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傲慢と善良



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【この小説が収録されている参考書籍】
傲慢と善良
傲慢と善良 (朝日文庫)

傲慢と善良の評価: 3.59/5点 レビュー 742件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.59pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全742件 681~700 35/38ページ
No.62:
(1pt)

ネタバレ少し含みます

第1部は良かった。相手に対して何気なく使ってる''ピンとくる(こない)''という言葉の恐ろしさ。小野里さん?との会話のところが自分的には1番刺さって印象に残ってる。自分の言動を顧みる良い機会になった。ここだけでも読んで良かったと思えた。

問題は第2部。
正直、真実みたいな女がいたらまず気持ち悪いと思ってしまうだろう。自分の価値を自分で評価できると思ってるあたり傲慢の塊。
価値というのは自分ではなく'他者'につけてもらうから''価値''っていうんですよ。
架の女友達に言われるまで自分は100%の婚約者だと本気で思っていたのが可哀想だし、架空の人物こさえてまで自分の自尊心保とうとしてるのが本当に気持ち悪い。頭が可笑しいとしか思えない。その時点で自分の価値は相当高いと自分で思ってるのが分かる。
真実が本当の意味で好きなのな自分なんだろう。じゃなきゃ、私にこんなこと「させる」とか「やらされる」などの受身形の言葉は出てこない。ここが1番気持ち悪いなと思った表現。育てられた環境、親との関係を加味しても、正直真実は関わらない方がいい女代表といったところ。

そして最後の結末。なんだあの適当にとりあえず収めた感丸出しの結末は...。『かがみの孤城』が良かったがために本当に本当に失望した。
あの流れでじゃあ普通に結婚しましょう。とはならんでしょうに...。あれだけ周りの他人に心配かけて、しかも関係ない他人にストーカー容疑までかけといて、『自分達のことだから。』って.....馬鹿なのだろうか。現実ではそんなことは通用しない。
作者の常識を思わず疑った結末だった。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.61:
(4pt)

経験した人にしか共感できない作品ではある

逆に経験したことのない人には嫌悪感を感じるくらい登場人物がみんな嫌な奴だらけです。
でも実際みんなそんなもんなんだよね~と、私はいつも辻村作品には魅了されます。
ただ今回はゼロハチゼロナナと構成が似てたので、★一つ減らしました。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.60:
(3pt)

なかなかインパクトのあるタイトルだ

かなり変わったタイトルだし、とてもインパクトがある。なかなかこのようなタイトルを付けないので、やや驚きさえ感じる。最後まで読んでもらえれば分かると思いますが、彼女が傲慢で、彼氏が善良だ。
結婚式を目前に迎えたカップルに、突然と彼女が消えてしまった。何故、彼女は失踪してしまったのか?また、失踪した彼女を調べ探しているうちに、彼女の苦悩を彼はどのように感じたのか?二人の心情を掘り下げて分かりやすく描かれていると思う。流石、辻村深月、筆力の賜物だと感じます。
特に、彼女の気持ちは痛いほどよく分かる。結婚したいほど好きな彼なのに、すべてが好きと云う訳ではない。嫌いなところや気に掛かるところもある。その点を考えた場合、果たして、本当に、この人と結婚していいのだろうか?この人とうまくやって行けるのだろうか?躊躇して不安に思ってしまうこともある。俗に云う、マリッジブルーだ。
そんな彼女の心情を彼が知った時に、彼は彼女の気持ちを受け入れることができるのか?、また、優しくなれるのか?そのあたりをラストはよく描けていると思う。
ただ残念な点は、彼が彼女を調べて探しているシーンは、ちょっと長過ぎる。読んでいて疲れてしまう。もう少し割愛してもいいような気がします。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.59:
(5pt)

人の中に存在する傲慢と善良。

私たちは勝手に人を傲慢とか善良とラベリングしているかもしれない。

真美(まみ)は箱入り娘で、いい人に見える。婚活で知り合った架(かける)もいい人に見える。人間はそう単純なものではない。絶対的に傲慢な人はいなければ、絶対的に善良な人もいない。人は傲慢であり善良でもある。特に自分が傲慢であることは気がつきにくい。

