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傲慢と善良
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傲慢と善良の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全742件 621~640 32/38ページ
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※ネタバレです いわゆるスクールカーストの上位下位での溝みたいなものと過干渉な毒親、そこから生じる真実のコンプレックスと、同時に存在する謎な自己評価の高さ。 自分を庇護しようとしない婚約者が悪いと言わんばかりに嘘をつき、バレそうになり自信を傷付けられると逃げ、自分探しの旅に出て、ハッピーエンドですか?という感想です。 正直第一部の過程のどこに、架が惚れ直す要素があったのか理解ができませんでした。 ((こういった意見も対岸からの傲慢な意見だと言われるのでしょうが。)) 一部の登場人物(例えば同僚や姉)も、より良い自分になろうと切磋琢磨して人生を切り開き、その上で友や妹のことを思いアドバイスしていたのでしょう。それを「それはあなたがそうじゃないから言える傲慢な意見」と言われるならば、何も言わない方が、触れない腫れ物扱いした方がよかったのでしょうか? ((姉に関しては、ストーカーに連れ去られた妹を捜しに来てくれた婚約者にする話か?とは思いましたが。)) なにより「自称親友」の女友達が本当に気持ち悪かったです。 親や姉のような謎立ち位置で見下すような評価を下し、心理テストレベルの話をさも本人の意志だと悪意を持って当事者に伝える。どれもこれも最悪で、騒動の原因であることを自覚し反省する描写がないこともモヤモヤしました。 それは陽キャラ特有のノリなどでは決してなく、ただただ彼女達の性格の悪さでありそれが諸悪の根源でしょう。 そんな人たちと付き合い続けている架の鈍感さ善良さは伝わりましたが。 現代における婚活はより複雑化していて、SNSなどの発達によって孤独感というものもより顕著になってきているのかもしれません。そういった中の葛藤の描写文は染みるものもありましたが、幾分ストーリーに無理があるのでは? 葛藤や性格の悪さなど、より現実に則したものなのかもしれませんが。。 作者さんの作品は何度か見て面白いものもありましたし 書店でのアオリが良かったので手に取ってみましたが、終始モヤモヤの残る展開でした。 | ||||
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読みながら、これはボク自身のことだぁ。ええしのボンでもなくイケメンでもない人に刺さる本。複雑な気持ちで面白かった! | ||||
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大嘘ついて疾走してみんなに大迷惑かけておいて、悲劇のヒロイン気取り。 疾走先で成長したつもりになり、婚約者を呼び出して口では「ごめん」と言っているがどこか晴れやかな気持ちになっている。自分だけ。で上から目線で、「このまま結婚しても周りを何とかできると思っているこの人は鈍感だ」。 疾走先が東北だったのも震災を利用されているようで嫌だった。 真実が好きになれなさ過ぎた。 | ||||
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文庫本が出るのを待ってました。 辻村さんの作品が好きです。 全作品を読みたいと思っています。 | ||||
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ミステリーだと思い読み始めましたが、人生設計に真摯になれなかった30代の巻き返し婚活話が延々と始まり、その世代が読めばピンとくるものなのかと軽く思いながらも、二人の必死な心情が伝わる展開に気が付けば最後まで読み進めていました ラストは良かったです | ||||
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イライラしました。 まず、「人生で一番刺さった小説との声、続出」と書かれた帯に惹かれ、購入しましたが想像と違いました。これは「結婚」についての小説でした。 私はどちらかというと真実の姉や、架の女友達のように生きてきたタイプなので読んでいてそんなこともその歳まで気づかなかったの?と思ってしまいました。あと震災を利用するような表現がどうも受け入れられませんでした。 個人的には終わり方としては本当は真実自立エンドのほうが良かったのではないかなと思います。傲慢ってなんでしょう。あの時自分が手放した誰かを手放さないで持ち続けることでしょうか。自分の価値が高いと思い込むことはいけないことでしょうか。私はそうは思いません。過去自分がどんな選択をしようと決定したのは母親ではなく自分です。傲慢でも善良でもそこに意思があり、自分がそれで生きやすかったらいいと思います。人生の責任をとるのは自分です。そういった意味で腑に落ちないなぁと思い、レビューさせていただきました。 | ||||
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最初はこのままの恋愛小説ならちょっとなぁ…と思っておりました。 初老の私には向かないのでは?と。 読むに従ってタイトルの傲慢と善良について考えさせられて。 こんなに人間の内面を、意識しない傲慢さを表現するのは流石と納得しました。 出来れば若い頃に読んでみたかった。 | ||||
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現代の婚活事情をちりばめた小説。お見合い、結婚相談所、合コン、婚活アプリについての詳細が、物語仕立てで説明されている感じ。全体のミステリー自体は取るに足らないもので、ミステリー好きが読むと、前半はイライラするかもしれない。 恋愛と結婚は違う、ということを改めて確認できる一冊。それにしても美奈子と梓、むかつく。 | ||||
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淡々としたストーリーといえば聞こえがいいかもしれないが、最初からずっと盛り上がりがなくオチも安直。何より登場人物に魅力がない。 これに高評価つける人は『こういう作品の深みがワカル私かっこいい』とか思ってそう。 | ||||
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「ピンとこない」「それは大恋愛」とグサっと来るフレーズもあれば、なぜ結局真実なんだ?普通ダメだろ?と思う点と混在してました。とは言え、一気に読んでしまいましたが^^ | ||||
