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傲慢と善良
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傲慢と善良の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全742件 501~520 26/38ページ
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とにかく結婚に対する考え方、更にそのパートナーに無意識的に人間が求めているものなんかが具体的に分からせられるすごい本だなと思った。 | ||||
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この本の書評も文庫の帯すら読むことなく本書を読み始めた私にとって、冒頭一人の女性が ストーカーらしきものに追われて恋人に助けを求め、やがてその女性が失踪する展開は、これは きっとミステリー小説なんだと思わせるものだった。だが、私なりの結論から言ってこれは、「大恋愛 小説」である。世間でいういわゆる婚期からやや遅れた二人、架39歳と真実35歳。架は、見た目 もかっこよく、性格もいいし、仕事も順調だ。この年まで自分で結婚相手を選んで遅くなったと いう傲慢さがある。一方、真実は人生の決定権を親たちに握られて、ある意味人任せの人生。 善良ないい子だが、それでも親が選んだ結婚相手を二人拒絶した過去を持つ。これらのうちの一人が ストーカーかも知れないという想像で物語の前半が進む。解説の朝井リョウが、「極限まで解像度を 高めて描写」という巧い言い方をしているが、結婚を前にして、男女が何を考え、あるいは考えるべき かということを実に細かくかつ深く描いた作品なのだ。私のような結婚前という時代が遠い忘却の 彼方に行ってしまったものには、些か「考えすぎじゃないのか」と思うことも、どんどん描かれて 行く。この作品は最近のベストセラーらしい。やはり結婚をひかえたり、婚活中の男女が読まれている のだろうか。女性にここまで考え込まれると男性はややしんどいのではないかと思うのは、やはり 私のような年寄りだけだろうか。 | ||||
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ストーリーの展開が見事です。結婚という一つのテーマで、ここまで複雑な心理描写ができる作者の才能に驚きます。ベストセラーというのも納得します。 | ||||
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私自身の話かと思った。傲慢な若い頃、売れ残り。苦々しい記憶が呼び覚まされてページを捲る指がなかなか進まなかった。 架が執念深い人でよかった。そしてそこで知った現実を経てもなおの愛。 | ||||
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男女が結婚相手を選ぶ際の心理描写がリアルに描かれています。 学生時代に出会った人や元々付き合っていた人と適齢期に結婚しておけばいいのに、 婚期を逃して決断しないでいるととどんなことになるのか、私の周りにいる人々を描いているようでリアルです。 毒親と「いい子」の共依存関係の描写も「あ~、こういう親子いそう…」という感じで読めます。 私には、男性主人公パートは面白かったですが、女性主人公パートはいまいちでした。 おそらく私が、この物語に出てくる「男性主人公と親しい女友達」や「女性主人公の姉」のように、我が強く、毒親がいたら反抗するタイプの人間であるためでしょう。 読んでいてわからなかったのは、なぜとんでもない理由で女性主人公が失踪したのに、男性主人公があえて最後の選択を「そうした」のかです。男性主人公が最後の選択をした「理由」の心理描写がほしかったです。私なら女性主人公が地雷女すぎて男性主人公の最後の選択はしないです笑 婚活や毒親界隈のトピックで物語を楽しみたい人に読んでみることをお勧めします。 | ||||
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女のぐだぐだした会話が嫌だなーって最初は思ったけど、真ん中過ぎたあたりから話に引き込まれました。この作家のファンになりました。 | ||||
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善良さは果たして「誰のため」なのか。 親や恋人の悲しい顔を見たくない、がっかりさせたくない。そんな思いで周りの期待に応える所謂いい子ちゃんが「善良」であるなら、本人が気付かぬうちにじわりじわりと「自分」が見えなくなっていく。 | ||||
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そんなに魅力がないように描かれている彼女に、主人公はどうしてそれほど執着するのか?わからなかったです。 | ||||
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タイトルは少し、言い過ぎかもしれませんが、、笑 近年の婚活(マッチングアプリや結婚相談所など)での悩みやあるあるが、よく描かれていました。 心情表現が細かく、男女の考え方の違いを表すことも上手い。 とても面白くて、さらっと読めました。 恋愛中、婚活中の方には、ぜひ読んでいただきたいです。 | ||||
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感動的! ただ、共感はできない! | ||||
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流行りの作家さんだけに楽しく読ませて頂きました。 | ||||
