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傲慢と善良
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傲慢と善良の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全742件 461~480 24/38ページ
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シンプルに面白かった。 現代の婚活事情というか、結婚出来ない人や親の余計なお世話とか、そんなところが非常にリアルに描かれてると思った。ちょっと極端な気もしたけど、そこはエンターテイメントだと割り切れば、分かる分かると言いたくなる面白さがありました。 読後感が良かったけど、欲を言えば後日談をもう少し書いて欲しかったかなー? | ||||
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絶賛婚活中のわたしにとって「ピンとこない」のくだりは、自分にも思い当たる節がありすぎて「俺はたしかに自分を謙虚に見せながら高く見積もってんだな」って感じました。 でも、この小説の面白いところは、そういった傲慢さや、逆に謙虚にへりくだりすぎて生きる善良さは、社会からの影響であり、それを誰も逃れることなどてきていないという視点でした。実に鋭く、ここまで噛み砕いたなと思います。 そして、彼らを取り囲む周囲の人間は、現代社会における「結婚できない人への差別(本人たちは全くそう思ってない)」だったりするわけです。婚活中の俺からしたら、ここは共感しかない。本当に毎日のように「放っといてくれ!」って感じることばかりで。でも、これがみんなの喰い物になって、銭を稼いでるやつ、暇をつぶしてるやつ、優越感にひたってるやつがいる。 好きってなに?って感じですが、もっと相手の良いところを見て婚活しようと思いました。 婚活中の同志たちよ! 外からの圧に負けないぞー! | ||||
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真実と母親の関係を掘り下げるところが、読んでいてつらかったですがおもしろかったです。結婚相談所の小野里さんのコトバが刺さりました。 いろいろな登場人物がでてきますが、自分と考え方が似ている人にやはり惹かれてしまいますね(私は真実の姉) | ||||
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(ネタバレあります) 誰もが心の奥にもつ傲慢さと善良さをつまびらかに描く作品かと思い、人物描写や心理描写に期待して読み始めたが、描かれる内容がとても薄っぺらい。 また、行方不明になった恋人を切実な思いで探しに行ったはずの主人公が、行く先々で人探しをそっちのけにして「婚活とは」「親子とは」を長々長々と人と論じ合うのに違和感を覚えた。 長編を読むのは嫌いではないが、本作品に関しては、同じようなことを何度も言わずにさっさと話を進めてくれないかと思った。 後半、語り手が変わり視点を違えてからは少し面白くなった。 | ||||
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僕自身はこの本に出てくる金居のような人間なので、架とも真実とも全く違う人間なんだけど、ストーリー自体はとてもおもしろくて、最後は感動しました。検索してみると作者の辻村深月さんも幼なじみとの結婚のようですから、この物語の登場人物とはまったく違う人生を生きてきたはずなのに、こんなに自分とは違う人物の内面を克明に描写できて、しかも該当する読者の共感を得られるというのは、本当にすごい力ですよね。 | ||||
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私はこの本を読んだが、友達から勧められた際の前評判とは異なり全く共感できなかった。その友達というのは一人ではなく、何人もからだったのにも関わらず。 ではどうして共感できなかったのか。 それは私が自己肯定感が非常に高く、その一方で他人からの評価を気にしない人物だからであろう。つまり逆説的に言えば、そうでない人物にとって、この物語が自己を客観視するタイミングを多く与えてくれるに違いない。そしてそのような客観的視点は自分を肯定するとはどういうことで、他人からの評価とは一体何者か、を「傲慢と善良」というタイトルになぞらえて明確にさせてくれるだろう。 だが、もう一度指摘せざるを得ないが、自己肯定感が高く、他人を気にしない者にとっては、このストーリーが提示する価値観は、気に留める必要性を感じないものであったり、もうとっくの昔に受け入れ、開き直ったことであると思う。 | ||||
