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夜のピクニック
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夜のピクニックの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全561件 361~380 19/29ページ
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ただ歩行祭での出来事を淡々と書いた小説。 しかし読み進めていくうちに、どんどん引き込まれ、夢中になっていました。 歩行祭の終わりが近づくにつれ、「あぁ、もうすぐ終わっちゃうのか。」 と、学生時代の修学旅行の帰りに感じた、あの感じを思い出しました。 えもいわれぬ爽快感と、いつまでも読んでいたいという、 後ろ髪惹かれる想いが交錯する、とても不思議な作品でした。 | ||||
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この作品を一言で言うなら、直球ど真ん中の青春小説ってとこでしょうか。 一昼夜をかけて80kmを歩く歩行祭。その1日の出来事を描いているだけなのに、とてもさわやかで温もりを感じます。 クライマックスがとても淡々としているところも、なんだかいいなーって。 高校生活が遠ざかってしまった私の世代だからこそ、読みたい青春小説なのかもしれません。 | ||||
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20代になって読んだ作品で10代に戻りたいなと思わせてくれる本がこれです。自分の10代の時を思いだし懐かしさも感じさせてくれる一冊です。ただ、何気ない10代のときに誰でも経験があるようなことが淡々と物語として進んでいくのですが、それも恩田陸さんの作品の特徴で軽く読めて懐かしさを感じさせてくれる。10代の青春の大事さを教えてくれる一冊です。 | ||||
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恩田陸さんの描く高校生って、どうしてこんなにみずみずしいのでしょうか。 青春なんて言葉では言い表せない、微妙な心を的確に表しています。 ただ、個人的にはラストシーンが気に入りませんでした。 そこに持っていくまではもう最高なんですけど… だから星は3つ。でも読む価値はあります。この空気に触れてみて下さい。 | ||||
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小説の世界に入り込める。 貴子が歩く世界に自分がいるような感覚を感じることが出来、貴子の感情を容易に想像できる。 貴子の周りにいる美和子や杏奈たちの心の動きやその情景に心引き込まれ、つい本を手に取り何度も読み返してしまいます。 映画版もありますが、断然小説で読んだ方が自分の頭の中で創造しながら楽しいと思います。 ぜひ、読んでみてください。 | ||||
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約15頁、つまりプロローグ部分は退屈でした。 何を書いているのかがはっきりしなくて 正直苛つきもしましたが、それを超えると なぜか一気に読めました。 面白かった。 | ||||
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読み始めは表現の仕方に読みにくさを覚え、慣れるまでに時間が掛かってしまったが後半。 クライマックスに向け話もテンポ良く進み、一瞬の動きや細かな感情の動きを巧みに書いていたのが段々面白くなり、期待も徐々に高まっていった。 しかし途中。ある場面・台詞でその期待は一気に冷めてしまい最後は中途半端な印象で読み終えた。 恩田さんの作品を初めて読んでみて、最初は女性の方らしい表現の仕方に多少くどさを覚えたが中々面白かった。 最後、冷めてしまったのが残念だった為4つです。 | ||||
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この本を読むと誰もが自分の懐かしい高校3年生にタイムスリップします。 そしてその時「ちゃんと青春していたか」と考えさせられます。 楽しかったことも辛かったこともあったかもしれないけれど、今、振り返ればクラスメートは全員カッコイイヤツとカワイイ子だったはずです。 人に想いを伝えるには言葉。 そして、目に見えないものを信じられた時代に、もう一度帰ろう。 | ||||
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創り込んだストーリーには納得感あり 文体にも透明感があり、読後感も爽やか。 呆気ないくらいのクライマックスにも 好感が持てる。 しかし、長い。いくら一年前の出来事が 組み込まれているからといって 一日をこの分量では多すぎるのではないか? それともこの厚さを一気に読む通すことによる 疲労も計算しているのか? | ||||
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高校生活最後の「歩行祭」―昼から夜中にかけて長距離を歩く大会のようなもの―を描いた作品ですが、時間の進行は24時間程度と短いものなのに幅広い読者に受け入れられているのは、高校生らしい感性を描く見事さと、柔らかい印象の背景描写のリアルさ、また、作中の人間関係に潜む伏線の緊張感によるものであると私は思います。 高校生らしい若さあふれる、かといってもう子どもではない微妙な感性を、絶妙に違和感なく表現していることは、高校生を主人公―作中は様々な主観が入り混じりながら進行していきますが、それでも混乱することなく読めました―にした物語に必要な条件であると言え、本書がそれを満たしていることは間違いありません。 背景描写にも目をみはるものがありました。例えば、物語に暗いイメージを付随させずに、物語の主要な時間帯である夜や闇を表現していることは、作者のうまさであるといえます。背景描写と言いますが、私は特にそのような「光」の表現が巧いと感じました。 複雑な人間関係も、多くの人物が登場する中で、素晴らしく巧く表現していたと思います。混乱することも、期待感やドキドキ感が枯渇することもありませんでした。 初めて読んだ恩田氏の作品でしたが、この卒業の時期に読めたことは私にとって幸せなことでした。ぜひとも、若い方々に一読をおすすめする一作です。 | ||||
