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告白
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告白の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全935件 621~640 32/47ページ
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| 本書を読む前に映画を先に観たが、映画は文句なしの傑作。今年上半期に公開された邦画でベスト5に入ると評価できる作品だった。 原作である本書を映画と比較すると、映画は原作にほぼ忠実であるというか、この原作が映画の台本のように思える。モノローグを活字で追うよりも、生身の肉体によって語られる台詞や演技の迫力、スピード感、モンスターのような中学生を演じた招来有望な若手俳優の爆発的な躍動感に満ちた映画の方に私は軍配を上げる。 映画館では見落としていた細部を確認するのには本書は好都合だが、映画を先に観た人に本書も是非、と薦めるのには躊躇する。 もちろん、本書固有の面白さが無いわけではない。例えば、各章のタイトル。「聖職者」はわかるにしても、「殉教者」とは何に対する殉教なのか、「求道者」「伝道者」の道とは何か。まだ私の頭の中ですっきりとした解答が出た訳ではないが、このタイトルに込めた作者の意図を探るのは一興と言えるだろう。 | ||||
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| あるレビュアーの方が書かれている通り第1章のみの短編として書かれたものです。 確かにこの1章のみで読み終え、後は自分の想像の世界で楽しむ方法もありでしょう。 しかし、物事とは一方からのみ見たのでは分からない部分があります。 そこを明らかにし、そのうえで森口先生がしたことについて考える。 これも悪くはありません。 確かに章が進むに従い話が大きくなりすぎ収集がつかなくなり ラストに至っては、まったく違うテイストのお話になってしまっています。 ですが、最後まで読んだからこそ「このストーリー、このラストで良かったのか?」 の議論ができるわけです。 映画はさらに小説よりも出来が良いように思いました。 小説では散漫になってしまっていたものが無理なく映像でつながれ スピーディーな印象を受けました。 告白する人たちそれぞれにドラマがあり秘密がありラストまで飽きさせずに 読ませてくれます。是非最後まで読んでみてください。 | ||||
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| 本書は、著者・湊かなえ氏のデビュー作にして第29回小説推理新人賞受賞〈第一章 聖職者〉にて第6回本屋大賞(全国の書店員が選出する)受賞など各メディアで大反響を巻き起こし、6月5日に映画化公開(監督:中島哲也、主演:松たか子)された話題小説である。 市立S中学校、1年B組。三学期の卒業式の日、担任・森口悠子が生徒たちに自分から教師を辞めることを告げるモノローグから始まる展開。そして徐々に生徒たちも認識している“あの事件”の事の顛末を知る事となる…。 学校で起こったひとつの事件について関係者それぞれの立場から語られる形式となっており、まさに題名どおりの“告白”によって綴られている。 ・ 1年B組担任・森口悠子からB組生徒へのお別れの挨拶と事件の顛末が淡々と語られる第一章『聖職者』 ・ 2年に進級したB組クラス委員・北原美月から元担任・森口悠子に宛てたその後のB組クラスの様子が綴られた第二章『殉教者』 ・ あの日以来不登校児となった息子・直樹との破局までの生活を母親の日記によって綴られる第三章『慈愛者』 ・ 施設の中で壁に映る幻覚を見ながら、かつてB組生徒であった下村直樹が同じクラスの渡辺修哉との出会いから今日に至る一連の出来事をフラッシュバック形式で回想する第四章『求道者』 ・ 今回の一連の出来事の首謀者であるB組生徒・渡辺修哉が自身のサイトに事件のあらましからその後の彼に降りかかる一連の出来事、そしてこれから起こすある行動について綴られる第五章『信奉者』 ・ ある行動が不発に終わった渡辺修哉へ元担任・森口悠子から携帯電話の電話口で救いようのない最後の宣告が行われる第六章『伝道者』 一連の出来事を通して各登場人物の立場からそれぞれの心情を描いており、物語としては意外な結末に堪能しつつ、読後感としては作中、主人公・森口悠子が身に降りかかった不幸や事の真相を明らかにされても一切の感情を表に出さず、最後の最後まで用意周到に計算し尽くされた彼女の行動に一抹の恐怖を感じさせる余韻の残すラストは印象的だ。 | ||||
