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夜のピクニック



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【この小説が収録されている参考書籍】
夜のピクニック
夜のピクニック (新潮文庫)

夜のピクニックの評価: 3.97/5点 レビュー 573件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.97pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全573件 301~320 16/29ページ
No.273:
(3pt)

加筆まで^

この本と、「六番目の小夜子」を読ませていただきました。なるほど、といったところです。陸さんは、加筆して完成させるタイプの作家だったか、とある種の感慨に浸っています。
夜のピクニック (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.272:
(1pt)

知的すぎる気も、、、、。

何年か前のものですが、本屋大賞、受賞作。
本屋さんが選ぶ素敵な本の賞ですね。
物語の世界に入って行くまでが大変。
最初の60ページくらいまでが退屈で、何度も読むのをやめようかと思いましたが、、。
簡単にあらすじを言いますと、とある高校で、朝から次の日の朝まで全員で延々と歩く、って行事がありまして。
ナイトハイクってやつですね。
その結構体力的に大変な行事の中で、今まで一言も話したことのない、たまたま同じ学校の同級生になってしまった異母兄弟と、その友人たちとの関係と変化を描いたものです。
ただ、リアリティのなさが気になってしょうがなかった。
いくら頭のよい進学校の生徒だという設定だとしても、高校生でここまで知的なのか?って。
知的なだけでなく、人の心理を読む力や、そこに対する気遣いが非常に細やかで、とても18歳の若者達の会話とは思えなかった。
高校生らしいなあ、って思えたのは、友情に対する過信と、女心の恋の駆け引き合戦くらいか。
村上春樹の小説で、実際にはありえない猫と人間が会話する場面とかの方のが、よりリアリティを感じてしまうんだよなあ。
小説って難しいもんだ。
でもなんか、若さゆえのやるせない感じの恋模様をちょっと思い出させてもらえました。
夜のピクニックAmazon書評・レビュー:夜のピクニックより
4103971053
No.271:
(5pt)

現役高校生でない人におすすめ

ひたすら「歩行祭」を描いた青春小説。大きな事件が起きる訳ではありません。でも面白いんです。登場人物が落ち着いてるし爽やかだし、決してリアルな高校生像とは言えません。実際の高校生はもっと色々と悩みが尽きないものですし。なので、現役の人が読んだら現実味がないと感じるかも。だけど、過去高校生だった人が読むとしっくりきそうです。
夜のピクニック (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.270:
(4pt)

読後感の良い青春小説

高校の伝統行事で、24時間かけて80キロを歩く「歩行祭」
ただ歩くというイベント。
たった2日間の出来事。
この平凡なイベントを綺麗に描き切れています。
何気ない日常を見事に描けるのは、作者の力量ですね。
しかし、完璧な小説すぎて、少し感情移入できないところが気になりました。
上手な心理描写と、ほどよい甘酸っぱさ。
読後感さっぱりした青春小説でした。
夜のピクニック (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.269:
(3pt)

完璧さがアダに

完璧なストーリー、完璧な登場人物に、完璧な伏線回収。そう、まるで、「京都に旅行に行って金閣を見て清水の舞台から風景を楽しみ嵐山で渡月橋を渡り錦市場でおばんざいに舌鼓をうちお土産に八ッ橋を買った」ような…そんな、完璧なんだけどそれが逆に気恥ずかしい作品でした。一度読んでみれば本屋大賞には選ばれるけど直木賞には選ばれないのがわかります。そのせいか、「解説」からはある種の寒々しさを感じるけども… 難しいことは考えたくない、ただ読後感のいい活字が読みたい!ってくらいならいいかも…小説は必ずしも文学ではないのです
夜のピクニック (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.268:
(5pt)

