■スポンサードリンク
夜のピクニック
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
夜のピクニックの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt | ||||||||
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全573件 361~380 19/29ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 自分の青春時代の中でも高校時代は特別なものです。 中学生までは明らかに子供という意識でいたし、大学生は飲酒/喫煙も出来て就労した大人ではないけれど子供ではもうない時代でした。 子供の世界の最後に位置するのが高校時代であり、その為にその時代での出来事はキラキラ輝いた大切な記憶となるんだと思います。 この小説は、高校生の瑞々しい思考や悩みを見事に表現し、主人公達の大人の世界に入って行く区切りを描いた物です。 色々な仕掛けも楽しく、一晩の出来事を読み応えある内容に仕上がっていると思います。 お勧めの一品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| まさに高校生にしかできない、若さにまかせた全員参加行事 『歩行祭』 ほぼ24時間歩き続けるんだから、体力の配分とか心の持ち方とか 出たとこ勝負。 精神的興奮と嫌気、体力的不安が行き来する中、いつもはできないことを考える。 好きな人への告白、秘密の暴露、話したことのない同級生との交流・・・。 それぞれの思惑が入り乱れる中、主人公がふみきったのは異母兄弟との接触だった。 高校生ならではの“ノリと勢い中心の言動”が、みずみずしい! かつてだれもが、こんな雰囲気の世界を通過したはず。 だからきっと、読者それぞれの学生時代のふとしたシーンを思い出させてくれるのだろう。 異母兄弟それぞれと残された母との関係。そして一方の家庭事情を想いながらゆれる気持ち。 「何かをしてあげる」友情ではなく、「在ることを受け入れる」友情をこの歳で知っている仲間たち。 学生の頃この本に出会っていたら、もっといろんなことを大切にできたんじゃなか・・・.。 読み終えたあと、そんな思いがこみ上げる一冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 人生って、後戻りはできないんだな、と当たり前のことを今更ながら思い出させられた作品でした。 とある高校で毎年行われる歩行祭。朝の8時から翌朝の8時まで、24時間かけて80キロを歩き通すというイベント。このイベントを通して、融と貴子の人生に大きな転機が訪れる。 いつも思うのだけど、恩田作品というのはちょっとホラーっぽいものやファンタジーもいいけれど、こういった日常の中の非日常、といったシチュエーションで描かれる作品がとてもおもしろい。これが、体育祭や文化祭、といったどこの高校にでもあるようなイベントではだめなのだ。『歩行祭』という珍しいイベントだからこそ、ただ歩き通すといった行為の中で交わされる会話が、普段とは違う空気の中で、それぞれの”本音”が語られておもしろくなる。余談だけれど、別の恩田作品『黒と茶の幻想』もそうで、これが温泉旅館だとか、有名な観光地ではだめなのだ。Y島という特殊な環境だからこそ、登場人物の会話が生きてくる。 融の親友、忍が夜中に歩きながら、彼に「説教していい?」と話しかける場面がある。小学校教諭志望の従兄弟が、昔からおすすめの本を持ってきてくれていた。でも自分はほとんど読んでいなかった。最近退屈しのぎに『ナルニア国ものがたり』を読んだ。その時自分は「しまった、タイミングを外した」と思った、と。どうして小学生の時に読んでおかなかったんだろうと後悔した、と。 彼がいいたかったことは、タイミングや順番が大事だってことだ。必要のないこと、関係のないことと決めつけているようなことでも、その時にしかできないこと、その時にやっておかなきゃいけないことがある。だから、今はノイズにしか聞こえない雑音でも、それが聞こえるのは今だけであって、後からテープを巻き戻して聞こうと思った時にはもう聞こえない。きっと、あの時聞いておけばよかったと後悔する時が来る。そんなふうに、融に説教をする。 ここの場面が一番印象的。後になれば、なんであんなつまらないことで悩んでたかな、と思うようなことでも、その”悩む”という行為自体が、大事なときもあるんだと思う。 あー。もっと青春しておけばよかったな。なあんて、読み終わった後に思った。 大人になったからこそわかることもあるけれど、この本を、リアルタイムで読んでいたらどうだったかな。子どもたちが大きくなったら、ぜひ読んでみてもらいたい。そして、感想が聞きたいな、と思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 「もうこの時間は二度とないだろうな」とか、「今ここで言えなかったらもう言えないだろうな」とか、 そういう切なさが臨場感を持って伝わってくる気がした。 融と貴子が伝え合いたかった気持ちが、恋愛感情よりももっと根源的な「理解したい」「受け入れたい」想いだったところに共感を覚えるし(「うちに遊びに来ない?」)。 忍と美和子も魅力ある友人で、自然に感情移入できた。 