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告白
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告白の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全910件 661~680 34/46ページ
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この本は、とにかく面白いという事を聞いて、早速読みました。 確かに、第一章はグイグイと引き込まれていきました。次はどうなるの?の繰り返しで 結局、もの凄い勢いで読み終わってしまいました。 文章には迫力があり、登場人物もかなりクセのある人ばかりで、確かに読み易くて面白い (というと語弊があるかもしれませんが)と思います。 しかし、ラストが「そんなのあり得ない・・・」と非常に不愉快で、この人はここまで してどういう神経をしているんだろう、とさえ思ってしまいました。 なので、読後感は悪くて何も残らなかったです。 個人的には、娯楽作品であり、何かを得る為に読む本だという感じはしませんでした。 | ||||
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話題作ではありますが、ここでのレビューが結構低く、そんなに期待せずに読みました。 感想は、「面白い!」です!やはり映画でも小説でも周りの評価を過度に意識してしまう と、その評価とはま逆の感想を持ってしまう事が多々ありますが、本作はその典型です。 とにかく面白いですよ。ライトな文体で一日もあれば読了が可能です。テーマは重いです が、物語全体としてはエンターテインメントというか、登場人物が皆超常的というか、 ぶっとんでいる人しか出てこないので軽い感じで読み進められます。 そうなんです、加害者も、被害者も、周囲の人間達も皆狂っているんです。 大抵の方は「命の重み」「少年犯罪」「遺族の想い」「復習」といった言葉達を重い浮かべ て考えさせられていらっしゃるのでしょうか? 僕は全くそんな読感は無く、人間の心を持たない「キ○ガイ達の競演」と思って読んでし まいました。 このクレイジーな人達をサラリと上品に書き綴った作者の力量はは、どうなんでしょう、 凄いんですかね? | ||||
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日本の書店員は何を考えているんだ このような本がなぜ本屋大賞にふさわしいと思うのか そしてなぜ面白いと感じるのか、訳が分からない 話はまずホームルームから始まる 一人の女性教師がずっとしゃべり倒すというだけ。 下品である 話の展開は山田悠介のようにガキの下品な妄想で、 ミステリーからも物語からもセンスを感じない これが小説推理新人賞を取れたのだから、運というのはすごい 選考委員は何を考えているのだろうか? 全く意味が分からない 話が進むにつれ、作者のメッキがはがれてくる 過去あった事件を引き合わせたような展開、 キャラクター造形の単純さ、文章力の薄さ、 そこまでなら許せた ただの非力な妄想作家がいたものだと思って大目に見ておくはずだった 問題は作者の無神経で短絡な意見である 少なくとも小説には作家の性格がうつる 特に社会問題を取り上げるのならなおさらだ この作者の意見は腐っている エイズの取り上げ方にしても、家族の取り扱いにしてもそうだ しかも、それが効果として使われているわけではない。 冒涜であり、下品であり、暴力である。 短絡で、あまりにも無神経だ 軽蔑にあたいする。 無神経な小説は後世には残らない 無駄な時間だった ただむかついただけだった だが一番むかついたといえば、この本が売れた世の中と 本屋大賞授賞式で恍惚とした表情で立っていた、 「私は平和な人間なので、平和でない世界を書きたい」 と興味本位で語る、無神経な湊かなえ氏本人に対してかも知れない 最後に一言 興味本位で首を突っ込んで知った風な口をきくな。 | ||||
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湊かなえにデビュー作にして、本屋大賞受賞作。 独白劇のような第一章は、冷静かつ理知的な、読みやすい語りによって読者をぐいと引き込むものがある。まるで無酸素運動で駆け抜けるよう。 この一章の完成度は高く、一章のみ見れば評価は5つ星、という人も多いのではないだろうか。 二章以降は、一章の結末を受けて「この後どうなるのだろう」という読者の想像を補完するもので、部分部分には蛇足感もあり、評価の別れるところであろう。 だが、最初から最後まで、根底に流れるテーマに変わりはなく、そういった意味での一貫性は極めて高い作品である。 そのテーマとは、「人は如何に壊れていくか」である。 主人公である女教師に話を絞ってみよう。彼女の内面描写は、一切描かれていない。これは、この作品の最大の謎の肝でもある。 知性の高さを伺わせる彼女の語りは、一見見過ごしそうな、しかし強烈な狂気が流れている。 一章の時点から、彼女は、他の登場人物達を圧倒的に凌駕する程の勢いで壊れているのだ。 その点を感じとなりながら読めば、批判も多い「結末」も腑に落ちるだろう。 あのなんとも言えない読後感は、断罪を見てスッキリするものではなく、「犯人」以上の「狂人」の誕生を目撃したからなのだから。 | ||||