真美の母親の陽子は、常によかれと思って真美の行動に口を出していた。陽子にとっては善良の行動だが、真美にしてみれば傲慢な態度ととらえられる。架の優しさや正直なところも善良であるが故の傲慢だ。特に気がつかないところで自分が傲慢になっていることが怖い。気がつくためには自分や他人が傷ついたことが分かってからだ。

真美が自分や真美の家族や同僚に対して傲慢になっていくところが、本当の人間になっていく過程を見るようで、人間の強さを見た気がした。自分が気がついていない自分について考えさせる作品だ。
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4022515953
No.58:
(5pt)

読後感がよい作品です

賛否のレビューがありますが、私は大好きです。
それぞれの目線での展開で、人は様々な想いを抱えているんだなと言うこと、それを周りにとやかく言われたくないと思いました。

ラストに号泣しました。
私はこの作品大好きです。
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4022515953
No.57:
(4pt)

評価が低い方は恋愛上級者なのかも

どんな恋愛体験をしてきたかで、評価が変わると思う。性別、年齢でも。独身で恋人いない30代を少しでも経験した人には刺さりそう。また出会いから再出発か..て、誰にでも思い当たりグサリとする部分はあると思う。主人公と目線で読みましたが、面白かった。自分とまったく同じではないけれど。母親、友人など登場人物それぞれ目線でのスピンオフもあったら楽しめそう。
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4022515953
No.56:
(1pt)

救いはない

初めてレビューを書きたいと思うくらい後味の悪い作品でした。特に女性主人公のキャラクターが薄っぺらすぎて、また様々な言動から感じる彼女の傲慢さにも嫌気しか感じず全く共感できなかった。辻村さんの他作品は好きだったけど、これは本当にがっかりでした。好転を期待して最後まで読んだけど、無駄な時間でした。残念。
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No.55:
(4pt)

考える本

自分の生き方に置き換えて色々考える小説でした。ちょっと怖い話でもあります。
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4022515953
No.54:
(4pt)

30代女子にオススメです。

すごく現実感のある、いかにもありそうな話でした。結局、最後まで読んだし、共感もしたけど、この著者はもっとSFと言うか、良い意味で浮世離れした作風が売りだと思っていました。少し期待してた話とは違いました。
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No.53:
(5pt)

「かがみの孤城」以上の出来!

評判の良かった前作「かがみの孤城」が、私としては余り面白くなく・・・。なので、本作も余り期待せずに読んだのですが、良い意味で裏切られました。こういう感想はおそらく私だけではないはず。中年以降の人には、「かがみ・・」のようなおとぎ話、ファンタジーよりも、人生そのものを考えさせられる本作のような小説の方が面白いと思います。

 実際、私の場合はほぼ一気読みだったのではないかと。特に真実の視点で綴った第二部は、先が知りたくて一気に駆け抜けた感じです。それもこれも、一部の終わり方が余りに衝撃的だったから。エンタメ小説としても、この構成は上手いですねえ。

 そして肝心の内容。この年若い作家に教えられることが数多くありました。特に結婚相談所長との会話の部分。作者は自分の思いを、おそらく彼女に代弁させているのではないでしょうか。結婚、人生について、深い深い深い話が語られます。私はここが最も印象的でした。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.52:
(4pt)

心ざわざわ

もし、結婚前にこの本を読んでいたら・・と心ざわざわして読みました。
とても大事なことだけど、こんなに色々考えていたら結婚しないかも。
色々かんがえてしまう本でした。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.51:
(3pt)

狭い世界の優越感を誇り

自分の周辺の環境から外に出れない人をじわりとうすら寒い思いをさせながら描く中盤までは最高。
それだけに、後半の違和感と言ったら、全く同じ物語の出来事とは思えない。
主人公の周囲の人物の他人事っぷりや警察のありえない無能っぷりとかあえてやっているのかと思いきや、全く関係なくあり得ないまま終わる。
良い感じに着地させた感があるのだろうけど、本当に後半の落差によってすべて台無し。
著者の作品は好きなのだが、今までで一番のガックリ度。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.50:
(4pt)

嫌な女子だけど普通なのか

結婚に憧れる女子と、結婚を決めることにした男子。この両者のギャップがミステリアスに描かれている。結婚式の予定まで決めている中での、女子の失踪。何か事件に巻き込まれたのか、女子を探すために、女子の実家の群馬で探偵ばりに捜査する男子。女子の知らない面や女子の真実の思いを知って驚愕する男子。真面目に見えて一人立ちできてない女子。最後のハッピーエンドに違和感があるが、興味深く最後まで読めました。
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No.49:
(1pt)

読後感が悪い

主人公の女性が好きになれい。応援したい気持ちにならない。結末をちらっと見て直ぐに本を閉じた。
読後感が悪い小説でした。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.48:
(4pt)

女性の読者にはすぐにバレるんでしょうか?

