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夜のピクニック
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夜のピクニックの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全561件 281~300 15/29ページ
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自分にもこんな時代が。設定は ありえないよと思いますが、ぐいぐい引き込まれました。 | ||||
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水戸第一高校に「歩く会」という、二日がかりででかけて100キロほどを歩く行事がある。 親しい先輩がこの高校の卒業生のせいか、この「歩く会」にはなんとなく興味がある。 この「歩く会」をモデルにした物語がこの「夜のピクニック」。なんて素敵な名づけ。 私の高校でこんな行事があったらどんな風にみんな歩いただろう。 マラソン大会さえおやつを持ってピクニックにするのーんびりした校風。 きゃあきゃあ騒ぎながら、また「だるいー」とかいいながら、 やっぱりこの物語に描かれたように歩くのだろうか。 でもな、60年以上続いているからできるものであって、 よその高校が急に真似しようとしても無理だろうな。 それは、私の高校の文化祭での教室演劇と同じかもしれない。 物語は青春群像で、惹き込まれて一気に読んだ。 自分の青春に引き戻される一方で、 こういう風に青春する時代は過ぎてしまったのだなあと、 振り返るように思った。 | ||||
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高校生活の最後を飾る「歩行祭」。小さな賭けを抱きつつスタートする主人公。 高校生活で青春を謳歌出来た人はどのぐらいいるのであろう。客観的に見た場合と主観的に見た場合では、感じる所も異なるのであろう。 その時は取り留めのないやりとりだとしても、時間の経過によって特別なものへと変化する。振り返った時には一瞬に過ぎない。 あの頃と同じ事をしてみても、決して同じ物にはない。もう少し「高校生」という時間を満喫しておくべきであった…。 | ||||
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青春小説としては足りない要素が多く、 また恩田ファンとしては、物足りない作品でもある。 なにより、主人公とその友人らがまるで漫画の登場人物みたいに、 綺麗で恰好良く描かれすぎている。 ただ歩くだけという設定に波を付ける為に、 有り得ないような要素を盛り込み、それが更に現実味を喪わせ、 作品に入り込めなくもしている。 そもそも、ある人物がわざわざ海外からこの日の為に駆けつけたりと、 首を傾げてしまうような設定はどうなのか。 「お前はこのクラスと関係ないだろう!」と、 思わず突っ込みたくなったのは、私だけじゃないはず。 それに青春時代の小説とは言え、あまりにも軽い。 如何にも現代風なのだろうが、わざわざ読んで浸るような深さはない。 これを読むならば、宮本輝の「青が散る」を読む方が、余程為になるだろう。 また本屋大賞はやっぱりあてにならないのがわかる。 本当に深く読書をする店員らがいるのかと疑問を感じる。 薄っぺらい、手軽なものだけを読んで選んでいるのではないか? 或いは、深く読んで選ぶ能力に欠けているのが、現代の書店員なのか。 | ||||
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とても爽やかな小説でしたが、社会人1〜2年目くらいで 読むのがとても良いような気がします。現在、30歳手前で すが、、、ちょっと時間が経ち過ぎている感があったので 星3っつにしました。 | ||||
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歩行祭という、ただ歩く、というイベントを通して進むお話。略すとそれだけのことなのだが、この物語と自分自身のもう何年も思い出すことのなかった記憶とが混ざりあって、とても爽やかな気持ちにさせてくれた。私自身、高校の時に同じようなイベントがあって、あの時にみた夜明けの空や、虫の声や、友達のこと、色々なことが起こされた。表紙のイラストが、とてもこの小説にあっているなぁと感じます。 | ||||
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すいすい読めました にやにやしながら読めました 頭の中で想像しやすい作品 馬鹿な俺でも読めちゃった | ||||