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小説を買って丸一日で全部読むなんてことは初めての経験だった。 それほど文章は単調で、読みやすい。 「単調」と書いたが決して悪い意味ではなく、 かえってそのシンプルな文章の流れがこの事件の凄惨さを強調していて怖さを覚えるのだ。 しかも各章で一人一人が語ること全てが本当かすら分からない。言葉に嘘が隠れているのではないか、という疑心暗鬼な心情を抱くことも怖さの一助となっている。 登場人物一人一人のエゴイストぶり、読んでいくにつれ明らかになる新たな事件についての事実がきっと読む人を夢中にさせることだろう。 読了後の余韻、虚無感は強烈だ。 | ||||
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第一章は間違いなく傑作である。ジャンルは異なるが、野獣死すべし(第一作)に通じる疾走感を持つ。第二章以降は蛇足であろう。 登場人物、行動への嫌悪感や、病気に対する偏見を生むという批評が散見される。しかし、それこそが作者の目的ではないか。現実社会のあまりにも理不尽な少年犯罪、裁判の行方、病気への偏見、それらに対する問題提起であり、心からの抗議とすべきである。救いのない結末をもって、作者自身の考えと登場人物の言動・行動とを同一化するというのはあまりにも短絡的であり、それこそ偏見である。文学者は、世の不条理さを書く自由を持っているが、だからといってその解決策を示す義務は負わないのである。また、登場人物の誰にも感情移入出来ぬからといって作品を低評価とするのは、あまりにも幼稚な読後感であろう。 | ||||
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面白かった。 一気読みです。 最高の復讐方法ですね。 湊さんのクールな文章に惹かれます。 キンパチ先生を小ばかにしたとこなんて、笑えます。 映画も楽しみです! | ||||
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絶賛の嵐の中、映画化いやがおうでも興味がわいたが、読んでこれほど不快感な小説ないです。くだらない下馬評に騙されるな | ||||
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ストーリー(というより登場人物)に惹かれていきました。 → 魅力というより興味というのかな。。 各章ごとに、 登場人物がそれぞれ自白していくのですが、、、 ・事件の真相を考えるのに、 みなの自白のうち何をどこまで信頼して良いのか? ・自白のうち明らかに嘘をついているのがわかっても、 それがどんな嘘なのか? * 自分を守る嘘なのか? * 人を傷つける嘘なのか? * 誰かを庇う嘘なのか? そういったことを考えていると、、 動物的本能を超えた「嘘をつく」という知能を持つ人間。 人の心って本当に奥が深いなぁと気付かされました。 | ||||
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面白かったです。何処か漫画的で読みやすいです。 淡々とした口調でありながらもやっている事は酷い女教師が良い味だしてます。 でも、☆を沢山つけたり○○大賞とやらで持て囃す程のすごい作品かというと 其処まででは無いと思いますね。 復讐劇とか少年犯罪とか重く暗くなるネタを扱っているので一見、重い作品に 感じますがなんだか全体的に薄っぺらいです。 こういうネタを扱うんだったらもっと深く心に刺さるような作品に出来たんじゃ ないのかなぁ…と残念に思いますね。 何となく何処かで見たようなキャラクター達が、何処かで見たようなドラマを 演じています。その何処かっていうのは2時間サスペンスとかの類。 一章は良いのですが、次の章へと読み進めていけば行くほど薄っぺらさがペラ ペラという感じで…2時間サスペンスとかの方が良い作品あったよなぁ…と。 面白く読めるので私は結構好きですが、レベル的には☆3つが限界かなぁ。 一章だけで終わらせておいた方が絶対に良かったと思います。 | ||||
