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傲慢と善良
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傲慢と善良の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.53pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全895件 821~840 42/45ページ
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| 本嫌いの子供に読ませる本はないかとあれやこれや探しているなか、辻村氏がAmazonの”あなたにおすすめ”という所に出てきていることに気づきました。ならばと、今回初挑戦です。 他人の評価ではなく、敢えてタイトルから本作をチョイスしました。まあ8割がたは先日Netflixで見た”Pride and Prejudice”(高慢と偏見)に似ているなあという、ぼんやりした理由からですが笑。 さて感想ですが、多くの部分で真美側に立って読んでいましたが、気持ちが苦しくなりました。 自己評価は低いのに、結婚相手となると高望みをしてしまう真美の心理描写。下品な譬えで申し訳ありませんが、グラビア誌を見ながら彼女にするならこっちの子だ、いやあっちの子だとアツく議論する高校時代の私とその友人たち(まとめて非モテ系)を思い出します。お前が選んでるなよ、と。寧ろ選ばれないから、と。 あの人は学歴高いけど口下手だから駄目(だから結婚できないんだよ)とか、人に下した判断がまわりまわって自分自身に帰ってこないのですね。いや、そう自身で感じても、結局自分が選択する側にいる視点が強いから、他人から選ばれているという視点になかなかなれないのかもしれません。イタい奴です。 あと、真美からして架はやっと巡り合えた100点のスペックだったのに架は真美に70点しかつけていなかったことを知らされる場面も辛い。自分の好きと相手の好きのレベルが違うというのを、結婚式の期近になって知ってしまう悲劇。 登場人物たちが、恋愛の延長上に結婚があるという考えに固執する一方、結婚を目的とした婚活を取引的・打算的・選択的に行っている点に悲劇を見る気がしました。もし100%打算的に動けさえすれば、100点スペックを見つけた時点である意味婚活は勝ちなのだと思います。そうならない所が、人間が感情の動物である所以でしょうか。 作中では、「70点」問題の発覚もあり真美は失踪しますが、他方で、ある意味この失踪が単なる婚活を恋愛に変えたのだと言う事も出来そうです。 婚活は、一般に恋愛よりも結婚というゴールに重きを置いている印象があります。故に、恋愛結婚という幻想にとらわれた若者は苦しむのかもしれません。真美の場合、意図せざるものだったのでしょうが、自らの失踪が、雨降って地固まる、の展開を呼んだ形となります。 また、タイトルにも書きましたが、親というのは良きにつけ悪しきにつけ非常に多くの影響を子に与えるなあと感じました。私自身、マイクロマネジメント的な親にはなるまいと思う一方、子離れはきちっとしないと子どもを腐らせるなあと本作を読んでいてぼんやり思いました。 ・・・ 多様な価値観が認められるようになってきた日本ですが、それでも若者には結婚についての憧れ、裏返すと、未婚で人生を終わることへの恐怖・体裁の悪さが残っているのかなあと感じました。 そのような気持ちへ至るのが個人の資質の問題なのか、あるいは日本に残る因襲的雰囲気の結果なのかはわかりませんが、後者だとすると、これまた日本って息苦しいなあと思ってしまうのでした。 結婚、因襲、恋愛、モテ・非モテ、親との関係、色々考えて息苦しくなる作品でした。 | ||||
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| 今の時代の婚活がリアルに描かれて、年頃の娘を持つ私には主人公の真実の母、陽子の気持ちも大変よく分かり、物語に引き込まれていきました。自己愛が強く相手を通して自己評価する若者、親子の密着と過保護過干渉もリアルで、親として我が身を振り返り反省しました。 結婚とは何なのか。結末はネタバレになるので控えますが、50代60代の婚活親世代にも是非読んでほしい本です。 | ||||
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| とても良かった。34にもなって、家も出ておらず未婚の私にはとても鋭く刺さる言葉が多すぎて、読むのが辛い瞬間が沢山ありました。でも読み終えた今なら、救われた言葉も多く会った気がします。 悟りの境地に至るには到底遠いんですね、諦めたと見せかけて結局自分が可愛いし、評価が高すぎるのかなと思ってしまいました。久しぶり辻村作品読みましたが、やっぱりよい、これからも読んでいきたいです! | ||||
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| とても読みやすい | ||||