女性目線をお持ちで勘の良い人たちなら、メインキャラクターである真実の行動の裏に気付けるんでしょうか。そう、その交際相手である架の女友達が簡単に見抜いたように。架の目線で素直に読んでいたので、そういう可能性についてはさっぱり頭になく、第一部の終盤まで完全に架と同じ道を歩かされました。

第一部の中盤に停滞感を感じ、過去作と比較すると集中力を切らしてしまうことがあったのですが、それも演出でしょうか。大きな進展のない時間を経験することで、第一部の終盤にある急展開とのギャップがしっかり作られたように思います。

それにしても、架には本当にそれでいいのかと問いたい。話を大きくする可能性がある嘘や、多くの人を巻き込んでしまうに違いない行動。いろんなことがちゃんと見えていない、よくある「鈍感な人」として再認識までされて。ジャンルとしては「ホラー」に分類しても良いかもしれません。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.47:
(3pt)

第一部はとてもよい

第一部にかんしては、とてもよい。人物造形にものすごくリアリティーがあって読んでいてせすじがさむくなった。
しかし、第二部は、びっくりするくらい駄作。そもそも、真美が行くところがなくかつてばかにしてた見合い相手のまねして東北に行くとか、真美の愚鈍さと行き当たりバッタリさを描いてるのに、ボランティアをとおして人間として成長しちゃうなんかありえないので。
こういう愚鈍な子は、ボランティアにいっても自分をたなあげして、被災地のひとを一段上から見下す系なんですよ。愚鈍な人ってそのレベルで愚鈍なんですよ。
うまいぐあいにハッピーエンド仕立ててげんなりした。リアリティーがない。
正直、失踪はかけるにとってひきテクとして作用したわけだけど、それについての視点が全くかけている。勿論、当人同士は気付いてないだろうけど、そこは読者には分かるように描いて欲しい。
そして、かけるについては、こういう昔はモテた系の婚活男性は割りといるんですけど、実際には自分の価値の下落をなかなか気がつかない。だから、真美を選ぶにあたり、自己価値の下落を自覚する機会が必要なのだがそれが、そうなるまでの過程があまりよく描かれてない。
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4022515953
No.46:
(5pt)

自分の感情を信頼し過ぎない

私たちの日々の言動は、自分の考えや感じていることから出てくるものであるということを知っておく。だから、その言動は正しいのかどうかは分からないということを知っておく謙虚さを持っていたいと思った。自分の考えや感じ方を信頼しすぎていることに気づかない〜「傲慢」になっていないかと、時折立ち止まる自分でありたいと思った。自分の感情に重きを置きすぎず流れるものとして捉え、その時々の自分の言動に責任と疑いを持ちながら、軽やかに楽しくみんなと生きていきたいと思った。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.45:
(4pt)

甘くていいじゃないですか

著者の作品の中でこの本は『ロックバンドのアルバムの中の、毛色の違う恋愛バラード』みたいな位置付けなのではないかと勝手に思いました。
私は初めて著者の本を読んだので、これがこの人の持ち味がフルに発揮された代表作ではないことも、だけど著者だから書ける良い物語なのだろう事も感じました。それは賛否両論あるレビューから確信に変わりました。
私はビッグバンドのアルバムの中に、彼らのディスコグラフィーの中にぽつっとある、時には曰く付きのように語られる愛や恋についての一曲がたまらなく好きだったりするのですが、そんな感じの位置付けだと理解した上でとても気に入る一冊でした。
著者の代表作も読みたいと思います。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.44:
(5pt)

納まりのつかない

と思って読み進めると、なんとも自然に

纏まってエンディングを迎える。

広げるだけ広げてどうするのって感じだったのに。

作者の小説はいつも予想を裏切ってくれるので、

毎度飽きることがありません。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
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No.43:
(5pt)

面白かった

婚活をしている自分には、主人公の心情に共感できる部分が多々ありました
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953

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