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| 最初にこの小説はとても後味の悪いのもであると言っておきます。登場人物は屑しか出てきません。 1章〜6章で話は構成されています。章ごとに主人公が変わり、その人物の口語体で書かれているので文章は読みやすいです。 しかし、2章〜5章途中までの内容は同じ時間軸で、各章ごとの主人公から語られるので、長々と感じました。 物語が遅々として進むなら修哉の母が語り手の章などがもあってもよいと思いました。 さらに、長々と引っ張ってきた割には最後が淡白過ぎます。その後が少し語られてもいいんじゃないかと。 結末に救いを求めているわけではないのですが、私としては後味の悪い終わり方です。 それと、中学生らしさがなくリアリティに欠けているような気がしますが、エンターテイメントとしてのミステリーを成立させるには致し方ないのかとも思います。逆に映画では面白いものが作れるかもしれません。 ですが、第一章は素晴らしいです。第一章で、悠子が「娘の殺害」についてクラスメイトに淡々と語っていく様は、平凡な日常に突然起きた殺人事件というものをより際立たせていて、色のない何か透明な恐怖を感じ、この先話が進んで行く事への期待感が湧きました。 折角、起承転結「起」は素晴らしいのに勿体無いです。第一章だけで短編集にでもあれば良い作品だったのに残念です。 | ||||
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| 第1章でしばし止まっていたが、映画公開を機に再読。あれよあれよとグイグイ引き込まれ、なぜいままで読まなかったのかと自らを「馬鹿」扱い。心理としては「こんなヤツこうなりゃいいのに」と思う以上の展開に脱帽。ダメなのでしょうがスッキリ、スカッとします。でも、その気持ち、ダメなんだってば。 | ||||
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| とりわけ、この作品の評価は各々の「読者」によるところが多いのだと思いますが、それならば、わたしはこの作品の「読者」にさえなり得なかったのかも知れない、と読書後に考えました。作者は、深淵な文学的空間での思索を、小説の中で試みることに拒絶しているようにしか思えませんし、それを認めているかのように、あえて小賢しい人物設定、感情的な文体を多用することで、一部の読者を欺くことに成功したのかも知れません。小説を、文学を心から愛し、生きる糧としている者として、美しい文章には素直に「美しい」と言いたいですし、全身に鳥肌の立つような緻密かつ大胆な構成には、スタンディングオベーション、拍手喝采でもって認めてあげたいです。しかし、この作品は、わたしが「読者」になることさえ拒ませたのです。あるいは、むしろこの作品自身の「拒み」が何らかの作用を及ぼして、わたしが読者になることを拒ませたのかもしれません。次に手に取る小説が、今回のような絶望を感じさせない作品であることを願います。 | ||||
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| 不思議と読めば読むほどに印象が薄れていく話だった。一章を読み終えた時には、全身に緊張感が走り、自分のつばを飲み込む音が大きく聞こえる程に感性が研ぎ澄まされていた。二章もその流れで読み進めた。少年AとBが第一章の後どのようになっていったか興味もあったし、クラスメートが集団でいじめを楽しみ始める様は怖かった。なぜ、怖かったかと言えばそうなってしまう気持ちがわかってしまったからだ。 三章以降は、週刊誌のゴシップが好きな人は楽しいのかもしれないけど、僕はそのチープさが気にいらなかった。それと登場人物に魅力的なキャラクターがいなかったので、頭の中で余韻が消えるのが早かった。 | ||||
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| 自分がそれほど頻繁にするわけではない読書ですが、話題性につられて手に取ってみた一人です。 そんな自分が第一章から最後まで数時間で読破させてしまう筆者の文章力や物語に引き込ませる力には関心させられてしまいました。 登場する主な人物の冷酷で残虐な思考にリアリティの無さも感じましたが、森口先生の娘を想う気持ち、渡辺や下村の母を想う気持ち。その辺りに生身の人間臭さを感じさせながら読ませるのが要因だと感じました。 救いの無い哀しいだけの作品ですが、登場人物の誰かを想う心情はきっと誰にでも当て嵌まるものだと思いました。彼ら(彼女ら)は少し歪んだ形でしかそれを「想う人」に表現出来なかっただけなのではないでしょうか? そんな登場人物の心情(とった行動はまた別)に共感を覚えた自分は彼らに少し似た不器用さを持ち合わせた人間だと思いました。 | ||||
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| 映画の告知で絶対見たいと思って・・・でも何か少し怖い感じの内容だから、初めに小説を先に読んで内容を知って心の準備をしてからと思って読みました。 こんな、色々な人物の視点から書かれている本は珍しくて皆、この時はこんな風に感じていたんだって分かりやすかったです。 それをふまえて、映画を見て小説に忠実に作ってあって、でも少し変えてある部分もあって両方楽しめました。 | ||||
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| お勧めいただいて、今話題の『告白』読みました。 なかなか面白いですよ。 結構引き込まれる展開でした。 全体的に登場人物の心理や行動がちょっとチープかな、とは思います。 感情描写も、かなり部分的にグッとくるところはあるのですが、全体的にそのあたりの表現が甘めかなと思います。 が、それも計算に含めた構成なのかな、という感じでもあります。 こういった、気持ちの悪い作品は結構好きです。 かなり読みやすく、一日で十分読めます。 機会があったら手にとってみてもいいかも。 | ||||