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| 傑作だった。主人公カップルだけではない、脇の人物も含めほぼ全員の善良さの中に巧みに包み隠された傲慢さが詳らかにされていく。婚活がモチーフではあるけど、人間関係とは全てこのような他者へのレッテル張りの中に成り立っているという所がある...と思ってしまうのは私の傲慢さなのだろうか。 読んでいて思うのは日本社会を覆う似たもので固まるという価値観。都会/地方、学歴/非学歴母に依存する/しない、既婚/独身、活発/内向的といった差異が簡単に差別を生み出してしまう。特に主人公近辺の女友達。よく分からないものや、頑張らなかった人は蔑みの対象だ。リアルでもネットでも、こういう事で嫌な思いをした人はとても多いんじゃないかと思う。後半の展開、真美の成長が感じられないという感想があるが、これだけ説得力のある形で母子依存とか地方の閉塞感が語られているのに、少しでも行動した真美の成長を読み取れないのはまさにインテリの傲慢の証左。恥じるべきだと思う。 『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』もそうだった。辻村さんの作品は、弱者の中にあるある種の傲慢さや鈍さを抉り出して俎上に乗せた 上で、その中にある仕方のなさに光を当てていく。結婚が本当に幸せなものなのかどうかは分からない、だけど誰の傲慢さの中にだって幸せでありたいという純粋な気持ちはあって、それは悪いことではないというメッセージがあると思う。それは架の側もそうで、彼女の失踪や女友達からの差別が無ければ彼はここまで彼女を求めなかったはず。それの何が悪いの?今が大切でしょう?という作者の声が聞こえてくるような、そんな気がする。 | ||||
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| 色々な要素が含まれていて、実体験ではないだろうけど、例えば婚活アプリでの活動中のメンタル、恋愛や結婚対象として相手を見る時の査定基準となる価値観とか、田舎の人間関係のしがらみなどよく考察できているなと思うところもありました。しかし、母娘の共依存は自分の周りに実例がないからか極端に感じたし、ストーカーのくだりはリアリティに欠けたし、後半は被災地ボランティアが出てきた時点で、あ〜はいはい、これで人間として他人との純粋な触れ合い的経験を通して魂の浄化しました、ちゃんちゃん!ってのが見えてしまいました。被災地ボランティアが悪いわけではないし、実際これで価値観変わることはあるんだろうけど、小説のプロットとしては既視感しかありませんでした。 他の方のレビューにも散見されましたが、私も主人公の女性に好感持てず、応援したいという感情はわきませんでした。ピンクの長靴くれた子とくっつくならまだ良かったかな。 | ||||
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| 普段なかなか本を読み切らないのですが、続きが気になって一気に完読出来ました。 | ||||
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| 婚活を通しての成長物語をミステリー要素を加えて飽きさせずに読ませる。 これから婚活を考えている人には役立つ内容。ただ、作者自身の意見を登場人物にはっきりと長々と語らせるので、やや説教っぽい。(主張自体は賛成なのだか。)小説を読んで何かを具体的に学びたい人のための小説、自己啓発本?いう感じだった。この主題ならエッセイにして欲しかった。 | ||||
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| どこにでもあるような、ありきたりな話なんだけど、言語化してみるとこれがまた第三者目線から見ることができ面白い。小説はあまり読まないタイプで、届いた時の分厚さにびっくりしましたが笑、なんなく読めました! | ||||
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| 小説として楽しめたし、自分自身の傲慢と善良的な考え方について見直す感覚を持てた。 | ||||
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| 傲慢と善良。 都会と田舎。 昔と今。 などの対比がおもしろい。 対人関係について言語化しずらいものが説明されている部分の読み応えがありました。 正当化できない、世の中にある心の奥底で多くの人が無自覚に感じる嫉妬やプライドの部分がピックアップされていておもしろかった。 他の方も書いているように、前半の第一部がリアルでよく、第二部クライマックスの盛り上がりに欠けているように感じます。 犯罪でもない悪いことでもないけど、こんな生き方してる人いるよね、自分とは違うよね、と自己防衛しつつ結果読み手も傲慢にさせられるような小説。 | ||||
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| 善良さの中にも傲慢があり、その傲慢さが恋愛を遠ざけてしまう。自分の傲慢さに気づいた読者はきっと幸せになれるでしょう | ||||
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| 非常に面白かった。話の展開の踊り場で、別の人物を立てて、筆者のおそらく別の考えや見方を述べているが、 なるほど、とハッとさせられるところがいくつかあった。言葉の受けてによって変わってくる。話の性格(これまでの人生観)なども考慮した受け取り方が必要なんだという示唆。主人公の結末も気になるが、それ以上に、同じ言葉や態度でも人によって受ける気持ちが変わってくるということを論説調(小説なので当たり前ですが・・・)でなく書かれているのが読んでいて感心しました。タイトルも良いです。次の作品も楽しみです。 | ||||
