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傲慢と善良
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傲慢と善良の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全829件 461~480 24/42ページ
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| 人は誰しも、自分の中にある傲慢さと善良さのバランスを取りながら生活してるのかもしれないですね。読みながら、あの時の自分はどうだったかな…と振り返るきっかけにもなりました。 最後の終わり方も好きです。 よかった。 | ||||
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| またこのパターンか、と序盤から不安に思ってはいたものの、訝しんだ気持ちを覆されることのないまま読了。 本作もそうなのだが、婚活や無意識下での他者への価値付けといったものをはじめ、現代的な問題を扱う小説は大量に世に出ているが、多くがそれら諸問題を整理して冗長に羅列するだけの「解説書」になってしまいってる。 そして、普段から自分の経験や見聞きする出来事を一定レベル以上で言語化して整理・理解しているタイプの人間にとって、その解説書を延々と読まされることは「当たり前に理解していることを仰々しく説明される」という苦痛以外の何ものでもない。 一方、物事を何となくの感覚として放置していて、誰かに簡略な言語化をしてもらわなければ考えられない、考えたくない、というタイプの人間にとっては「素晴らしい言語化」「刺さった」という評価になるのだろう。 小説に解説書としての要素を入れ込んでしまうと、余程の筆力がない限りどうしても登場人物の思考や動きは極端で不自然なものになっていくし、物語も白けた展開にならざるを得ない。本作はそうした実在性の無さが違和感として大きすぎ、主人公2人への感情移入が極めて難しい。婚活という広いテーマを扱った割に局所的な設定の2人を主人公に据えたことが不味かったように思える。 唯一の救いは、ミステリー形式をとったことで、ひとまずタネ明かしまでは読もうか、と何とか頁を捲らせてくれる点だろうか。結末も「結婚は二人のものである」と、安易ではあるが自立の物語としては納得する形に収まっている。 やはり、小説は物語や登場人物の思考や関わりを通して、新しい視点や作者の思想を読者に届けていくものであって欲しい。言葉だけで世界や人の心を紡ぐのが小説なのだから、解説書のような無粋なことをする必要はない。 皮肉も込めて「人によって評価の変わる作品」だとしておきます。 | ||||
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| 主人公の男性があまり共感できませんでした。 | ||||
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| 真実の言動(主にストーカー云々から)に共感出来るか、同情できるか、好きになれるかで分かれる作品と思いました。生い立ち含めこういう人間になってしまった経緯等、理解出来る箇所は確かにあります。ただ、私は後半のストーカーの話以降、もっと言うと架の女友達が暴露して以降、真実に吐き気がする程の嫌悪感を抱いたので、読んでいてキツかったです。真実編に入りどうなるかと思っていましたが、この嫌悪感が無くなったり共感出来たり好意的な感情に転じる事も無かったです。大嘘吐いて周りを振り回し、バレたら逃げてまた迷惑かけて…。自分本位過ぎて、周りが大変過ぎてもう…。架はこんなクズ女で本当に良いのか?婚活で疲れ切ってしまい麻痺しているのか?私は女性ですが、何一つ共感も同情も出来ず終わってしまいました。最後別れてくれたらどんなにスッキリしたか…。 ですがこの作家さんはクセの無い文章で読みやすかったので、そこはとても好印象です。購入したものの3年程放置してしまっている鏡の孤城を、このままの勢いで読もうと思わせてくれたので感謝しています。こちらの作品は私には合いませんでしたが、次に期待したいです。 | ||||
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| タイトルと内容が関係深い本とそうでない本がありますが、この本のタイトルは、本を読み進める中で何回もリフレインされて酒悦でした。婚活を題材にした内容も珍しくて面白かったです。 | ||||
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| とにかく全編に渡り、ありがちで当たり前な事がいちいち仰々しく書いてある。 加えて展開が遅く、同じ場面のままグダグダ会話&心理描写がシツコイ。 ミステリー仕立てなら、もうちょっとテンポ考えないと。 明らかに若い世代向けで、人生の機微が分かっている大人の鑑賞には、耐えられないクオリティと言わざるを得ない。 | ||||
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| 主人公達とは同世代ですが、いくらなんでもあまりに精神的に未熟で幼稚すぎるのが違和感があった。 | ||||
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| 読み始めたんですが、序盤はサスペンス調で始まり、本番は二章から、という感じの飽きさせない作りで面白かったです。 | ||||
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| 辻村深月作品は最後にどんでん返しがあり大好きです。ただ、Amazonからハードカバーなのに袋に入れて到着し、角が潰れてました。 | ||||