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「また一からか」 真実が失踪した時に心配よりも先に出たこの感情。 なぜ真実と結婚したのか、それは架にとってこの感情を超えるものがなかったからではないか。 真実のインスタに見える嫌な部分、女友達が見透かした嫌な部分、は「男の鈍感さ」で見えない。 姉や恵は真実が躓いてしでかした可能性を感じているが、架は真実が「良い子」にしか見えていないので、必死にストーカーを探す。 スペックが高い架だが、金居のような暖かい父、優しい夫にはならないだろう。 大恋愛にいる二人のことは、周りから見ると理解できないが、それなりにお似合いということなのだろう。 素晴らしく細かな描写に魅せられる世界にどっぷりと入り込み、一気に読みました。 | ||||
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結婚をしたい人 結婚して時間が経っている人 みんなにオススメです。 | ||||
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引きこやれやすい心理描写であり、気付けば内面に目を向けていました。 | ||||
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とても濃密な読書体験でした。 婚活をテーマに、今まで感覚では気づいていたけど、言葉にはできなかった、男女関係における「ピンとこない」が、明確になりました。 この物語は、真実さんの成長の側面が大きく感じられました。 大恋愛って、渦中にいる本人たちには普通に思えることでも、第三者から言われて初めて気づくものなんですね。 | ||||
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傲慢と善良は同じである。 ストーカーされてると嘘をついて架との結婚に漕ぎ着けた真実は傲慢だ。真実はいい子だからと母親に善良でいることを洗脳されて育ち、自分に起こる不都合なことは全て他人のせいと思ってる。なのにそれを隠してる ストーカーされてると嘘も架のせいにしてる。こんなことさせてと。 善良そうに見えてやはり傲慢だ 私はこの子が嫌い だけど自分にもこの子の様な一面があるのも否めない ラスト結婚してしまったが、独身を通してほしかった。結婚が全てではないと、30代独身3人の娘がいる60代の私は思う | ||||
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最初は彼女失踪のミステリーなんだと思っていたけど、婚活をテーマにした話だった。作者が婚活の本質を言い得て妙で、不快感や身につまされる思いもするが、めちゃくちゃ面白い。ゾクゾクしながら読む手が止まらなかった。登場人物の考え方一つで読者に恐怖を与える所はうまい。 序盤で、結婚紹介所を運営する小野里という女と主人公・架が対面する場面は秀逸。ドストエフスキーの一場面を読んでいるかのような感覚になった。 文庫の解説を担当している朝井リョウ著作の、就職活動をテーマにした名作「何者」と筆者がこの作品で言いたいことが似ており、それも朝井リョウが解説者に選ばれた要因な気がする。 | ||||
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朝井リョウさんの解説の、「そもそも自分の意思とはなにか」という問いにはっとしました。自分で決めたから、と思ってる考えは実は世間体や親の言葉から創り出されたものではないのか、と。この本を読んで、世間体から生まれた自分の意思であれ、自分で決めて納得しているのなら、どんな結果であれ強く、前を向いて生きられるのかもしれないと思えました。次が気になり、止まらなく、2日で読了! | ||||
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あまり深く考えずに、購入。 だけど、「私の事書いてる??」って思うくらい、真実が私に重なり合って気持ち悪い位 グサーッと来ました。「ある。ある。この傲慢さ」 そして家庭環境も恐ろしいほど私は真実に似ている。 私、何でも無いことから始まる恋愛の時はそうじゃないのに、婚活の時は いやに冷静で、相手より高見に立っていたんだろうなって分りました。 過去の、いや、今も私は変わっていないんだなって理解出来た。 だけど数十年の月日の積み重ねで出来たこの価値観や、視点はすぐに換えられるはずも無く、 自分を赦し、環境を赦す意外の選択は難しかったです。真実が救いがあまり無いという結論に 達して、それでもホッとした。自分自身に対しても同様にホッとしました。 人間なんだもの、失敗することもあるよ。 行き場が無くなって東北に行ってしまうのも、架がおおらかな気持ちで接してくれるのも あまり現実的では無いなとは思いましたが、事実は小説より奇なりという言葉もあり、 現実社会で時々小説よりぶっ飛んだことをしてしまう人も多くいるので、私の中では許容範囲。 人間心理の描写のリアルさが凄すぎて、久しぶりにお勧めの一冊です。 (みんながみんな共感できるとは思いませんが、それでも身につまされる人はいるはず) | ||||
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本作品の前半部では主人公男女は「30代後半なのに…」という感じだし、その他の登場人物にも全く共感できなかった。その不快感は一体どこからくるのだろうかと思いつつ、ちょっと前に読んだ三浦展氏の本を連想してしまった。本作品は世界とか社会とか人間とかの矛盾・葛藤を主題にしているのにも関わらず、世界とか社会とか人間への自覚的な問題意識が希薄だということだ。言われるままに生きてきた主人公女性に留まらず、登場人物がいずれも現状追認的なのかと思った。 しかし後半部に入るとご都合主義的なまでの綺麗な展開とオチで前半部の不快感が一掃されてしまった。しのごの理屈捏ねずに味わえ・愉しめ ということか。 | ||||
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非常に面白かったです。私は一昨年から体調を崩しており、今年は特に悪く本を読めておりませんでした。手術を行い、幸いにも少し体調が戻ってきたので、久々に本を読もむかとこちらの本を拝読しました。私は骨を削る手術をしたのですが、この本を読むことで心まで削られることになるとは思っておりませんでした。冗談はここまでにして、この本は特に今の若い世代の方に読んでもらいたいと思える内容でした。SNSが普及し、どこの誰とでも簡単に会うことができる時代。自分が出会う人々に対し何を思っていたのか、その言葉にできない感覚をとても繊細に表現しており、心に刺さる作品だったと思います。 | ||||
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