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進学校なのでレベルの高い生徒が出てくるのもわかりますが、 人間が不自然で薄っぺらい。 これが小説として好きな人は青春が妄想にあふれていたのでしょう。 もっともっとクラスに嫌なやつとか いい奴とかいきなりおかしくなった奴とか 家庭に問題があった奴とか 進学の悩みとか 容姿とか格差とか 妄想とか鬱とか、 青春には面白いの要素っていっぱいあった気がするけど‥。 これは非現実的な設定と人物ばかりが走って ドラマ化でも狙ったのかなという具合。 このレベルなら長くしてライトノベルにした方が作者は儲かりますよ。 売れたいがために青春ソングを作るバンドに似ています。 作者は学生時代おとなしくて 非現実的な作り話の世界に逃げ込んでいたのではないでしょうか。 とにかく絶賛する人がいてびっくり。。 | ||||
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この本と、「六番目の小夜子」を読ませていただきました。なるほど、といったところです。陸さんは、加筆して完成させるタイプの作家だったか、とある種の感慨に浸っています。 | ||||
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何年か前のものですが、本屋大賞、受賞作。 本屋さんが選ぶ素敵な本の賞ですね。 物語の世界に入って行くまでが大変。 最初の60ページくらいまでが退屈で、何度も読むのをやめようかと思いましたが、、。 簡単にあらすじを言いますと、とある高校で、朝から次の日の朝まで全員で延々と歩く、って行事がありまして。 ナイトハイクってやつですね。 その結構体力的に大変な行事の中で、今まで一言も話したことのない、たまたま同じ学校の同級生になってしまった異母兄弟と、その友人たちとの関係と変化を描いたものです。 ただ、リアリティのなさが気になってしょうがなかった。 いくら頭のよい進学校の生徒だという設定だとしても、高校生でここまで知的なのか?って。 知的なだけでなく、人の心理を読む力や、そこに対する気遣いが非常に細やかで、とても18歳の若者達の会話とは思えなかった。 高校生らしいなあ、って思えたのは、友情に対する過信と、女心の恋の駆け引き合戦くらいか。 村上春樹の小説で、実際にはありえない猫と人間が会話する場面とかの方のが、よりリアリティを感じてしまうんだよなあ。 小説って難しいもんだ。 でもなんか、若さゆえのやるせない感じの恋模様をちょっと思い出させてもらえました。 | ||||
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ひたすら「歩行祭」を描いた青春小説。大きな事件が起きる訳ではありません。でも面白いんです。登場人物が落ち着いてるし爽やかだし、決してリアルな高校生像とは言えません。実際の高校生はもっと色々と悩みが尽きないものですし。なので、現役の人が読んだら現実味がないと感じるかも。だけど、過去高校生だった人が読むとしっくりきそうです。 | ||||
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高校の伝統行事で、24時間かけて80キロを歩く「歩行祭」 ただ歩くというイベント。 たった2日間の出来事。 この平凡なイベントを綺麗に描き切れています。 何気ない日常を見事に描けるのは、作者の力量ですね。 しかし、完璧な小説すぎて、少し感情移入できないところが気になりました。 上手な心理描写と、ほどよい甘酸っぱさ。 読後感さっぱりした青春小説でした。 | ||||
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完璧なストーリー、完璧な登場人物に、完璧な伏線回収。そう、まるで、「京都に旅行に行って金閣を見て清水の舞台から風景を楽しみ嵐山で渡月橋を渡り錦市場でおばんざいに舌鼓をうちお土産に八ッ橋を買った」ような…そんな、完璧なんだけどそれが逆に気恥ずかしい作品でした。一度読んでみれば本屋大賞には選ばれるけど直木賞には選ばれないのがわかります。そのせいか、「解説」からはある種の寒々しさを感じるけども… 難しいことは考えたくない、ただ読後感のいい活字が読みたい!ってくらいならいいかも…小説は必ずしも文学ではないのです | ||||
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高校時代、友達と他愛もない話を沢山した。 でも、そのほとんどは、今では記憶に残ってもいない。 かすかに教室の風景をうっすらと思い出すことができるくらいだ。 でも、修学旅行の最後の夜に、眠さをこらえながら、親友と二人でお互いの 将来の夢を夜通し語り合ったことだけは、今でもはっきり覚えている。 人が他人に本心を見せる機会は人生を通じてもそう多くはないが、 酔った大人がつい本音を漏らすように、肉体的にも疲れきった高校生も、 いつもより正直になれるのだろう。 この本のように、別れが近く、二度と訪れないイベントの時には特に。 心の壁が崩れ、お互いが心に抱えていた秘密が、一気に共有される瞬間。 毎日のように一緒にいた親友のことでさえ、本当には知らなかったことに気づく。 それは、まるで夏の夜の花火のように、人の心を明るく照らし、高揚させる。 そんな親密で幸せな瞬間は、まさに花火のようにすぐ終わってしまうが、 色褪せることのない大切な思い出として、人の記憶にずっと残っていく。 この本は、誰にでも経験がある、そんな花火のような瞬間の美しくも儚い空気を 見事に描ききっているからこそ、こんなにも多くの人の共感を得ているのだろう。 | ||||