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| ・一気に読んでしまう・読後、批評をしたくなるこれはみなさん共通のようですね。この作品は漫画やゲームのような娯楽だと思えば★5じゃないかな〜って感じです。読む人の年齢・環境・読書スキルによって大きく評価が違ってきますが、一気に読ませてしまう面白さがあるのは間違いないですし。そもそもテーマやメッセージ性に重きを置くような作品じゃないですよ、これは。荒唐無稽な発明品、デリケートな病気に対しての認識の甘さ、ご都合主義的な展開等々、そんな細かいことを気にしながら読む作品ではありません。文庫版なら買っても損しないかな、という感じです。 | ||||
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| 僕にも娘がいますが、自分の娘が、子供とはいえ成人と変わらない体と知恵をもった人間に、しかもいたずらとか虚栄心とかそんなつまらないものを理由に殺されたら……、考えるのも怖いです。 ……の、「考えるのも怖い」ことを深く考えて緻密に陰湿に描いてくれているのがこの本です。普通に考えたらただのネクラ人間の残酷な空想世界なのですが、それだけで終わりません。賛否両論ありますがそれでもこれだけの人を引き付けているのが、その独特な世界と、ある種の爽快感だと思います。 −独特な世界− 作者は(長編小説としては)これがデビュー作のようで、1ページ目からとても新鮮というか、中学校教師が一人で教壇でしゃべっていることをそのまま活字にしたような文章なのですが、感情表現が皆無で、今まで見たことの無い描写方法であり、見たことの無い文体でした。妙な違和感からこの世界に引きずり込まれていきます、そして 「娘は事故ではなく、このクラスの生徒に殺された」という教師の一言から、もう目が離せなく読み進めずにはいられないようになってしまいます。 −ある種の爽快感− この本の中には現実に起きた事件に関する作者の考えを見ることができます、「酒鬼薔薇」の事件など「わざわざ直筆のあんな署名を公開しなくても『普通の名前に調子に乗った当て字をしています。難しい漢字が書けることを自慢したいのですかねえ』などと鼻で笑ってやればよかったのではないかと思います。」と一刀両断。痛快です。 *そしてきっと作者がこの作品で一番言いたかったことは「なんでも人のせいにするんじゃないよ、親とか学校とか会社とか、誰のせいでもない、自分の責任だよ」ってことでしょうね、とても強く強く感じました。わかってるんですけど言われると辛いですよね、物語の救われなさとかもありますが、読んだ人はみんな胸が痛くてかつモヤモヤするんじゃないでしょうか。 | ||||
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| 本屋大賞は2度と読まないと決めてたんだが、 嫁が買ったので読んだ。 一章は面白い。 犯人は簡単にわかりすぎるし、トリックも超 稚拙だが、文字もギッチリ埋まっている割に テンポよく読める。 二章以下は、気になる続きを無理やり書いて みましたチックで、どうでもいいが、スラスラ 読める。文章の作り方が上手いんだろうと思う。 ただ、先生の口調が他の全員にうつってしまって いるのはいかがなものか。中学生が大人過ぎるし、 女子大生が理窟っぽ過ぎる。 事実や事実みたいなことがちょくちょく出てくる のだが、物語の構成上、無くて良い。被害者が かわいそう。 昼休み向けエンターテイメントと私は位置づけ る。本屋大賞はどうしても選らばなければなら ないので大変だと思うが過去作品でも良いのでは。 本屋大賞は2度と買う必要はないと、またしても 痛感させられた。 | ||||
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| ストーリーは「読ませる」のだけど、それだけで 出てくる主要な人物が自己中心的で独りよがり、異常なまでに 自意識過剰でリアリティーが感じられませんでした・ 人があまりにも簡単に殺されるし、 共感できるところがほとんどなかったです。 作中に出てきた「渡辺くん」が書いた本? と思わせるような内容でした。 | ||||
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| 話題になっていたので読みましたが、読後間も悪いし、なんか嫌だった。良いところなんかどこも感じられなかった。 | ||||
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| こんなにも酷い読後感を味わえる作品を読んだのは初めてだ。「母」。この物語に常に纏わり付いてくる存在であるが、どのそれにも、嫌悪感を抱かざるを得ない程のエゴイズムが満ち溢れている。もちろん、森口元教諭にも、だ。そもそも彼女は気づいているのだろうか?「馬鹿ほど理屈をこねたがる」と渡辺を罵ったのにも拘わらず、最後の最後で、彼女自身がとんでもない理屈をこねたことを。殺したい、と憎む相手に掛けるはずの無い言葉。最後の問いかけが自身の(逸脱した)行動に対する理屈以外の何なのか。私には到底理解できそうもありません。 | ||||
