の漫画『MONSTER』と共通のテーマかと。 | ||||
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文庫化されるのを待って、いっきに読みました。 主人公の先生は、学校の先生を7年程度、というので30歳前後。 生徒たちは、13〜14歳。 私は先生の年に近いですが、 それぞれの年齢にあわせて、よく人間を書き上げていると思う。 先生は、聖職のように扱われる職業だけど、 実際の30歳あたりってきっとこれくらいの精度。 13歳の強みと弱みは、客観的に自分をみれないところ。 30歳の強みと弱みは、客観的にみれすぎてしまうところ。 見方が違うだけで、どちらも楽じゃない。 巻末にあった、中島哲也氏のインタビューにもあったけど このモノローグ、すべてが真実じゃない気がする。 どこかに、相手を挑発するための嘘や誇張、 自分を守るための嘘や誇張がある気がします。 渡辺は、田舎の学校で一番の成績だけで、 本当はわかってたんじゃないかなぁ。自分はそれだけだってこと。 だから、過剰な演出を求めたんじゃないでしょうか。 森口先生の一番最後の話は嘘じゃないかな。 「夜回りやんちゃ先生」が牛乳をすりかえた話も。 自分の冷静を保つために、一人で何役もしてしているように見えました。 冷静を保つために、冷静じゃない自分、不完全な自分を演じることって あると思います。 うまくかけないですが、 どんだけ年を重ねても、感情がなくなることはなく 表現が違うだけのこと。 ましてや、自分の子供を殺されたとなれば、天地がひっくりかえるぐらいのはず。 森口先生についてはその感情表現がほとんどなかったので 逆に、察しながら読むことになりました。 自分だったら、さきほどの部分は嘘をつくと思います。 渡辺に、そしてクラスメイトたちに 「因果応報」を徹底的にたたきこんでやりたいと思うからです。 それは彼らがまだ13才だから、というのも影響しているかもしれません。 そういうったところのテクニックといい 本当に新人作家さんとは思えませんでした。 おもしろかったです。 自分的には、本屋大賞はうなずけます。 | ||||
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最初の女教師の「告白」も、途中で出てくる日記の「告白」もすべて同じ調子の文体。こうしたことは、編集の段階で、編集者が意見するはずなのに。「本屋大賞」がどういうレベルなのかよく分かった気がします。 | ||||
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