夏の夜の花火のように

高校時代、友達と他愛もない話を沢山した。
でも、そのほとんどは、今では記憶に残ってもいない。
かすかに教室の風景をうっすらと思い出すことができるくらいだ。
でも、修学旅行の最後の夜に、眠さをこらえながら、親友と二人でお互いの
将来の夢を夜通し語り合ったことだけは、今でもはっきり覚えている。
人が他人に本心を見せる機会は人生を通じてもそう多くはないが、
酔った大人がつい本音を漏らすように、肉体的にも疲れきった高校生も、
いつもより正直になれるのだろう。
この本のように、別れが近く、二度と訪れないイベントの時には特に。
心の壁が崩れ、お互いが心に抱えていた秘密が、一気に共有される瞬間。
毎日のように一緒にいた親友のことでさえ、本当には知らなかったことに気づく。
それは、まるで夏の夜の花火のように、人の心を明るく照らし、高揚させる。
そんな親密で幸せな瞬間は、まさに花火のようにすぐ終わってしまうが、
色褪せることのない大切な思い出として、人の記憶にずっと残っていく。
この本は、誰にでも経験がある、そんな花火のような瞬間の美しくも儚い空気を
見事に描ききっているからこそ、こんなにも多くの人の共感を得ているのだろう。
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4101234175
No.267:
(5pt)

あのときのこと、覚えていますか。

印象に残った言葉がいっぱいあった。
主人公たちの心境に共感できたから。
その時々はいろんなことがあるのだけれど、
今となっては忘れてる。
そうして時間は過ぎていく。
夜のピクニックAmazon書評・レビュー:夜のピクニックより
4103971053
No.266:
(3pt)

ストレートな青春小説

実は恩田陸ってあんまり好みの作家じゃなかった。
「ライオンハート」でイマイチ…と思いながら、
懲りずに「光の帝国」「不安な童話」を読んでも、やっぱりうーん…。
最後の1冊と思って、「夜のピクニック」を買ってみた。
物語の舞台が、高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。
夜を徹して80キロ歩き通すという地味なシチュエーションの中で、
主人公と同級生達の感情と状況の描写が上手いと思った。
時間軸とストーリーがちゃんとリンクしてて、
物語がきれいに流れていく感じ。
ほんとにストンとした打算のない感じの青春小説。
逆に打算的なのかな?
ちょっと登場人物に「人間らしさ」がなさすぎる。
どこか遠くの夢物語みたい。
実際の高校生って、もっと傲慢で子供で無邪気だと思う。
あんな超越してないよ。
でも
「みんなで、夜歩く。たったそれだけのことなのにね。
どうして、それだけのことが、こんなに特別なんだろうね。」
このセリフは好き。すごく分かる気がする。
そういう事ってあるよねって思う。
青春ってそういう事だねぇ。
まだなんとも判断しづらいので、
もうちょっと読んでみるかもしれない。
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4101234175
No.265:
(5pt)

きらきらした自慢の宝物を見せられた気持ち

 「青春がつまってるなぁ」 一読してそう思った。
 身体を触れ合っていなくても、会話をしていなくても、特に何もしていなくても一緒に並んで歩いているだけで得られる共感。80kmを歩き通す過程で、肉体的に疲弊して頭の中は空っぽになって、飾りや隠し事のない、本当の心情だけが残って、それをお互いさらけ出すことで深まる理解。反目はうち解けて汗と共に流れてしまう。文章に書いてしまうと陳腐だけど、そう言う感じだ。
 僕は友人と、うち解けているのだろうか。そもそも友人がいるのだろうか。こんなに熱くて、深くて、疲労に包まれた時間を共有したことがあっただろうか。いや、そんなものはなかった。他人から、きらきらした自慢の宝物を見せられた気持ちだ。
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4101234175
No.264:
(4pt)

友情の描写が秀逸

 ぼくの母校には「強行遠足」という名の、72キロを走り抜く(歩いてもいいが、全部歩くと間に合わない)行事がある。
 「北高の『歩行祭』」、80キロを歩き通すという、それに近い環境で、物語は展開されていく。
 走り続けることに関する異様な高揚感や疲労感の描写に親しみを感じながら、物語の主題に引き込まれていった。
 とにかく、友情の描写がいい。魅力的な人格って、こんな風にも描けるんだなと新鮮な感じがした。冒頭から最後まで、全体に気持のよい風が吹き抜ける佳作。
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4101234175
No.263:
(4pt)

