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傲慢と善良
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傲慢と善良の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全829件 521~540 27/42ページ
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| 読み終わった後、ちょっと言葉が出なかった。 それはちゃんと物語に一区切りがついた爽やかさと文章の持つ表現力に感動したからだ。 本作では文章中にタイトルにある「傲慢」と「善良」という言葉が頻繁に出てくるが、最初にこれらの言葉に触れた場面ではその意図しているところをはっきり認識することができなかった。しかし、その後頻繁に出てくる中で幾通りもあるその言葉の解釈を通してその輪郭がはっきりしたように思う。 途中重苦しさや憤りを感じる場面もあり、ページを捲る手が止まることもあった。 それと同時に、著者が読者の想像力を促す目的で煮え切らない終わり方にするのではないかと危惧していた。 しかし、この小説はちゃんと物語として結末を用意しており、それもとても鮮やかで写実的な表現を備えていた。私はその結末がとても好きだった。 購入するか迷っている人にはぜひ購入をお勧めしたい。 | ||||
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| 主人公だけでは無く、登場人物それぞれの 人の感情の動き、感情が動いてからの行動の描写が上手く表現されていてとても引き込まれるものがあり、一晩で一気読みしてしまいました。 | ||||
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| 物語に登場する小野里夫人の発言にあるように、結婚し子どもをもうけるのが当然で、婚活は若いうちにするのが賢いという価値観が貫かれ、それ以外の生き方をしている人が登場しないのはわざとなのかもしれないけれど、さすがに極端すぎると思った。でも、婚活するというのはそういう価値観の中に飛び込むってことなのかな。それと、よく言われる「スペック」のように数値化できるところじゃなくて、一緒にいる時間が楽しいとかしんどいってのは間違いなくあるので、それをピンと来ないっていうのは仕方ないのではと思った。 このヒロインはこうやって生きてきて、結婚しないことにはこの先の人生も厳しそうだから結末はこんな感じしかないのかもしれないけど、まずは自分の足で立たないことには何も始まらないんじゃないだろうか? | ||||
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| ビックリした。テーマがチンケ過ぎて。 今風に言うと「マウント」ですか。相手を値踏みしたり、相手を貶したり、相手を否定的に評価する事でしか自己の精神を健康に保てない人達。そんな人達を描いた作品です。 登場人物のキャラ設定やセリフまわしが非常に浅薄で、中学生が書いた文章かな?と思うレベルです。前半部分で読むのが苦痛になりましたが、我慢して最後まで読みました。 とても不快な読後感に襲われました。 なぜ本作がベストセラーなのか?私には理解出来ませんでした。 もしかして…、 世の中にはマウント好きな人が多く、そんな彼等彼女等が本作に激しく共感するのかな? | ||||
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| 二人の人間的成長がとてもよかった。自分自身の傲慢についても考えてしまって刺さりました。 | ||||
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| 前半、架も含めた浅薄で底の浅い人たちの下衆な心情が「傲慢」と「善良」のキーワードの下食傷気味に展開される話の展開まではまだ面白く読んだ。 しかし、後半、安易過ぎてリアリティの欠片も感じさせない真実のご都合主義的(なゆえに浅薄極まりない)成長物語がぶっこまれます。 その上で、「傲慢」と「善良」というキーワードを盛大に踊らせ表現されることとなった苦痛に満ちた2人の婚活は、神目線の老婆の言葉一つで「大恋愛」の高みにまで昇華させられることになるのである。 しかし、架の人間描写が中途半端でしかないために、遂にはルックスだけが取り柄の、「鈍感」という言葉ではその知性の低さを表し切ることのできない、まさに愚鈍の域にまで到達した感のある男と、人間性を疑わざるを得ない芝居をしたけど、短期間でご都合主義の「成長」を遂げた女の間に起きていることなので、乾いた苦笑いをするくらいのことしかできないのである。「大恋愛…なのか…??」と…。 にもかかわらず、文面からは2人の無理筋の「大恋愛」に感動することを要求されているような雰囲気が感じ取れ、ひたすら戸惑うのみであり、色んな意味で読後感の悪い一冊だった。 | ||||
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| 他の方も書かれていますが、朝井リョウさんの解説は秀逸です。そして、全て読み終えてから読んだ方がいいと思います。 傲慢と善良。どちらの側面も持っていたなと振り返るように読み進めました。普段はとどめ仕舞われている心の内側が抉られる。だからつらくてやめようと思っていても気になって前に進む。そんな繰り返しで、あっという間に読み切りました。 きっと忘れられない作品の1つになりそうです。 もともとは息子が買って本棚に仕舞われていた本。 彼は読まなかったそう。いつの日か読んで欲しいと思う。 | ||||
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| ストーリーが安っぽくて全然面白くなかった。何故こんなに人気なのか。。 | ||||
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| 必死に続けた婚活の末、婚約した女性が失踪する。主人公は、女性の過去を追っていくが…。 婚活っていう今ドキ誰の身近にあるものの心理を、ここまで掘り下げているのはなかなかないと思いますし、婚活あるあるの心情が繰り広げられていきます。 ヒロインの心の叫びが痛い…。 傲慢さと善良さが同じ人物の中に存在する、なかなか難しい言葉です。 | ||||
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| タイトルを見た時から気になっており、文庫本になったのを知り購入し楽しみに読んだが、結論から言えばとても面白いと感じる物語ではかった。真面目で受け身、控えめだが少し闇のある主人公には感情移入できず、苛立ちを感じたくらいだった。おそらく彼女が架の友人に感じた嫌悪感と同じくらい、私は主人公が好きではない。私は意地悪な人間なのだという気づきはあった。 文庫本の厚みも割とあり物語の長さはあるが散漫なようにも感じた。どなたかが「くどい」と書いてあったがその通りかもしれない。この本は手放すと思う。 | ||||
