眩暈

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評判

眩暈の評価:

3.69/5点 レビュー 29件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.69pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全53件 21〜40 2/3ページ
No.33
(2pt)

あまり良くなかった

前半の手記と、それに伴う簡単な謎解きまでは非常に面白く読めた。
しかし、その後はこじつけに近い展開で、全然頭がついていかない。
ラスト、名探偵が推理を披露するシーンでは悪い意味で眩暈がした。

これ、本気で言ってるの?なぜそこで飛び降りるんだよ?
この推理シーン全部嘘だった、とかでないと納得できん…
と思っていたら、そのまま終わった。
読後は脱力感が。

ネタバレせずに悪かった部分を指摘するのが難しいが、
ラストに明かされる「両性具有者が復活したように見えた理由」は良くない。
ある理由で主人公たちは復活したと勘違いするのだが、自分は手記パートを読んでいて
「なぜ復活した、とだけ解釈するんだろう?」と不思議でしょうがなかった。
それでも主人公たちが復活したしたとわめくので、ではその謎解きがあるのかなと思っていたら
何のことはなく、自分が最初に感じたのと同じ種明かしだった。

ミステリで、トリックがわかってしまうことはたまにあると思うが
それが簡単にわかってしまうのと、その謎解きに物凄いページ数を消費しているのが
この作品の欠点かなと思う。

最初の200ページくらいで終わるべきだった小説だと思う。
そこまではとても面白かったし、作家の独創的な発想にわくわくした。
終始独特の世界観があるので、好きな人は好きかな。
眩暈 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 眩暈 (講談社文庫)より
4062630796
No.32
(2pt)

あまり良くなかった

前半の手記と、それに伴う簡単な謎解きまでは非常に面白く読めた。
しかし、その後はこじつけに近い展開で、全然頭がついていかない。
ラスト、名探偵が推理を披露するシーンでは悪い意味で眩暈がした。

これ、本気で言ってるの?なぜそこで飛び降りるんだよ?
この推理シーン全部嘘だった、とかでないと納得できん…
と思っていたら、そのまま終わった。
読後は脱力感が。

ネタバレせずに悪かった部分を指摘するのが難しいが、
ラストに明かされる「両性具有者が復活したように見えた理由」は良くない。
ある理由で主人公たちは復活したと勘違いするのだが、自分は手記パートを読んでいて
「なぜ復活した、とだけ解釈するんだろう?」と不思議でしょうがなかった。
それでも主人公たちが復活したしたとわめくので、ではその謎解きがあるのかなと思っていたら
何のことはなく、自分が最初に感じたのと同じ種明かしだった。

ミステリで、トリックがわかってしまうことはたまにあると思うが
それが簡単にわかってしまうのと、その謎解きに物凄いページ数を消費しているのが
この作品の欠点かなと思う。

最初の200ページくらいで終わるべきだった小説だと思う。
そこまではとても面白かったし、作家の独創的な発想にわくわくした。
終始独特の世界観があるので、好きな人は好きかな。
眩暈 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 眩暈 (講談社ノベルス)より
4061818252
No.31
(3pt)

アイディア(◎)+長い()=普通

アイディアは良かった。でも長い。この長さも含めて作者の狙いだと思うが・・・。この長さが裏目に出ているのではないかと私的に思う。占星術のようなわくわく感がない。長いだけか感が強かった。アイディアはおもしろいだけになぁ。う~ん。普通です。
眩暈 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 眩暈 (講談社文庫)より
4062630796
No.30
(3pt)

アイディア(◎)+長い()=普通

アイディアは良かった。でも長い。この長さも含めて作者の狙いだと思うが・・・。この長さが裏目に出ているのではないかと私的に思う。占星術のようなわくわく感がない。長いだけか感が強かった。アイディアはおもしろいだけになぁ。う~ん。普通です。
眩暈 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 眩暈 (講談社ノベルス)より
4061818252
No.29
(3pt)

めまいがしました

所属する推理小説研究会の課題作となり、読みました。流石に島田荘司の作品で伏線の張り方、だまし方、何れも一級品です。排水の渦巻きのトリックは別の作家の作品を読んでいたので、気づきました。
眩暈 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 眩暈 (講談社文庫)より
4062630796
No.28
(3pt)