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高評価をつけているのはこのトピックに共感できる女性なのだろうか。とにかく心情描写や心理描写(どの人物のそれも女性目線に感じる)を全部書いてしまってて、内容もサスペンスでもないだけにとにかくダレる。後半はキツくて速読したけど、小説じゃなくてドキュメンタリーのよう。 | ||||
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長い婚活を経て、漸く巡り合えた女性が、結婚式まで8カ月という時になって、忽然と、何も告げずに消えてしまったら、あなたならどうしますか? 『傲慢と善良』(辻村深月著、朝日文庫)は、このような緊迫したシチュエーションから始まります。 主人公の西澤架(かける、39歳)は、坂庭真実(まみ、35歳)が姿を消す2カ月前にストーカーに脅えていたことから、この失踪にはそのストーカーが絡んでいるに違いないと睨み、警察に真実の捜索を依頼するが、警察は事件性なしと判断して動いてくれません。 ストーカーは何者なのか、真実はどこにいるのか――架は自ら真実を探し出そうと、真実の両親や姉、真実が登録していた結婚相談所の経営者、見合い相手の男性、同級生、勤め先の同僚たちを訪ね回ります。「真実と出会う前の架に自分の物語や過去があったように、架と出会う前の真実にも、同じく彼女の物語と過去があったはずだった、その過去を、甘く見ていた。だから純粋に知りたかった。(出身地の)群馬にいた頃、彼女に何があったのかを」。 自分も架と一緒になって真実を探している気分になってしまい、最終ページまで、一気に読み通してしまいました。そして、思いもかけない事実が明らかになった時の衝撃! タイトルの『傲慢と善良』は、ジェイン・オースティンの『高慢と偏見』へのオマージュでしょう。結婚相談所を経営する小野里夫人が架に「『高慢と偏見』という小説を知っていますか」と問いかけます。「『名前だけは。ただすいません、読んだことはないです』。・・・『当時は恋愛するのにも身分が大きく関係していました。身分の高い男性がプライドを捨てられなかったり、けれど、女性の側にも相手への偏見があったり。それぞれの中にある高慢と偏見のせいで、恋愛や結婚がなかなかうまくいかない。英語だと、高慢は、つまりプライドということになりますね』。『はい』。『対して、現代の結婚がうまくいかない理由は、<傲慢さと善良さ>にあるような気がするんです』。小野里が言った。さらりとした口調だったが、架の耳に、妙に残るフレーズだった。『現代の日本は、目に見える身分差別はもうないですけれど、一人一人が自分の価値観に重きを置きすぎていて、皆さん傲慢です。その一方で、善良に生きている人ほど、親の言いつけを守り、誰かに決めてもらうことが多すぎて、<自分がない>ということになってしまう。傲慢さと善良さが、矛盾なく同じ人の中に存在してしまう、不思議な時代なのだと思います』」。 婚活について、結婚について、夫婦について、そして、家族について、深く考えさせられる作品です。 | ||||
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はじめの方は面白く読んでいましたが、先に進むにつれてがっかり度が増してきました。 自己愛の強い著者ご自身の願望が書かれている様に感じてしまいました。ツナグの作品が本当に大好きなだけに、結末についてはとても残念に思いました。 | ||||
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辻村さんの作品初めて手に取りました 全体的にちょっとわかりづらかったけどテンポはよく見れました 人間の表と裏みたいな部分がかきたかったのかな。 いろんな感情や場面いりまじってごちゃになる。。。主人公真美と婚約者西澤のことばのやりとりにどきどきしました。真美の過去や西澤元恋人までさかのぼって話が変化するのが面白かった | ||||
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この著者の作品は、以前「ツナグ」と「かがみの孤城」を読み、とても面白い作品を書く方だと思っていました。「傲慢と善良」については、非常に面白かったという感想が多かったので、読んでみました。 この方の作品、心理描写がとても緻密で、すごく面白いんですが、この作品でもやはり婚活を通しての心理描写にぐいぐい引き込まれていきました。 婚活中の二人の心理は、わかるわかる~といところもありましたが、私自身は「結婚は縁だ」「直感だ!」というタイプなので、ここまで突き詰めてえがかれていると、へ~、こんな風に考える人いるの~と驚きと恐ろしさを感じました。 でも、とにかくひきこまれます!面白かった! | ||||