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印象に残った言葉がいっぱいあった。 主人公たちの心境に共感できたから。 その時々はいろんなことがあるのだけれど、 今となっては忘れてる。 そうして時間は過ぎていく。 | ||||
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実は恩田陸ってあんまり好みの作家じゃなかった。 「ライオンハート」でイマイチ…と思いながら、 懲りずに「光の帝国」「不安な童話」を読んでも、やっぱりうーん…。 最後の1冊と思って、「夜のピクニック」を買ってみた。 物語の舞台が、高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。 夜を徹して80キロ歩き通すという地味なシチュエーションの中で、 主人公と同級生達の感情と状況の描写が上手いと思った。 時間軸とストーリーがちゃんとリンクしてて、 物語がきれいに流れていく感じ。 ほんとにストンとした打算のない感じの青春小説。 逆に打算的なのかな? ちょっと登場人物に「人間らしさ」がなさすぎる。 どこか遠くの夢物語みたい。 実際の高校生って、もっと傲慢で子供で無邪気だと思う。 あんな超越してないよ。 でも 「みんなで、夜歩く。たったそれだけのことなのにね。 どうして、それだけのことが、こんなに特別なんだろうね。」 このセリフは好き。すごく分かる気がする。 そういう事ってあるよねって思う。 青春ってそういう事だねぇ。 まだなんとも判断しづらいので、 もうちょっと読んでみるかもしれない。 | ||||
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「青春がつまってるなぁ」 一読してそう思った。 身体を触れ合っていなくても、会話をしていなくても、特に何もしていなくても一緒に並んで歩いているだけで得られる共感。80kmを歩き通す過程で、肉体的に疲弊して頭の中は空っぽになって、飾りや隠し事のない、本当の心情だけが残って、それをお互いさらけ出すことで深まる理解。反目はうち解けて汗と共に流れてしまう。文章に書いてしまうと陳腐だけど、そう言う感じだ。 僕は友人と、うち解けているのだろうか。そもそも友人がいるのだろうか。こんなに熱くて、深くて、疲労に包まれた時間を共有したことがあっただろうか。いや、そんなものはなかった。他人から、きらきらした自慢の宝物を見せられた気持ちだ。 | ||||
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ぼくの母校には「強行遠足」という名の、72キロを走り抜く(歩いてもいいが、全部歩くと間に合わない)行事がある。 「北高の『歩行祭』」、80キロを歩き通すという、それに近い環境で、物語は展開されていく。 走り続けることに関する異様な高揚感や疲労感の描写に親しみを感じながら、物語の主題に引き込まれていった。 とにかく、友情の描写がいい。魅力的な人格って、こんな風にも描けるんだなと新鮮な感じがした。冒頭から最後まで、全体に気持のよい風が吹き抜ける佳作。 | ||||
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この本は映画化されたこともあり、タイトルと簡単なあらすじは知っていたが、 どうにも読む気が起きなかった。なぜなら、二度と戻らない学生時代を思い出し、あの頃に戻れないことを再確認するのが嫌だったからだ。 とはいえ反響が気になり読んでみたが、案の定なんともいえない気持ちです。。。戻りたいなあ、あの頃に! 登場人物たちの心情は重なる部分もあるけど、私が高校の頃はここまで考えてなかった気がします。茫洋と過ごしてしまった自分と比較すると、ある決意をもって行事に望み、一生の思い出を作った貴子は幸せに見えます。丸一日という時間の流れが細かく描写されていますが、貴子と融の関係、更に周囲の人物の秘密はどうなるのかという好奇心で最後まで読めてしまいます。 好奇心の中には、メロドラマ的要素を期待してる部分も否めませんが。 私の母校もフルマラソン級の競歩があったため余計そう感じるのだと思いますが、 読んだ誰もが、自然と短くあっというまに過ぎたあの頃を思い浮べてしまうと思います。それも含めてこのお話の一部であり、魅力のひとつなのかななんて思ってしまいました。 | ||||
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とても読むのが苦痛になります。面白くない。余計な描写が多くてとてもテンポが悪いです。 登場人物の感情も深くないし共感はできませんでした。 映画にするならこの本は良いのかなと思いました。 | ||||
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