めまいがしました

所属する推理小説研究会の課題作となり、読みました。流石に島田荘司の作品で伏線の張り方、だまし方、何れも一級品です。排水の渦巻きのトリックは別の作家の作品を読んでいたので、気づきました。
眩暈 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 眩暈 (講談社ノベルス)より
4061818252
No.27
(5pt)

悪夢のような

悪い夢を見ているような感覚にとらわれる。
御手洗潔をじっくり味わえる作品。
「手記」の意味を現実にあった出来事だと、心理学の教授を相手に説明するシーンがすごく好き。
「先生、これは夢の話ではなく現実に起こった事件なのですよ」「は!君がそこまで荒唐無稽な男だとは思わないが・・・」
島田作品では一番好きですね。

石岡君のDNAについての名言も印象深い。
眩暈 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 眩暈 (講談社文庫)より
4062630796
No.26
(5pt)

悪夢のような

悪い夢を見ているような感覚にとらわれる。
御手洗潔をじっくり味わえる作品。
「手記」の意味を現実にあった出来事だと、心理学の教授を相手に説明するシーンがすごく好き。
「先生、これは夢の話ではなく現実に起こった事件なのですよ」「は!君がそこまで荒唐無稽な男だとは思わないが・・・」
島田作品では一番好きですね。

石岡君のDNAについての名言も印象深い。
眩暈 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 眩暈 (講談社ノベルス)より
4061818252
No.25
(3pt)

前半は高く評価するが、後半は?

本作初刊当時の著者は、年に一冊ずつ本書のような大作御手洗ものを刊行していた。たしか、最初が「暗闇坂〜」、さらに「水晶〜」と続くいわゆる年鑑シリーズの一冊が本書だった。年一作にしても、密度の高い作品の定期的なクリエイトは苦労が多いと思われ、さすがに本書の前後はかなり疲れた感じで、作品の質もかなり低くなってきていた。

 さて、そんな中で刊行された本作が、「新占星術殺人事件」という副題だったことは、著者のベスト作品を「占星術〜」だと思っている私にとっては、大きな期待を持たせた。読んだ後の感想は、正直???だった。たしかに前半の怪奇性と不可思議性は抜群であり、いったい何が起こっているのか、これはどう収拾がつくのか、という興味をもたせること、さらには相変わらずヴィジュアルに文章からがイメージが浮かぶことなど、めっぽう面白い。大傑作の予感いっぱいである。

 しかし、これが後半の解決編で、急速に萎んでしまうのだ。期待していた真相が、えっ?という感で明かされる。この残念感、失望感は、犯罪である。面白くないわけではない。合理的だし、特別アンフェアというわけでもないし。だからこそ、なんだかなあ、という気持ちが強くなろのだ。

 並の作家だったら十分合格点である。よくこれだけの長編を、たいした破綻もなくまとめた、という感じである。しかし、そこは御大、どうしても期待値が高くなるし、著者だってそれは承知の上だっただろう。だからこそ、少々残念な作品だ。

 ただし、前半部分はこれ以上ない傑作の予感をさせる、という点で評価したい。本作はまさに、作中に登場するような、前半部分と後半部分の不完全なハイブリットである。
眩暈 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 眩暈 (講談社ノベルス)より
4061818252
No.24
(3pt)

前半は高く評価するが、後半は?

本作初刊当時の著者は、年に一冊ずつ本書のような大作御手洗ものを刊行していた。たしか、最初が「暗闇坂〜」、さらに「水晶〜」と続くいわゆる年鑑シリーズの一冊が本書だった。年一作にしても、密度の高い作品の定期的なクリエイトは苦労が多いと思われ、さすがに本書の前後はかなり疲れた感じで、作品の質もかなり低くなってきていた。

 さて、そんな中で刊行された本作が、「新占星術殺人事件」という副題だったことは、著者のベスト作品を「占星術〜」だと思っている私にとっては、大きな期待を持たせた。読んだ後の感想は、正直???だった。たしかに前半の怪奇性と不可思議性は抜群であり、いったい何が起こっているのか、これはどう収拾がつくのか、という興味をもたせること、さらには相変わらずヴィジュアルに文章からがイメージが浮かぶことなど、めっぽう面白い。大傑作の予感いっぱいである。