感じた郷愁も本の一部

この本は映画化されたこともあり、タイトルと簡単なあらすじは知っていたが、
どうにも読む気が起きなかった。なぜなら、二度と戻らない学生時代を思い出し、あの頃に戻れないことを再確認するのが嫌だったからだ。
とはいえ反響が気になり読んでみたが、案の定なんともいえない気持ちです。。。戻りたいなあ、あの頃に!
登場人物たちの心情は重なる部分もあるけど、私が高校の頃はここまで考えてなかった気がします。茫洋と過ごしてしまった自分と比較すると、ある決意をもって行事に望み、一生の思い出を作った貴子は幸せに見えます。丸一日という時間の流れが細かく描写されていますが、貴子と融の関係、更に周囲の人物の秘密はどうなるのかという好奇心で最後まで読めてしまいます。
好奇心の中には、メロドラマ的要素を期待してる部分も否めませんが。
私の母校もフルマラソン級の競歩があったため余計そう感じるのだと思いますが、
読んだ誰もが、自然と短くあっというまに過ぎたあの頃を思い浮べてしまうと思います。それも含めてこのお話の一部であり、魅力のひとつなのかななんて思ってしまいました。
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4103971053
No.262:
(1pt)

苦痛!

とても読むのが苦痛になります。面白くない。余計な描写が多くてとてもテンポが悪いです。
登場人物の感情も深くないし共感はできませんでした。 映画にするならこの本は良いのかなと思いました。
夜のピクニック (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.261:
(5pt)

後味の良い小説

「歩行祭」という高校のイベントを通して、自分を見つめ直したり、友人同士の気持ちが微妙に変化したり、と地味だが味のある話で気持ちの良いテンポで読める本だ。作者はいったいこの「歩行祭」というイベントはどうやって思いついたのだろう。まさか本当にやっている学校があるとも思えないが、あまりにリアルに心理描写できている。高校時代にタイムスリップした気分になれました。どうでもいいことでも本当に真剣に悩んでいた頃ですね。年配の方にも超おすすめです。
夜のピクニック (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.260:
(1pt)

毒にも薬にもならない夢小説

本作に出てくる「歩行祭」とかなり近い行事を経験した者として、ひたすら違和感を感じてしまいました。
シチュエーションが知っているものとよく似ているだけに、このストレートな青春物語がとにかくこっぱずかしい・・・。
まあそれはこっちの問題として、イヤなのは登場人物がいちいち感慨深いもの思いにふける描写。星を見ては何かを思い出し、朝日を見ては何かにたとえ、休憩しては何かの終わりが近いことを思い・・・って、どれだけ感受性が強いのよ。
息つく間もなく心の声心の声、揺れ動き揺れ動きって印象。リアルなようでリアルじゃない会話部分も同じで、ちんたら読んでいるのがつらかったです。
みんなそれぞれの悩みを抱えていて、でもみんな根はいい子でいろいろ考えていて、だから青春は当然美しい。いさぎよいほどそれに終始しています。
けどそんな夢小説を良しとするのって誰? 思うように青春できてない現役世代・・・? この薄っぺらい思春期をうらやましいと思えるものでしょうか。主人公たちほどいい子じゃない読者にとっては、「これはないよ!」と噴飯もののはずですが。
少なくとも、すでに自分の青春を終えてしまってる大人にノスタルジーを感じさせるような普遍的な何かは、私には感じられませんでした。
実際に自分が経験した行事がヘタに料理されたようで、暗い気持ちになりました。
しかもこれが本屋大賞とは。売る側が、毒にも薬にもならない、なんともない小説を売りたがっているようでは、いつまでたっても普段本を読まない人が普段読まないまんまなのでは?
もらいものなので読みましたが、人にはおすすめできません。
夜のピクニックAmazon書評・レビュー:夜のピクニックより
4103971053
No.259:
(5pt)

事実は小説より奇なり

修学旅行で悪さをした卒業生の罪。
その罰を永遠に償い続ける後輩たちの夜通し歩く懺悔の物語。
夜のピクニック (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.258:
(3pt)