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この本を読んで自分を振り返り、色々なことを考える人が多いからこそ、評価を得ている作品と思う。考えた結果、全く刺さらないという人も当然いると思っている。 自分で決断することの大切さみたいのは感じる。傲慢と善良というタイトルにあるように、傲慢さと善良さについては考えさせられる。 婚活をしたことある人や年代には特に考えさせられることは多い。 自分の値段などの話しも共感する。ただ自分を低く見積もって相手に感謝する感じの人が登場人物で出てきたが、自分を低く見積もることも行き過ぎると、またそれも傲慢なんだろうなと思う。 私も傲慢なところがあったと感じた | ||||
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本来結婚はスタートであるはずが、結婚する時点で親の思惑が叶っていることが求められる就職活動に近いものを感じました。今でいう毒親と言われる親の考えや振る舞いは数多く出てきたように思いますが、もしかしたら地域的には平均的な親の考え方であり、読んでいて背筋が凍る思いでした。 また、親の思想も影響しているのか、あまりの自己愛が故に交際経験がなく、結果的に挫折を味わう経験もない皮肉な人生に無論婚活はかなり厳しいことを客観的に見せつけられました。 自分の選択・決断をしていくことでしか得られないしなやかな強さは、きっと傲慢さやわるい善良さを取り除くのではないでしょうか。 | ||||
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ひさしぶりに時間が少しできて読んでみました、読んですぐに物語に引き込まれて、ぞくぞくするような感覚を味わったり、自分の日常を考え直すきっかけになったりととても面白い作品でした! 漫画や映画のように面白くてどんどん読んでしまう作品です | ||||
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とにかく話がクドイ。最後まで読んだが女性主観の物語。主人公の真実に何一つ魅力を感じない(強いて言うなら顔だけ?)。 ここからネタバレ 主人公架が婚約者が失踪して何か手掛かりにないかを色んな人に聞いて回るが、その際にどうでもいい話にとにかく物凄く食いつく。例えば結婚相談所は最後の手段ではなく最初手段というような説明を長々と説明したりする。婚約者が居なくなって焦って探してるのにそんなどうでもいい話を長々聞いてるとか、本当にリアリティに欠ける。 | ||||
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婚活の描写がホラー小説のようで大変楽しめていたのですが、 オチがダサすぎて一気に落胆してしまいました、、、、、 | ||||
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結婚、お見合い、恋愛だけでなく、友人や知人、家族ですら値ぶみする。その物差ししか持たない。という人々のオンパレード、次々と、これでもかというほど出てきます。そういう値ぶみが、傲慢ということ。でもその物差しを、自分には正確には当てられない。優越感(自己愛)があるくせに、人が羨ましい(劣等感)。このコンプレックスとコンプレックスが、常に張り合い、不協和音を響かせています。外見やセンス、性格、価値観、「好き」の量すら、勝ち負けで批判し合う。自分より優れたものを嫌う。劣ったものは蔑む。両方とも排除する。妬みが渦巻く。だから同類・同格しか生き残れない。狭い世界。地方も都会も。主人公も、男女共に、その殻を破ろうとするのですが、最後は出かかった殻にまた戻ってきてしまう。出ようとしただけ、ましでしょ?とまた自己愛、増強されて。確かに強くなったような?でもなぜ結婚したいのか。二人ともそれを自分に問わない。ただ焦ってる。みんなと同じにならなきゃ。遅れてる自分。うさぎかカメか。常に競争心。でもその強迫観念は、自分が自分に埋め込んでいる。 傲慢は、愛の反対語ですね。愛はここには出てきません。読む人が、自分で足しながら読まないといけない。でないと胸やけならぬ、傲慢やけします。 これはまだ始まりなんだなと思いました。この二人が、これから、どう歩いていくのか。25年後バージョンの続編が、いつの日か書かれることを期待します。 | ||||
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物語に引き込まれずほんの数ページで魅力がなくなってきた。 読まないかもしれない。 【続き】 100ページくらいから登場人物の特徴がいろいろ見えてきて最後まで読みました。 結構よかったかも。 | ||||
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(ネタバレあります注意)まず主人公2人のアラフォー設定に驚き。こんな子供じみたアラフォー、周囲にいたら引く。 そして前半は架、後半は真美目線の一人語りのような描写が延々続き、苦痛でしかなかった。 なんとか読み飛ばしながら最後までたどり着いたが、結末にあんぐり。今後どの面下げて周りの人と向き合っていくのか。少なくとも架の友人たちとは縁が切れると思うので、2人だけのお花畑で生きていくことになるのでは。 この内容で世間の評価高めなのが不思議です。自分は少数派なのか? どちらかと言えば、架の女友達の方に共感できるからかな。ちなみに婚活経験あります。 | ||||
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誰もが持っている傲慢さをこんなに的確に表現できる作家さんはいるだろうか? ミステリー要素も含めたプロットにぐいぐい引き込まれました。 娘が以前婚活していたこともあり、すごくヒロインの気持ちに共感しました。 | ||||
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