大事件が起きてドキドキとかそういうのはないけど、終わってしまうのが惜しくなってくる小説だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 読み始めてすぐに著者の「黒と茶の幻想」の展開と似ているなあと思い始め、 本を読むという熱が少し下がった。 ストーリーは入りやすいし、読み進めやすい。 「ナルニア国ものがたり」に対するくだりは心に残る。 ある一定の年齢の時に読まなかったことで、自分の大事な本にならなかった本。 あの時、あの歳で読んでいたら、 絶対に自分が一生何度も読み返すことになっただろうとわかった時には遅かった本。 そういう本は確かに存在する。 私にとっても「ナルニア国ものがたり」は時すでに遅し、だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 恩田氏の作品は、やたらと登場人物が多い印象があります。 この作品で言えば、主人公の男女2人、サブキャラが数名。 普通ならゴチャゴチャしてしまう人間関係を、しかし恩田氏は「さりげなく」展開させていく。 それが才能なのだと思います。 新潮社の文庫は割と薄いイメージがあるのですが、この作品は極厚。 始めは「これ読みきれるのかな・・・」と、登場人物が完走(歩?)する前に、 自分が諦めそうになっていました。 「無理そう」から始まり、「まだここか?」、最終的に、「いやだな、もうすぐ終わってしまう」 読書は、歩くことに似ている、この作品を見てそう感じました。 無理かもしれないと思っていた読破が、達成できる。 しかも、読破することを、寂しく感じる。そんな作品です。 高校時代に似たような行事を経験された方は、共感できる部分も多いのではないでしょうか。 ぜひ読んでほしい作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| すごくおもしろかった。普段あまり本を読まないし、読みきることの少ない私が、2日間真剣に読み込んでしまった。その人になったかのようなの細かい心理描写、頭の中に風景があふれるような風景描写、読んでいくうちに自分も生徒の一人として、歩行祭に参加しているような気分になった。貴子と同じ高校3年生、考えていることも感じることも近くて、親近感が沸いた。大恋愛、大事件はないけれど、最後まで「どうなんねやろ〜!」とドキドキして、読み終わった時は心がスーっとして何か言葉じゃ表せないような満足感でいっぱいになった。誰でも楽しめるけど、同じ高校生にぜひ読んでほしい。私の人生の一冊になりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 私は1日歩行(ここでは"鍛錬歩行祭"と呼んでます)は経験していませんが、自分も経験したことがあるかのような錯覚にとらわれました。 恋愛が中心でない青春小説というのはとても新鮮です。 会話が中心に進められていてまたこの会話も今風なので、若い人にも読み安いと思います。 青春を過ぎ去った人は青春時代にタイムスリップしたような感覚を味わえます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 夜の80キロ歩行は恐らく作者自身の実体験に違いない。このような一種の極限状況を設定しなければ、ここに書かれたような若者の赤裸々な心情の吐露、交換を描くことはできなかったろうと思う。 歩行が進むにつれて、湧き上がってくるいろいろな想いや心情の推移、親友やその他学友との思考の交換、真情のぶつけ合い、身体の疲労にともなって生じる心身の変化、周囲の自然、風景、明暗の移り変わりとそれに伴う感情の起伏など、全てに迫真力がある。 そして、主人公、西脇融と甲田貴子の置かれた困難な環境とそれに伴う心の動き、悩みと、それがこの歩行中に一応の解決を迎えるまでの心理的推移と心情が実によく描かれている。 そして二人を支える融の親友戸田忍と、貴子の親友遊佐美和子、榊杏奈の友情と彼らの優れた人間性にも心を打たれる。 誰もが若い時に一度はこのような経験をしてみたかったと思うだろう。友情と愛情と希望と激励に満ちた最高の学園小説の一つとして永遠に記念すべき作品だろうと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 一晩かけて歩き続けるだけ。 3年間を共に過ごした友達と。 ゴールを目指して、黙々と歩く、歩く、歩く。 合間に語る、考える、考える、語る。 ただそれだけの話にここまで胸を熱くさせられるとは思わなかった。 読み終わった後の高揚感はここ数年味わったことがないものだった。 主人公たちのゴールを目指す姿に胸が熱くなる。 読み終わってすぐに誰かにこの面白さを熱烈に語りたくなる。 そして、自分もひたすらに歩きたくなる。 読書の幸せをしみじみとかんじた一冊だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| とある進学校の「歩行祭」なる行事を舞台に「貴子」と「融」の異母兄弟のドラマを軸に話が進む(というほどの展開はありませんが、良い意味で)、ほぼ高校生たちをのみ登場人物にした物語です。解説にもありますが、そんな行事を体験したことがないにもかかわらず、読み進めていくうちにまるでかつて自分も同様の行事に参加したことがあって、その経験を本書を読みながら思い返しているかのような錯覚に陥ってしまいます。まさに「最初から名作」とは言いえて妙だと思います。個人的に話や舞台が目まぐるしく変わる小説よりも、こういったしっかりした器にしっかりしたエピソードを注ぎ込むような物語のほうが好きなので、最後まで楽しく読めました。