私も3年間で100kmの学校行事経験者

自分の出身高校にも、似たような行事がありました。
3年間で100km歩く。本と一緒で修学旅行は無し。
1年に1回、全校生徒が、朝学校を出発して夕方また戻ってくる。
それが、33kmくらい。これを掛けること3回やるわけです。
欲しいのは水。お菓子なんて食べる気力はなかった。
途中の坂道で水を売る上級生まで居た。
クラス対抗になっていて、強い運動部のチームは3〜4時間でゴール
峠の途中で、ゴールを告げる花火のような打ち上げを見ると疲れがどっと押し寄せる
最後のゴール前は、潰れた水ぶくれが痛くて溜まらなかった。
参加しないと体育の単位が貰えず。そのくせ翌日は休日じゃない。
途中、特に必要そうでもない会話をし始める箇所を読み始めると、この歩行だけでページを持たせるのはだらだらして難しいのじゃないかと思った。
実際、そうでもしなきゃ疲れだけがのしかかってきて辛いから、そうなってしまうのも分かるんだけど。
主人公達がやけにしっかりしている高校生だから、自分もあの頃こんなにしっかりしていれば、思い出に残る行事になったかな。って思います
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No.257:
(5pt)

青春小説

本屋大賞受賞作品
この小説の基盤となっているのは、高校生活最後のイベント
“歩行祭”
朝の八時から翌朝の八時まで皆でただ歩く、というもの。
そんな中、融と貴子の視点を中心に話が展開されていく。
二人にはクラスメイトに秘密にしている秘密の関係がある。
そして貴子はこの“歩行祭”の間、ある“賭け”をしている。
個性豊かなクラスメイト達との高校生活最後の“歩行祭”
ふだんあまりしゃべった事のない人との交流、親友の意外な一面を見たり・・・
ちょっとしたハプニングもあり・・・
“魔法”もかけられていたり・・・
ささいな情景も目に浮かんでくるようで、自分が高校生だった頃を思い出しました。
もう一度あの頃に戻ってみたい、そんな感情が沸き起こりました。
『みんなで、夜歩く。ただそれだけのことがどうしてこんなに特別なんだろう。』
共感しました。
キレイで眩しい、そんな青春の瞬間に触れられる作品です。
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4101234175
No.256:
(5pt)