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読書が苦手な私でもスラスラ読めました(^p^)読みやすいし、話に入り込んじゃいます!ぜひ読んでみてください☆ | ||||
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この本の第一章は凄い。頭から汗が出ます。でも第2章以降は・・・ 話の整合性を取るために、段々無茶な方向に進んで行きます。 何がそんなに嫌なのか?これは読んだ人それぞれだと思いますが、 自分は読み終わった後、最後の結末(これは最悪です。意味分かりません) を見て深いため息をつきました。 本当に第1章で終わりにしておけば、記憶に残る短編だったのに・・・ と残念でなりません。 | ||||
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ひねくれた中学生に家族を奪われた、ある教師の怒りの制裁。 子供だからなどといった理由は通らない。動機も犯行経緯も関係なし。 ただ自ら犯した罪の報いを受けるのみ。 痛快でわかりやすい勧善懲悪で、ラストはなんともいえない爽快感。 人権なんたら教育うんたらの人間が読んだら、顔を真っ赤にして怒るかも。 でもそういう想像をするのもまた楽しい。 | ||||
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本屋大賞に選ばれ、映画化もされるということで、この度小説を買って読んでみました。 読み終わってまず始めに思った事が、登場人物が全員、自分の欲望だけで行動している点です。 湊かなえさんの文章力が素晴らしく、それぞれの人物の視点でそれらしい事をみんなが語るので、 「あ、この人にはこんな感情や過去が・・・」と感じ、登場人物を美化してしまう方向に、知らないうちに持って行かれてしまいました。 でも、どんなに綺麗な言葉で着飾っても、この登場人物達は結局自分の欲求を満たす為だけに最善の選択をしているだけ。 自分の為なら、相手の命や人生なんてどうでも良いと思っている点ですごい恐怖を感じました。 これって、現代社会の縮図そのものではないかと思いました。 この世の中は、様々な人の感情が入り混じり形を成していると思います。 この作品の登場人物達も、『何で子供を学校に連れてきているだ?』『どうして、担任じゃなくて違う先生が来るんだ?』と 自分に都合のいい解釈ばかりをして、一番重要な『なぜ、来れないのか?』『どうして、子供を学校に置いておかなければならないのか?』という 一番重要なことを考えるのを放棄しています。 こういった安易な考え方が、モンスターペアレントや学級崩壊などを生み出す原因になっていると改めて感じました。 現代の人間の心に巣食う暗部を一人称視点で見事に描き切った本屋大賞納得の作品だと思います。 様々な解釈で楽しめる作品だとは思いますが、私はなぜこの様な結果になったのかを深く考えることで、少しは世の中がいい方向に向かうと思いました。 | ||||
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手に取ってあらすじを見、第一章から読み始め、気が付いたら第一章の半ばを過ぎていたので、観念してレジに持って行きました。 読み始めたら止まらない。ぐいぐい引き込まれる。 しかし、読んでいて楽しいわけではないという、何とも奇妙な読後感です。 「知りたい」欲求を次々満たしてくれる本、というのでしょうか。 そういう意味では、好奇心満々で教師の話を聞いていた生徒たちと似たようなスタンスでいたのかなと思う。 「ちょっとこわい、でも知りたい。」 まるでセンセーショナルな事件についての週刊誌の記事を読んでいるような感じ。 そういう意味では、本当かどうかはあまり関係なく、ただ野次馬的に「知りたい」と思ってページをめくった。 だから、感情移入はなかった。 敢えて言えば、森口先生の「子供を殺された悲しみ」。 それと、まわりを「馬鹿ばっかり」と見下す少年A。 いろいろ性格と立場の違う登場人物が用意されているので、見方が近い人は見つかると思う。 (後でそれが裏切られたりするけれど。) 皆さん仰っているように、読後感は、よくはない。 「あの時ああしていれば・・・」「思いとどまっていれば・・・」「そんな思い付きがなければ・・・」「その一言さえ口にしなければ・・・」の連続だから。実生活だったら堪えられません。個人的に、その逆の連続の小説の方が好きだ。 すごいなと思ったところは、少しずつ、前の語り手の斜め上を行く真相を次の章で開いて見せて行ってくれることかな。 よく練って作られたお話だと思います。 それだけに、登場人物の行動や心理が、ストーリーのために準備されたものであるような印象は否めません。 語られたことがすべて真実かどうか? ということは、読後一日たって、重要なことではなくなっています。 ただ、Aの母の反応は、知りたかった。 何とも、無責任な感想です。もっと親身になって考えればいいのに・・・それがない。 これが一番「後味が悪い」と思う原因かもしれない。 | ||||
