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傲慢と善良
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傲慢と善良の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全742件 561~580 29/38ページ
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期待以上に面白くハマってしまいました。 厚めの小説ですが、続きが読みたくなる本です。違う作品も読みたいと思いました。 | ||||
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え? なにこの自己愛強すぎメンヘラ地雷女 物語で一応ハッピーエンドで終わってるようだが、これが現実なら地獄の始まりに過ぎない気がしてならない。 ほっこりしたり、感傷に浸ったりしたくて小説を久しぶりに読んだが、何一つ感情移入できなかった。 | ||||
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私も20代後半で、結婚はまだまだと思っていますが、自分がどうなりたい、とはぼんやりとしか考えておらず、それだと今後、後悔することになるかもしれないと、この本を通じて思うようになりました。結婚に限らず考えがあればこそ、行動に移せると。また、他の人の大恋愛を覗かせてもらえるので、恋愛好きの人にはお勧めです。 | ||||
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“自己評価は低いのに自己愛・プライドは高い”、“善人だけど意思がなく決断ができない。うまくいかないと他責的”、“他人を評価、酷評する権利があることを疑わない”というような、現代で、なにか、見え隠れして気になる人の性質を、婚活という場で浮かび上がらせていて、とても面白かった。 しかし、この傲慢と善良というテーマを伝えることと、小説としてのバランスがやや悪い気がした。このテーマを伝えるための材料や語り手となる、結婚相談所の婦人の話しや、過去のお見合い相手の描写、ヒロインの母の描写が長すぎて、ボリュームが大きくなりすぎていると感じた。 そもそも『傲慢』という、婚活や就活において、あなたははたして私に見合うのか、と値踏みしてしまう問題の掘り下げと、『善良』という、意思がないゆえに周りに支配させてしまう、母が悪いのか子が悪いのか問題の掘り下げと、両方あり、さらにミステリーとして警察まで出てきて、なんだかいろいろ込められていて、読みごたえはあるけど、読後が散漫になってしまった感がある。。 一方、そんな傲慢や善良で30代40代まできた主人公たちが、ラストに向かう変化の部分の描写が短くて、唐突に別人ぽくなった感がぬぐえなかった。 現代の人間性を抉りたい部分と、ミステリーや登場人物の成長という物語性の部分が、もう少しこなれていたらよりよかったなあと思う。 | ||||
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ここ最近読んだ本で1番面白い。自分自身の人生に対する無責任さ洗い出されたような気分になった。「ここまでやるか!」と思うほど人の無意識な領域まで深く掘り下げてさらに掘り下げて、他人に触れてほしくないようなところまでスポットライトをあてて描く文章力に舌を巻いた。 婚活をする上での悩みが多く描かれているが、この小説で伝えているのは、婚活の仕方ではない。人生そのものをどうやって生きるのか、という問いを投げられている気がする。人が選択をする時、一体何をもって選択するか。私たちは自分を取り巻く環境に流され、本当に自分が心から望むものは何か、というのを見失っているように思う。 結婚相談所の小野里によれば、相談所に来る人たちは、「自己評価が低く、一方で自己愛が高い」のだそうだ。真美もその一人。私にも思い当たる節がありすぎた。自分に自信がなく、他人に従順な一方で、他人を評価し、批判は容赦ない。自分の考えは曲げられない。人は善良で、傲慢だ。その善良さ故に道を失い、傲慢さ故に決断ができなくなる。 選択する時、逃げの選択をしていないか。誰かに言われたからしてないか。自分の心は何を望んでいるのか。自分自身にきちんと向き合ってきたのか。お金とか、地位とか、社会的認められることとか、全て置いといて、真に自分が望むものに向き合い、決断ができる勇気こそが、今の私に必要なことだと思う。 | ||||
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婚活相手にピンとくるかどうか、それは何で決まるのか。 相手を評価しているようで実は自己評価である。 登場人物の心情描写が的確でわかりやすく、ストーリーの構成も前半が男性側、後半が女性側とわかりやすい。 5時間くらいでイッキ読みしました。 | ||||