ただひたすらに「歩く」ということ。

 この小説を名作と呼ばずして何が名作か。
 そう思わずにはいられない、恩田陸「夜のピクニック」。
 描かれているのはほぼ24時間の出来事でしかない。
 それを、これほど濃密に描ききれるのはやはり著者の力量か。
 高校生活最後のイベント「歩行祭」。
 全校生徒が夜を徹して80キロを歩き続けるという伝統行事。
 二人の高校三年生、西脇融に甲田貴子。
 それぞれの視点から交互に描かれる彼らの「歩行祭」。
 そして、貴子が自らに課した「賭け」。
 脇を固めるメンバーも丁寧に描かれていて、活字を追っているうちに
彼らが立体的に浮かんでくるような、あるいは 自分の高校の仲間に
当てはめてイメ−ジしてしまうような、そんな感覚を覚えてしまう。
 物語の中心となる二人はなかなか口をきかず、その場には居ない
同級生が実は物語の重要なキーパーソンだったのだと気が付くのも
中盤以降のこと。
 しかし、その同級生が前年の歩行祭で残した、
 「みんなで、夜歩く。たったそれだけのことなのにね。
  どうして、それだけのことが、こんなに特別なんだろうね。」
 という言葉をじっくりと噛み締めるかのように、彼らは歩いてゆく。
 すこしずつ明らかになってくる、登場人物たちの過去や悩み。
 愛したことと愛されたこと。 憎しみ、そして“十字架”。
 誰もが決して特別ではなく、等身大のひとりの高校生としてそこに
存在し、それ故に彼らひとりひとりが特別な存在なのだという事実が
彼らの視点で描かれる世界に溢れるように、そして静かに佇むように
存在している。
 青春という季節、男の子には男の子だけの世界があり、女の子には
女の子だけの世界がある。
 そして、そのふたつの世界が重なり合ったときに、初めて生まれる
世界がある。
 西脇融と戸田忍の世界。
 甲田貴子と遊佐美和子(と榊杏奈)の世界。
 そして同じ極を持つ磁石が反発し合うように、いつまでも重ならない
西脇融と甲田貴子の世界。
 そこにあるすべての物語が、彼ら自身と同じようにすこしずつ歩き、
進んでいることに、やがて彼らは気付き始める。
 歩き続けている彼らに湧き上がる喜び、襲いかかる不安、胸の中を
駆けめぐる迷いや葛藤や戸惑い。
 予期せぬ人物の登場や予想外のアクシデントを包み込みながら、
いつもと変わらぬ秋の日が青春の特別な一日へと変わってゆく・・・。
 全編を通じて、彼らはほぼ歩き通しである。
 歩きながら彼らは押さえ込んできた胸の内をそれぞれに打ち明け、
また同じくらい聞かされることになる。
 しかし・・・、
 自分自身の過去と照らし合わせても思い当たるようなささやかな
エピソードから、「生きる」 ということの真実や友情の大切さ、人を
認め、人を許し、人を愛し、人を受け入れるということの意味などを
考えることになるのは実は読み手の側。
 きっと読み進むうちにいつの間にか高校生に戻って自ら歩行祭に
参加しているような気持ちになっているはずの、僕ら読み手自身だ。
 「六番目の小夜子」をはじめ、著者が高校生の光と影を描かせたら
天下一品であることは疑いようがないし、この 「夜のピクニック」 は
きっと永遠に読み継がれる青春小説だろう。
 いつも読み返すたびに懐かしさと切なさを感じつつ新鮮な気持ちに
なれる、本当の意味での「名作」として愛され続けるに値する物語。
 
 きっとそれは、この歩行祭のただ「歩く」という行為が、「生きる」
ということにも繋がっていくからではないだろうか。
 常に目の前に在る、「生きる」と訳される「人生を歩いてゆく」という
ことに・・・。
 多くの仲間と語らいながら、喜びや悲しみ、迷いや葛藤や戸惑いを
繰り返しながら歩いてゆく。
 そう。 奇跡的に巡り会えた、かけがえのない「みんな」と共に・・・。
 そしていつか自分が年齢を重ね、登場人物達の親の年代になった
としても、ページを繰ればいつでも変わらない、高校三年生の彼らと
自分に会えるのだ。
 だから、、、
 今はただ、この作品に出会えたということを心静かに感謝したいと
思っている。
 ・・・・・。
 空が、澄んでいた。
 陽が、照りつけていた。
 雲が、流れていた。
 波が、寄せていた。
 風が、吹いていた。
 彼らが、歩いていた。
 そして、、、
 気が付けば、自分も一緒に、歩いていた。
  
 ・・・・・。
 「みんなで、夜歩く。たったそれだけのことなのにね。
  どうして、それだけのことが、こんなに特別なんだろうね。」
 本当に、「歩く」というのは、どうしてこんなに特別なのだろうか。
夜のピクニック (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.255:
(1pt)

これを認め社会に疑問

本屋大賞受賞ということで読んでみたが、はっきり言ってがっかりでした。まず、登場人物のキャラクター、会話の不自然さ。ほとんどの会話に作者の意図が見え隠れしていて作品に入り込めない。次に、文章構成の幼稚さ。読みずらいと思ったのは私だけではないはず。主人公格を作りすぎてストーリー、心理描写どちらもが御座なりになてる。ノスタルジックの女王など言われてるが、不遇な青春時代を過ごしただろう作者の自慰行為的作品。
夜のピクニック (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.254:
(5pt)

最高傑作

初めて恩田陸さんの小説を読んだのがこの本です。最初で最後の最高傑作であり、この小説以外は読まないだろう・・・だれもが18才に戻れるし、ピクニックしている気分になれる小説です・・・。
夜のピクニック (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175

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