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少年と犬
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少年と犬の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全318件 241~260 13/16ページ
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上手くいっていない者、報われない奴にこそ人の真実があるという思いになる。他人様の評価等関係無く、心の繋がった犬が一匹居るだけで人間らしく生き、そして死んでいける。そんな感じ。凄く共感できる作品。犬を飼っている自分からすると、多聞は出来過ぎの犬なんだけど、そういう表面的なことでは無く、犬好きには同調できる内容。 ”直木賞としてどうか?”という点については、解らんし興味もない。 | ||||
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ほっこりするようなお話しです。 犬好きにはさらに犬が好きになると思います | ||||
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起きてしまった犯罪と死に引き寄せられ、一つ一つ律儀に死に寄り添いながら、 最後には、死ぬまで寄り添って生きたい人に辿り着いて幸せになった。強くて優しい犬のお話しでした。 愛犬の体温や匂いと気配。未だ一緒に居る気がして感謝がホワリと沸きました。有難う。 | ||||
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犬が途中で出会う人々に救いが全くないのが読んでいてつらかったです。厳しい現実みたいなものを突き付けられている感がすごく、「世の中そんなに甘くないよねぇ~」と思いながら読んでいてのラストの少年と出会った後のあっけなさにびっくり。 一番肝心なところだけ内容が薄い気がしました。 ただ、読んでいて一番感じたのは、本当に犬というのは不思議な存在だなと思いました。(いい意味で) 言葉がわからなくても、人の気持ちに寄り添ってくれる。これに似た文章が作品内でも出てくるのですが、誇張でもなく実際にそうだな感じました。 とはいえ、犬とか動物を一度も飼ったことがない人間の想像ですが。 | ||||
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西南に向かう旅の途中出会った人々と同じように、何気なく立ち寄った本屋でふと目に入った多聞の凛々しい姿。まるで多聞に引き寄せらるように、手に取った本でした。読了した今、やはり『この本に出逢うべくして出逢った』ような気がします。 本の中で描かれるその日々を当事者として実際に経験し、その間に偶然訪れた海で捨てられた一匹の子犬に出逢い育てることになった我が家。自然と自身の経験が重なり、最後の章では溢れ出る涙で文字が霞み、上手く読むことができませんでした。 私たち人間の心の中の機微な変化さえ見逃さず、どんな言葉よりも温かく優しい愛で寄り添ってくれる犬。 まっすぐ見つめる眼。 クンクンと顔を見上げ匂いを嗅ぐ鼻。 どんな言葉も聞き逃すまいとピンと立てた耳。 身体に触れた背中から伝わるあったかい体温… 五感全てを使い小さな身体で伝えてくれる 無償の愛に何度救われただろう。 きっとこの本を読んだ誰もが、心の中で愛犬の大きな愛を感じ、答えてくれないと分かっていても話し掛けたくなるだろう。また今日から私も、そばで見守ってくれる大切な相棒と共に人生を歩んでいきたい。 | ||||
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この作家の作品はこれが初めてだった。 本当に面白かった。タイトルにも書いたが芥川賞の「破局」のまったく拡がりのない世界観に比べて、 この作品は【三次元の空間の広がり+時間の流れ】という4次元の時空の広がりを見せている。 ある意味、犬の視点による「ロードムービー」的作品ともいえる。 「人という愚かな種のために、神様が遣わした”犬”という贈り物」という帯の文句だったと思うが、 まさにそのような素晴らしい内容たっだ。 | ||||
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目的の少年に出会うまでの想像を絶する艱難に息をのむ連続! 天災と絡ませた心理描写が秀逸。 ただ 飼い主でなかったのにと思うところがやや不自然に感じる。 | ||||
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犬が好きな人にはわかる犬の持つ不思議な力。 オムニバスのように一つ一つの話は独立して完結、そして最後に一つの大きな繋がりがみえてくる。 とにかく最後まで読んで。最後に感動します。 | ||||
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読みはじめたら最後まで止まりませんでした。スピード感のある文体と簡潔な構成は著者の優れた力量の賜物です。被災地を繋ぎ、それぞれの逸話の中で救いと喪失が隣り合わせになっているのもこの作品の魅力を高めています。読みはじめてすぐに、数年前に出版された「五郎丸の生涯」(三浦明博著、講談社)にストーリーが似ているな、と思いました。こちらもストーリーの中で震災が大きな役割を果たしているのですが、読後に救われた気持ちになり、明るい未来を感じさせる、かつ、再生の物語でもあります。個人的には、「五郎丸」の方が好きな作品です。 | ||||