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文章は読みやすく、 展開も登場人物の視点を変えながら 一気に進めてくれます。 告白すると、驚きには欠けました・・ 人工甘味料で味付けされた様な安っぽい人物描写と、 現実から微妙に剥がされていくミエミエな感じが耳障りで 何とも言えない後味の悪さが残ったのは、私だけでしょうか? | ||||
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鋭い感性を感じさせる作品です。特に1章の緊迫感は素晴らしいです。それに比べると続く章はやや弱い感じです。 何が原因かなと考えてみたら、子供を失った女性教師と、彼女から見た幼い娘の可愛らしさの描写がとても優れていて、読者の心にリアリティとして迫るのに対して、生徒達の心の動きなどの描写はやや弱いからです。 いろんな人物の独白が続きますが、台詞ならともかく、長い文章をそれぞれの人物の個性に合わせて書き分けるということはやはり至難だと思います。 どの人物も似たような言葉になってしまっていると思います。また構成もやや弱い感じは否めないです。 それから、女性教師の心の動きも、娘を失った怒りで行動しているときは理解できるのですが、本書の最後の方になると、ここまで冷たい心になれるという理由が読者には理解できないように思います。 しかしそうは言っても、衝撃的なストーリーは心に残りました。 | ||||
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物語のために装飾を凝らすわけでもなく、ただただ、 人間とはこういう生き物であるということを、素晴らしい 筆力で淡々と描ききっていると思う。 小説から学びや教訓を得るなんてナンセンス。 小説とはあくまでも娯楽である。フィクションである。教科書ではない。 実際の教科書内にも誰かの思惑によるフィクションは多数存在する。 どんなに偏っていようが、歪んでいようが、それが 物語の中のキャラクターであり、多くの人が心に潜ませた それぞれの人格のいちパートである。 読者は、そんな自分のどこかにあるかもしれない心のパート が共鳴することを楽しみ、怖れるのだ。 そもそも、親子の関係とは端からみれば気持ち悪いものである。 生々しく、親子間だけの常識は社会全体での非常識でもある。 子供に、〜して差し上げる、〜していだだく、そんな奉り教育 を家庭と学校で繰り広げている多数が、今では官軍なのだ。 学校内のいじめについてよく論議されるところだが、そんなことは 大人社会にこそ根強いものである。そんな子供が年齢だけオトナになるからだ。 いじめが子供たちの問題として捉えること自体が歪んでいるのだ。 小説の登場人物にモラルを求めるのはおかしい。これはごく日常に 潜む、誰にでも起こりうるリアルな物語だ。 間違いなく、秀逸な問題作だと思う。 | ||||
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一時期、インターネット上で流行った「絶望の世界」という小説に 世界観もプロットも似ている気がする。 文体も似ているし、作者が同じなんじゃないかとまで思う。 | ||||
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本屋大賞や映画化で話題の本なので読んでみたが、うーむ・・・。 数人の告白による構成は面白い。全ての文章が一人称で進み、特に難しい表現などはなく、非常に読みやすい。ダークな内容ながらすらっと最後まで読ませるのは文章の巧みさからでしょう。 内容は、ほんとにヘビー。全ての告白者が自分もしくは家族中心で、他人への思いやりなどは微塵もない。表現するなら、悪意・復讐・殺意・狂気・ゆがんだ愛情・・。へこむわ〜。 犯人の生徒には全く同情しなかったので、森口先生には復讐してほしいとも思ったが、最後にとった行動があれかぁ・・。いい終わり方を期待したわけではないが、まきぞえになった人がいるのではと思うと、センセ、それはないんじゃ・・・と、突っ込みたくなる。 まあ面白くなかったわけじゃないし、こういう小説もありかなと思うが、同じヘビーさを持った小説はしばらく読めない。次は明るい本を読ーもうっと。 | ||||
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