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なんとなく手に取って最初の3p位を読み、久しぶりに小説でも読んでみようかなぁと読み進めていったら面白いくて一気読み。 止まらなかった…小説ってこんなに面白かったっけ⁇ なんとなくでイメージしていた内容とは全然違う展開になっていき、男女が結婚までするのってこんなに大変なんだ!と自分も結婚していながら感じた…最後まで飽きる事なく読ませてくれてありがとうございます。 | ||||
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冒頭は良かったのですか、その後はこの本を読むことが苦痛でしかありませんでした。 最後まで読みましたが全く刺さらず、楽しく読書できない本に久しぶりに出会いました。 評価が良かっただけに期待しすぎだんだと思う。 勝手に期待した分残念でした。 | ||||
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夢中で読み終わってしまうほど、ストーリーが好きでした! | ||||
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ずっとタイトルが気になっていました。 若い頃の自覚のない傲慢さに赤面しながらも、善良な仮面の下の無知や狭量さにいまだに冷静を失う自分に少しだけ優しさを注入してくれました。 私にもヒロインのように立ち止まるターニングポイントは何度かあったはずなのに。もっと早くこの小説に出会いたかったです。 | ||||
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読みやすく面白かったです。 ただ、主人公の架(男性)の描写には違和感があります。私だ男性だからかもしれませんが、男性ならこういうふうには考えないよな・・・という所が所々にあったし、女性からみえる男性心理というのは、こいう感じなのかな・・・と少し冷静になってしまう自分がいました。 | ||||
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自分は、リアルに婚活中でもあり、主人公たちの気持ちがとてもわかりました。 結婚相談所に登録して、婚活していたときのもやもやしてた気持ち…結婚に向いていないのでは?と思い、2ヶ月で辞めた結婚相談所笑 つらくてつらくて、なんでこんなに自分は人を好きになれないのか?まさに、主人公のたちの、気持ちがわかりました。 作品の中である、結婚相談所の女性が話していた会話は今の自分の悩みやもやもやを言語化されており…ああ!なるほどと、気づかされた作品でしたー! 本当に、また一つ勉強させられた作品でした! ありがとうございます! | ||||
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真実に共感しました。親には真面目・素直と言われるが、実際は愚鈍な神経質でそれを隠そうとするも周囲に見透かされている様が自分を見ているようで苦しかったです。私も誰かと愛し合いたいので、自分の狡さを隠さないようにしたいです。 | ||||
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最近の売れてる本はよく分からん かがみの孤城のときも思ったが なんでこんな人気なんだろ ストーリーはよかったですが 描写がくどい 前半は読むのが苦痛でした お見合いで相手を好きになるかなんて 個人差あるのになんでもかんでも私が悪い 愛せないのは私が悪いからってそんなアホな どうも私はこの作者の本を愛せないようです 悪いのはどちらでもありません | ||||
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とても読みやすく面白かったです。婚活が長期化している人は是非読んでみてください。 ☆1つ減らしたのは、設定に少しムリがある点が散見されたからです。 ・主人公の男は30後半といえど、遊び慣れた都会の男なら、婚活アプリで必死になって探さなくてももう少し出会いあるのでは。 ・主人公の男の女友達は、40前にもなってやっている行為が中学生女子レベルの意地悪さで、一般常識を持ち合わせたまともな大人の女性はあんなことしない。 その他、主人公の女は傷心旅としてボランティアを選ぶのが少しチープだと思った。ただ結婚相談所の経営者の「結婚相談所は最後に選ぶところではない、最初に選ぶところ。」という言葉は良かったです。そこに気づかず婚活を長引かせている女友達を私の周りにもいますので。。 | ||||
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