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気にいってない。 | ||||
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今、私は福岡に住んでいます。以前仙台に住んでいたことがあり、九州まで如何に遠いかを実感しています。 最終章で少年と犬との絆の深さを感じて、涙が止まりませんでした。久しぶりに本を読んで感動しました。 | ||||
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「オール読物」を買ったら、本作6編のうち、1,3,6の掲載あり。1を読んで、改めて単行本を求めました。2から6まで一気読み。犬自体はそんなに好きな動物ではないが、この物語はいいね。さすが、プロの作品です。読者の年齢や人生経験が問われる作品だと思うので、大売れはしないだろうけれど、おすすめします。 | ||||
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犬だけではなく万物の生命について考えるきっかけを与えてくれました。とても読みやすい構成、文体なので一気に読めます。 | ||||
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犬大好き人間ですが、こういうわざとらしい小説はどうも。。。不自然な記述が多すぎます。犬は賢いけど、知らないところをドライブしまくったら、南とか方角はやっぱりわからないと思います。あと、外国人の記述も変。現実味に欠ける。 馳星周さんのデビュー作「不夜城」や「夜光虫」には痺れましたが、これは正直がっかり。やっぱり馳星周さんには、フツーの作家が描けない暗黒社会の小説をお願いしたいです。 | ||||
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直木賞作品ということで期待しましたが、残念でした。各章とも話の起承転結が短絡すぎという感じでした。この犬に関わった人たちの背景やドラマをもっと丁寧に書き込めば、二重にも三重にも厚みのある物語になり得たと思います。 最近読んだ本では、佐藤正午の「月の満ち欠け」のように物語をたたみ込んでいくような質量感があればと思いました。 あらすじやストーリーで読ませるのではなく、最初から最後まで一貫した空気感のようなものがあれば、もっとツヤがかかったいい作品になったかと思います。 | ||||
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オムニバスは物語としてはあまりのめり込まなかったけどラスト行き場は意外性があった。犬を飼っているのでラストのラストはそうだろうとわかっていても泣けた。ちょっとしつこいけど。 読んで良かったと思う。 | ||||
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直木賞の本は大体購入しています。馳さんの本は初めてでした。購入時は短編集かと思いましたが全部繋がっていました。読みやすくあっという間読み終わり、最後は涙ボロボロでテイッシュ片手に読んでいました。犬好きの方は是非読むべきです。我が家にもビーグル犬がいますが更に愛情がわきました。 | ||||
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読書初心者ですがスラスラ最後まで読んでて心地よかった。犬も良かったけど人間の心情描写が感動した。夫婦と犬では妻の夫に対しての心情が本当にリアルで女性が書いたのかな?と思った。悪い人じゃない、悪い人じゃないけど…って、分かるわ〜。夫の悪い意味で明るい所とか読んでて苛々しました。いるいる。個人的にそういうタイプが嫌い。 多聞を飼う人たちが亡くなるのは、亡くなる運命の所に多聞が来て最後に癒してくれていたのでは無いかな〜と思いました。 | ||||
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シェパードと和犬の雑種である多聞。一頭の犬と様々な人が交わり、点が線となっていく。 それらの人と共に困難な時を迎え、できる限りを尽くしては、自らの目的を目指す。 生きるということは辛いことの連続であると。しかし、人は誰かのために生き、そして誰かを幸せにすることを自らの喜びとすることで生きていけると。 「希望」を強く感じます。 いつも通り馳星周さんの文章は実にテンポよく読ませてくれます。 ありがとうございました。 | ||||
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一番身近な動物(犬とネコ)の動作を注意深く見ていると、「得か損か」と観念だけで生きている私たち人間とは、 どれだけ必要なのだろうか、と、云う自省を突きつけられたような気持ちになった。 | ||||
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