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| 第1部は良かった。相手に対して何気なく使ってる''ピンとくる(こない)''という言葉の恐ろしさ。小野里さん?との会話のところが自分的には1番刺さって印象に残ってる。自分の言動を顧みる良い機会になった。ここだけでも読んで良かったと思えた。 問題は第2部。 正直、真実みたいな女がいたらまず気持ち悪いと思ってしまうだろう。自分の価値を自分で評価できると思ってるあたり傲慢の塊。 価値というのは自分ではなく'他者'につけてもらうから''価値''っていうんですよ。 架の女友達に言われるまで自分は100%の婚約者だと本気で思っていたのが可哀想だし、架空の人物こさえてまで自分の自尊心保とうとしてるのが本当に気持ち悪い。頭が可笑しいとしか思えない。その時点で自分の価値は相当高いと自分で思ってるのが分かる。 真実が本当の意味で好きなのな自分なんだろう。じゃなきゃ、私にこんなこと「させる」とか「やらされる」などの受身形の言葉は出てこない。ここが1番気持ち悪いなと思った表現。育てられた環境、親との関係を加味しても、正直真実は関わらない方がいい女代表といったところ。 そして最後の結末。なんだあの適当にとりあえず収めた感丸出しの結末は...。『かがみの孤城』が良かったがために本当に本当に失望した。 あの流れでじゃあ普通に結婚しましょう。とはならんでしょうに...。あれだけ周りの他人に心配かけて、しかも関係ない他人にストーカー容疑までかけといて、『自分達のことだから。』って.....馬鹿なのだろうか。現実ではそんなことは通用しない。 作者の常識を思わず疑った結末だった。 | ||||
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| 逆に経験したことのない人には嫌悪感を感じるくらい登場人物がみんな嫌な奴だらけです。 でも実際みんなそんなもんなんだよね~と、私はいつも辻村作品には魅了されます。 ただ今回はゼロハチゼロナナと構成が似てたので、★一つ減らしました。 | ||||
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| かなり変わったタイトルだし、とてもインパクトがある。なかなかこのようなタイトルを付けないので、やや驚きさえ感じる。最後まで読んでもらえれば分かると思いますが、彼女が傲慢で、彼氏が善良だ。 結婚式を目前に迎えたカップルに、突然と彼女が消えてしまった。何故、彼女は失踪してしまったのか?また、失踪した彼女を調べ探しているうちに、彼女の苦悩を彼はどのように感じたのか?二人の心情を掘り下げて分かりやすく描かれていると思う。流石、辻村深月、筆力の賜物だと感じます。 特に、彼女の気持ちは痛いほどよく分かる。結婚したいほど好きな彼なのに、すべてが好きと云う訳ではない。嫌いなところや気に掛かるところもある。その点を考えた場合、果たして、本当に、この人と結婚していいのだろうか?この人とうまくやって行けるのだろうか?躊躇して不安に思ってしまうこともある。俗に云う、マリッジブルーだ。 そんな彼女の心情を彼が知った時に、彼は彼女の気持ちを受け入れることができるのか?、また、優しくなれるのか?そのあたりをラストはよく描けていると思う。 ただ残念な点は、彼が彼女を調べて探しているシーンは、ちょっと長過ぎる。読んでいて疲れてしまう。もう少し割愛してもいいような気がします。 | ||||
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| 私たちは勝手に人を傲慢とか善良とラベリングしているかもしれない。 真美(まみ)は箱入り娘で、いい人に見える。婚活で知り合った架(かける)もいい人に見える。人間はそう単純なものではない。絶対的に傲慢な人はいなければ、絶対的に善良な人もいない。人は傲慢であり善良でもある。特に自分が傲慢であることは気がつきにくい。 真美の母親の陽子は、常によかれと思って真美の行動に口を出していた。陽子にとっては善良の行動だが、真美にしてみれば傲慢な態度ととらえられる。架の優しさや正直なところも善良であるが故の傲慢だ。特に気がつかないところで自分が傲慢になっていることが怖い。気がつくためには自分や他人が傷ついたことが分かってからだ。 真美が自分や真美の家族や同僚に対して傲慢になっていくところが、本当の人間になっていく過程を見るようで、人間の強さを見た気がした。自分が気がついていない自分について考えさせる作品だ。 | ||||
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| 賛否のレビューがありますが、私は大好きです。 それぞれの目線での展開で、人は様々な想いを抱えているんだなと言うこと、それを周りにとやかく言われたくないと思いました。 ラストに号泣しました。 私はこの作品大好きです。 | ||||
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| どんな恋愛体験をしてきたかで、評価が変わると思う。性別、年齢でも。独身で恋人いない30代を少しでも経験した人には刺さりそう。また出会いから再出発か..て、誰にでも思い当たりグサリとする部分はあると思う。主人公と目線で読みましたが、面白かった。自分とまったく同じではないけれど。母親、友人など登場人物それぞれ目線でのスピンオフもあったら楽しめそう。 | ||||
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| 初めてレビューを書きたいと思うくらい後味の悪い作品でした。特に女性主人公のキャラクターが薄っぺらすぎて、また様々な言動から感じる彼女の傲慢さにも嫌気しか感じず全く共感できなかった。辻村さんの他作品は好きだったけど、これは本当にがっかりでした。好転を期待して最後まで読んだけど、無駄な時間でした。残念。 | ||||
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