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第一章は何度も読むのを諦めかけました。 ラストはとても美しかった。 | ||||
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人生に大事なものはなにか? それを「婚活」を媒体にして伝えてるような。 気づかせてくれるような本です。 300ページくらいからは止まりませんでした。 1.色んな人の心理が入り交じって交差する 2.あー、いるこんな人 3.なんでそんな思考になるんだ? 4.どうかハッピーエンドに 5.なるほど。 そんな気持ちになって読んでしまいました。 | ||||
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帯通り、これまで読んだ本の中で一番胸に刺さりました。優れた作品が多い作者の中でも最高傑作かもしれない。 ただ後半の設定に東日本震災が出てきたのは、ちょっとあたり気味。ただ物語の必然性から違和感も無いし、素晴らしいのだが違う設定だったら、という思いがあります。 震災はもちろん、日本人が誰でも感ずる傷痕だが、そこに結びつけようとする作家が多すぎるような気がする。そんなに軽く取り上げて良 いものだとは思えない。この作品がそうだとは思わないのですが、一瞬「またか…」と揺らいでしまった。でも決して安易ではない素晴らしさだったので誤解がありませんように。 | ||||
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結婚しても幸せ、しなくても幸せ。 結婚してるから、出産したから偉いとか、世間体が・・・とか、しょうもな。 他人に点数付けて、あんたは何様? 百点じゃなければ、意味がないとか、最初が満点なら、あとは下がるだけじゃん! それで良くて。 自分探しの旅っすか? インドじゃなく、国内。 ボランティアすれば、自己チューな言動に、中二病こじらせ逃げ出した事実が、なかったことになるとでも、お思いですか? ただただ迷惑かけるのが、善良なの? 私は、特別で、なんでもかんでも親が決めたから、いい子だから、・・・選択することを、決断することを怖がっただけでは? さぞかし、いい女なんでしょうね! 相手の男は、グダグダで、私には釣り合わないと。 病んでるね。 あなたが完璧なる人間ではないように、親も、婚活で知り合う男も、みんながそうなんですけど。 呪縛に囚われてない? 私に、相応しい男がいないとか、何様なん? よう、再びプロポーズされましたな。 詐術をもちい、男の気を惹き、ことが露見したら、相手の男が悪いとか悪態ばっかりなのに。 相手に求めるばかりではなく、あなたは相手に、何ができるの? | ||||
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本を読んでいるのに映画を見ている様な感覚でした。それほど解像度が高い小説でした。 主人公と自分のいい子ちゃんの部分が重なり、心がえぐられましたが、その事に気が付かせてくれた事に感謝です。 他の作品も読みたいです。 | ||||
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前半はミステリーチックで面白い。後半はネタバレからの予定調和。 | ||||
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まずストーリーがつまらないです。物語の半分あたりから読むのが苦痛になる程物語に意外性が無く 答え合わせ的な感覚でしか読めなくなる。 本当に時間の無駄でした。 | ||||
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架(かける)の彼女真実はインスタグラムをしていた。きっと本小説には詳細な描写はないが、他の煌びやかな幸せな投稿をしている人に憧れて、自分もそうなりたいと始めたのだろう。 自分の価値を高めるにおいて、情報化社会は相対的な自分の位置付けもわかるが、自分より上の人たちもごまんと見つかる。それは自分にもっと上を目指すよう向上する力もくれるが、険しい遥か高みが先に見えてしまい疲弊だけが強くなる場合もある。 情報を遮断すれば、小さな狭い世界でひたすら小さな一歩でコツコツ突き進み、気付いてたら山の高みのある程度のところまで辿り着いたなんてこともある。大きな高い目標より、小さな積み重ねの方が負担が軽い場合もあるのだ。しかし、見えている小さな範囲で安心して怠けてしまうと井の蛙のように小さい範囲で埋もれてしまう場合もあるだろう。 情報化社会は、全てでではないがある程度俯瞰した世界を見せてくれる。それは幸福か不幸なのか。 情報化が避けられない中、婚活アプリまでやる人は、ある程度の世の中の酸い甘いを自分が実際に経験した以上に見聞きしてしまっている。既に情報収集済みの状態であろう。膨大なマッチング候補が既に存在し理想を求めたらキリがない。昔のように狭い世間でお見合いをするような世界とは広さが違いすぎる。そのため、個人で自分が求める幸せの平均が上がり、事前に不利益と考えられる条件、起こりうる未来を避けようとする。それが、せっかくの出会いが自分にとって基準未満に感じる(傲慢)ようになってしまっているのだろう。 その中で、さらに打算的に割り切れない馬鹿正直な人たち(善良)が損をするような仕組みで社会は支配されている。 それらは、今の婚活事情の、それぞれの人の価値基準の水準の高さ、結婚率の低さに反映されているのかもしれない。 現代社会における男女関係の赤裸々な価値観とそのしがらみを踏み込んで書き綴られている著作。 | ||||