 しかし、これが後半の解決編で、急速に萎んでしまうのだ。期待していた真相が、えっ?という感で明かされる。この残念感、失望感は、犯罪である。面白くないわけではない。合理的だし、特別アンフェアというわけでもないし。だからこそ、なんだかなあ、という気持ちが強くなろのだ。

 並の作家だったら十分合格点である。よくこれだけの長編を、たいした破綻もなくまとめた、という感じである。しかし、そこは御大、どうしても期待値が高くなるし、著者だってそれは承知の上だっただろう。だからこそ、少々残念な作品だ。

 ただし、前半部分はこれ以上ない傑作の予感をさせる、という点で評価したい。本作はまさに、作中に登場するような、前半部分と後半部分の不完全なハイブリットである。
眩暈 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 眩暈 (講談社文庫)より
4062630796
No.23
(4pt)

ちょっと読むのが冗長でつらいかも。

御手洗シリーズは確かに面白いですが難点としてはとかく長いのです。それとこの作品はさらに致命的なことに冒頭の手記の同じところを読まされることになるので今までの作品と違って読むのが疲れてしまうかもしれません。だけれども、事件のトリックは非常に優秀で、まさか、と思うことを平気でこの著者はやってのけてしまうのです。さすが、やるなぁ、と思ってしまいました。ちなみに、若干表現にグロテスク、フェティシズム等の万人受けはしないものが真相部分に含まれます。それは冒頭からわかる人にはこの登場人物がいわゆる異形だとは気づくはずです。そう、ある汚染物質の犠牲者であるということ。なのでそういうのは耐えられない、という人は絶対に読まないでください。それに事件の関与者にもかなり黒い事実がありますので。ただし、同様の例の事件ではこちらはまだ救いようのある例となっています。わかる方にはこれと似た事件がこのシリーズの前に出版されていたのはご存知ですよね。少々冗長さが目立ちました。
眩暈 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 眩暈 (講談社ノベルス)より
4061818252
No.22
(4pt)

ちょっと読むのが冗長でつらいかも。

御手洗シリーズは確かに面白いですが難点としてはとかく長いのです。それとこの作品はさらに致命的なことに冒頭の手記の同じところを読まされることになるので今までの作品と違って読むのが疲れてしまうかもしれません。だけれども、事件のトリックは非常に優秀で、まさか、と思うことを平気でこの著者はやってのけてしまうのです。さすが、やるなぁ、と思ってしまいました。ちなみに、若干表現にグロテスク、フェティシズム等の万人受けはしないものが真相部分に含まれます。それは冒頭からわかる人にはこの登場人物がいわゆる異形だとは気づくはずです。そう、ある汚染物質の犠牲者であるということ。なのでそういうのは耐えられない、という人は絶対に読まないでください。それに事件の関与者にもかなり黒い事実がありますので。ただし、同様の例の事件ではこちらはまだ救いようのある例となっています。わかる方にはこれと似た事件がこのシリーズの前に出版されていたのはご存知ですよね。少々冗長さが目立ちました。
眩暈 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 眩暈 (講談社文庫)より
4062630796
No.21
(4pt)

レアリスムを瓦解させるレアリスム

眩暈に吐き気に奇妙な恍惚感。濃厚にして緊密な一冊だ。本書の発端となるのは『占星術殺人事件』を愛読する青年が書いた手記。そのなかでは太陽が消滅し人間が動物になり両性具有者が誕生する....そんな妄想キチガイとしか解釈できない手記をみた御手洗はこんなにもロジカルかつ現実的なものはないと豪語し解読してみせる。そこには奇怪な表層以上に異常な重層と驚きの深層が隠されていた。メイントリックの魅力もさることながら,それを解き明かすことによって附随してくる御手洗節が最高ですね。それはとりもなおさず島田荘司の社会的側面の強い教唆でもある。ただそれは安直に理想主義的と呼べるものではない。現実主義を否定して理想主義を推し進めれば唯我独尊タイプになるのがオチだが,そうならないのが島田の凄さであって,すぐれた眼と知識で現実を観察・分析・解剖・抽出して,それを奇想天外にも本格推理小説なる媒体に通してより現実的な教示を与えてくれる。同時にシンプルに見ればそんなプロセスこそが御手洗潔の人格にも繋がっていることに気づけるのです。この二人といない魅力的な名探偵を創造してくれた島田荘司の一種矛盾を抱える〈理想的情熱〉には頭が下がるおもい。
眩暈 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 眩暈 (講談社ノベルス)より
4061818252
No.20
(4pt)