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| その後がひどい。 女性主人公が逃げた先が、石巻。 あらゆる手がほしい場所かもしれないけど、ただ物語の要素として使われている感じがして、そこからラストまでは陳腐すぎてうんざりした。 被災地に行って、ボランティアをして、女性の自信回復ってそんなものでいいのかな?ということが1番引っかかる。 それでも最後まで読ませる力はすごいと思う。 | ||||
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| 結婚を前に失踪した女性の心理と, その女性を探す婚約者である男性の心情を綴った作品. 前半の男性の心情は,十分に理解できる. しかし,後半での彼の言動は理解しかねた. 作中にある重大な決断をするにしても, もっと彼女と向き合う必要があったのではないか? 彼女に関しては,終始,違和感を覚えずにいられなかった. 30歳を過ぎて,思考や行動が幼すぎる. 自分が犯した罪(周囲への心配)を無視して, 見せかけの幸せを掴んでも長続きはしないであろうと思った. | ||||
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| 状態もよくおもしろかった。 | ||||
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| 単純な恋愛小説ではなく、展開含めすごく面白かった。「子離れ」「親離れ」「劣等感」「自立」「自律」「結婚」「逃避」「再会」・・・。辻村深月という作家はすごいと思った。誰しも「傲慢」「善良」な一面を持っていると思う。読んでいて昔を思い出した。終盤に馴染みのある「石巻」という地名が出てきた時は、ハッとした。真の復興を願う。 | ||||
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| アマゾネス シッテイル シアワセハ モラウモノジャナイ マシテ ケッコンデ ヤクソクサレル モノデモナイ シアワセ ジブンデ ツクルモノ マミハ ソレニ キガツイタノカ? アマゾネス ワカラナイ | ||||
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| あまり小説は読まないが、 様々な視点での考え方、信念があり、 その人の視野、環境で染まっていく事がよく分かる一冊だと思った。 自分も良い悪いどちらも当てはまる事があり、 自分も変わらなければとか、もっと考えていく方が後悔しないとか色々考えさせられるとても為になる内容だった。 | ||||
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| 心理描写が繊細で過去の自分と重ねながら一気に読みました。恋愛に関してはこんなに拗らせる?なんて思いましたが、真実ちゃんの考え方は自分の心を表しているようでした。 「自己評価が低いくせに自己愛は半端ない」という言葉は刺さります。 人生山あり谷ありだなぁと思わせてくれる素敵な純愛小説ですね。 | ||||
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| ストーカーに追われて必死の状態で婚約者のもと へ逃げ込む坂庭真実(まみ)という女性。冒頭から緊迫した書き出し。辻村さんらしい“つかみ” に吸い寄せられるように一気に読んだ。 物語は婚約者、西澤架(かける)が、行方不明になった彼女を探す 第1部と、坂庭真実という婚約者が、心情を告白する第2部からなる。 「傲慢と善良 」という言葉に当てはまるのは登場人物の中の誰なんだろうと、読み始めは推察していたが、しだいにそのタイトルの意味が分かりかけてきた時、「傲慢と善良」は、私の中にも、多くの人々の中にも存在していて、対人関係の中で初対面の時からピンとくるものがあったり、 相性良く続いていく関係は、この傲慢と善良の濃度によるものが多いと気づかされる。 登場人物 一人一人の言動や感情が、多少なりとも自分にも思い当たる節があると共感させてしまう作者の緻密な解析と分析力にはいつもながら圧倒される。 特に真実と母親の関係や、架(カケル)の女友達の、同性に対する辛辣な非難は、同じ女としてうなずく部分も多い。女流作家でないと書けない作品だと思う。 やっぱり 辻村深月という作家は面白い。 ところで、女性の読者の方々はここに登場する坂庭真実という人を友達にできますか? 読者としては共感を覚える部分も沢山あるけれど、友人にするとなると、私はちょっと苦手です。それは女としての嫉妬なのかもしれない。でも男性はこういう女性を可愛いと思うんでしょうね‥。そんなことにも気づかせてくれる読み応えのある作品です。 | ||||
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| 親からの自立と恋愛と婚活の解像度が高く、重厚な心理描写が読み応えがある。 一つ気になったのは、都会と地方のムラ社会の対比描写が極端かな(地方も地方都市とガチの田舎で文化が全然違うので)。 | ||||
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| とても綺麗な状態でした 大満足です | ||||
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| 前半1/3位まではうーん中々進展しないなぁ、と怠さのようなものを感じていましたが、後半からの鮮やかな描写に引き込まれました。 ここからはネタバレになります。 架の女友達2人から「ストーカー」についての告白が行われるところでは、女子が集まった時ならではの怖さや凄みがリアルに描かれていて彼女たちが「傲慢」のように映るのですが、そのすぐ後の章で真実のサイドの話になると、むしろ架に忠告してあげるお節介だけども「善良」な人達に感じてしまう。 同じ人達でさえコロコロと傲慢と善良が入れ替わって行き、人の「見たい側面」だけを見て判断してしまうことの怖さを感じた。本編を読み終わった後の朝井リョウ氏による解説も素晴らしく、他の作品も読みたくなった。 | ||||
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