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評判が非常に良くベストセラーとのことで手に取りました。 読み終わって読後感の悪さが残りました。 なんと言ってもヒロインに全く魅力が無い。 これだけ口コミが良いということはヒロインに共感する人が多いのでしょうか? 正直ぞっとしました。 架の女友達や真実の姉寄りな自分には何とも腑に落ちない結末でした。 | ||||
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面白く感じられると思います。 私は婚活したことかありませんでしたが、結婚のときにかなり悩んだので、思い当たる部分がありました。 真実にはイライラさせられる反面、架の女友達にアレコレ言われるのを見て、養護する気持ちになったり。 真実のすべてに共感できなくても、一部でも共感できる部分はあるはず。 私自身は、傍から見たら泉みたいな立場なのかな、と思いつつ、誰かを無神経な発言で傷つけたことがあるかもしれない。と思ったり、でも内面的には真実に共感できる部分もあり。 架の女友達は大嫌い。それは真実と同じ。どの立場で、口出してるの?と。自分たちは自分たちで幸せになっているのに、他人が幸せになるのは許せないのかと。相対的剥奪感ってやつ?こういう人がスクールカースト上位でいじめしたりするよね。と思ったり。 真実がやらかしたことは地雷女的な行動だったかなと思うし、嘘吐いたのは怖いな、とも思う。 けど、架は真実が消えた期間に、真実の人生、価値観、それから自分の内面、喪失感、そういった色んなものに向き合って、ラストの行動を決めたんだと思う。 人間そんなに簡単に変わるか?という疑問もあるけど、私の友達でも30年以上親元にいて、親の言うことを聞いていた子が(兄にお前は実家から出られないと言われていたらしい)、単身ハワイに留学して、その後別天地でイキイキと暮らしている、というケースもある。 本人が本気で変わろうと思えば変われるということなのではないかと思う。真実の場合は、嘘がバレた衝撃で、変わろうと思ったんだと私は思った。 辻村さんの本は初めてでしたが、読みやすく、他の本にも興味を持ちました。 | ||||
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ベストセラーにある、また、本屋大賞を受賞したことがあるという理由でこの本を購入してみましたが、読了してみて、とても考えさせられました。主人公に共感する部分が多く、自己評価が低いのに自己愛が強いというワードにものすごく納得し、自分自身のことを言われてるみたいでした。ぜひ手に取って読んでみてください。 | ||||
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プライドと偏見に対しての題名だとは思いますが、登場人物たちの「傲慢」さに比べ真に「善良」と言える人はいなかった印象。 個人的には「あ〜はいはい。あるよね〜。」と言った内容で、ラストは綺麗にまとめ過ぎてて本当にいいの?って気もしましたが、若い人や婚活に上手くいっていない人に刺さるのかも。 母陽子を見ていると林真理子の「下流の宴」を思い出す。 | ||||
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ストーリー自体はどんどん読み進めたく魅力はあったのですが、最後がなあ。うーん、なんか納得いかないのは、自分が若くないからかなあ。本当に傲慢なのは誰だろうなあとつぶやいてしまった。 | ||||
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主人公が、過去のあらゆるしがらみや弱い自分との決別を決心した時に選んだ新天地が「被災地でのボランティア」は、あまりに薄っぺらいシナリオ過ぎませんか。 この育ち方をした主人公が、ようやくみつけた幸せがこぼれ落ちそうになった時「そうだ、私も被災地でボランティアを…」てなるか?登場人物の描かれ方、心情の描写が稚拙すぎて、退屈でした。なぜベストセラー? | ||||
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