レアリスムを瓦解させるレアリスム

眩暈に吐き気に奇妙な恍惚感。濃厚にして緊密な一冊だ。本書の発端となるのは『占星術殺人事件』を愛読する青年が書いた手記。そのなかでは太陽が消滅し人間が動物になり両性具有者が誕生する....そんな妄想キチガイとしか解釈できない手記をみた御手洗はこんなにもロジカルかつ現実的なものはないと豪語し解読してみせる。そこには奇怪な表層以上に異常な重層と驚きの深層が隠されていた。メイントリックの魅力もさることながら,それを解き明かすことによって附随してくる御手洗節が最高ですね。それはとりもなおさず島田荘司の社会的側面の強い教唆でもある。ただそれは安直に理想主義的と呼べるものではない。現実主義を否定して理想主義を推し進めれば唯我独尊タイプになるのがオチだが,そうならないのが島田の凄さであって,すぐれた眼と知識で現実を観察・分析・解剖・抽出して,それを奇想天外にも本格推理小説なる媒体に通してより現実的な教示を与えてくれる。同時にシンプルに見ればそんなプロセスこそが御手洗潔の人格にも繋がっていることに気づけるのです。この二人といない魅力的な名探偵を創造してくれた島田荘司の一種矛盾を抱える〈理想的情熱〉には頭が下がるおもい。
眩暈 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 眩暈 (講談社文庫)より
4062630796
No.19
(1pt)

"へ理屈"だけの手前勝手なコジツケ小説〜創造性のカケラもない

島田氏は「暗闇坂」以降、コジツケ小説しか書けなくなっている。冒頭で大きな謎を提出した以降は、何とか"へ理屈"を捏ねて、その謎に対する見苦しい回答をすると言うパターンが続いている。本作もその例に漏れない。デビュー時にはあった創作力がまるで感じられないのだ。相談者が漸次的に記憶を取り戻していく趣向は、形こそ若干変えてあるものの、D.キイス「アルジャーノンに花束を」と同一のパターンである。また、御手洗(=作者)は盛んに日本人の差別意識を強調するが、本作を読む限り、その非難は作者自身に向けられてしかるべきだろう。作者が用意する手前勝手な回答を日本人が思い付かないと言って非難する訳だが、回答そのものが自分勝手なものなので、読者には差別意識の持ち様がない。即ち、差別意識を持つ事が出来るのは作者だけなのだ。また、御手洗は風呂場の排水溝の水の回転方向を推理の根拠にしているが、作者は完全に勘違いしている。風呂場の水程度ではコリオリの力より水の勢いの方が強く、回転方向はランダムなのだ。作者の論理性に疑問符が付く。作品として発表する以上、もっと調査するのが義務だろう。アイデアが出ないのに、新本格の旗手として作品を発表し続けなければならない作者の悲哀が出た一作だが、最低限の創造性は欲しかった。
眩暈 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 眩暈 (講談社ノベルス)より
4061818252
No.18
(1pt)

"へ理屈"だけの手前勝手なコジツケ小説〜創造性のカケラもない

島田氏は「暗闇坂」以降、コジツケ小説しか書けなくなっている。冒頭で大きな謎を提出した以降は、何とか"へ理屈"を捏ねて、その謎に対する見苦しい回答をすると言うパターンが続いている。本作もその例に漏れない。デビュー時にはあった創作力がまるで感じられないのだ。
相談者が漸次的に記憶を取り戻していく趣向は、形こそ若干変えてあるものの、D.キイス「アルジャーノンに花束を」と同一のパターンである。また、御手洗(=作者)は盛んに日本人の差別意識を強調するが、本作を読む限り、その非難は作者自身に向けられてしかるべきだろう。作者が用意する手前勝手な回答を日本人が思い付かないと言って非難する訳だが、回答そのものが自分勝手なものなので、読者には差別意識の持ち様がない。即ち、差別意識を持つ事が出来るのは作者だけなのだ。また、御手洗は風呂場の排水溝の水の回転方向を推理の根拠にしているが、作者は完全に勘違いしている。風呂場の水程度ではコリオリの力より水の勢いの方が強く、回転方向はランダムなのだ。作者の論理性に疑問符が付く。作品として発表する以上、もっと調査するのが義務だろう。
アイデアが出ないのに、新本格の旗手として作品を発表し続けなければならない作者の悲哀が出た一作だが、最低限の創造性は欲しかった。
眩暈 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 眩暈 (講談社文庫)より
4062630796
No.17
(4pt)