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| 誰しもがもつ自分への感情と、人に流されてしまうこと。 謙虚に!日本人ならそれが美徳。そう思う一方で誰しもが傲慢さを抱いている。 それは自分を大切にする上では大切。 SNSが発達した現代では特に傲慢さは自分を保つための武器でもある。 しかし、それが結婚を阻む壁になる。 善良さも美徳とされるが、一方で相手に合わせる。自分を主張できないという悩み。 職場で、友達と。目に見えないヒエラルキーのような、比べてしまう気持ちがあるからこそ、苦しいし善良になる。 そんなことを考えさせられる本でした。 本当は誰にも見せたくない傲慢さと善良。だからこそ お互いに傲慢と善良をさらけだしあうことで、お互いをよく知れるのかもしれない。 妻ともそんな関係を築きたいと思わされた。 | ||||
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| 狭い世界で自分が正しいと思って、その中で縮こまって生きてる人達の話。 学歴が〜とか、仕事が〜とか、自分の価値がとか。そんな小さいものにこだわってるからいつまでも小さい世界で自分が上とか正しいとか他より優れてるとか。とてもくだらなくて、こんな価値観生きていく上で知っても無駄にしかならない、人を悪く見てしまいそう。小さい世界で生きてる人なら共感できるし、ハッとさせられる部分も多々あって気付きが楽しいでしょう。自分からしたら、知らなきゃ良かった、くだらない時間の無駄でしかならないくだらない内容。その人の小ささを受け入れられない自分の器の小ささも問題だけど、世の中には凄くて尊敬する人達が沢山いる。自分が生きてる世界の水準を下げて井の中の蛙の様に生きてしまうような危険な価値観。見なきゃよかった。俺には合わなかった。今の大っ嫌いな職場の人達と同じ人種。傲慢で他人と比べて謙虚さの欠片もなく、その自覚もなく、自分が恥ずかしい人間だって認識もない。本当に見なきゃよかった。小説だとしても内容が猛毒に近い | ||||
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| 私は昨日まで婚活をしていました笑。婚活中に感じていた「ピンとこない」の感覚の答えがここにありました。私の境遇はほとんど真美と同じです。真美や架が婚活中に感じていたこともものすごい理解できましたし実際に思っていました。特に見た目が受け入れられなくて断るとっても性格の良い人。他人の容姿を蔑む自分への失望がありました。婚活は内面を映し出す鏡を覗き込むような感覚を伴いました。私からすると架が真美を選んだことがまず奇跡だなと思います。物語の中核のストーカーについても早々に勘付きました。架の女友達が言った言葉もその通りだなと思いました。婚活をした人が読むとすごくえぐられるものがありますが、得られるものが多いです。最後は希望があって良かったです。 | ||||
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| まったく違うかもしれないが、いまネットフリックスで話題の「あいの里」を見ている。 まさに中高年の婚活である。リアリティショーに興味はなかったが、 いま、このリアリティにグイグイ惹きこまれている。 途中でちょこちょこ挿入される、参加者の人生も面白い。 本作も、ある種の年を重ねてからの婚活がテーマだ。 そして、主人公男女2人の内面を丁寧に描いている。 しかし、なぜか回りくどく読むのが苦痛であった。 簡単にいえば人物たちにリアリティや魅力がないのである。 さらに悪いのは、主人公二人の周りを固める登場人物たち。 男性の友人が物語を大きく動かしてしまうのだが、いい年してこんな人たちいるだろうか? でてくる人物人物が、あぁつまらん…と思ってしまった。もちろん個人の感想である。 こんなこといいつつ、鏡の孤城に大感動したファンなんだが、この作品はダメだった。 あまりにも傲慢とか70点とかのワードを引っ張りすぎて、 それをこねくり回してるうちに長たらしい物語が終わった。 結局男はイケオジ?女は独親系? そんなイメージすらよくわからんかったのが、逆にもの悲しい。 | ||||
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| 登場人物の心情の解像度がとても高いので、自然と、薄々分かってはいた、『自分が自分につけた点数』というものと、読者である自分が向き合わざるを得なくなりました。 それにより、自分の人生が少しでも良い方向に行くと良いのですが。 | ||||
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| 自分が相手に愛されていると思い込む傲慢な思いと、自分は相手にとって釣り合わないのではないかという自信がない、善良な思い、つまりお互いがお互いを分かってあげようという心の開示をしないと結婚にはたどり着けないのかと思う。だが、お互いのすべてを理解し合うというのは難しい。結婚してからもなかなか分かり合えない部分ってあると思うから。ある程度の妥協というか、相手を許す、認める心の広さがないとだめということだと思うね。話の中に出てくる脇役の方々が実は辻村さんの今までの作品の中の主人公だということがわかって、以前の作品も読んでみたくなりました。 | ||||
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| ちょっとガッカリ。共感まったくありませんでした。 | ||||
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| 気持ちがリアルで、共感もできるし、ぐさっと刺さりました。 気持ちが見透かされてるようななんとも言えない複雑な感覚にもなりました。 でも希望も感じるし、ただただすごかったです。 | ||||
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| 前半の迫力だけで、もう十分に傑作だと思いました。 | ||||
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| 自分は幸い恋愛に対して困った経験が少なくて、なぜその気持ちになるんだろうと、2人の気持ちとはいつも真逆でした。 だがそれが鈍感で傲慢だったのかもしれません。 物語は面白く、解説も面白かったです。 | ||||
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