しかし、p260くらいの「祐一」の台詞を、思わず「貴子」を口説いているように勘ぐってしまう自分に気付いたのは、「思えば遠くに来たもんだ」という切ない感慨にふけさせられたひとコマでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 映画を見て原作に興味を持ち、読んでみました。先に映画を見ているので、風景や情景などを想像しやすかったです。 特に大事件があるわけでもなく、ただひたすら歩いているだけの話ですなのですがなぜか面白かったです。特に、貴子、融、美和子、忍のそれぞれの会話の部分は印象に残っています。中でもやはり貴子と融の会話は一番印象強いです。「この歩行祭が終わったあと、二人の関係はどうなるのだろう?」と想像してしまいました。美和子、忍の貴子、融に向けていった言葉も印象的でした。あと、映画と同じく内堀亮子の所は面白かったです。 この作品は是非読んでみる作品だと思うし、映画も見てみるべき作品だと思います。映画しか見ていないという人には是非一読をお勧めします。また、本書を読んで気に入った人には是非映画も見て欲しいです。両方まだ、という人はどちらが先でもいいので是非見てみてください。活字は苦手な人は映画から入ることをお勧めします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ただ歩行祭での出来事を淡々と書いた小説。 しかし読み進めていくうちに、どんどん引き込まれ、夢中になっていました。 歩行祭の終わりが近づくにつれ、「あぁ、もうすぐ終わっちゃうのか。」 と、学生時代の修学旅行の帰りに感じた、あの感じを思い出しました。 えもいわれぬ爽快感と、いつまでも読んでいたいという、 後ろ髪惹かれる想いが交錯する、とても不思議な作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| この作品を一言で言うなら、直球ど真ん中の青春小説ってとこでしょうか。 一昼夜をかけて80kmを歩く歩行祭。その1日の出来事を描いているだけなのに、とてもさわやかで温もりを感じます。 クライマックスがとても淡々としているところも、なんだかいいなーって。 高校生活が遠ざかってしまった私の世代だからこそ、読みたい青春小説なのかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 20代になって読んだ作品で10代に戻りたいなと思わせてくれる本がこれです。自分の10代の時を思いだし懐かしさも感じさせてくれる一冊です。ただ、何気ない10代のときに誰でも経験があるようなことが淡々と物語として進んでいくのですが、それも恩田陸さんの作品の特徴で軽く読めて懐かしさを感じさせてくれる。10代の青春の大事さを教えてくれる一冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 恩田陸さんの描く高校生って、どうしてこんなにみずみずしいのでしょうか。 青春なんて言葉では言い表せない、微妙な心を的確に表しています。 ただ、個人的にはラストシーンが気に入りませんでした。 そこに持っていくまではもう最高なんですけど… だから星は3つ。でも読む価値はあります。この空気に触れてみて下さい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 小説の世界に入り込める。 貴子が歩く世界に自分がいるような感覚を感じることが出来、貴子の感情を容易に想像できる。 貴子の周りにいる美和子や杏奈たちの心の動きやその情景に心引き込まれ、つい本を手に取り何度も読み返してしまいます。 映画版もありますが、断然小説で読んだ方が自分の頭の中で創造しながら楽しいと思います。 ぜひ、読んでみてください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 約15頁、つまりプロローグ部分は退屈でした。 何を書いているのかがはっきりしなくて 正直苛つきもしましたが、それを超えると なぜか一気に読めました。 面白かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 読み始めは表現の仕方に読みにくさを覚え、慣れるまでに時間が掛かってしまったが後半。 クライマックスに向け話もテンポ良く進み、一瞬の動きや細かな感情の動きを巧みに書いていたのが段々面白くなり、期待も徐々に高まっていった。 しかし途中。ある場面・台詞でその期待は一気に冷めてしまい最後は中途半端な印象で読み終えた。 恩田さんの作品を初めて読んでみて、最初は女性の方らしい表現の仕方に多少くどさを覚えたが中々面白かった。 最後、冷めてしまったのが残念だった為4つです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| この本を読むと誰もが自分の懐かしい高校3年生にタイムスリップします。 そしてその時「ちゃんと青春していたか」と考えさせられます。 楽しかったことも辛かったこともあったかもしれないけれど、今、振り返ればクラスメートは全員カッコイイヤツとカワイイ子だったはずです。 人に想いを伝えるには言葉。 そして、目に見えないものを信じられた時代に、もう一度帰ろう。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!