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導入部。クドイ。 人物の説明が続いて頭の整理が追いつかない。 誰が誰でどういう人物? そんな全般を読み終えるとすぐに物語に引き込まれた。 融と貴子の心の葛藤を描く一夜の出来事。 中盤から後半へかけてはテンポよく進み読みやすく、 早く次の展開が知りたいという欲求に駆られる。 読んで損はない。 本屋大賞をとった他の小説も読みたくなりました。 | ||||
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自分の青春時代を考えながら読んだけれど、何の連想も出来なかった。 いかにも「小説」という感じでリアリティー感が乏しい。 小説なんだからもっと違うことを展開してほしかった(きょうだい云々ではなく) それに、貴子たちと融たちがいつも近い場所を歩いてるなんて、現実なら絶対にありえない。 まあ、小説なんて作り話だから何でもありって事なのかな。 | ||||
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高校生の歩行祭という誰にでもありそうな状況を描いています。 一夜のできごとにからめて、高校生生活をふりかったりしながら 話が肉付けされています。 中盤までは、リアリティを持って読むことができるのですが 終盤になるとファンタジー的な要素が強くなって リアルさがうすれていきます。 爽やかな内容なので、読後感自体はよかったです。 ただ私としては、最後までリアルに展開して欲しかったです。 | ||||
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高校生が読んだら、面白味があるのかわかりませんが、20代後半の私からみたら、良かったと思います。 1つの高校行事であれだけ、いろんな視点をもつ登場人物達が書けるのは、すごい。 そうそう、こういう子もいたよねって、共感したり。 忍が与えられた時にその本を読んでいればよかった。ような事を言っているシーンは、心に残りました。その時分で、読むのと年齢があがってから読むのでは、心の残り方が違うはずだと。 | ||||
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非常に読みやすい文体、後読感も悪くない。 なのになぜでしょう、心に染み渡るような文章を見つけることが出来ませんでした。 読むペースが早すぎたからかな? 「青春」っていう言葉の上澄みをすくい取った爽やかな話です。 それが好きな人の心の琴線に触れる事はあるでしょう。 これは決して、皮肉ではないです。 でもそうでない人には、「うん、いい話だったね。で?」という程度の感想しか持てないかもしれません。 ちなみに僕は、後者でした(笑)。 | ||||
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恩田陸先生の作品はいくつか読ませていただきましたが、 わたしはこの作品が一番好きです。 高校生活のビックイベントである『歩行祭』。 ただ目的地に向かって歩くだけなのに、その一瞬すべてが愛おしいと感じさせてくれました。 友達との他愛のない会話、盛り上がるランチタイム。そして、流れゆく風景。 あたりまえのことなのに、 そのとき、その瞬間にしか存在しないのだと思うと、どこかせつなくなります。 青春という言葉とはまったく無縁だったわたしの高校時代。 もう一度、あの頃に戻って青春をしたくなりました。 | ||||
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高校生の目線で書かれた一夜の出来事。あらすじは秀逸。 しかしどうしても引っかかりがあるのが、プロットの肝ともいえる、主人公・甲田貴子の親友・杏奈の弟である順弥の登場の仕方。 物語への入り方が強引で、違和感がある。 こんな行動がありうるのか。 物語を美しくさせるための道具立てのようなあざとさを感じ、心理的な部分で共感するものがなかった。 そこばかりが気になって、思ったほどのめりこむことが出来なかった。 | ||||
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伝統のある高校では、昔ながらの行事がありますが、この小説の舞台となっている 高校では毎年の大きなイベントとして 一昼夜通して80KM歩き続ける 「歩行際」が催される。 この歩行際では、友人たちと共に歩きながら、普段なかなか言えない悩みなどをいいあったりする。 主人公の甲田貴子もそうだ。3年間の高校生活でいえなかったことを、この歩行際で言うと決めて望む。たいへん、面白くまた感動の多い青春小説でした。 学生が一昼夜かけて歩く様子、また夜の暗闇、朝の清清しさなどもが目に浮んでくるようでした。 | ||||
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「ブレイブストーリー」と被っているのは気のせいなのかッ・・・ 「少年、少女の抱える問題とその解決」を描く作品群を青春群像劇と呼ぶ。 しかし、この作品は 「キャラの揺らぎがなくて、こいつはこういう性格だ」っていう理念で成り立つ 物語構造を持っているので置いてけぼりにされた。 青春群像劇ならば、人間性の成長が主観になって それと感情移入によって読者を満足させるべきだと思うんだけど そういった色が・・・微妙すぎる。 人間って、そんな綺麗な存在じゃないよ。 ハッピーエンドってそういうことじゃないでしょう。 恩田陸はもっと捻じ曲がった面白い本が書けるんだから ちょっと期待はずれでした。 | ||||
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私は今現在高校生です。はっきり言って学校生活に対して全く満足していない人(自分)が読むとこんなことあるかよみたいな違和感を感じる部分が多々あると思います。でも、読んでいて学ぶことが出来る部分も結構ありました。学校に対して良い思いでのある大人の人が読むのには向いていると思います。高校生活を思い出しながら読むみたいな感じですかね。 | ||||
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