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| 最近、書店に行く度に、映画の宣伝もかねた「告白」の映像が何度も流されています。正直、あの映像の音楽?は耳にする度に、不愉快で、本屋にいられなくなるほど… 本は興味があるけど、あの映像で買う気が削がれていました。が、たまたま帰省先の実家にこの本があったので、読んでみました。感想は、ハラハラ、ドキドキ、読み進めていてスリルはあります。でも、そんな自分自身に対して、段々「この本を楽しみながら読む私って、倫理的に間違い?」なんて、躊躇う気持ちが同時に涌き出てきます。登場人物それぞれの気持ちも分からなくはない。そんな自分自身を含む「人間」が怖くなる。日々のニュースを眺めながら、酷い世の中になったと胸を痛めるのに、一方で驚くような刺激が欲しいと思っている自分 その刺激に反応している自分が、この本の救いの無さを楽しみながら読み進んでいるような…。小説も、こんな刺激が無いと売れなくなってきたのかと、嘆く反面、それを心密かに求めている自分自身にふと気付き、落胆してしまった。予想外の形で、自分の心と向き合う事になった本でした。 | ||||
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| 映画化もされた話題作の文庫化である。 もともと本作は小説推理新人賞を受賞した短編「聖職者」を第一章に配し、その後の展開を二章以降で書き継いで完成させた長編ということになるらしい。一度完成させた作品をぶち壊しかねない大手術に挑み、とにもかくにも新しい長編作品としてよみがえらせた手腕には恐れ入るほかない。 しかしそうは言ってもやはり最も緊張感があり完成度が高いのは第一章であろう。これだけで独立して読むことも可能であり、ミステリーとしても充分に楽しむことができる。 ある中学校の一年生のクラスの終了式。担任の女性教諭のホームルームでのモノローグのみでこの章は構成されている。担任が今年限りで教職を退くという報告に始まり、自分の娘が学校のプールに落ちて事故死したこと、しかしそれは実は事故ではなく、このクラスの生徒によって殺されたのであること、そしてその生徒に対する教師の復讐がすでに完了していることが次第に明らかにされてゆく。 その後の章も主要登場人物のモノローグという形式で概ね進行してゆくが、物議を醸しているのはやはり生徒に対する教師の復讐という物語の是非であろう。第一章での教師による復讐は結局未遂に終わるが、最終章において主犯格の少年に対して教師は再び容赦ない刑罰を科す。この展開にはかなり無理があると思うし、作品に対する評価が教育問題へと発展するのはいかがなものかとも思うが、短編から長編に増殖したストーリーが当初の主役に回帰する構成は美しいと言えば言える。映画が好評なようだが、ストーリーはほぼそのままに全く別の映像作品に仕上げているので、原作を読んでいても楽しむことができる。 | ||||
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| マンネリなく下手したら一日で読み終えます。 ただ…。 犯人の少年が自分の生い立ちや境遇、心の闇を語るのですが…。とにかくベラベラ語ります。語りつくす感じです。 重松清氏の「エイジ」を思い出してしまいました。 主人公のクラスメートが通り魔の犯人だったというあらすじです。 しかし、この犯人の少年はいっさい語りません。境遇も、心の闇も直接は触れられていません。 事件の表面を軸に、主人公「エイジ」の心の揺れや葛藤を描いています。 内容のジャンルも全く違うので比較すべきではないのですが、 読み終えて深く感慨にふけることができるのは、やはり、あまり多くを語らない作品ではないでしょうか。 そういった意味では、確かに「衝撃作」かもしれませんが、「名作」にはならない気がします。 しかし、作者がどうしても書かざるをえなかった気持ちも伝わりました。 少年犯罪がわんさか普及している昨今、その背景には必ずといっていいほど家庭の問題がつきまといます。 子どもの責任を親に転嫁してしまいがちな現在の風潮に喝!!を入れたかったのではないでしょうか。 「甘ったれんじゃねぇ!!」てな感じで。 | ||||
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| 多くはモノローグの形で語られ、一見読みやすい。 章ごとにその視点が変わる。主人公から見たAとB、Aから見たB、Bから見たA、母親から見たA、Aから見た母親…、一つの事件でも、当事者の視点が違うと、行動の思惑がまったく違うものになっていく様が、読んでいくうちにはっきりしてくる。 ただし、そう「見える」だけで、末尾にある映画化した監督のインタビューにもあるように、独白=書いてある内容に、嘘が含まれているかもしれない(いないかもしれない。)読み終わったら霧の中だった、という感覚で、そういう意味では、再読するとおもしろい本だろうし、そこが本当のミステリーになっている気がする。 牛乳のくだりは、体調の良いときに読んだほうが良さそうだ。ドストエフスキーの「罪と罰」へのオマージュと思われる内容だけれど、あれそういえば「罪と罰」はそもそもどんな物語だったか、、そちらも読んでみたくなった。 | ||||
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