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少年と犬
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少年と犬の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全318件 281~300 15/16ページ
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馳さんの小説を初めて読みました。まだ読んではいませんが「不夜城」という有名な作品があります。新宿歌舞伎町の夜の街を書いているということで,この小説も冷酷非情などろどろとした話をイメージしていました。しかし,この「少年と犬」は,柔らかいです。ぜんぜん尖ったところがありません。主人公は物言わぬ犬ですが,不幸な人をかぎ分ける鋭い嗅覚を持っています。犬と関わった人々には一時の幸福が訪れますが,不幸な結末になります。犬は「守り神」なんかではありません。それを犬も知っているようで,最後はその場から離れていきます。決してハッピーエンドにしない馳さんのハードボイルドが垣間見えます。 幸せになろうともがき,努力しやっと手に入れたささやかな幸福。しかし,それはいつまでも続かない人間の姿を,あるいは反対に,苦しい生活の中でもふとささやかな幸せがあるじゃないのと語りかけています。わたしは多聞(主人公の犬)に言いたい。「人が不幸になったのは君のせいじゃないよ。君はたくさんの人の心を救ってきたではないか。やはり君は守り神だよ」と。文学と犬が好きな人は是非読んでください。愛犬が愛おしくなります。 | ||||
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犬は犬でしかない 人のモノではない 自身も犬と一緒に生活しているが、「ペット」と呼ぶことに違和感があったし呼んでいない その理由を確固たるものにしてくれた作品だと思う | ||||
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馳星周って、ほのぼのとした小説書くようになっちゃったんだなって思ったけどね。違ったよ。犬でハードボイルドって書けるんだなって素直に感心したし、とても面白かった!そして、最後は泣ける | ||||
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我が家にも犬がいるので号泣しました。 でも、泣いたからって面白い小説とは かぎりません。正直、直木賞に値する ほどではないと思いました。 まず、主役の犬に関わる人たちが死に すぎ。死ぬ以外のストーリー展開が嫌 なのか、できないのか。 犬が美化されすぎ。超人ならぬ超犬w 魂のつながり?なんか唐突すぎ。 最初から最後までド直球。ベタすぎ。 言葉のチョイスもビミョー。 ハッピーエンドであろうがなかろうが、 面白いと感じた本は何度でも読み返し たくなるけど、これは再読しない。 というわけで、あくまで個人的な意見 でした。 | ||||
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東日本大震災で被災した家族が飼っていた犬が多聞(たもん)。シェパードと和犬の雑種で、人懐こく賢い犬である。迷い犬となった多聞がいろんな人と生きながら、ある少年の元へと辿り着く物語。6篇の連作短編集であり、それぞれ多聞との出会いから別れまでが描かれる。多聞のじっと同じ方角を向く行動など、多聞の意志の強さを感じる。意志は表題作の「少年と犬」で明らかになる。多聞の意志も強かったのだろうが、少年の多聞への思いも相当強いものだった。そんな心の繋がりが距離を越えて繋がる。いい話である。 | ||||
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不可能だと言われようと、一度立てた目標に向かって、あきらめない。どんな相手であっても怖気ることなく、度胸と才覚で切り抜ける。世間でいう善悪には興味がなく、超越した立場をとる。相手の言葉や態度に惑わされず、常に本質を見抜く。人の弱さに共感するが、自分自身は孤高を保つ。寡黙で行動主義である。信義に厚く、受けた恩には必ず答える。しかし一度縁が切れたら切り替えは早い。そして彼のまわりにはいつも死の影がつきまとう。 どうです。絵に描いたようなハードボイルドな主人公でしょう。典型的過ぎて面白くなさそう?なるほど。しかしただ一点、これまでのハードボイルド小説の主人公と決定的に違うところがあるのです。犬なのです。 始めから犬の小説として読まず、ハードボイルド小説の主人公がたまたま犬だった、と思って読むと、また一味違った感想が持てるのではないでしょうか。 | ||||
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全編にわたり犬の素晴らしさと愛おしさを綴った短編集。 程よい緊張感とシンプルな構成で、一気に読むことができるが、 最後の数ページで骨を斬られた。 愛犬家じゃなくても、大事な誰かが居なくなった人なら、涙を禁じ得ないと思う。 「すぐそばいるよ」愛と記憶を抱いて、遺された者は今を生きていく。 | ||||
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号泣でした。反則ネタですよね~。 | ||||
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ボストン・テラン「その犬の歩むところ」の質の悪いコピーだと思いました。「その犬の歩むところ」は文春文庫です。同じ出版社なのに誰もそのことを指摘しなかったのか?と驚きましたが、巻末を見ると、「オール讀物」に定期的に掲載されていたようです。ということは、まさか確信犯? これが直木賞でいいんでしょうか。控えめに言って、がっかり。正直な感想は「カネ返せ」です。 | ||||
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初めてスマホで読みましたが凄く便利で良かったです | ||||
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間違えて電子版を買ってしまったようで、どうやって読めばイイのかも分からず結局読んでない。 | ||||
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「クリント(犬の名前)は紗英のスピードに合わせてついてくる。 声をかけてくれるわけではない。ただ、そこにいる」 互いに信頼できると、犬がそこにいるだけで嬉しい。 犬を飼った者は経験したことがあるだろう。 6つの短編の主人公たちは、様々な人生を歩んできた。 そんな彼らが、ある日野良犬を飼う、と決めた。 その瞬間、彼らが変わった。 犬との言葉でない言葉に温もりをもらった。 読後、寂しい暖かさに包まれた。 | ||||
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ドキドキ感が良かった | ||||
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犬からもらう癒し。この6篇の話、微笑ましく心温まる。我が家で買っている犬も同じように癒しをくれる。本当にありがとう! | ||||
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コンビニの出会いから、涙が流れ、3、11日思いだし、飼われていた犬たちも庭に繋がれ波に流されたかと、ふと考えたらよけい当時思いだし、終わりは、飼い主に会えると想像しながら、たもん君どんなに飼い主に向かってまで書いて欲しかった。何年も涙流すことがなかった。飼い犬がとてもいとしい。 | ||||
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この本を読んでいる途中で、他の小説「その犬の歩むところ」を思い出しました。そしてまた読み直したくなりました。 | ||||
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直木賞ということで期待したが、結局は子供と犬のお涙ちょうだい話にガッカリでした。 | ||||
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私は犬が好きです。犬には特別な能力があるとわかってます。でもなぁ…飼い主でもない人の所へあんなに心身痛めながら行くかなぁ行けるかなぁなど要らないこと考えてしまうたびに、フィクションなんだからアリなんだと考えて読み進めました。日本版名犬ラッシーみたいな感じで。ラッシーはハッピーエンドでしたが、多聞の場合はハッピーエンドと言えばハッピーエンドかな。愛する人を守りきったという達成感を抱いて、自分を可愛がってくれた昔の飼い主さんの待つ天国へ旅立ったのだから。 | ||||
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これまで読んできた数々の小説の中で一番好きな小説に巡り合ってしまったかもしれない。単に犬が可愛い可哀想という話ではない。市井の人々の人生の悲哀が犬のぬくもりと絡みながら描かれている。このご時世に心を温めてくれる小説をありがとうございます。 | ||||
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直木賞受賞作で沢山の人から支持されているのは頷けます。分かりやすい表現で読みやすい文章はとても気に入っています。人の心を理解し、人に寄り添ってくれる犬をテーマに取り上げたことが、この作品の成功に繋がっています。人と犬とのふれあいに心温まる思いです。 | ||||
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