罪作り?

御手洗の言動は、石岡君辺りの眼から見ればどんなに奇矯(エキセントリック)に映っても、実は事件解決の為に貢献しているものばかりなんだから、その辺の事にいい加減気付けよ石岡君。とか、ファンなら思いがちかも知れないですけど、でも要するに、後々考えてもどうしても意味の解らない行動が、事件解明に役立ったと思えるそれよりも倍して多かった、という事なんでしょう、きっと。描かれてない部分で。はい。1990年代に、島田荘司氏が年1作のペースで発表した御手洗潔シリーズの長編作品のひとつ。個人的に、島田さんの物語作家性が、制約から解き放たれる事によって(?)最も爆走した時期が此処、だと考えてます。なので、90年代の一連の作品はどれも、小説読みの方には心置きなくお薦めだったりします。本作に関していえば、後に「21世紀本格」として提唱されるマインドが既に現出してるというか、実はこの作品によって偶然にも煽りを喰ってしまった(かも知れない)有名作もあるというか、兎にも角にも重要作。日本ミステリ史上に燦然と輝く名探偵・御手洗潔の真骨頂が炸裂する逸品のひとつとして、ミステリ読み、小説好きの方に是非手に取って戴きたい名編なのでした。
眩暈 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 眩暈 (講談社ノベルス)より
4061818252
No.16
(4pt)

罪作り?

御手洗の言動は、石岡君辺りの眼から見ればどんなに奇矯(エキセントリック)に映っても、実は事件解決の為に貢献しているものばかりなんだから、その辺の事にいい加減気付けよ石岡君。
とか、ファンなら思いがちかも知れないですけど、でも要するに、後々考えてもどうしても意味の解らない行動が、事件解明に役立ったと思えるそれよりも倍して多かった、という事なんでしょう、きっと。描かれてない部分で。
はい。
1990年代に、島田荘司氏が年1作のペースで発表した御手洗潔シリーズの長編作品のひとつ。
個人的に、島田さんの物語作家性が、制約から解き放たれる事によって(?)最も爆走した時期が此処、だと考えてます。なので、90年代の一連の作品はどれも、小説読みの方には心置きなくお薦めだったりします。
本作に関していえば、後に「21世紀本格」として提唱されるマインドが既に現出してるというか、実はこの作品によって偶然にも煽りを喰ってしまった(かも知れない)有名作もあるというか、兎にも角にも重要作。
日本ミステリ史上に燦然と輝く名探偵・御手洗潔の真骨頂が炸裂する逸品のひとつとして、ミステリ読み、小説好きの方に是非手に取って戴きたい名編なのでした。
眩暈 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 眩暈 (講談社文庫)より
4062630796
No.15
(4pt)

一気呵成

なかなか分厚い本書だが、やはり一気に読ませてくれる。細部にはおかしな部分もあるのだが数多くの謎が渾然一体と押し寄せ物語に引き込まれ、最後までページをめくる手を止めさせることはない。読了してみると綾辻の館シリーズの一編にネタが似ていることに気付く。
眩暈 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 眩暈 (講談社ノベルス)より
4061818252
No.14
(4pt)

一気呵成

なかなか分厚い本書だが、やはり一気に読ませてくれる。細部にはおかしな部分もあるのだが数多くの謎が渾然一体と押し寄せ物語に引き込まれ、最後までページをめくる手を止めさせることはない。読了してみると綾辻の館シリーズの一編にネタが似ていることに気付く。
眩暈 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 眩暈 (講談社文庫)より
4062630796